黒川博行のレビュー一覧
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「ブンと総長」シリーズ。
頭は腐爛、足はミイラといふ、奇妙なバラバラ死體の謎を追ひかける。
相變らず、大阪弁によるリズミカルな會話が秀逸。
本格的な警察小説?でありながら、輕妙な味はこの作者ならでは。
2004年7月24日讀了
Posted by ブクログ -
いつもの安定な黒川博行。
サクサク読めて面白いし、ストレスなく終われる。
中身はあれだけど、会話が上手いし、キャラクター造形もベテランの技。警察官って、こんなに外食してて自費なら大変ですね。Posted by ブクログ -
この手の作品は普段読まないのですが表紙が美しくて購入しました。でも小悪人が出てくる話はあまり得意ではありません。
美術は高尚なものだけれど、お金をうむところには必ず悪党が集まってくる。そんな様子がよくわかりました。Posted by ブクログ -
大阪の北新地に内藤医院と似た開業医があり、よくビタミン剤を打って貰いに行きました。体調が悪いと言うだけでいつも同じ注射で笑えますが、先生の机のガラス敷きに大阪府警の刑事さんの名刺が10枚位挟まっていて黒川博行さんもお世話になっていたので着想したのかな。
なお、そこは保険が使えましたよ。Posted by ブクログ -
映画BAD LANDSの原作と知って読んでみた。お馴染みの黒川ワールド。勁草(けいそう)とは、風雪に耐える強い草のこと。何故この題名にしたのだろう?哀れな生き様の受け子役のイメージだろうか…。Posted by ブクログ