落合陽一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生成AIに関する書籍を初めて読んだ。
・MOOK版なので知識がなくてもさらっと読める
・生成AIの初歩的な使い方が分かる
・生成AIを使いこなすメリットが分かる
(生成AIが使えない人との格差拡大が想像できる)
・生成AIの課題もわかりやすい
・AI技術による将来の世界の一案が想像できた
・福岡伸一さんと落合陽一さんの対談がとても面白い
今の世の中は、生成AIでの効率化やビジネスが頻りに取り立たされていて、実際に使ってみるとこんなことができるのかと驚かされる。社会へのインパクトが大きく、開発競争の激化も理解できる。しかし、未来の社会は今よりも良い社会になっているのか、正直わからないと思った。「生成AIが変える未来」は、人間にとってより良い社会であってほしいと切実に思った。 -
Posted by ブクログ
人類は最終的に猿ではなく猫になるかもしれない。
落合さんのアトリエの猫たちは、自動餌やり機、自動水やり機、自動トイレで自立していて、たまに落合さんが餌や水を補充するが、猫たちはそれを自覚しておらず、自然に湧いてくると思っているらしい。
AI時代の人類も、ボタン一つでご飯が出てくる世界になるかもしれない。その裏には高度なコンピューターがあるにも関わらず。
数学の概念は教育で身につけるしかない。
直感的に理解しづらい例として、複利がある。
どんなにコンピューターやAIが発達しても、母語と数学の学校教育は重要であり続ける。
OpenAIのEmbeddings APIを使っていなかったら、エンベディングの話は理解できなかったかもしれない。
人間の性格は、外向き=陽キャ、内向き=陰キャと思われがち。
実は外向き・内向きと陽キャ・陰キャの組み合わせでマトリックスを形成している。
コロナ禍で外に出ないとメンタルが落ち込む人は外向きの陰キャ。
猫は内向きの陽キャで、犬は外向きの陰キャかもしれない。
無駄に悩む暇があるなら、AIを使って自分のやりたいことをやればいい。1人遊びの能力が最も重要で、自己実現を悩むことが一番ダメ。
自分を探すのではなく、やりたいことを探すべき。1人遊びに失敗すると悩み始めるが、成功すると悟りに至る。 -
Posted by ブクログ
初版第一刷発行が2018年4月13日。
現在2024年4月。
時代の寵児である二人が、2018年時点でどのような未来を思い描いていたのか気になり拝読。
現代への問いかけ。
今後どのように生き抜くか。
なくなる仕事、変わる仕事。
生まれる仕事、伸びる仕事。
お金の未来。
学びの多い一冊でした。
今がどのような時代で、どのような未来が今後来るのか。これを知らずに生きていると、取り残され、損をして、愚痴をこぼすだけの人生になりそうな気がします。
・貯めるべきはお金ではなく、「信用」。人から何かを頼まれたら、期待に応えるように尽くす。
・昨日の自分と今日の自分を差別化することから始める。
この二つは、直ぐに始められることなので、今日から始めていきます。
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Posted by ブクログ
ハーフ&ハーフ。それぞれの執筆と対談とが織り交ぜられて不思議な感じ。
落合陽一さんはTVで見かけるけど、ジャーナリストの父・信彦さんを知らなかった。その不勉強がめちゃくちゃ恥ずかしくなるくらい一言一言の重みが違う。
トランプとプーチンに会ってきたけど、やつらの話はつまんねーからさっさと退出してきたわ。とか別次元って言葉はこういう人のためにあるんだね。
──自由と平和にかかる代償は高い
── ローマ帝国は為政者が劣化して、市民も劣化していった。(中略)パンとサーカス。つまりポピュリズムの蔓延だ(中略)
強いリーダーがいなければ市民は堕落していく─
いまの日本はフェーズ2のリーダー不在かな。恥知らずな大衆迎合。バラマキして一瞬喜んで下さい、キャッシングですけどね。それでも自民党に牽引力を求めて票が入る。
だって他にないから仕方ない。
プーチンや習近平はイヤだな〜とか言いながらも。
もうリーダーはAI独裁で決まりだよ。もしくは猫。 -
Posted by ブクログ
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落合陽一
1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。ピクシーダストテクノロジーズCEO。2015年米国WTNよりWorld Technology Award 2015、2016年Ars ElectronicaよりPrix Ars Electronica、EU(ヨーロッパ連合)よりSTARTS Prizeなど国内外で受賞多数
とにかく今の日本人の意識は相当にネガティブです。「日本はイノベーティブじゃない」「一人当たりの生産性が低い」といった話ばかりですが、今の社会システムのあり方だったら、生産性が低いのは当たり前です。我々の教育は、人に言われたことをやるのに特化していて、新しいことを始めるのには特化していないからです。しかし、それで良かったのです。むしろそのほうが近代的工業生産社会(* 19) では優位に立てたのです。だって、近代以前の個別に尖った創造性社会(* 20) を無個性で共通認識のある訓練された集団へ変換するほうが、マス(* 21) を解体するより難しいと思いませんか?
このような 継ぎ接ぎの状態では、それぞれの法律の間で 齟齬 が発生するのは当たり前です。今、憲法改正の議論が起きているのは、国防上の問題に限らず、時代の変化に合わせて修正しないといけないところがたくさんあり、予期せぬデッドロックを防ぐためなのです。
これからの日本に大事なのは、いろんなコミュニティがあって、複数のコミュニティに所属しつつ、そのコミュニティを自由に変えられることです。どのコミュニティを選ぶかは本当に人それぞれです。家族を基盤にしてもいいし、会社を基盤にしてもいいし、地域コミュニティを基盤にしてもいいし、趣味を基盤にしてもいい。ひとつのコミュニティに依存するのではなく、いろんなコミュニティに依存すればいい。そういうふうになれば、日本人の生活や仕事はもっと楽しくなるはずです。ですから、この感覚を共有できる地域経済をつくり出していかなくてはなりません。そのためのビジョンの共有と教育が必要なの
我々は東洋人なのにもかかわらず、あまりに東洋のことを軽視しすぎです。バックグラウンドにある東洋思想を学ぶべきなのです。東洋思想への理解がないと、「我々は幸福であるべきか」といったコアのない議論にはまってしまうのです。こうした問い自体が、日本のように個人という考え方になじみの薄い世界にはそもそも同様になじまないものです。にもかかわらず、それにとらわれてしまうのです。
カーストというと、悪いイメージがあるかもしれませんが、インド人にとっては必ずしも悪ではありません。僕はインド人によく「カーストってあなたにとって何なの?」と質問するのですが、多くの人が「カーストは幸福のひとつの形」と答えてくれたことがありました。 なぜカーストが幸福につながるのかというと、カーストがあると職業選択の自由はない反面、ある意味の安定は得られるからです。生まれたときから、どういう層の人々と結婚をするのかがわかっているし、誰と結婚するかも大体わかっている。また、未来において自分の子どもが自分と同じ職業を得ているだろうとわかるからです。それが保証されていることは、実は「自由がなく不幸」ではなく「安心かつ康寧」なのだと聞いて、確かにそうだなと思いました。
とくに日本人はマスメディアに植え付けられた「普通」という概念にとらわれすぎです。多くの人は、普通こそが天地神明の理だと思っていて、全てのことを「普通」で片づけます。しかし実際には、普通が一番だと思っているのが、一番の間違いなのです。普通は多くの場合、最適解ではなく、変化の多いときには、足かせになるのですから。
たとえば、インドではヒンディー語のほかに今でも400近い第二言語(* 31) が話されています。言語が統一されていない国家があったとき、前世紀的なやり方で生産性を上げるには、統一言語をつくり、教育を施すことでコミュニケーションのしやすさを確保する、というのが近代のやり方でした。
まずは、我々が変な外来語をやめて、東洋的なかっこよさをつくっていくべきです。「東洋はかっこいい」──そう僕たち自身が思えるように、そういうイメージをブランディングするようになれば、日本企業は未来の競争にもきっと勝てるはずです。
国防の最重要テーマが「機械化自衛軍」だとすれば、外交の最重要テーマはインドです。外交でもっとも重要なのは、どこの国と仲良くするかですが、日本が最も仲良くすべきなのは、インドです。インドと手を組めれば中国を挟み込めるので、地理的に日本は有利になります。インドとともに、今まで通りアメリカとも戦略を共有していたら、日本の外交は安泰だと思います。
今でも、日本とインドの関係は非常に良いですし、信頼関係はとても高いと思います。そもそも、日本人は全員、ヒンズー教の一派みたいなもので宗教的には一緒ですし、第2章で述べたように、カーストも日本と相性がいい。 文化的にもインドと日本は深い関係があります。サンスクリット語を母国語の3割ぐらい使っているのは、日本人ぐらいです。日本人の身近な言葉は、ほとんどがサンスクリット語です。たとえば、世界という単語の「世」という言葉は、1世、2世、3世の世であって、サンスクリット語では現在、過去、未来の世という意味です。「界」は上下左右、東西南北という意味です。つまり、世界とは、時間と空間という意味での世界なのです。いわゆる、グローバルという意味とはまったく関係がありません。
最大のリスクファクターはやはり人口です。一人っ子政策でのつけで急速な少子高齢化が進みます。人口バランスが一気に崩れるのです。習近平政権の時代はまだ安定しているかもしれませんが、習近平以後は、本当に何が起きるのかわかりません。 僕が危惧するのは、「天安門事件3」のような出来事です。1989年の天安門事件は衝撃でしたが、あれと同じようなことが起こりえます。もし天安門事件3が起きたら、紅いシリコンバレーとして栄えている深圳や香港といった地域は緊張が起こるのではないでしょうか。その意味でも中国は本当にヤバいです。