栗本薫のレビュー一覧

  • グイン・サーガ98 蜃気楼の旅人

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    あんまりにも、都合のいいことだけ覚えているグインに、けっこう笑ってしまいました。

    しかも、1番最初に出会う人間が、イシュトだとは……。
    たしかに、モンゴールは地理的にあそこにあるので、必然といえば必然なんだけど。

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    2014年02月24日
  • 六道ヶ辻 ウンター・デン・リンデンの薔薇

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    読んで30Pとしないうちに「その人、女の子に興味ありませんから! 残念!!」と、頭の中でギ○ー侍が言っていたよ。

    読んでいるうちに、「美しくもなく、若くもなく……。いきていてごめんなさい!」と思うぐらい強烈であったよ。

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    2014年02月15日
  • 六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡

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    どろどろした大正時代の事件と比べると、平成の御代におこった事件がやたらちゃっちく感じるのは気のせいか。
    というか、元お嬢様とはいえ、平成に生きる人が「おちごさん」と日常会話で使ったりするだろうか。
    あえて、古い言い回しを使ったのか。やっかみのために。

    とにかく、竜介は本当にいいキャラ。

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    2014年02月15日
  • グイン・サーガ14 復讐の女神

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    トーラスのヴラド大公のもとにも、ついにアルド・ナリス復活とクリスタルで発生した反乱の報が入る。
    ナリスの偽りの死から抜け殻のようになっていたアムネリスが復讐の女神となってトーラスを発つ。
    一方、モンゴールの密書を持ったイシュトヴァーンは、サルジナで赤い盗賊(後にイシュトヴァーンが乗っ取ることになる)に捕えられるが、そこでスカール黒太子の軍を目撃する。
    イシュトヴァーンの密書とスカールの情報をナリスが得たことで、戦況は一変する。

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    2014年02月09日
  • グイン・サーガ97 ノスフェラスへの道

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    実は、マリウスは、けっこう好きです。
    ということで、今回は、ちょっと名誉挽回の巻でした。

    ただ、あの詩は、あんまりにも解説しすぎで、ちょっとおさえた方がという気がしました。

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    2014年01月30日
  • グイン・サーガ13 クリスタルの反乱

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    ナリスに籠絡されたカースロン視点から始まり、アムブラを中心とするクリスタル学生街の反乱を描く。
    カラヴィアのラン、そしてリギアを救うようにアルカンドロス広場に現れたのは銀色に輝く甲冑を身に纏ったアルド・ナリスだった。
    カースロンはついにタイランへの謀反を決行するが……。
    ナリスが学生たちと初めてまみえ、クリスタル奪還を達成する。しかし、義勇兵を募ってもその兵力がモンゴールに及ばないのは明白。権謀術数を操る闇の王子としての本領発揮である。

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    2014年01月13日
  • グイン・サーガ外伝3 幽霊船

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    イシュトヴァーン16歳。
    公弟オリー・トレヴァンに博打で大損させたことで追われる身になったイシュトヴァーンは、出航準備を進めるカメロンの旗艦オルニウス号に逃げ込んだ。オルニウス号は、対として並び称されるオルシウス号を襲った幽霊船を探るために南方へ向けて出立する。
    幽霊船に遭遇したオルニウス号から海に投げ出されたイシュトヴァーンは、北方の海から来たヴァイキングの船に拾われる。彼らは死者を操るクラーケンを追ってはるばる来たのだという。ニギディアというヴァイキングの女性に惹かれるイシュトヴァーンは、ともにクラーケンを追って幽霊船に再び遭遇する。

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    2013年12月19日
  • グイン・サーガ12 紅の密使

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    アグラーヤにて沿海州会議が開催される。ヴァラキアのカメロン船長が本編で初登場。ロータス・トレヴァン、ボルゴ・ヴァレン、ヨオ・イロナ、アンダヌスなど沿海州のお歴々がこぞって登場し、それぞれの思惑に従って行動する。出兵を促すアグラーヤに対して、アンダヌスは反対票を集めるために裏工作を進めていた。そこにカメロンが潜入する。
    なぜかアグラーヤに潜入していたイシュトヴァーンは、モンゴールの間者ルグルスから、密書を渡される。そこに記された事実に驚愕しつつ、イシュトヴァーンはアグラーヤを逃げるようにして出ていく。
    アルゴスで兵を起こしたレムスは、王の初陣にふさわしい成果もないまま焦りを感じていた。そこに、ア

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    2013年11月29日
  • グイン・サーガ11 草原の風雲児

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    アグラーヤ経由でアルゴスに無事辿り着いたレムスは、パロ奪還の兵を挙げる。だが、先陣として出発したスカール黒太子たちは、ダネイン大湿原で消息を絶った。
    リンダと恋に落ちていたイシュトヴァーンは、パロへの同行を拒否し、グインともども別れを告げた。
    アルド・ナリス暗殺によりクリスタルではモンゴール駐留軍の陣営も様変わりしていた。アルド・ナリスは黒騎士隊長カースロンを籠絡する。
    各方面から消息を絶ったスカール黒太子とベック公は、赤い街道を避け、ウィレン山脈を越えるルートを取っていた。

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    2013年11月06日
  • 仮面舞踏会

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    パソコン通信が生んだバーチャル・アイドル「姫」。男共は皆「姫」に夢中だった。そんなある日、オフ会に初めて参加することになっていた「姫」らしき人が待ち合わせ場所で殺されます。果たして被害者は本当に「姫」だったのか?そして犯人は誰なのか?

    顔の見えない人間同士の微妙なやりとりと、それぞれの思惑が交差します。ネット社会特有の不気味さがリアルに描かれていて臨場感がありました。ライトノベルっぽい平易な文章ですが、社会派要素を兼ね備えた一風変わった安楽椅子探偵モノとして楽しめました。
    ただ、状況説明の繰り返しが多かったので、少々くどい印象が残りました。

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    2013年10月31日
  • グイン・サーガ外伝2 イリスの石

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    アルゴスまでパロの双子を護衛したグインは、旅路の果てにマリウスと邂逅し、ケイロニアを目指していた。
    ふたりは赤い街道沿いに進むうち、死の国ゾルーディアにたどり着く。
    死の娘タニアとゾルーディア国王アル=ロートから、イリスの石の所有者とみなされたグインだったが、死刑執行人として潜り込んでいたヴァラキアのイシュトヴァーンの手によって窮地を脱する。グイン、マリウス、イシュトヴァーンが初めてトリオを結成する巻。感無量。
    イリスの石は結局何だったのか。ルアー(兄・日)とイリス(妹・月)の不具の子とされるイリスの石。グイン自身との関係は……?

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    2013年09月18日
  • グイン・サーガ5 辺境の王者

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    グインがラゴンの援軍を取り付け、モンゴール軍との決戦に臨む話。
    色々できすぎだろ感はあるものの、絶望的な状況にあるセムたちのもとに、ラゴンとともにさっそうと現れるグインはやはり格好よかった。

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    2013年09月01日
  • グイン・サーガ7 望郷の聖双生児

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    アルゴスの黒太子、マリウスなど、後々の主要人物が出揃った感がある。ただ、ヴァレリウスやマリウス、リギアなどはまだキャラが確立していない印象もある。後の彼らの個性が強すぎるのだが(汗)。アストリアス誘拐にマリウスが一枚噛んでいたのはすっかり忘れていた(笑)。
    グインたちはようやくノスフェラスから逃れて人里に入るのだが、海に出た途端また波乱が発生する。ここで一瞬「ランドック」と書かれた光の船が現れるのだが……。この正体って、100巻まで読んだ中では結局明らかにされてなかったような気がする……。というか、ここで「ランドック」に繋がるモノが唐突に出てきたことすら忘れていた。

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    2013年06月09日
  • グイン・サーガ3 ノスフェラスの戦い

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    戦いの様子などにはあまり興味がないが、段々登場人物たちが魅力的になってきた。戦いの場面なんかさくっと飛ばし読みしちゃおう、と思うと意外に、登場人物同士のなかなか味のある会話部分があったりして油断ならない。アストリアスとかかっこいいかもなー!でも、グインサーガのアニメがあるらしく、そのHPを見てみたら、絵がちょっとイメージ違いで嫌だったな。どっちかというと、原作のイラスト(ちょっと欧米の絵っぽい)の方が合っている気がする。それにしても150巻って…。一年に10冊読んでも15年かかるんだよー!?ひと月に5冊読んでも一念で60巻か・・・。と思うと、げんなりしてくる。。。先はしりたいけど、凄惨な戦い場

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    2013年01月21日
  • 仮面舞踏会

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    久々に読んだ栗本薫さん。作者は死んでも作品は残るのですね。まだ未読の作品は山のようにある。これは未読だったが、パソコン通信を使った先取り感に驚く。いつも時代の先を行ってたから栗本薫(中島梓)の再評価はこれから始まるのかも、と思ってみたり。
    ミステリとしても久々にワクワク感を味わえたよ。流石乱歩賞作家。どうやってまあ書けたんだろう。謎解きは面白かった。

    幽遊白書は未読なのでそのネタがあるとは気付かずスルーするところだった。どこ? 栗本さんお得意の引用(マンガネタ)ですが。

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    2012年12月31日
  • 新装版 ぼくらの時代

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    最初は、軽佻浮薄な70年代の風刺小説のようでした。文章のタッチも軽いので、殺人事件を扱ったミステリにしては緊張感がありません。しかしながら、読後には若者たちの苦悩を描いていたことが分かります。著者の瑞々しいデビュー作です。

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    2012年11月08日
  • グイン・サーガ97 ノスフェラスへの道

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    マリウスの大活躍…。
    もともとよくしゃべるけど、ちょっと、良かった。
    かわいそうだけど、幸せになって欲しくなりました。

    タヴィアは、なんか、やっぱり嫌。

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    2012年09月01日
  • グイン・サーガ95 ドールの子

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    久し振りのグイン・サーガ。
    ずっとほったらかしでしたが、また読みたくなって、続きを読み出しました。
    薄幸のナリス様が亡くなり、ちょっと、離れてました…(私なりの喪に服した感じ)
    でも、やっぱり栗本薫。
    遅い、遅々と進まぬ話なのに、飛ばし読みさせない筆圧。
    ちょっと、ハマってます。

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    2012年08月22日
  • グイン・サーガ14 復讐の女神

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    お気に入りキャラのイシュトもようやくパロに合流し(合流までの道中が長かった…)、第一巻以来の黒竜戦役のエピソードも次巻で完結。どういう結末になるか楽しみだな~

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    2012年08月20日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

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    イシュトの魅力復活中~。
    とうとう大いなる三国志へのスタートのうねりが!

    って完結しないんだよな~

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    2012年07月21日