キャッツアイころがった

キャッツアイころがった

550円 (税込)

2pt

滋賀県北部の余呉湖で身元不明の死体が発見された。顔が潰された上、指が切り取られ指紋もない。唯一の手がかりは、胃の中にあった一粒の宝石――キャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者が連続して殺害され、ともに口にキャッツアイを含んでいた。三府県での合同捜査は混迷を極める。事件の鍵は殺された美大生が旅行していたインドにあると、その同級生の啓子と弘美は一路彼の地へと飛び立つ……。果たしてキャッツアイの意味と、連続殺人事件の真相を探りだせるのか。第4回サントリーミステリー大賞を受賞した著者初期の傑作。

※本作品は東京創元社、文藝春秋で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

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キャッツアイころがった のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年08月06日

    冒頭───

    滋賀県警捜査一課班長、根尾研一郎警部が余呉湖西岸の現場に着いたのは午前八時、警備の警官に目礼し、やじ馬の包囲網を抜けた。死体は引き揚げられ、湖岸の砂地に横たえられていた。白衣の検視官と数人の鑑識課員がそのまわりを囲んでいる。検視の最中らしい。
     根尾は咥えていたパイプをポケットに収め、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月15日

    推理ものの感想は、下手するとネタバレの方向に走ってしまう…先走る気持ちに待ったをかけながら本書をプレイバックしたい笑

    選んだ理由はズバリ!インドにまで舞台が及んでいて、何だか壮大そうだったから!笑
    推理小説は今まで数えるくらいしか読んでこなかったが被害者の発見からインド行きに至るまでがキュッと引き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月29日

    初期の小説です。
    今とは随分作風が違って黒川博行の若さを感じます。
    今の作風が好きな人には少しもの足りなかもです。

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    Posted by ブクログ 2017年04月07日

    さすが直木賞作家だけに、リーダビリティはかなり高かったです。会話文主体でテンポ良く繋いでるだけ、って穿った見方も出来てしまうかも知らんけど(苦笑)物語そのものは、まあ中編ってこともあってか、ちょっと喰い足りなさが残る感じ。最終的に警察は何してたんや?って思うし、どうせ学生を名探偵にするなら、いっそそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月21日

    私が完璧に読み切った本の2冊目。とてもいい推理小説。先が気になってスラスラ読めた。だいすきな本です。

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    Posted by ブクログ 2010年11月11日

    滋賀・京都・大阪で起きた殺人事件で宝石キャッツアイが被害者の胃の中や口の中から見つかり、京都での被害者大学生と同じ教室で知り合いだった女子大生二人がインドまで旅に出て真相を探る。

    3府県の警察と張り合うように女子大生が事件を調べていくのにはちょっと無理を感じるが、ミステリーとしては面白かった。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    黒川氏デビュー作です。殺人事件を追う刑事と女子大生コンビの話。双方の別の角度からの捜査が、同じゴールを目指して終結に向かう形が巧く活かされてます。読む前は黒川作品なのに女子大生が主役?と少し不安だったのですが、杞憂に終わりました。

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    Posted by ブクログ 2020年09月02日

    滋賀の余呉湖で、身元不明で顔や指が切断された下が見つかった。その死体の胃から、宝石キャッツアイが見つかった。その後インド帰りの美大学生が毒殺され、口の中にはまたキャッツアイが…。

    黒川博行らしい、関西弁バリバリの警察と一筋縄では行かない関係者の化かし合いをネックとする推理小説。しかし、警察側からは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月03日

    黒川博行の初期作品。
    『離れ折紙』が良かったので読み返したが、古き良き国内ミステリだと感じた。
    三府県にまたがる謎を、組織だってつめていく警察と、行動力だけで切り開いていく女子大生との二面から追いかける構図が面白い。
    また、軽妙な関西人の描きっぷりは、初期の頃からの魅力だと再認識した。
    3+

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    Posted by ブクログ 2015年07月26日

    著者の初期の作品です。サントリーミステリー大賞受賞作でした。以前読んだはずなのに読み返してみると、初めてのような気がします。
    琵琶湖の北にある余呉湖で死体があがる。しかも身元が分からないように、顔はほとんど原形をとどめていないようにされ、指紋も取れないように指先は切断されていた。そして解剖すると胃か...続きを読む

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