栗本薫のレビュー一覧
-
重苦しい印象だったケイロニア編は、前巻でオクタヴィアが女帝になりました。で、一旦小休止。今回は、それ以外の話はどうなってたわけかい?という段です。いやはや、はい。面白うございました!おなかいっぱい。グイン・サーガはこうでなくては。
まずはヤガ編。ゴーラのドライドン騎士団所属のブランが、ヨナ達一行を...続きを読むPosted by ブクログ -
作者の死で超大作が未完という茫然自失な巻でした。
栗本さんは素晴らしい語り手でしたね。
その後別の作家が引き継いでおられますが未だに手を付ける気になっていません。。Posted by ブクログ -
いよいよレムスがパロ奪回軍をおこそうという矢先、グインとイシュトバーンは新たな冒険へと旅立っていきます。可哀そうなリンダ。一方、先行していたスカール黒太子とベック公の軍は、奇想天外な策でパロ入りを目指します。そしてクリスタルでは、非業の死を遂げたはずのナリス公が現れ、新たな策を巡らし始めます。中原の...続きを読むPosted by ブクログ
-
新興国モンゴールに滅ぼされた中原の華パロ。しかし、そのパロ奪還を目指す役が動き出す中、それは沿海州の諸国にも影響を及ぼします。パロにつくのか、モンゴールにつくのか、あるいは中立を目指すのか、会議が開かれます。諸国間の思惑がせめぎあい、陰謀が展開されます。そして、その中にイシュトバーンの姿が現れ…
沿...続きを読むPosted by ブクログ -
先日亡くなられた栗本薫氏の超有名シリーズ「グイン・サーガ」の第1巻です。
既に出版されているのは正伝129巻・外伝21巻で未完に終わった大シリーズの第1巻で、1979年に出版されましたが、後に1983年に改訂されました。
物語はモンゴールに攻め落とされ、父王夫妻を殺害された世継ぎの双生児レムスと...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよセム族連合軍とモンゴールとの戦いが始まります。モンゴールが何故ノスフェラスにこだわるかも明らかになります。本の冒頭に今後の展開を予告する部分もあって、イシュトヴァーン、レムス、グインがそれぞれ将来的には王になることが示されます。
アニメでは省略されているセム族がイドの谷をわたる部分もあって、...続きを読むPosted by ブクログ -
グイン・サーガの外伝で、ミュージカルにもなった作品です。
イシュトヴァーン20歳の恋物語で、内容的には「おいおいそんなことあるか?」という感じはあるし、グイン・サーガ的な陰謀や活劇もなくて、まあ凡庸かなぁ。
ところで、本編では22歳の傭兵として登場するイシュトヴァーンですが、この作品では海賊船の首領...続きを読むPosted by ブクログ -
無人島に漂着した一行。行方不明になっていたグインも不思議な性で再合流。そしてそこの洞窟で彼らが見た不思議な光景。光の子らが守る不思議な機械。手も足も顔もない異様な赤児。島が避けて飛んでいく光球。そして、それらに共鳴するリンダの予知力。これらはグインの過去に何か関係があるのでしょうか?
船にたどり着い...続きを読むPosted by ブクログ -
ついにアルド・ナリスとアムネリスの婚礼の朝を迎えます。サリアの前で応援の愛を誓うかと見えたその時、想像もつかない恐ろしい事件が起こります。
悲しみにくれるアムネリス。弟ミハイルの訃報を聞いても流す涙さえもうありません。ところが死んだはずの人が実は…。そんなことは知るよしもないアムネリスは泣く泣くト...続きを読むPosted by ブクログ -
モンゴールとクムとの戦いもいよいよ佳境。裏で暗躍するアリストートス。そして謎の男の登場。アムネリスの情熱的な恋が描かれる中で、フロリーの恋心もいよいよ絡まり…。次への波乱に富んだ章です。
丘の上の風
闇に蠢くもの
光と風
神の手
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、小説家)Posted by ブクログ -
オクタヴィア陛下万歳
まさにケイロニアの時代を継ぐにふさわしい
素晴らしいイベントに思わず涙が出てしまいましたPosted by ブクログ -
ナリスのクリスタル公就任を軸に、十代のナリスとディーン兄弟のかなり屈折した愛情と自我の目覚めと別れ、ナリスに降りかかる謀略が描かれます。
それにしてもディーンの考え方が幼すぎだよねえ。
自由を獲得したディーンに対して、ナリスの憤りの根は深そうです。
将来のディーンの身の振り方に大きな影響を与える外伝...続きを読むPosted by ブクログ -
グインサーガ3巻の時点でイドを使っての反撃だったんですね。てっきりマルス伯憤死の時がイドの話だった気がしていましたが、すっかり記憶がこんがらがっていました。
昔読んだ時よりもセム族にとっても愛情を感じます。前は知能のあるお猿さんとしか思っていませんでしたが、信頼すると深い愛情を示してくれる彼らの言動...続きを読むPosted by ブクログ -
再び中原へ戻って参りまして2巻目。何も見なくてもほぼほぼ展開分かるのですがそれでも懐かしさで胸がいっぱい。高校からの青春の日々とリンクしてしまうのでなかなか冷静な評価は難しいものがあります。もう何冊か読むと冷静になれると思うんですけどね。
スタフォロス城を脱出したグイン、リンダ、レムス、スニ、そし...続きを読むPosted by ブクログ -
本をここまで読むきっかけになったのは、中学校3年の時に行ったスキー旅行。友達から言われた「たまにはお前も本読めよ」という言葉でした。その時に富山の本屋さんで見かけたグインサーガという本。実はファミコン通信、通商ファミ通の広告にグインサーガの31巻の広告がついていたのでした。なじみ深いファイナルファン...続きを読むPosted by ブクログ
-
あぁ、もうイシュトがチチアの王子に戻ることはありえない。
ナリスとリンダの許嫁を知った時。風が丘でのグインとの訣別。リーロの暗殺。ドリアンの誕生。ナリスの死。
これまで様々な出来事が、彼に苦悩と後悔を与えてきて、予言の子である彼の人生を歪ませてきました。その彼を支える最後の命綱であった存在。
カメ...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ138
オクタヴィアがケイロニア皇帝に即位するところ
お気に入りは、花売りの少女と、
切れ者商人兼グインの配下リュースのエピソード
上の方の地位の人の話だけじゃなくて、
市井の人々の暮らしやエピソードがあると、
世界が広がるのよね
あとは、製鉄工場へ赴いたマローンと、
煤かぶり姫の...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ139
久々のヴァレちゃんとグインの再開
そして、ブランの奮闘とじいさまコンビ
さらにスカールとスーティの大冒険
特に、ヴァレ&グインの会話の中の、
愛に値ないもの、のくだり、いいよね
本屋で買って、そこの駐車場で
一気にラストまで読んじゃった
ワクワクがとまらない〜〜(≧...続きを読むPosted by ブクログ