栗本薫のレビュー一覧
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1995年に書かれた、コンピュータ通信によるオンライン上の人間付き合いと、そこでのコミュニティで起こる事件。
久しぶりに読んで見たのだけれども、今読んでも面白い。
もちろん、現代では使われないコンピュータ用語やオンライン用語もあるんだけど、けれども、何というか、人の業は変わらない。
誰かに認められたい。見てほしい。現実の日常生活でそれがかなわないならば、匿名世界であるオンライン上でなんとかならないだろうか。オンラインではいまや世界中のどことでもいつでもつながる魔法のツールだ。けれども、承認欲求をかなえるための相手は機械仕掛けではなくて、やはり人間相手でしかないというのが切ない。当たり -
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アルド・ナリス、ヴァレリウス、マリウス、スカールのそれぞれ16歳の日々を綴った短篇集。それぞれが無垢の少年から、自らのおかれた立場を理解し大人への一歩を踏み出す瞬間です。その時は自らの中に暗い部分を取り込むことを意味しています。
特にスカールの物語が、胸に迫るものがあって心に残ります。
また、ヴァレリウスの物語も、魔道の世界が舞台担っており迫力たっぷりです。
それて、最後の中島梓の解説(要は栗本薫のあとがき)が、筆者の思いが吐露されていて迫力があります。
闇と炎の王子―ナリス十六歳
暗い森の彼方―ヴァレリウス十六歳
いつか鳥のように―マリウス十六歳
アルカンド恋唄―スカール十六歳
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Posted by ブクログ
ネタバレ以前よりずーっと読んでみたいと思っていた伊集院大介シリーズ。
新刊書店では見かけられず…ようやく中古書店で発見し、わくわく購入。
しかし、この短編集…伊集院大介の名前がついた文庫本ではあるものの、シリーズ1冊目ではなかった!
何て浅い調べっぷり…とちょっと自分にがっかりしつつ。
ここから読んでも「ついていけない…」なんてことはないのでそれは良かった…でも、大介が既に名探偵のポジションにいる状態なので、どうして探偵に?ということが描かれているのならやっぱり最初から読む方が良かったかも。
大介と山科警部、カオルとの出会いだとかも気になるし。
全体的にやっぱり多少描写に時代を感じるもののそこまで -
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ネタバレ再読。最初に読んだ時はもっと魔界的なものを感じたのですが、今回はさらりと読めました。グインの世界を最初より知っているからかもしれません。
政治的な駆け引きの巻も三国志的な要素で面白いのですが、ファンタジーなので剣と妖の登場するこういう巻も胸躍ります。
グイン正伝も半ばぐらいしか読んでいないので幾分的外れな感想になるかもしれませんが、シルヴィアのグインに対する言葉に違和感があります。私が読んでいない後半にいろいろなことがあってのことだと思いますが、グインって報われないなぁ・・と思ってしまいました。まぁ、ヴァルーサがいるからいいけど^^ -
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ネタバレ再読。ここまでで一区切り。やっと序章が終わったところでしょうか^^;
パロに肩入れして読んでいるとモンゴールが敗れて万歳なのですが、一番立場の弱いトーラスの市民が略奪や暴力に晒されるところは胸が痛みます。
片脚を失っても戻ってきたダンや目が見えなくなってしまったゴダロ、それでも生きていく一家は一番強くしなやかな心を持っているのだと思います。
また、囚われの身となったアムネリスはクムを相手にしたたかな交渉をします。ナリスを手本にしたようですが、そのまま相手を手玉にとっていけるのでしょうか。
そして、いよいよ真珠達がパロへ戻ってきました。
パロ国内でのナリスの人気に焦るレムス。リンダの予知 -
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ネタバレ再読。
グイン率いるセム軍はノスフェラスという地の利を活かし、数で勝るモンゴール軍と互角以上の戦いをしていたが、このままではいずれ敗けてしまうとみたグインは、幻の民、巨人族のラゴンに応援を求めに行く…。
その途中で出会う狼王との短い交流(?)が好きです。それもまた運命、決まっていたことなのでしょうね。
文中にあったグインが出会う3人の女、1人は運命を、1人は王冠をもたらし、そしてもう1人に会うことによりグイン自身を見出すことすになるという、その女とは誰なのだろうとすご~く気になりました。運命と王冠はきっと彼女と彼女なのだろうなと思っていますが・・^^
そして、この巻でグインがイシュト -
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ネタバレ再読。
いよいよモンゴール軍とグイン率いるセム族との戦いが始まりました。
再読なので戦の結果を知りつつ読んでいるのですが、忘れていることも結構あるのですねぇ(苦笑)。
グインも気にしていましたが、何故今この時期にモンゴールがノスフェラスへと侵攻するのか、そうそうカル・モルがいましたね。パロの双子を追ってきただけではなかったのです。カル・モルの秘密も今後のキーになることでしょう。
そして、アストリアス。直情型で一途なところをかわいいと思うものの、将としては困りものです。グインが「あと二十年して出直してこい」と、アストリアスの挑戦を取り合わないのですが、後先考えずに追っていってしまう。
アス -
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Posted by ブクログ
ネタバレ再読。
アムネリス登場。久々に読むとアムネリスもこの頃の方が颯爽としていてかっこいいです。アムネリスがそうしていられるのは、挫折を知らない若さ故なのかもしれませんが。
リンダとアムネリスの対面は4つの年齢差と戦での勝敗の立場の差でアムネリスに軍配があがりましたが、リンダにはグインがついているから(笑)。
ノスフェラスの脅威とリンダ達のピンチ、スニの忠誠。ほんとにワクワクドキドキする展開です。一番好きなシーンはイシュトにリンダ達の素性がバレた時のグインの言葉と、リンダ達がモンゴール軍に捕らえられたもののイシュトの機転で助けられ、再び追われた時のピンチに駆けつけるスニとの再会のシーンです。