落合陽一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ超AI時代の、生き方、働き方、生活習慣…
でも生き方も働き方も分けられない、ということが話されています。
それが、著者の言う「ワークアズライフ」。
超AI時代ー著者の時代観が論じられています。
スマホ
スマートフォンの浸透がとても多きなパラダイム変化になったことについて。
映像の世紀は、大衆発信の時代を終え、「人はインターネット上に第二の言論・視聴覚空間を作り、住所を持ち、SNSを生み、社会を形作った。…デジタル空間にもう一度生まれた。」
「集団への体験共有」から「個人の能力拡張」への変化でもあるとのことです。
私は著者の前著をまだ読んでいないのですが、
このダナミックな変化を「魔法」と呼んでいます。
本書全体としても、テクノロジーと人間の関係について、人間がAIなどの技術の奴隷になる、という考え方があることを鑑みつつも、より肯定的に人間にとっての魔法として新技術をとらえることを強調していました。
新技術と人間
また、人間vs.機械、ではなく、
人間vs.機械親和性の高い人間、あるいは、
古典的人間vs.デジタル人間、
という話も興味深かったです。
例えば、本書は2017年に出版されたので、約7年ほどたちまたアメリカ大統領選挙の年になっているのであらためて考えさせられたのが、
赤いアメリカ(トランプ支持)と、青いアメリカ(当時のヒラリー支持)の対立。
持たざるローカルに所属する人々と、今の時代の主導権を握る機械親和性の高いグローバルで活躍するTech業界の人々。
8年近くたった今、その構図はさらに先鋭化しているのかもしれません。技術が複雑になるにつれて、理解への差もどんどん広がることは否めず、私自身も自分の中のかなり限られた情報と知識の中で生きていることを実感します。
**ワークアズライフ**
一日中ワークでありライフである、それを切り分けられない生活とそれを許容しなければならない環境に移ってきた、と論じられています。
それは個人的にも、コロナでさらに加速され、具体的に普遍的になったように思います。
雇用され、労働し、対価をもらうというスタイルより、好きなことで価値を生み出すスタイルに転換することが重要、と。
「人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける方法を見つけられたものが生き残る時代」。
多様化した社会、つまり、全員違う方向に行っても生産性を保つことができる社会、といいます。
「これからやらないといけないことは、全員が全員、違う方向に向かってやっていくことを当たり前に思うということ」
「共通のプラットフォームが生まれ、コミュニティが多様化していくため、機械化以降にもった自己実現や自由意志はあまり今の時代に即しているとは言えない」
今の時代は、より空の思想ー主体性のない人間観がありだと。
具体的には、
仕事になる趣味を3つ持つこと。
自分の信仰心自分にとっての絶対的なものー価値基準を、近代の自由意志などに代わる信仰として持つこと。
報酬とストレスで考える、という視点は新しく、納得しました。
「自分で信じた道を淡々とやって、自己実現もしくはストレスフリーな環境をいかに実現していくか」
自分にとっての報酬を知って、それを活用して取り組むためのヒントとして、
遊びをデザインするーギャンブル的、コレクション的、五感の快感
フレームワーク ゲーム的:問題、解決、報酬
まず自分がやっていることで何が残っていくのかを意識すること。
自分らしさへの対処法として、
「世界を狭める考え方」を知る。コミュニティを決めるほうが個性を探すより大事かもしれないといっています。
コミュニティを、探すだけではなく、作る発想についても話されています。
責任を持てるサイズは30人。
何かで一番になろうとしたら、今はグローバルレベルで戦わないといけない時代。
ローカルなコミュニティは自分の存在意義を感じるためにも大事みたいですね。
どういう文脈でやっているかを意識する、というのも興味深い視点。
グローバルとローカルのどっちをもとにしているのか。
また、誰もがトップにもなれる、と。
逆に、資格を取っても業界でトップレベルでないと意味がないといいます。
つまり、ニッチで1位を取る。自分の戦略的なローカルを持つことなのかもしれないですね。
100人いたら1位は1人ではなく100人が可能、というのは重要な視点だと思いました。
どう時代に取り残されずに生きていくかという点で皆が気になるのが、機械との付き合い方について。
- ツールを使う
- 中間の工程をあまり気にしないこと
- 機械にできることを極力やらないこと
始めと終わり、大事。
そして、自分の優位性を他者に伝えることも欠かせない。
「どんな人が何を必要としているのか、自分は何とつながっていくべきなのか、というメディアのお客さんと発信源の関係をしっかり作っていかないと、うまく仕事にならない世の中になっていくと思う」
人間と機械の役割分担についても意識する視点が参考になります。
「人間を動かす(プログラミングする)ための言語というのは人間のほうがうまく話せるから、これはやはり人間が伝えるべきで、その抽象的なレイヤーは人間が使って、すごく具体的で数理的なレイヤーはインターネット上で共有可能にしておくことがベストだ。そのトレードオフは絶対起こる。」
人間中心主義から脱人間。
計算機発展以降、ヒトは世界を観察し解釈を与えうる唯一知性ではないこと。
そして、一人一人が低コストで別の世界を目指すことができるようになり、
やがては、現実に記憶する時間と、各々の現実に帰属する時間をすみ分けながらうまくやっていくのでは、と論じられています。
貧者のバーチャルリアリティは少しディストピアな気もしましたが。
人類の適応とは、この、もはや人類が共同幻想を持たない、という変化を受け入れることらしいです。
個人的に考えさせられたことの一つは、過去はなかったことにできない、過去の上に成り立つ世界、文脈を知って、今を知る思考力を、私も身につけていきたいということです。
たとえば西洋の近代思想が生まれる前の自己統一性や自由意志が確立していなかった時代に戻るのではなく、
それを経て、また今、無為自然のような人間観をあらためて打ち出す、ような。
頭が追い付いていないところもありましたが、
変化を歓迎できるように、新しい技術や支店に引き続き好奇心をもって関わり、新時代を楽しみたいです。 -
Posted by ブクログ
【概要】
近日よく電車の中吊り広告や街中でバッジなどを見かけるけど、いざ言われるとなんだかよくわかっていないSDGs。
本書では、このSDGsを本筋として、
世界の現状、各目標に対して立ちはだかる壁や、日本における浸透の難しさを説明しています。
とは言っても、いきなりこれだとあまりにとっつき難い話題なのでまずは、
地政学におけるあらゆる事柄(人口、死亡率、GDP、格差、資源etc)の各国の関係性などを世界の分布図で説明してくれてます。
現在における(2019年当初)あらゆる視点からの地政学的見解を示し、今後10〜40年後の予測シュミレーションを展開しています。
その上で、現代の日本はこれにどう賛同していき
どうやって自分ごととして捉えていけるのという点を疑問提起してくれています。
【感想】
個人的には、「SDGsがどういうもので…」とかには全く興味がなかったのですが
この本には、人口、GDP、資源、格差などあらゆる指標の世界分布図が掲載されており、
今後10年〜30年以内世界あらゆる動きの予測図が載っているのが魅力的でした。
これと言った専門知識がなくても、世界の現状把握に役立つのではないかと思います。
落合さんも後書きに書いてくれてますが、
わかりやすさを優先してくださってる為、
学術的な深い考察というよりかは、「入門書」という感じです。
何か専門的な知識を得たいと考えている人には物足りないかもしれません。
落合さんと池上さんの対談なども出てきて、
お二方ともかなりわかりやすく噛み砕いてくれてる印象です。
ありがたい事に、私みたいな初心者にわかりやすかったです。
「現状からするに〜年には概ねこうなってるでしょう」
「今後数年で、このようなことができるようになっているかもしれません」どういうような温度感で世界情勢が説明されていて、
そこから読み解かれる、
SDGsの17の目標と日本人がどう向き合っていくかというのが最終的な論点となっています。
本書にもありましたが、率直にいうと
この主題は日本人にとってとっつき難い、イマイチピンと来ない主題です。
だからあえて、「分かりやすく」「とっつき易く」
様々な観点から巻き込んで考えさせてくれようとしてる、という印象でした。
「今世界はどうなっていって、どこに向かっていき、自分はそれに対してどう関わっていくのか」
って漠然としていて、
一見リアル性のないテーマに思えます。(今自分が生きていくのに精一杯なのが現実ですし…笑)
でも私はこの本を読んでいく中で、
近年、世界情勢が毎年急変していく中で、
地球に住み続ける一人間として、
今世界がどうなっていて、どういう流れが起きているのかを
日常生活だけではなく世界規模、というかマクロな視点で知っておくべき常識の一つなのではないかと思えたので
そう言った意味でも、オススメな本です。
ただし、かなり分厚いので
図などがあって分かりやすいですが、時間は少しかかると思います。笑
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Posted by ブクログ
この本を読むことで得られたことは主に2つ。一つは、読書に関する捉え方のアップデートができたこと。もう一つは、教養を深めるために読むべき本質本を知れたこと。
タイトルの「忘れる読書」にもあるように、著者の考えは、これだけ情報が氾濫した現代においては、内容は適度に忘れていって問題がないとする。内容はフックが掛かった状態であれば十分で、むしろ「較べ読み」を通じて、自分の頭の中に脳内マップを作り、内容を血肉にしていくために読むべきだと考える。
これほど情報過多の時代では、受け取った情報を俯瞰して位置づけ、考え抜く思考体力が必要になる。それはWEBの細切れの情報では身に付かず、読書は良い手段である。
そのために選書の工夫としては。「核に主張がありそうな本」を選ぶ。「いろいろとコンテンツをかき集めて並べただけの本」は選ばない。
教養のための50冊に書かれている本を読破しても自分なりの教養はつかない。本を手に取るときは自分なりの文脈で選ぶ。
この本を通じて私が読みたいと思ったのは、「風姿花伝」、「夜と霧」、「失敗の本質」、「ミカドの肖像」、「禅と日本文化」、三島由紀夫作品と「薔薇刑」、キャッチャーインザライあたり。
さて、自分なりの文脈を考え、次に手に取る1冊を決めようと思う。 -
Posted by ブクログ
AI技術が急速に発展する今後の社会や人間について師弟が論じた本です AI技術が急速に発展する中、人類とAIの関係性。人類はAIとどう付き合うべきか。社会的影響について論じた本。
研究者同士の対談本なので、程々テクノロジーの知識がないと十分理解できないかもしれない。私は7割も理解できなかったと思う。
そこで悔し紛れにChatGPTに「『2035年の人間の条件』という本の要約をして」と音声入力したら以下の文章が返された。
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この本は、歴元潤一と落合陽一が未来の技術や社会について語り合った対談を中心に構成されています。主なテーマは以下の通りです:
1. **人工知能(AI)と機械学習**:AIの進化が人間の生活や労働環境にどのような影響を与えるかについての考察。
2. **情報技術(IT)とインターネット**:情報技術の発展が社会構造や個人のコミュニケーション方法にどのような変化をもたらすかについての議論。
3. **未来の働き方**:技術の進化によって変わる働き方や職業の在り方についての予測。
4. **教育の変革**:未来の教育システムや学びの方法がどのように変わるかについての議論。
これらのテーマを通じて、二人は2035年における人間の生活や社会のあり方について多角的に考察しています。この本は、技術の進化がもたらす未来についての洞察を提供し、読者に未来について考えるきっかけを与える内容となっています。
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ChatGPTくん、若干ズレた答えのような気もするが大体正解だと思うよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天才の本はやはり面白い、、、
落合さんは自由で人生を楽しんでいるんだろうなあ。落合さんが見ている世界はどんな世界なのか、自分もその世界をいつか見てみてたい、、
自分も読書をすることで社会に押し付けられる価値観から自由になって、自由に生きたい。特に好きを毎日爆発させて仕事をしている落合さんのようになれたらと思った。
岩波文庫100冊読みたい。ここで紹介されていた本は難解そうであるが読んでみたいと思う。風姿花伝など。
日本の文化、侘び寂び、美、禅などにふれたいと思った。
文学、アートの味わい方のヒントも得られた。リズム感を味わう。それでいい。
内容メモ
読書で抽象化する思考が鍛えられる(物事をゼロベースで考え、分析する思考力=物事の本質を見極められる力)
読書で気づく力を養う(課題を見つける力、知識と知識を繋ぐ力
この2つが自分でストーリーを練り上げる力となる
デジタルネイチャー、人と機会が溶け合う世界
デジタルな時代の初期に過ぎない現在
読みたいと思ったらすぐ読む、旬をつかまえる
いくつの問いを持てるか
その本が書かれた時代とその背景を必ず確認
日本は空気に支配されている
片方がモワッと、片方がパキッとしているのが美しいという美的感覚を日本人もつ
小説などはリズム感を感じる、村上春樹など
アート鑑賞の時は自分の感覚を言語化する
Work as life 自分の好きを爆発させて日夜仕事をする
伝記でその人がどういう歴史を辿ったか、どう考えたのかより身近に感じれるかもしれない
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Posted by ブクログ
前半は、近代から現代の世界情勢の解説。
中盤親子対談
後半、
陽一氏
これからの時代の生き方
落合陽一氏の育てられ方
信彦氏
歴史上の人物のメッセージ(ケネディ、サッチャー、アイルトン•セナ)
【感想】
昭和の頃の外交の話は自分がリアルに見てきたものだから懐かしい。
陽一氏は「ニーチェを読まないやつとは話さない」等々、知的には厳しく育てられたようだけれども、それを受け止めて楽しむ知的能力の高さがあったんでしょう。思考の骨格が読書で作られてきたようだ。
みんながいいと思うものを追いかけている人に、「自分の考えを持て。懸命に生きろ」と一撃でをくらわせてくれる本。
【メモ】
専門性を磨け、自分だけのスキルを持て、組織を頼るな
自分の基本となる考えを持て