栗本薫のレビュー一覧
-
匿名
購入済み小説でも読みたいです
『キャバレー』がとても面白かったので購入。
遠慮ない熱っぽさがすごくいいです。
でもやっぱり漫画になっちゃうと『キャバレー』では気にならなかった古くささが際立つというか…ポエム?みたいなところがあります。そこがいい!という人もいるとは思いますが。
絵もやや古い感じはありますが綺麗なのでおすすめできます。
ドラマーが悪ぶってるくせに敬語使うシーンがあって、『キャバレー』の滝川さんを思い出しました。 -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
大導寺家の呪われた血をまざまざと見せつけられたシリーズ2作目でした。
今回は百合。前回の薔薇よりこちらの方が好みでした。大正時代の女学校ものですし。
大導寺笙子と向後摩由璃の間には何人たりとも入り込めない、お互いだけが居ればいいという濃密な空気でした。摩由璃は魔王のように、笙子を損なった人には容赦しませんでした。
後に同級生と恋愛関係にあったのが判明したからか、失踪したからなのか、大導寺笙子が家系図から抹消されているというのが、名家の闇は深いと思いました。
「世界よ、さらば。私達は私達の楽土にゆく。」という遺書の一文が好きです。
「異常だったら何が悪いの。あんた達のいう言葉なんて、相手がそれ -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレイシュトヴァーンも魅力も実力も並外れてあるのだろうが、スカールやグインと並べると一段下がって見えてしまう。そのようなところが、イシュトヴァーン自身には耐えられない屈辱であるのだ。イシュトヴァーンについてだけ考えてみれば、読者の人物に対する評価と物語での人物の自己評価が近似するという、とても素晴らしい出来である。このしっくりとくる立ち位置が物語にのめり込ませるための良い装置になっている。栗本薫先生はキャラクター作りがとても上手だと思う(他の作品を読んだ事がないので、いい加減な評価かもしれないが…)。
リンダがナリスから距離を置かれて不安を抱くシーンがあるのだが、よくぞ書いたと言いたい。リンダは勿 -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレスカールがパロに軟禁されるところから話は始まる。この巻はかなり読み応えがある。特に登場人物のそれぞれが良い塩梅に活かされていて、同じ出来事をとっても十人十色で受け止める内容が異なることを上手く表現しているように感じる。
スカールの妻であるリーファをイシュトヴァーンが殺した訳だが、ベックは心から同情し、リギアはイシュトヴァーンに執心していたナリスの気持ちを心配し、リンダは久しぶりの消息に愛慕の念を強くする。リギアとリンダは似ていないように見えるが、一人の男のために起こる他人の不幸を気にも留めないその一途さは似ていると言える。アムネリスさんも同じかな。男に依存しやすい気質なのだろう。作者が描く女性 -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
ネタバレ若きアルトサックス演奏者の話。その容姿と才能からいろんな人の関心を集めて、面倒な事件に巻き込まれていく。
主人公に惹かれる人はなぜ惹かれるか理由が説明できないってみんな言う。もちろん主人公自身もなんで自分が好かれいるのか分からず困惑する。
自分とかけ離れた人を好きになるというか、憧れるという気持ちはすごいわかる。宇宙人みたいに何考えてるか分からないから、変に勘繰らなくてすむし、自分の都合の良いように相手を解釈できる。自分にとってまったく理想通りの人って存在しないけど、いるかもしれないって夢見せてくれる相手っていいなって思う。
ここに出てくる人は主人公に夢や理想をみている気がする。 -
- カート
-
試し読み