黒川博行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1989年の書き下ろし作品であるが、この頃はバブル絶頂期であったことを思い出しながら読む。
工事現場から発見されたバラバラ死体。
それに続きマンションでの密室心中事件が発生。
その2つが実は繋がっていて…という流れが。
密室殺人の謎、、難解だったな。
若手の文田とベテランの総田の掛け合い漫才のような大阪弁のコンビは最高に面白く、地道な捜査ながらも退屈さを感じさせない。
それに加えて京都出身である五十嵐との会話で大阪と京都の違いをスパッと明確に表現しているのも面白くさせている。
生活感を漂わせているのは、文田と母との事件考察のやりとりだがそれもテンポが良い。
事件を追いながらもふっと笑いが -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
最後の行を読み終えて「え?」ってなって、あまりの驚きというかあっけなさというか情報が少なすぎて、思わずいつもは読まない解説を読んだくらい、何事かと思ったけどね。
テーマ的には、それこそ映画原作でもなかったら読まないし、序盤もまーまー内容がしんどかったので読むのやめたいくらいだったけど、涼介のお芝居を楽しむためだけにがんばった!!www
おかげで楽しく過ごせましたけどね。
何より、文章が良い。テンポとか展開とか表現とか、端々でてくる身近さとかそういうの全部計算されてるんかなーって思うくらい、とにかく読んでいて面白い!お話として本当によくできていて面白かった。
だからこそ、きっと個人 -
Posted by ブクログ
「ごさいぎょう」と読む。知らなかった。遺産やらの財産目当てに老人と婚姻、あるいは内縁関係を結び、その人が死ぬのを待つ。時に、早死にするように仕向けていく。高齢化社会で、どちらかに先立たれた老夫婦が再婚するケースも増えていくだろう。気をつけなければならないのは、お金の事だ。
この小説のお陰で、公正証書遺言や遺留分減殺請求権の存在を知った。乱暴にいうと、遺言により血縁なき自らに遺産の相続権を公的に主張するためのものと、血縁ある遺族側が本来の自分の相続分を主張するためのもの。故人が近親者ではない仲の良い人に遺産譲るわーと亡くなった後、家族がそれは困るというケース、稀にあるのだろう。
それを利用し