落合陽一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分にできることから始めよう。
仕事で取り組んでいるSDGsだが、不意に無力感や疑いを抱くときがある。先日テレビ番組で同年代と知った著者に惹かれてこの本を読んだ。
世界を見るに大切なテクノロジーの動向を、アメリカ、中国、ヨーロッパ、そして第三のイデオロギーという4つのイデオロギーで説明している。SDGsでも取り上げられている課題である貧困と環境についての説明も、年代によって持っているイメージの差を更新することで語っている。『ファクトフルネス』でも指摘されていたが、かつて教科書で見たアフリカやアジアのイメージはすでに古いものなのだ。
アメリカが温暖化対策に背を向ける理由を深く知ることができ -
Posted by ブクログ
この本は、2018年に発行された。発行されて4年が経つが、堀江さんと落合さんが言うような世の中にはまだまだ程遠いように思う。変化というのは、そう簡単には起こせないのかもしれない。また、変わることでいい面、悪い面も存在するかもしれないという考察に至った。
世の中や国に求めるよりも、自分が変わってみる方が、遥かに何かが変わった実感を得られやすいだろう。だったら実験的に色々トライしたいと思う。
好きなものに没頭したことが、いつか仕事になるという堀江さんの考えには、憧れを抱くのと同時に、どうしても小利口な自分が登場してしまう。
また落合さんの言う、世の中に存在する普通への定義への疑問に対して共感し -
Posted by ブクログ
ずいぶん前に読んだのに記録していなかったようだ。
SDGsの理解に必要なデータがわかりやすい図表を読みいてまとめられている。単に「貧困は◯%です」といった事実だけれど薄く実感の伴いにくい数字と違い、思考が動き出すきっかけになるデータの集まりで、その部分だけでも価値がある。
それに加えて落合陽一さんの視点でSDGsをどう捉えるかの道標がなされていて濃い一冊。
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あとがきより
「このように、身の回りの活動からSDGsとの関連性を見つけ出して意義付け、経済を回すことでサスティナブル性を獲得し、「発酵」の力によって豊かな創造性を引き出すこと。それが、日本独自のSDGsのあり方を発 -
Posted by ブクログ
ネタバレSDGsは地球にやさしい環境対応のことだと思っていたけど、本書を読んで、SDGsとの付き合い方が変わった。
持続可能性ってどういうこと? 誰かが答えていた(本書ではないけど)、持続可能でないということは、”このままじゃ、暮らせない”ってことだよ、と。翻訳がいけないのかもしれない。子孫に残したい暮らし方の目標・ゴールのことかもしれない。
テクノロジーが、今後進歩を速めていったとき、デジタル対応の仕方が4つあると説く。①アメリカン・デジタル(圧倒的・革新的なイノベーション)、②チャイニーズ・デジタル(国家を後盾にしたイノベーション)、③ヨーロピアン・デジタル(伝統と文化を背景にブランド化&am