栗本薫のレビュー一覧

  • 逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵
    伊集院大介の助手の通称アトムくんこと、滝田稔が前半に現れる。
    主人公は伊集院大介を尊敬する14歳の少年。

    どの3人も、栗本薫のあこがれ、または栗本薫そのものだろうと思われる。内省的で、自分が考えることを記録できる人。

    三重構造とは別に、事件は展開する。
    最期は幸せ終わり。
  • 新装版 ぼくらの時代
    これもやはり中学時代に読んだ記憶が。

    栗本薫作品はグインサーガが入口だったので、ファンタジー作家がミステリーも書けるなんて、器用な人だな、なんて生意気な感想を抱きながら読みました(笑)

    推理小説もよく読みましたが、ミステリーマニアを自負するところまでは到っていないので、この作品がミステリーとして...続きを読む
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面
    グイン・サーガは、飛び飛びに10冊ほど読んだだけで、
    なかなか最初から順に読む時間が取れません。

    まだグインサーガの世界に入り込めていません。
    80冊以上でてから知ったために、なんか圧迫感を感じているのかもしれません。

    ガイドブックを見ながら、なんとか読み進もうと思っています。

    ps.
    栗本薫...続きを読む
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面
    誰がなんと言おうと、稀有で壮大なファンタジーの幕明けです。
    著者の不幸によって、もう物語は幕を下ろす事すら出来なくなった。
    今は外伝として他の作家さんが新たな物語を紡ぎ始めておられますが、いつの日か、本編の続きをどなたかが引き継いでくれる事を願うばかりです。

    本作を含む辺境編は、特に濃厚なヒロイッ...続きを読む
  • 野望の夏
    栗本薫があとがきにも書いているように,
    栗本作品の時代を区分する異色の作品。

    SFでもミステリーでもない,時代ものでもない。

    しいてあげれば,音楽や演劇を題材にした作品の中の暴力的な部分だけを抽出したような作品。

    善し悪しは別にして,なぜこういう作品を書いたかの栗本薫のあとがきでの言い...続きを読む
  • 女狐
    栗本薫の時代ものの最初の作品とのこと。
    解説の紹介によると栗本薫は,史実に基づいた作品は書かないとのこと。

    本書も,短編で江戸時代の女性の生き方の一端を表現している。
    栗本薫らしく、裏社会、下層社会の描写が鋭い。

    どこから着想しているのか,後学のために調べたい。
  • グイン・サーガ67 風の挽歌
    もちろん全冊持っているが、100回以上操作してられないのでこれだけ登録しとく。どれか1冊だけ登録しようと思ったらどれがイイかな、と思って浮かんだ巻。まったく、ゴダロはいい味だすキャラクターだったな。
  • 天狼星
    伊集院大助シリーズはタブン読破してるはず。対シリウスがドキドキした気が、、すっかり忘れているようなので再読しよう。
  • グイン・サーガ14 復讐の女神
    やっぱりブチ切れましたアムネリス様wこっわーい。(棒)一つ大人の階段を上りましたね。でもまだまだ女の子です。怖い大人に片手であしらわれてまた大きくなってねwさてイシュトヴァーンはナリス様のところに。羨望と嫉妬を入り混じらせつつしっかりとキーパーソンの役割を果たしました。なんだかホッっとした;そしてス...続きを読む
  • あなたとワルツを踊りたい
    ストーカー法ができる背景を理解できる作品である。
    他人の迷惑を考えずに,自分の思いを押し付けようとする。

    栗本薫がどういう作家かを知らずに読んでいたら,途中で読むのを辞めたかもしれない。

    栗本薫を読破するために最後まで読み通そう。
  • グイン・サーガ13 クリスタルの反乱
    ついにクリスタル・パレス奪還!ナリス様復活です。カースロンが想像した以上に気の毒な結末で…。リギアさんが泣いてくれたのは驚きましたが、少し嬉しかったです。スカールとベックの二人の太子はまだ雪山行軍中。頑張って…!!それにしてもナリス様が生きてクリスタル・パレスを取り戻したことをアムネリスが知ったらど...続きを読む
  • ハ-ド・ラック・ウ-マン
    何回読んだろうかなね、この本。
    初めて読んだのは、タイトルに惹かれだったな。
    キッスのドラマー、ピーターの歌う同名のバラードが大好きだったから。

    良き時代のバンド。
    渋谷のセンター街に屋根裏があって、新宿の甲州街道沿いにLOFTがあった、あの頃。

    なんの拍子かな、ほぼライの様な生き方してたはずな...続きを読む
  • グイン・サーガ129 運命の子
    いよいよ、グイン・サーガも、残すところあと1巻です。

    物語は、「七人の魔導師」の時代に。
    初期に書かれた、1番未来の時代。物語がここで終わるというのは、まるではじめから計算されていたようにすら感じます。
    途中でおわるのなら、ここしかないという位置だと思いませんか?
    もちろん、もっともっと、後伝まで...続きを読む
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面
    本屋で見たときすでに19巻(+外伝4巻)まで出ていて、3週間で正伝19巻全部呼んでしまいました。この本がファンタジーの面白さを教えてくれ、ファンタジーを読み始めた自分の読書史の中での記念的な作品。
  • 新・天狼星ヴァンパイア(下)
    伊集院大介シリーズ

    晶の楽屋で発見された白鳥千秋の付き人・高村亜紀。アンナの代役として稽古に励んでいた亜紀の秘密。殺害され腹の中にジャケットを入れれらた牧村レオナの遺体。晶にかかる容疑。伊集院大介とシリウスの連絡。シリウスの語る真実。伊集院大介と千秋の会話。千秋と晶の母親の関係。大野カイの復讐と刀...続きを読む
  • 新・天狼星ヴァンパイア(上)
    伊集院大介シリーズ

    「炎のポセイドニア」のオーディションで竜崎晶が出会った牧村レオナ。オーディションには合格し俳優として参加する晶。大物プロデューサー野島との出会い。主役の降板により主役に抜擢された晶。周囲の人間の嫉妬。主演女優・赤星アンナの死。ゾディアック・カードを集めるアンナ。晶の自宅雨で発見...続きを読む
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面
    私のシリーズ物好きはここから始まったと言っても過言ではありません!
    大好きだし、尊敬しております。
    読んだのは確か中学二年生の時…
    リンダもレムスも可愛かった。グインさんは変わらないね。
    完結が見たかったです。とっても残念。
  • グイン・サーガ128 謎の聖都
    ラストまで、あと3冊。
    あとがきも、エピグラフもない1冊です。

    もう読めないと思うと、よけいに読みたくなってくるのかもしれません。

    そして、それでも物語は、「何かがこれから始まるよ!」とささやき続けます。

    ヨナとフロリーの出会い。
    無能なパロの魔導士。
    スカールとイシュト。
    聖都の闇。

    読み...続きを読む
  • 双頭の蛇(上)
    地方都市,平野を舞台にした物語。
    不器用な刑事の話だが、あいかわらず透明感のある美男子が登場する。
    栗本薫らしい小説の一つ。
    シリーズものではないので飽きるということはない。
  • 身も心も 伊集院大介のアドリブ
    あとがきから読むのは適切ではないが、
    ついついあとがきを読んでしまった。

    本書を楽しむのには2つの方法があることがわかった。

    1つは、素直に、この本を読むこと。
    登場人物について、過去に知っていたことがあろうとなかろうと、
    伊集院大介のように、無頓着に、透明に読むこと。

    本書を読ん...続きを読む