落合陽一のレビュー一覧
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内容は面白いし、納得できる部分も多い。
AIによる仕事の代替は当然やって来るものとして考えるべきだが、それはチャンスや救いと捉えるべきものであって、危機を感じたり悲観的になったりするのは、元々の自分のポジションを代替可能な社会の部品と考えているからであって、好きなことに没頭して何かを成し遂げるためにAIを使いこなす側の人間になるべきだという。奴隷なしで誰もがローマ帝国の市民のような生活ができる時代がくるということで、それはAIが手を持つようになるといよいよ実現するという。
ただ、堀江氏と落合氏が常に主張している内容が多く、真新しい内容はなかった。経済の話しは特に論理的に破綻しており、同感でき -
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デジタルネイチャーをはじめとして最近の他の著作が既読であったため、真新しい発見や驚きは少な目。
ただし個人的には、現在自分の望ましい働き方にシフトチェンジしていく方法と方向を模索中であったため、参考になる部分がいくつもあり、本書が発刊から4年が経ってしまっていたにもかかわらず良いタイミングで読めたと思う。
「集合知に取り込まれるとシステムに負けるため、そうならぬように暗黙知を積み重ね専門性を持つこと。」
自分はバランス重視のスタンスでこれまで来てしまっていて尖った強みや特技がない。その点についてはもはや諦念の境地だが、自分が趣味においても仕事においても社会の中で埋没してしまっているのはまさに -
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忘れる読書
著:落合 陽一
PHP新書 1330
筑波大学で、メディアアーティストをやっている筆者が送る「デジタル時代の真の教養を身につける本の読み方」が本書です
ちょっと違和感がある部分もありますが、いろんな本の紹介もあり、本というものへの向き合い方、見方が変わりました。
紹介している書籍を読んだことがあると、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
気になったのは、以下です。
■はじめに
・時代の変化にまつわる情報を受け止め、整理することは生きる上で欠かせないタスクになりつつあります
・ネットの中に流れるバズニュースを読み飛ばすのではなく、考え抜く、思考体力が必要です
今の時代に読 -
Posted by ブクログ
「ズームバック×オチアイ」は、Eテレで放映されていた番組で、本書はそれを文字起こししたものである。だから、分かりやすいが浅く、番組を見た人には既視感があるシロモノだろう。私は幸いにも番組を見ていないので楽しく読んだ。ズームバック=俯瞰してみよ。一つの事象から、範囲も時系列も広く。
オードリー・タンやマルクス・ガブリエルとの対談も収納されるが、折角の異才二人に対し、時間制限のせいか、表明的な会話でやや惜しい。
下記、本著で気になった内容の抜粋。
ラスコーの壁画に描かれたヨーロッパパイソンは、現在絶滅の危機にさらされている。そうした事象から、データを引く。陸上の哺乳類の全体重で比較する場合、 -
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落合陽一氏をはじめ、他の著名で学識の高い人たちがChatGPTについて論じている一冊だが、落合陽一氏が圧倒的に先を行っていて他を周回遅れに引き離しているというか、他の御仁達と次元が違い過ぎて面喰った。
落合氏の研究・活用実績の充実度、現在進行形のアプローチの深度、そして大局的見地からの抽象度の高さが群を抜いていてインパクトが非常に強いだけに、2章以降が補足や前置きのような形になってしまっている。ただ僕は率直にそれぞれの意見に興味深い点や参考になる点があったので、総合的に見ても面白い本だった。
微分可能オントロジーとしてのポテンシャルを活用したり、共感覚が如くマルチモーダリティを活用したアウ -
Posted by ブクログ
「未来なんてどうせ分からないし、予想しても当たらないことが多い。だから、自分の夢中になれることを見つけて、とにかく没頭して生きよう。」ホリエモンらしい意見が述べられていました。
確かに未来予測を聞いても凡人には理解し難い。どの仕事が残りやすいかなどは考えても仕方ないように思えました。
これからは以下のように人生を歩むことが最適かもです。
・仕事になりそうな趣味を3つほど見つけて、日々アウトプット。
・思考停止せず、意思決定する癖をつける。「今日の晩御飯はこれを食べよう!」みたいな軽いことからで問題なし。
・機械や人と差別化を図るために、ブルーオーシャン戦略を取る。
・大衆に呑まれて何となく