栗本薫のレビュー一覧
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リンダが真珠とすれば、シルヴィアはダイヤモンドだなと、ずっと思っていたのですが、そうだったということで(聖女って書いていたけど、多分同じ意味)。
真珠って自分で光っているように思いますが、ダイヤモンドは光をキラキラと反射させる。真珠は柔らかくて、すぐに傷ついたり溶けたりするけど、ダイヤモンドは誰も...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに表紙が加藤直之さんから天野喜孝さんに。感涙。天野グイン、やっぱりいいなぁ。
舞台はノスフェラスから陰謀渦巻くサイロンに。
そしてメインはグインの意外な策士っぷりと、マリウスとイリスの恋バナへ。
いやぁ、やっぱりこの巻くらいのマリウス&イリスが一番いい。マリウスはまだイリスを男だと思ってるのにキ...続きを読むPosted by ブクログ -
物語は本編よりかなり後の時代を描きます。
グインはケイロニアの王となっていますが、その首都サイロンに黒死病の嵐が巻き起こります。グインはそれを防ぎますが、それは本当の恐怖の前触れでしかないのでした。
600年に1度の惑星直列。そして、そのカギを握るグインをめがけ、太古から生きながらえてきた魔道師たち...続きを読むPosted by ブクログ -
やっぱり、グラチーが来た。そして、恐らくはキタイも弱っているケイロニアを狙っていて。
とうとうアキレウスが崩御、遺言は意味深だけどたぶんオクタヴィアに託した→オクタヴィアが即位ってこと?
妾腹とはいえ長女な訳だし、ケイロニアの剣→グイン、イリスの涙→マリニアと考えると、多分そうなるよね。
そして相変...続きを読むPosted by ブクログ -
私の大好きなスカさんが、アルゴスの黒太子になる前の話。
グル族の戴冠シーンで、思わず泣いてしまいました。
スカさんとグル族との絆の深さが、心に染みました。
それに、スカさんの愛馬ハン・イーの由来がわかって、また涙しました。
スカさんの腕の中で息絶えた、ハン・イー。ちゃんと生まれ変わってくれたんだね。...続きを読むPosted by ブクログ -
サイロン編もいよいよ佳境に入ってきました。様々な人を不思議な魅力で引き付けていくグイン。囚われ責められ瀕死の状態のマリウス。イリスの隠された過去。誰が味方で誰が裏切り者か。皇帝・皇妃・皇弟や家臣たちのそれぞれの思惑は何なのか。そしてグラチウスの影。
多くの謎をはらみながら皇帝即位30年の大典まであと...続きを読むPosted by ブクログ -
ノスフェラスを舞台にした、モンゴールとの戦いも終結し、いよいよ新しい展開が始まります。
パロには身を隠していたクリスタル公アルド・ナリスが帰還しますが、モンゴール軍に捕らわれてしまいます。
ノスフェラスで敗れ去ったアムネリスは父ヴラド公の命で、アルド・ナリスとの政略結婚を命じられます。
一方で、グ...続きを読むPosted by ブクログ -
グイン・サーガ外伝2の「イリスの石」の続きになる作品です。
グイン、イシュトバーン、マリウスの3人連れ、それぞれの思惑を抱きながら中原を越え、謎の多い北国を目指します。途中ヴァルキューレに襲われますが、どんどん北へ向かいます。
道連れとなった小人に導かれ、秘宝が隠されているというヨツンハイムにたど...続きを読むPosted by ブクログ -
豹頭の主人公に惹かれあっという間に当時50巻ぐらいまで読んだかな。
3日ぐらい完徹でした。
しかし栗本さんはどうやら登場人物に飽きることがあるらしく、途中主人公が文庫4冊分ぐらい?出てこなくてびっくりしました。
非常に筆の早い作家さんでしたが残念です。
できれば完結まで書き切っていただきたかった本...続きを読むPosted by ブクログ -
グインプロジェクトは成功するな
この作品を読んで、栗本かおる先生が
紡ぎだす予定と同じ勢いの物語と感じた
やはりグインサ-ガはやめられないPosted by ブクログ -
今回の主役はイシュトとスカール。
グインと別れたイシュトヴァーン。一人の占い師に「王にしてやる」と言われます。彼はアリストートス。アリはイシュトにモンゴール制覇の道を示します。軍師を得て、いよいよ新展開。と思いきや、話は大きく変わってノスフェラスをさまようスカールへ。スカールはセム族の協力を得て、グ...続きを読むPosted by ブクログ -
探偵・伊集院大輔の大学時代。
今回は学生劇団を舞台に、一人の女優目線で語らるお話。
ヒロインとなる女優や、彼女から見た伊集院大介が魅力的だったり、意外性を突かれる展開が多くあったりで楽しめました。伊集院大介シリーズはまだほんの一握りしか読めていませんが、いまのところこの作品が一番好きです。Posted by ブクログ -
かなりの覚悟を持ってのことでしょうね、この展開。
ま、長く書き続けていく中で、自分の色を徐々に出していくよりも、最初から「五代ゆう・グイン」というテイスト前面に出していくことの方が良いのでしょう。
中途半端に「栗本グイン」を標榜すると、後々変な派閥争いみたいになりそうですから。
派閥が出来るのは仕方...続きを読むPosted by ブクログ -
こ!この作品を待っていた!
賛否あるのは想像できるが、またこの世界に浸れるかと思うとたのしくてしかたがない
しかも・・・大丈夫?この展開というか設定というか・・・
でも、この裏切り方がグインサーガの醍醐味ですね!
益々生きているのが楽しくて仕方がないPosted by ブクログ -
栗本薫の死によって止まっていたグイン・サーガ世界の時間が再び動き出した。より魔道色が強く、より冥く、より妖しく…。
「栗本グインしか認めない」という原理主義者もいるだろうが、あの人の”復活”も含めて、私はこの話の展開は善しとしたい。
今後の展開が楽しみになってきた。Posted by ブクログ -
ついにクリスタル公アルド・ナリスとモンゴール公女アムネリスの婚礼が行われる。
モンゴール側はナリスの暗殺を企て、ヴァレリウスはアストリアスに仮死性のティオベの毒を塗ったナイフを渡し、ナリスの疑似暗殺を演じる。ナリス自身も何やら思惑があるらしい。
そして迎える婚礼の日。結婚の誓約書に署名する直前、アス...続きを読むPosted by ブクログ -
4か月ぶりにグイン・サーガを読みました。
テレビアニメにもなった怒涛のパロ編が終了し、今巻からケイロニア編のスタートです。
ナリス様は当分出番なし。6冊ぶりにグインが登場します。ゾルーディアやヨツンヘイムといった外伝を経て、グイン、イシュトバーン、マリウスの3人組はケイロニアにやってきます。
なんと...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよパロの民衆が立ち上がり、クリスタル奪還の大きな動きが湧き上がります。そしてこの自発的な動きの背景にも策士アルド・ナリスの影が。そして、ついに、死んだはずのアルド・ナリスが「民衆の前に現れ、モンゴールの勢力を圧倒します。ついにクリスタル奪還。しかし、これは第二黒竜戦役のスタートでしかありません...続きを読むPosted by ブクログ
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ついにグイン・サーガ第1部(作者によると序章)も完結です。NHKのアニメもここまで。ですが、今巻もグインは全く登場しません。イシュトバーンもね。トーラスは占領されアムネリスはクムに捕えられ、レムスとリンダはパロへ帰還します。ここまでは予想通り。しかし、登場人物のそれぞれに新しい冒険や動乱・混乱の予想...続きを読むPosted by ブクログ
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高校生の頃に読み始めて、読書する楽しさを教えてくれた記念碑となる自分にとってあまりに偉大な作品です。その頃第50巻刊行記念フェアをやっていて、最新刊に追いついたころには確か第75巻くらいだったと思います。読んでも読んでも続きがあるという幸せが、やがて100巻を超えたあたりから、再びグインが記憶喪失に...続きを読むPosted by ブクログ