黒川博行のレビュー一覧

  • 桃源

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    帯から『関西弁やな』と思い、本の厚みはあるが読みやすいだろうと。
    舞台は沖縄。大掛かりなトレジャーハント 大阪府警が模合、沈船詐欺、殺人、死体遺棄を捜査していく。正統派警察捜査小説。
    食べることと映画が好きな相棒。読んでると沖縄料理を食べてみたいと思わせる(実際沖縄料理は食べたことがない私)
    刑事は忙しいのか自由すぎるのか?
    実際こんな刑事さんはいないであろう…ユーモアある二人の刑事の掛け合いが面白いのであっという間に読み終えるでしょう

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    2023年12月21日
  • 後妻業

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    みんな悪いなー。
    映画を先に見ていたので、大竹しのぶと豊川悦司の顔を思い浮かべながら読んだ。
    守屋弁護士が誠実で唯一まともな印象。

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    2023年12月07日
  • 後妻業

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    序盤はあまりのゲスっぷりにドン引きしていたが、本多が登場してから物語が一気に加速し調査を進めていくなかで小夜子や柏木の正体が判明していき点と点が線になる瞬間がミステリの種明かしをされたときのように気持ちよく、そこからは夢中で読み進めた。
    ハードボイルド要素を含むサスペンスとエンタメの中間のような小説で非常に面白いが、読んでいる途中でこの小説に類似した例の事件報道を思い出して背筋が凍った。

    また、登場人物の話す関西弁から生み出される独特の雰囲気と本多の人物造形の上手さがこの小説の面白さを底上げしているように感じた。

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    2023年12月03日
  • 疫病神

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    さすが直木賞受賞作 関西なまりにイマイチなじみが持てないのですんなりと読み出せなかったが 少し読み進めるとすぐに物語に引き込まれた 残念だったのは大阪にほぼ土地勘がないため迫力にリアリティーが伴わなかった事 それがあれば”星五つ” だったかも

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    2023年11月22日
  • 疫病神

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    普段、絶対接することのない、ヤクザの世界を垣間見れる。こんなアプローチの仕方があるのか!確かに、ここは穴だな、、、気づきが満載。

    二宮と桑原のコンビは、こうして生まれたんだね!

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    2023年11月03日
  • 煙霞

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    黒川さんの作品は、スピード感のある展開と登場人物達のユーモア溢れる会話が特徴。本作も十分楽しめました!記憶には残らないかも知れませんが、それはそれで、読書の楽しみ方の一つだと思います

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    2023年09月01日
  • 勁草

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    ネタバレ

    オレオレ詐欺の実態を描いた作品

    描写がリアリティーがあり、刑事はかっこよくはないが地道に犯人に迫っていく過程が詳細に語られており面白い

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    2023年08月23日
  • 国境(下)

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    こういうことに関わりたくないねん。嫌やねん。いつのまにか二宮になってしもうてるから、ページを開けるのは気が重い。せやけど、読み出したら止まらんようになる。でもしんどなって休憩したら、もう読みたくなくなるねん、やけど、やっぱしジャンキーのように(ってジャンキーになってもないから分からんけど)手を伸ばしてしまう。もう次の話には手を出さんとこと思うねんけど、ちょっとしたら薬切れのように(って、そんなことなったことないから知らんけど)ポチッとしてしまうねんやろな。ほんま桑原、嫌い。

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    2023年08月14日
  • 破門

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    疫病神シリーズ 第5段

    二宮(にのみや)と桑原(くわはら)、2人の掛け合いに引き込まれる
    口がよく回り憎めないキャラクターの二宮、頭がキレ計算高いが人情味のある桑原、2人の魅力が存分に発揮された作品

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    2023年08月12日
  • 勁草

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    ネタバレ

    映画化が決まったのを知り読みました。スピード感ある作品であっという間に読めました。ラストのあっさり感が正直物足りなくも感じたので、マイナス⭐︎1つ。安藤サクラと山田涼介がどんな風に演じてどんな仕上がりになっているのか楽しみ。

    映画を観たので追記
    映画は全くの別物エンターテイメントに仕上がっていた…笑

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    2024年01月24日
  • ドアの向こうに

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    1989年の書き下ろし作品であるが、この頃はバブル絶頂期であったことを思い出しながら読む。

    工事現場から発見されたバラバラ死体。
    それに続きマンションでの密室心中事件が発生。
    その2つが実は繋がっていて…という流れが。
    密室殺人の謎、、難解だったな。

    若手の文田とベテランの総田の掛け合い漫才のような大阪弁のコンビは最高に面白く、地道な捜査ながらも退屈さを感じさせない。
    それに加えて京都出身である五十嵐との会話で大阪と京都の違いをスパッと明確に表現しているのも面白くさせている。
    生活感を漂わせているのは、文田と母との事件考察のやりとりだがそれもテンポが良い。

    事件を追いながらもふっと笑いが

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    2023年06月30日
  • 勁草

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    ネタバレ

    面白かった。
    最後の行を読み終えて「え?」ってなって、あまりの驚きというかあっけなさというか情報が少なすぎて、思わずいつもは読まない解説を読んだくらい、何事かと思ったけどね。
    テーマ的には、それこそ映画原作でもなかったら読まないし、序盤もまーまー内容がしんどかったので読むのやめたいくらいだったけど、涼介のお芝居を楽しむためだけにがんばった!!www
    おかげで楽しく過ごせましたけどね。
    何より、文章が良い。テンポとか展開とか表現とか、端々でてくる身近さとかそういうの全部計算されてるんかなーって思うくらい、とにかく読んでいて面白い!お話として本当によくできていて面白かった。
    だからこそ、きっと個人

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    2023年06月26日
  • 切断

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    大阪の病院で発見された「他人の指を耳に突っ込まれ、耳が切り取られた死体」
    その死体の耳が次の殺人現場の死体がくわえており…
    続けて発見される異常な連続殺人事件。
    その犯人は?そしてその目的とは…

    最後まで読み終わった時にタイトルに納得
    そうか…そういうことか…

    関西在住の私としては舞台が大阪なのでまるで映画を観ているような…そんな感じで楽しめた~。

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    2023年05月17日
  • 破門

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    ネタバレ

    登場人物の男性陣は誰1人まともな人がいない‥
    二宮の金魚の糞ぶりに呆れてしまうし、桑原の向こう水さは命がいくつあっても足りない!
    でも二宮も桑原も結局逃げずに戦い抜く姿に仁義を感じた。

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    2023年04月06日
  • 暗闇のセレナーデ

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    思った以上に本格的ミステリーで謎解きという点でも読み応えのあるものだった。初っ端から密室の謎を持ってくるだけでなく様々な擬装トリックを惜しげもなく披露していて楽しめた。そして冴子と美和の女子大生素人探偵コンビの軽妙なやり取りが絶妙なスパイスとなり物語のエンターテイメント性を高めていると感じた。

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    2023年01月25日
  • てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書

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    表題作「てとろどときしん」含む6作の大阪府警・捜査一課事件報告書
    「てとろどときしん」は、1987年2月オール讀物に掲載 黒川さん初の短編小説だそう
    2023年、令和5年に読むと36年も前になるのか
    いまの時代と合わない、だいぶ変わっているところもあるが、悪人のやることは同じ いまも昔も、犯罪は、手口は変わるが、なくならない 金に目がくらんでの殺人、下着泥棒、男女の愛のもつれ
    一つひとつ、裏を取り、聞き込みをして、真相に迫る、刑事とは大変な仕事だと毎回思います

    最近、黒川さんの初期の作品ばかり読んでいたので新作も早く読まなくては!

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    2023年01月15日
  • 後妻業

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    「ごさいぎょう」と読む。知らなかった。遺産やらの財産目当てに老人と婚姻、あるいは内縁関係を結び、その人が死ぬのを待つ。時に、早死にするように仕向けていく。高齢化社会で、どちらかに先立たれた老夫婦が再婚するケースも増えていくだろう。気をつけなければならないのは、お金の事だ。

    この小説のお陰で、公正証書遺言や遺留分減殺請求権の存在を知った。乱暴にいうと、遺言により血縁なき自らに遺産の相続権を公的に主張するためのものと、血縁ある遺族側が本来の自分の相続分を主張するためのもの。故人が近親者ではない仲の良い人に遺産譲るわーと亡くなった後、家族がそれは困るというケース、稀にあるのだろう。

    それを利用し

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    2022年12月25日
  • 二度のお別れ

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    黒川さんのデビュー作 もとは1982年刊行 3度目の文庫化だそう 人気の程がうかがえる
    JRがまだ国鉄のころのはなし でも、国鉄やスマホがないこと以外では、古さを感じさせるものはなく、令和に読んでも、私には謎解きが分からなかった
    捜査は難航 迷宮入りの未解決事件となってしまったが、最後に驚く展開 なるほど二度のお別れか
    大金を手に入れても、最後には悲しい結末
    惜しいところまで嗅ぎつけた、黒マメさんたち
    撃たれなくてよかった

    最新刊も読みたいし、過去の他のシリーズも読破したい
    黒川さんの妻雅子さんの果実の画も素敵で、見入ってしまう

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    2023年01月19日
  • アニーの冷たい朝

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    疫病神シリーズ以外を読んでみようと、手に取った
    若い女性を狙った同じ手口の猟奇的な殺人
    デート商法で着物、宝石などローンを組ませ、女性を次々に騙す
    高校教師の由美だけは、からくりに気づいてしまった 勇気ある行動だが、怪しいと調べた内容は、明かさないほうがよかった 
    本当の黒幕は、私が思っていた人と違っていた

    犯人を追い込むシーン、現代では、携帯電話を使い張り込んですぐに捕まえられそうなものだが、当時はやっと自動車電話があるくらいの時代背景 いま読むと違和感があるが、それを除いてもスリルがありリアルに状況を思い描くことができる

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    2022年11月09日
  • 後妻業

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    本を読んでいるというよりセリフを追っかけてるみたいな。勢いが。というか行間が端折られてるのを空気を読むみたいな。
    というわけで婆さんと爺さんの壮絶なる戦いである。老いてなお盛んと言葉にすると簡単だけど、特に舟山と小夜子とかもうなかなかのもの。いやあっちが良いから昨日は2回もやったのよと言われましても。というのはまだ小夜子の歳には遠い若造には分からぬ境地なのであろう。
    親がこんなのに引っかかったら、やっぱり泣けるよなぁ。いやー、色んな意味で精神的ダメージを与える後妻業、恐るべしである。

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    2022年10月29日