栗本薫のレビュー一覧

  • ゲルニカ1984年

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    ヨーゼフ・ゲッベルスの思想的末裔たる
    現代マスメディアに奉仕する主人公は
    くだらないイメージの切り貼りに終始するTV屋の仕事に
    内心疑問を抱き、誇りを失ってしまったのか
    なんの脈絡も持たず最終戦争の開幕に怯えはじめ
    恐怖を共有することでのみ人々の心はひとつになると信じる
    寂しさ
    それゆえにどこかで待ち望んでもいるわけだ
    だからこそ、コスプレでそれを茶化すオタクが許せない
    アトラクションの戦争でマジになるバカオタクはもっと許せん
    おのれオタク死すべし、というわけで
    自分がテロリストになってしまうんですね
    クソバカやろうである
    ソドムの町のロトにしたって、みずから人を裁いたわけじゃないのに

    80

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    2016年04月01日
  • 里見八犬伝

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    里見八犬伝のほんの序の口。
    それだけで1冊だから、途方もなく長編なんだろう。

    それぞれが、運命に導かれ集まる。
    最近のアニメにありがちだけど、こっちが本家でしょう。

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    2016年01月21日
  • あなたとワルツを踊りたい

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    以前に、どんな本でもほぼ楽しんで読むフォロワーさんに史上最悪だか、最凶だかの一冊として紹介された本書w
    「絶対読まんわ!!」と思っていたのだけど、最近になって「戦慄の云々~」とかいうPOPとともに、本屋の平台に山と積んであったのを見て読んでみる。
    で、感想・・・「・・・普通やん・・・」( ̄ω ̄;)
    別に、最悪でもないし、戦慄の~でもないし・・・もっと気色ワルぅなって、後味も悪くて、身の毛もよだって、途中で読むのを投げ出したくなる本なんていくらでもあるしー。

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    2015年07月16日
  • グイン・サーガ21 黒曜宮の陰謀

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    ケイロニア皇帝即位30周年を目前に張り巡らされた陰謀が徐々に明らかになってきます。グインの策士ぶりも読んでいて楽しかったです。そして明らかになる真実に驚愕。だいたい予想はついていましたが。後半はシルヴィアとマリウスの恋愛とまではいかないけれど微妙な距離感が今後どうなっていくのか楽しみです。

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    2015年07月16日
  • グイン・サーガ128 謎の聖都

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    読み切ったところであとがきの代わりに「これを書き上げて作者はお亡くなりに〜」を見てとても寂しくった…!(´; ω ;`)
    まだまだ謎も深まるばかりだし回収されてない伏線もいっぱいだけど…とても深くて冒険と活躍、かと思えば華やかな王宮の情景や陰謀などなどたくさんのキャラクターの変遷とグインの“変わらなさ”、そして何より読んでも読んでも尽きないような奥深い世界はまだまだ本当に最後まで読んでいたかった…!

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    2015年02月18日
  • グイン・サーガ外伝20 ふりむかない男

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    名探偵アルド・ナリスのシリーズ第2弾。
    相変わらず、やなヤツです(笑)

    しかも、シリーズ、第3弾、第4弾の伏線をさりげなく張っています。たくましいな。

    このギルドのありかたというのは、いつの時代でもこんなのなんだろうか?メッチャクチャ現代的に思えるのですが。

    しかし、カラム水から、お話1つでっち上げるのだから、栗本薫って、すごいです。

    ヴァレリウスが活躍しているので、そこは好きです。

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    2014年11月11日
  • グイン・サーガ105 風の騎士

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    いやぁ、もうとっくに死んでいるものだとばかり思っていたので、ちょっとこの登場は、ビックリですねぇ。
    まあ、前の巻あたりから、もしや……という感じではあったのですが。

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    2014年11月11日
  • グイン・サーガ19 ノスフェラスの嵐

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    ネタバレ

    サイロンを出たイシュトヴァーンが出会ったアリストートス。アリの囁く夢物語に、イシュトヴァーンは強く惹かれる。
    一方、グル=ヌーを目指すスカールたち草原の戦士たちは、ノスフェラスで大きな犠牲を出しながらも、狗頭山を越える。
    しかし水も底を尽き、やっと見つけた汚染されたオアシスで、スカールは北の賢者ロカンドラスに会う。
    ロカンドラスはスカールひとりを連れてグル=ヌーを案内し、星船の中の謎の赤子を見せるのだった。

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    2014年11月09日
  • グイン・サーガ104 湖畔のマリニア

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    前巻で、やっと追いついたと書いたのですが、今、これを読み終わって、すでに105巻目がでています。
    あっさり、追い抜かされています。

    このところの展開は、なかなか懐かしいというか、おもしろいですねぇ。
    ねぇさんが、今、ちょうど読んでいるあたりのキャラクターたちなんだなぁと思うと、なかなかに感無量です。

    これで、スーティに義理の弟とかできたら、大騒ぎだな。
    なんか、運命の子どもが、世界中にいっぱいいそうで、こわいです。

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    2014年09月17日
  • グイン・サーガ外伝3 幽霊船

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    未完のファンタジー、グイン・サーガの3冊目の外伝です。1983年2月に発表されました。
    このお話、グイン・サーガでありながら、グインは全く登場しません。主役は王となることを予言された男、イシュトバーンです。
    話はグイン・サーガの本編の前、16歳のイシュトがヴァラキアから旅に出ることになったきっかけ、怪物クラーケンとの闘いが描かれます。
    この闘いで彼は多くを身につけますが、多くの友を失うことになります。
    幽霊船という若干古風なモチーフを使いながらも、小説世界の裏に隠された異世界を垣間見せています。息をもつかせぬスリリングでスピーディーな展開は読者の心を鷲掴みです。
    さすがですね。

    著者:

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    2019年02月05日
  • 怒りをこめてふりかえれ

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    ミステリを読むようになり早ウン十年(笑)。
    その時によって読むミステリのジャンルが偏っていたため、今になって初めて読んだ作家さんとかシリーズとかが結構あるんです。
    その中の1つが、栗本氏の伊集院大介シリーズなんです。
    こりゃ最初から読まねばいかぬ!と時々手に入れては読んでいます。
    実は本書も伊集院大介シリーズだと思って買ってしまったんです。
    私は先入観を避けるため、裏表紙を読まないもので。
    そしたらそしたら・・・栗本薫クンの本だったのですねー。
    忘れていましたよ~~。栗本薫クン!
    「ぼくらの時代」を読んだのは中3だったかなぁ~? 
    ま、とにかく学生の頃でしたものね~。あの頃に栗本作品を少し読ん

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    2014年08月31日
  • グイン・サーガ18 サイロンの悪霊

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    ネタバレ

    後にイシュトヴァーンの妄執の根源となるグインとの決別。
    グインは、暁の女神アウラとランドックの謎を知る闇の司祭グラチウスとの邂逅する。
    そしてサイロンの皇位継承権を巡ってさまざまな暗躍が繰り広げられる。

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    2014年08月28日
  • グイン・サーガ103 ヤーンの朝

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    ずーっと、グイン・サーガを読み続けていますが、新しい巻が出ていないうちに読み終わるのって、実ははじめてかもしれません。

    いつから読んでいるのかは定かではないのですが、わたしの読んだ1巻は、改訂版の5刷で昭和58年に出たと書いてあります。昭和58年……1983ですね。
    だから、おそらく今から20年ぐらい前から読み出したのです。

    追いつくのに20年もかかったのか~。というのと、まあ、20年間もずっと読んでいるということは、おもしろいんだなぁ~。と感無量です。
    そんなことを書いている間に、もう、今月には次の巻が出るらしいですが(笑)

    で、本巻の感想ですが、表紙のヴァレリウス、ちょっとかっこよす

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    2014年07月23日
  • グイン・サーガ17 三人の放浪者

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    ネタバレ

    夢の中で老人の啓示を受けたグインは、サイロンに向かう。
    そして啓示の通り黒龍将軍ダルシウスの傭兵となる。
    一方マリウスは、意図せずケイロニア皇帝家のトラブルに巻き込まれていく。
    男装のイリス、オクタヴィアと未来のグインの花嫁シルヴィアが登場する。
    その一方でイシュトヴァーンの妄執のきっかけとなるエピソードもある。

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    2014年06月28日
  • グイン・サーガ外伝4 氷雪の女王

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    ネタバレ

    北の賢者ロカンドラスを求めて北方を目指すグインとマリウス。死の国ゾルーディアから同行するイシュトヴァーンもまた、一緒に行動することになる。
    女ヴァルキューリだけの村ヴァルハラ、北の小人モルフキン、そして三つの守護神に守られた氷の国ヨツンヘイム。
    三人はそれぞれの思惑を胸に、北国の神話の世界に足を踏み入れるのだった。

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    2014年05月29日
  • グイン・サーガ101 北の豹、南の鷹

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    引っ越しで、本の整理をずーーーーっと、2、3週間ほどかけてしていたわけですが、読んでない栗本薫だけで、棚が3列ぐらい埋まってしまいました。

    えーと、既読の「グイン・サーガ」は、全部、別のところ(実家)にあるんだが……。

    なーんか、グラチー、グイン、スカールと、後半は、ちょっと暑苦しかったですねぇ。

    ということで、保護者魂全開のヴァレリウスとマリウスのでてくる前半が好みです。

    なんか、ヴァレリウスは、なんだかんだいっても、生きることが好きなんだなぁと思います。

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    2014年04月16日
  • グイン・サーガ100 豹頭王の試練

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    そして、さすが100巻。
    グインに史上最大のピンチが……。

    力よりも、こっちの方がピンチだという。

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    2014年04月02日
  • グイン・サーガ99 ルードの恩讐

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    なんか、ひたすら、ひたすら、イシュトヴァーンがかわいそうです。
    自分で、落ち込んでいる部分も、おおいにあるのですが。

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    2014年04月02日
  • グイン・サーガ7 望郷の聖双生児

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    ネタバレ

    双子ちゃんもそれぞれが違う成長を見せ始めた。
    あんな過激な体験をしたのだから、これから先その経験を活かした活躍が期待できる。
    その一方で主人公の豹頭王の謎は一向に解決に向かわない。
    それどころか益々謎は深まる一方。

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    2014年03月27日
  • グイン・サーガ15 トーラスの戦い

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    ネタバレ

    一瞬交わったイシュトヴァーンとナリスだったが、それも束の間。リンダの名前が出るとイシュトヴァーンは出奔していまう。
    パロとアルゴスの連合軍が陸路で攻め上り、一方ではロスに沿海州軍が迫る。そこに、モンゴールのヴラド大公の報がもたらされる。
    混乱に乗じてクムのタルー公子が乱入し、アムネリスは降伏。トーラスは陥落する。
    主人公グインが出てこない第3部「戦乱篇」完結。

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    2014年03月09日