【感想・ネタバレ】グランドクロス・ベイビーのレビュー

あらすじ

「どうでもいい。何もかんもどうでもいい。世紀末、どうせ世界は滅びるんだ」。アイドルの追っかけ、その資金かせぎに何気なく売春を始めた女子高生サッチは、「ショバ荒らし」をきっかけにヤクザの阿久津と出会う。阿久津の半ば強制的なSEXに自棄的に応じていくサッチ、その体はしだいに快楽におぼれ、心は流されてゆく。そして、サッチのあまりにも小さく脆い世界は、偶像(アイドル)が消失したとき、崩れ去った。爛れた世紀末を暴走する衝撃のポルノグラフィ。

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Posted by ブクログ

栗本さんの作品で始めて読んだのが、このポルノ小説。
でも、ポルノ小説って言うのは勿体無いなと思う。
擦り切れた女子高生の心の中と、セックスの日々は、
別に遠くのどこかの誰かの話というだけでは片付かない気がした。

0
2013年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきに,スポーツニッポンというスポーツ紙への連載であったことが紹介されています。

各段落の終わりと,段落の始めに重複がある。
連載物のわかりやすさのためのおまじないだということで推測がつきます。

通勤電車のほんのひとときの間に読んでしまえるような内容で,興味を持ってよみつづけてもらうための努力の跡がうかがえます。

作者の一つの挑戦のようなものを感じました。

1999年を前にした
世相を反映した内容になっていると思いました。

0
2012年09月13日

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