あらすじ
領主に迫られ、天守閣から身を投げた雪姫。戦国時代の悲劇を再現したかのようなバラバラ死体が麓に流れ着く。そして一家六人惨殺事件。転校生・伊集院大介は、残虐さを身につけていく犯人に迫る。「早く大人になりたい!みんなを恐ろしい運命から救うために――」。伝説の名探偵、ほろ苦い14歳のメモアール。
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Posted by ブクログ
中学生の頃の思いが,よく伝わってくる。
自分が考えたことを,大人に馬鹿にされて,早く大人になりたいと思う。
どうして,中学生の頃の思いを,まだ保ち続けているのだろう。
栗本薫さんは,いつまでも,少年のような女性なのだろうか。
透明感のある人物像,悲惨な状況をさらりと書き流す力量。
どこまでが実話をもとにし,どこまでが想像なのだろう。
悲惨な殺人事件が続いたことがある。
阻止できなかったことを悔やむ気持ちが大切だと思う。
本作の主人公である伊集院さんの知人が,警察官になったことが救いなのだろう。
Posted by ブクログ
あの名探偵伊集院大介にも、少年時代があったのだ!!ま、あたりまえか( ̄∀ ̄)
この本は、大介が生まれて初めてかかわった殺人事件と、謎解きが見もの。
本人をして「大失敗」と言わせる、平野の姫川伝説殺人事件の結末とはいかに?!
同じ探偵デビュー?の『優しい密室』と読み比べると、おもしろい。