栗本薫のレビュー一覧
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ネタバレ再読。
この巻は好きな巻の一つです。とっても悲しい、切ない、非情なこともありますが、今後の展開のカギとなるような不思議な生物?、そしてリンダ達がやっと安全なアルゴスへと辿り着きました。
ミアイル公子とユナス伯、マリウスとのやりとりにほのぼのとしたのも束の間、ナリスの非情な命令が!
傷付いたマリウスを匿ってくれたのは《煙とパイプ亭》のゴタロとオリー。スタフォロス城で戦死したオロの両親です。
二人の言葉に涙しました。親は子をこんなに慈しんでいるものなのですね。
そして、予知者リンダが見たもの、それはグインにもきっと関係あるものなのだろうと思います。
その謎が明かされる日を心待ちにしているの -
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再読。
グイン・サーガの中で間違いなく一番読んだ回数が多い1巻(笑)。初めて読んだ頃は『光の公女』まで刊行されていて、それこそ寝る間も惜しんで一気に読みました。やっぱり当初の方がファンタジーらしいですね。
突然現れた訳ありな高貴な双子、豹頭の謎の男、そしてどんな生物がいるのか人も入りたがらない辺境の森。雰囲気バッチリ! 壮大な物語が始まる!とワクワクしたものです^^
スニとリンダもここで会ったのでしたねぇ。
トーラスのオロもこの巻のみの登場でしたけれど、惜しい人を…と思います。
それにしても文字が小さい。昔の本なのだなぁと実感します(苦笑)
加藤直之さんのリンダとレムス、好きでした^^ -
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物語は本編よりかなり後の時代を描きます。
グインはケイロニアの王となっていますが、その首都サイロンに黒死病の嵐が巻き起こります。グインはそれを防ぎますが、それは本当の恐怖の前触れでしかないのでした。
600年に1度の惑星直列。そして、そのカギを握るグインをめがけ、太古から生きながらえてきた魔道師たちが襲いかかります。
そして、意外な人物が最大の敵であると知れ、グインはいよいよ追い込まれます。
グインは自らに降りかかった災厄を振り払うことができるのか?
まさに息をもつかせぬ展開。人知を超えた魔道の炸裂。勢いであっという間に読み切れる傑作ですよ。
プロローグ
サイロンの悪夢
ルールパの顔
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グイン・サーガ外伝2の「イリスの石」の続きになる作品です。
グイン、イシュトバーン、マリウスの3人連れ、それぞれの思惑を抱きながら中原を越え、謎の多い北国を目指します。途中ヴァルキューレに襲われますが、どんどん北へ向かいます。
道連れとなった小人に導かれ、秘宝が隠されているというヨツンハイムにたどり着きます。
しかし、そこには隠された事実とどんでん返しが…
「実は…」というどんでん返しがあちらこちらに散りばめられた作品です。
3人の冒険はまだまだ続きます。
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)
解説:高千穂遙(1951-、名古屋市、小説家) -
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ノスフェラスを舞台にした、モンゴールとの戦いも終結し、いよいよ新しい展開が始まります。
パロには身を隠していたクリスタル公アルド・ナリスが帰還しますが、モンゴール軍に捕らわれてしまいます。
ノスフェラスで敗れ去ったアムネリスは父ヴラド公の命で、アルド・ナリスとの政略結婚を命じられます。
一方で、グインはセム族ラゴン族から王に就くよう懇願されますが、それを退け、パロの聖双子とイシュトバーンとともにパロを目指すことになります。
また、草原の黒太子スカールは、たまたまアルゴスに逗留していた、やはりパロの王位継承者の一人であるベック公とともにパロを目指します。
モンゴールに占領されたクリスタルの都 -
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ネタバレ今回の主役はイシュトとスカール。
グインと別れたイシュトヴァーン。一人の占い師に「王にしてやる」と言われます。彼はアリストートス。アリはイシュトにモンゴール制覇の道を示します。軍師を得て、いよいよ新展開。と思いきや、話は大きく変わってノスフェラスをさまようスカールへ。スカールはセム族の協力を得て、グル=ヌーを目指し厳しい旅を続けます。水も尽き、もうだめかと思われた時、伝説の魔道士ロカンドロスが現れます。彼に伴われ瘴気の谷を抜け、グル=ヌーに至ったスカール。ついにグル=ヌーの真実を知る最初の一般人になります。グル=ヌーにあったもの、それはロケット(星船)の墜落現場でした。瘴気の谷やノスフェラスは -
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ネタバレついにクリスタル公アルド・ナリスとモンゴール公女アムネリスの婚礼が行われる。
モンゴール側はナリスの暗殺を企て、ヴァレリウスはアストリアスに仮死性のティオベの毒を塗ったナイフを渡し、ナリスの疑似暗殺を演じる。ナリス自身も何やら思惑があるらしい。
そして迎える婚礼の日。結婚の誓約書に署名する直前、アストリアスが躍り出て、ナリスを刺す。そのナイフに塗られていたのは致死性のダルブラの毒だった。ナリスは死に、アストリアスのナイフは謎の女魔道士が持ち去ったのだった……。
それにしても。あとがきを読んで改めてグイン・サーガの凄さを思う。「受験したり、結婚したり、就職したり」。読み始めたのは高校生の頃なので -
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いよいよパロの民衆が立ち上がり、クリスタル奪還の大きな動きが湧き上がります。そしてこの自発的な動きの背景にも策士アルド・ナリスの影が。そして、ついに、死んだはずのアルド・ナリスが「民衆の前に現れ、モンゴールの勢力を圧倒します。ついにクリスタル奪還。しかし、これは第二黒竜戦役のスタートでしかありませんでした。各地で立つ旧パロ軍、草原からパロを目指すレムス軍やスカール軍、沿海州の連合軍、そしてクリスタルのアルド・ナリス、勢いを増すパロ勢力に対し、モンゴールも体制を立て直し反撃に出ます。パロの独立は回復されるのか?
蜂起
亡霊よみがえる
カースロンの最期
ナリス入城
著者:栗本薫(1953 -
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ついにグイン・サーガ第1部(作者によると序章)も完結です。NHKのアニメもここまで。ですが、今巻もグインは全く登場しません。イシュトバーンもね。トーラスは占領されアムネリスはクムに捕えられ、レムスとリンダはパロへ帰還します。ここまでは予想通り。しかし、登場人物のそれぞれに新しい冒険や動乱・混乱の予想がちりばめられ、ケイロニア編につながっていきます。
それにしても、トーラス陥落の場面はアニメと違って凄惨そのもの。いわゆるいい人側に立つ人もいろいろなんですねぇ。
流血の日
幽囚
パロへの帰還
レムス戴冠
エピローグ
第41回星雲賞日本長編部門
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、小説家) -
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4か月ぶりにグイン・サーガを読みました。
テレビアニメにもなった怒涛のパロ編が終了し、今巻からケイロニア編のスタートです。
ナリス様は当分出番なし。6冊ぶりにグインが登場します。ゾルーディアやヨツンヘイムといった外伝を経て、グイン、イシュトバーン、マリウスの3人組はケイロニアにやってきます。
なんとなく平穏にケイロニアでの生活がスタートしますが、新しい登場人物も現れ、その中には今後の波乱を予感させるものも…
そして、ナリス様以上の美青年が登場し、物語は俄然混沌具合を高めます。次巻が楽しみになる導入部というところかな?
プロローグ
三人の放浪者
北の都サイロン
酔いどれ小路
月の王子
第41 -
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高校生の頃に読み始めて、読書する楽しさを教えてくれた記念碑となる自分にとってあまりに偉大な作品です。その頃第50巻刊行記念フェアをやっていて、最新刊に追いついたころには確か第75巻くらいだったと思います。読んでも読んでも続きがあるという幸せが、やがて100巻を超えたあたりから、再びグインが記憶喪失になるという展開を経て自分の中で何かが冷めてしまったのを感じつつも、それでも新刊が出る度に買い続けて、いつか読むつもりでいたのに作者の死によって永遠に未完に・・・でもそれもまたこの物語らしくて良いと思えてしまうのが不思議でもあるけれど、単なる「物語」を超えた、「世界」がそこに存在していた証拠なのだと思