黒川博行のレビュー一覧

  • 悪逆

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    ネタバレ

    いらん情報多いなと思ったが捜査してる側から見るとこうなんだろうな
    数ある情報の中から関係あるものを選りすぐって繋ぐのが捜査って感じなのかな

    解決の取っ掛かりになった車の処分方法だけやけに荒いと思った
    ナンバープレートの偽装に絶対の自信があったから本名で車を売ったのか?

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    2025年02月16日
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―

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    疫病神シリーズを読んでみようと思って選んだ。すぐに「国境」のコンビだと気がついた。「国境」は北朝鮮が舞台でそれなりに面白かったが他のもと思っていなくて読み進めた。しかし、テンポよく、展開も面白かった。

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    2025年02月11日
  • 悪逆

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    王道の警察小説。
    著者の疫病神シリーズがとても好きだったけど、あちらと比べると玉さんとたーやんのコンビは癖がなくあっさりしてる感じがした。

    地道に捜査して行く中盤は同じことの繰り返しのようになるので(捜査ってそういうものだと思うけど)、多少飽きがきたりしたものの、後半の犯人を追い詰めていく場面はハラハラして最後まで楽しく一気に読めた。

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    2025年02月09日
  • 海の稜線

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    大阪府警捜査一課シリーズみたいなので買った一冊。

    その中のブンと総長シリーズらしい

    海難事故の話

    登場人物が多く複雑な話だった

    でも会話で話が進んでいくからスイスイ話が進みよみやすかった。

    東京と大阪でチョイチョイ揉めるのも楽しかった。

    いろいろ自分に用事がありなかなか読み進めなかったが、ちょっと読み始めたらスラスラ読めれたのは良かった。なんとか月最低1冊読めた。

    シリーズ物だけど次は黒マメコンビの話
    でも次が楽しみにな小説でした。

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    2025年01月29日
  • 悪逆

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    一度食いついたら離さないいぶし銀の刑事と、関西弁との掛け合わせ。捜査はジリジリとしか進まないのに絶妙なテンポを持っていると感じました。
    悪が悪を裁くストーリーですが、社会派というよりはクライム寄り。逃亡ルートまで細かく書き込まれていたらもっと楽しめたかなと思います。

    昼飯が毎回漢気じゃんけんなのが笑いを誘いました。

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    2025年01月22日
  • そらそうや

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    エッセイ

    Ⅰデビューまで
    博打と船と
    美大受験
    四年きりのスーパーマン生活
    大阪からの修学旅行生
    先生を辞めたくなかった

    Ⅱ作家的日常
    勝手に人生訓
    一日の始まりは麻雀から
    よめはんの口福
    ガザミの思い出
    愛車遍歴
    家の履歴書
    引っ越しビオトープ
    お裾分けのオタマジャクシ
    幸せは小鳥や金魚とともに
    手間ちがい
    ねこマキ
    セグとの日々
    文句が多くて、すんません
    持たない三点セット
    装幀について
    仕事と音楽
    胃カメラ
    震災の朝
    わがまち大阪・浪速区ー金は無くともぶらりぶらりとジャンジャン横丁
    個性派ぞろい、大阪アート

    Ⅲ麻雀・将棋・カジノ・そして運
    悪銭身につかず
    親父の将棋
    カジノギャンブ

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    2025年01月17日
  • 悪果

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    黒川作品で最も悪い?コンビが活躍するのが、この堀内・伊達シリーズだろう。本作は1作目。先日読んだ今野作品とはまた違った意味でマル暴の恐ろしさを著者ならではの関西弁で魅せる。気持ちのいいくらいに悪い奴しか出てこず、ある意味で清々しさも漂ってくる。今作では賭博の現場に居合わせたある人物をゆすりにかかったことからトラブルに巻き込まれていく。読ませる力は抜群で面白く、絡み合った相関図がラストで見事にほどけていくのはミステリー的感覚も備わっている。

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    2025年01月04日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    大阪府警の捜査一課の刑事たちを主人公に据えた短編集。
    刑事同士のコッテコテの大阪弁による漫才みたいな掛け合いが面白く、話もサクサク進むので読みやすかった。

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    2024年12月29日
  • 騙る

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    芸術や骨董、ファッションとそれにまつわる詐欺師の短編集。結局、われわれが「美」や「良さ」に見いだしているものは確固たる実際があるわけではなく感覚的なあやふやなものである。では、そのあやふやなものが詐術でもたらされたとき、その価値の実際はなんなのだろうか。派手なカタルシスはないが聞いた話としては面白いみたいな短編が多い。

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    2024年12月22日
  • そらそうや

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    黒川氏の特殊な?経歴はとても興味深かったが、
    何度も同じ内容が出てきてすっかり覚えてしまいましたw
    が・・・黒川氏の人となりをなんとなくわかった感じがしました。
    学生結婚された奥様とも仲良くされている様子がよくわかります。
    奥様の書かれる表紙の挿絵がいつも素敵でそれも黒川作品の楽しみの一つです。

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    2024年11月12日
  • 国境(下)

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    近くて遠い未知の国、北朝鮮に逃げた詐欺師を追いかけ、その不思議な国の内情がリアルに描写されていて面白かった。

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    2024年11月08日
  • そらそうや

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    黒川作品を読み始めて間もないけど、なんと今回エッセイがまとまりました。
    遡ること30年以上も昔のものも含まれていて、あとがきにも述べてあるように編集者にはたいへん感謝されております。
    内容は作家になるまでのエピソードが面白おかしく描かれていて、日常生活、奥さんとの関係性もなかなかユニーク。
    ファンでなくとも最後まで読み切れる一冊かと思います。

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    2024年10月25日
  • 雨に殺せば

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    黒川さんの初期シリーズ第2弾。1作目と同様に黒マメコンビが銀行強盗殺人事件という大規模な事件に挑む。黒川さんの初期の作品群は警察小説としての面白さとミステリ的な面白さの両面を持っている。本作でもサラッと出てきているが密室トリックなどのギミックも多く出ているのが特徴的。氏特有の軽妙な大阪弁でのやりとりや陰惨な事件の真相も同じ。この作品群は制覇したいものだ。

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    2024年09月02日
  • キャッツアイころがった

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    一気に最後まで読んでもうたけどめちゃくちゃおもろいとかめちゃくちゃスピード感があるとかゆうのでもないのにまったく疲れを感じずどんどん先に行けた感じ/もしドラマ化するなら女子大生二人が主役なんやろうけど、事件を追跡し始める動機がちょっと弱すぎるかもなあ/最後まで遊び半分やったのに出し抜いてしまったのでは警察がお気の毒。

    ■簡単なメモ

    ・余呉湖で発見された身元不明死体、京都の美大生の毒殺死体両方からキャッツアイが出てきた。
    ・美大生の村山はインド帰りだった。
    ・村山の行跡を追いインドに旅立つ河野啓子と羽田弘美。
    ・あいりん地区で作業服の男がキャッツアイ殺人。
    ・宝石密輸に話は向かっていく。

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    2024年08月23日
  • 二度のお別れ

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    銀行強盗のえーかげんな犯人像と、誘拐事件の知的な犯人像というそぐわなさ、共犯がいる?/誘拐ものには三つくらいパターンがあって、一つは身代金受け渡しのスリル&人質の生死への緊張。次に被害者と犯人が共犯ないしは同一人物の狂言誘拐で常にこの可能性は考えてます。次は人質と犯人の交流による人間ドラマ。今回はどんなでしょう? いずれにせよ誘拐ものはあまり好みではないのですが。

    ■大阪府警についての簡単な単語集(『雨に殺せば』『てとろどときしん』も含む)

    【浮貸し】金融機関の役員や従業員が職務上保管している資金を利益のために貸し出すようなこと。金融機関職員のサイドビジネスにつながり信用を失うことになるた

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    2024年08月16日
  • 雨に殺せば

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    関西弁の会話が楽しい。少しちゃうかなゆうとこもあったけど/個人的に何十年も住んでいた森之宮団地から始まったので即感情移入してしまった。それ以外にも知ってる場所が続々と。東京や京都の住人にとってはよくあることでしょうけど/現金輸送車強盗殺人事件は金融機関の歪みをさらし、犯人と思われる男が浮かび上がるが、チンケななヤツすぎる気がする…

    ■大阪府警についての簡単な単語集(『てとろどときしん』も含む)

    【浮貸し】金融機関の役員や従業員が職務上保管している資金を利益のために貸し出すようなこと。金融機関職員のサイドビジネスにつながり信用を失うことになるため違法となる…らしい。
    【岡崎】府警捜査二課第四

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    2024年08月08日
  • 悪逆

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     こいつは驚いた!ラスト4ページまで犯人が捕まらないもんだから、これでどういうラストが待っているんだろう?とハラハラしながら読み終えた。

     社会に巣食う悪党たちが次々と殺され、現金やインゴットが盗まれる事件が起こる。犯人は元刑事のエース、箱崎。箱崎は警察の動きを知り尽くしているため、その尻尾はなかなか掴ませない。

     一方、箱崎を追い詰めていくのは玉川と舘野のコンビ。黒川博行ならではのテンポよい関西弁での掛け合いが楽しく、物語を進めてくれる。

     ただ、事件が次々に起こるだけで、なんとなくただそれだけだったかなぁ。犯人や刑事に感情移入するでもなく、淡々と読み終えてしまった。

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    2024年06月30日
  • 悪果

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    【2024年132冊目】
    マル暴担当、いわゆる筋者を相手にする刑事である堀内は、相棒である伊達と共に違法賭博の内偵を進めていた。突入した結果、現場にいた人員を現行犯逮捕できた堀内は、ネタを業界紙の編集長である坂辺に流した。坂辺とは黒い付き合いが続いており、堀内はいつものようにキックバックを手に入れることができる筈だった――のだが。

    読み始めた時に既にお酒を飲んだ状態だったのが悪かったのかもですが、最初はなかなか世界観に入っていけず、ちょっと苦労しました。賭場に踏み込むらへんからようやくシンクロできた感じでした。なかなかの長編なので、合わないと結構きついのではないかと思います。

    このままマル

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    2024年06月22日
  • 悪逆

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    600ページ近くある長編刑事もの。
    犯人は、一見悪を懲らしめる元刑事ではあるが、彼もなかなかの悪。

    地元大阪を舞台に、知った地名が多く出てくるので、ふんふんと思いながらページをめくることが出来た。
    殺しのシーンは、まるで映画を見ているような感じにさせる一方、犯人を追う玉川と舘野両刑事の少し脱線した会話は、逆に和ませてくれ、そのギャップが面白い。

    上手く警察の裏をかいて逃げ延びる犯人であったが、最後は意外とあっけなく感じた。
    帯には、ラスト5ページまで結末が読めない注目のクライムサスペンスとあるが、ここまで引っ張るのなら、もう少し捻ってよね と思ってしまった。
    また、動機は何やったんやろとも

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    2024年06月03日
  • 桃源

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    いつもの安定な黒川博行。
    サクサク読めて面白いし、ストレスなく終われる。
    中身はあれだけど、会話が上手いし、キャラクター造形もベテランの技。警察官って、こんなに外食してて自費なら大変ですね。

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    2024年05月03日