あらすじ
異能の親子が語る「近未来の姿」とは。
国際ジャーナリスト・落合信彦氏と、息子でメディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学准教授)による初の親子共著作品。
父・信彦氏は、ケネディ暗殺の真相に迫った『決定版 二〇三九年の真実』や若者たちへの熱きメッセージを綴った『狼たちへの伝言』などで知られる国際ジャーナリスト。常に現場で取材することを信条とし、アイルトン・セナやサッチャー首相、スーチー氏など世界の著名人にも多数インタビューした。著書はいずれも大ヒットしている。
息子・陽一氏は、メディアアーティストとして活躍するとともに、筑波大学准教授、ベンチャー企業代表など幅広く活動。世界が注目する最先端の科学者である。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ2022」に選出されるなど、受賞歴多数。
未来を見通す目を持つ2人が、これからの世界がどうなるのかを伝える。
(底本 2022年12月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ハーフ&ハーフ。それぞれの執筆と対談とが織り交ぜられて不思議な感じ。
落合陽一さんはTVで見かけるけど、ジャーナリストの父・信彦さんを知らなかった。その不勉強がめちゃくちゃ恥ずかしくなるくらい一言一言の重みが違う。
トランプとプーチンに会ってきたけど、やつらの話はつまんねーからさっさと退出してきたわ。とか別次元って言葉はこういう人のためにあるんだね。
──自由と平和にかかる代償は高い
── ローマ帝国は為政者が劣化して、市民も劣化していった。(中略)パンとサーカス。つまりポピュリズムの蔓延だ(中略)
強いリーダーがいなければ市民は堕落していく─
いまの日本はフェーズ2のリーダー不在かな。恥知らずな大衆迎合。バラマキして一瞬喜んで下さい、キャッシングですけどね。それでも自民党に牽引力を求めて票が入る。
だって他にないから仕方ない。
プーチンや習近平はイヤだな〜とか言いながらも。
もうリーダーはAI独裁で決まりだよ。もしくは猫。
Posted by ブクログ
学生時代、落合信彦氏の本を何冊も読み、胸を熱くしたのものでした。そしてそのお子さんが、今大活躍されている陽一氏と知った時は驚き、どの様な家庭環境や教育のもとで育ったのか知りたく思っておりました。
初の共著とのことで、そのあたりも期待しましたが、落合家のお話や対談での絡みページは少しで、国際政治関連のお二人別々の寄稿という感じでした。でも、陽一氏が信彦氏に対して「お父さん」と読んでいるらしい所が新鮮でほっこりしました。
各担当章では、ウクライナとロシアの戦争でのアメリカの大統領所感についてノビー節が顕在で懐かしかったし、陽一氏が読んだプーチンによる論文「ウクライナという国はもともと存在しなかった」云々の主張や、もし中国が盲流と呼ばれる最貧困層の農民を日本に流してやりたい放題させたら、という気になる話題がたくさんあって考えさせられました。
Posted by ブクログ
前半は、近代から現代の世界情勢の解説。
中盤親子対談
後半、
陽一氏
これからの時代の生き方
落合陽一氏の育てられ方
信彦氏
歴史上の人物のメッセージ(ケネディ、サッチャー、アイルトン•セナ)
【感想】
昭和の頃の外交の話は自分がリアルに見てきたものだから懐かしい。
陽一氏は「ニーチェを読まないやつとは話さない」等々、知的には厳しく育てられたようだけれども、それを受け止めて楽しむ知的能力の高さがあったんでしょう。思考の骨格が読書で作られてきたようだ。
みんながいいと思うものを追いかけている人に、「自分の考えを持て。懸命に生きろ」と一撃でをくらわせてくれる本。
【メモ】
専門性を磨け、自分だけのスキルを持て、組織を頼るな
自分の基本となる考えを持て
Posted by ブクログ
昭和と令和をしみじみと感じました。
親父さんの方は、特に今更だ。ただ、やはりアメリカ大好きなのね。
息子の方は、ゲーム感性で生きるのね。
プーティンか、アメリカの覇権はどうなるんかね。
Posted by ブクログ
とても読みやすかったです。政治家の人達はお金のことばかり考えている。ケネディみたいに、情熱や信念を持った政治家が日本にいるのだろうか。お金の欲にまみれた日本は、これからどうなってしまうのだろうか。私たち民衆ができることは何だろうか。色々考えさせられる本だと思いました。
Posted by ブクログ
文字サイズが大きかったこともあるけど、久しぶりに一晩で一気読み。
信彦さんパートは既出原稿から構成されているところが多いが、若い人には新鮮だし驚きもありそうに思う。
そして、この本で陽一さんを初めて読むことになるシニアも多いんじゃないかと。
落合親子の共著だからこそ、広い世代に読まれるキッカケになるんじゃないかと。
ただ、対談はもっとたくさんの量、できれば複数の時期での対談を読みたかったー
Posted by ブクログ
落合陽一はよく動画で見るのだが、落合信彦の事はよく知らなかった。調べるとジャーナリストと書かれているが、本著でも各国の要人へのインタビュー風景が写真と共に紹介される。親子対談というより、落合信彦の著作に対し、息子が応援出演しているような仕立てだ。
こうした取材からの学びだろう。一次情報を当たれと父親は言う。例えば、プーチンの論文。プーチン的歴史観は、ウクライナと言う国はもともと存在せず、ウクライナ人もロシア人も同じ民族だが、ソ連は権力を維持するために国を分割してウクライナを作った。その状態を放置したままソ連が崩壊したのだから、この分断を産んだのはソ連であり、元に戻すのが正しい、という発想。その他にもケネディや習近平等が語られる。
息子は何かを悟ったかのような突飛に敢えて世間ズレした演出をするが、拗らせた自己愛の発露に見えていた。本著の構成のせいで、浅薄なタレントのような扱いをされてしまっている感は残念。
社会性昆虫みたいな数を頼りにした同調現象としての炎上のような暴力のデジタル化が加わった事を除けば、徐々に穏和なネットワーク社会が形成されている。予言された世界というが、イデオロギーの変遷で言えば特に新自由主義だなんだと言っても、根幹の支配体制が大きく変わらないのだから、所与の領域という気がする。
Posted by ブクログ
ほん3さんのレビューを見て手に取ったのに「いいね」してなかった
ま、そんな奴です(〃ω〃)
照れるとこ違うわ!
まず落合信彦さんと落合陽一さんが親子なの知らんかったー(〃ω〃)
だから照れるとこ違うわ!
どうりで好きだと思った
てか、あれ常識なん?これ
みんな知ってた?
なんでわいだけ取り残されてたんかな?
まぁそういうことってあるよね
なんかその情報だけ何故か接してこなかったみたいな
家族全員知ってるの自分だけ知らなかったみたいなことあるよね(それはお前が人の話を聞いてないからだ)
ま、いいや(いいんかーい)
はい、この本の感想行きます!
「物足りない」
あ、あと落合信彦さんがプーチンを一貫してプーティンと表記していることにジャーナリストとしての凄みを感じました(感性おかしい)