落合陽一のレビュー一覧
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今からでもポジション取れるはずと思わされた一冊。2018年に発売された本書ですが、今(2023年)に読んでも全く違和感がありませんでした。ホリエモンさんも落合さんはきっとこのころから進んだでしょうが、一般人はポジションを取った方が少なかったのでしょう。だから、今日が一番若い!今からでもできる!!そう思わされたし、そう行動することを著者は望んでいると感じました。そうそう、タイトルに「図鑑」とありますが、図鑑要素より読み物の要素のほうが強いです。こうすればよくなる的な明るい雰囲気の本で対談感はありませんが、読みやすい1冊です。
●すぐに行動に移せるかどうか?
これは、他のホリエモンさんの著作に毎回毎回出てくるので、ファンはまたこれか・・感があると思います。が、冷静になって会社の中を見回してください。すぐに行動すればいいのに・・と思うことありませんか?失敗したら?メンツや実績が邪魔をして動けない人が結構見えてきませんか?わたしの会社では見えますよ笑 そんな雰囲気の中で、あなたは「一番最初に手を挙げるバカ」になれますか?わたしは企み中です。
●教育は難しい問題。
保育園はまだまし。市場経済が働いて、基本地域内ですが選ぶことができる地域もある。父母会もあったりなかったりするところもある。一方で小学校はもう決まっていて選ぶ権利が全くない。なのに、地域ごとに持ち物の差(算数セットの購入の有無とか)があったりして・・。ガチャですよね。でも、学校に行く決まりにしないと、行かない子供が大量発生するのも事実。私立にいくにも試験を受けないと(あと学費)いけなかったりしてハードルが高いし。一方で中学は都会なら選べる余地があったりして。考えさせられます。
●先端の研究者を試験官にするのは無駄
確かに。大学教員が試験監督だからって公平性が保たれる理由にならない。試験監督の外注って存在しますよね?大学や会社ってそういう謎のしきたりが「今までもそうだったから」で存在しがちです。変えていくのは誰かじゃない、自分だって思う覚悟が大事だと再認識しました。 -
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落合氏と猪瀬氏がお互いをリスペクトしながらそれぞれの考える日本の未来と求められる思考法を語るという本です。
落合さんの本を読むと、「日本は決して終わった国じゃない」という希望が持てるから好きです。猪瀬さんの文章は初めてですが、『ミカドの肖像』『昭和16年夏の敗戦』といった過去の作品に興味を持ちました。
印象に残ったのは。第二章の「日本の風景」について。
「ドラえもん」の風景が無意識に日本人を縛り付けている。【均一な教育】【年功序列とローン】【マスメディア】という高度経済成長期の遺産を象徴しているのが「ドラえもん」だといいます。
アニメや漫画は日本が誇るカルチャーだと言われていますが、キャラクターばかりのコンテンツが日本の本当に見せたいものなのか?それが当たり前だと思っていたのでその問いに面食らいました。
この本を読んだのが2023年。いちおうオリンピックも終わり、日本は不祥事というとんでもないモノを世界に発信しちゃったわけですが。。。 -
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日本再興戦略を読んで
はじめに
高度経済成長期の正体とは、「均一な教育」、「住宅ローン」、「マスメディアによる消費者購買行動」の3点だった。
ただし、今の状況でこの戦略はまずい。なぜなら、機会親和性が低く、代替性の高い人類を生産する仕組みだから。
第一章 欧米とは何か
欧米というものは存在しない。欧州と米国はまったくの別物。
公平にはこだわり平等にはこだわらない日本人。
個人というものを無理に目指しているのではないか?東洋的思想は、自然であり、同質性・均一性にひもづく。
今の日本は東洋化(集団化)した方が、イノベーションがより起きやすくなるはず。個人としては異端にはなりにくいが、集団として異端になるのは得意。
日本は正しい地方自治が向いているのではないか。
新しいイノベーションを生むために参考になるモデルは、シリコンバレー型、シンガポール型、中国深圳型のようなスピード型。
第二章 日本とは何か
日本は700年くらいから官僚主導の政治体制になっている。
士農工商の考え方は、一周まわって時代の最先端になっている。この農とは百姓ということで色々なことができること。金融それ自体や物を売ることは基本的にクエリエイティブではない。クエリエイティブクラスは明らかにレアであり市場価値が高い。
柔軟性のあるカーストが日本には向いているのではないか。
マスメディアが普通を作り出した世の中は、変化の際には足かせになる。しかし、最近は広告が急速に力を失ってきている。地方分権という日本の成り立ちを考えると、今後は企業のマーケティングも地方を意識した戦略にシフトしていくはず。
お金からお金を生み出す職業が、一番金を稼げると考えるということ自体が間違っている。拝金主義が多い。
「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ
第三章 テクノロジーは世界をどう変えるのか
自動運転などは、我々の移動や時間の概念を変える。また人間の能力を拡張する技術がたくさん生まれている。また製造でも、これまでの大量生産ラインではなく、3DプリンティングやCAD設計による個別製造技術も生まれている。
今、社会で起きていることは、個別化と多様化を生み出すためのコンピューテーショナルな変革ではないか。
自動翻訳が劇的に復旧する。すると、日本のサービスが世界で売れる。
5Gは4Gに比べて、通信速度は100倍、容量は1000倍になると言われている。今のスマートフォンはあくまで2次元伝送のための装置だが5Gの容量になれば、会議システムなど3次元的な空間そのものを共有できる。自動運転でも車同士のコミュニケーションが取れる。ホロレンズが生まれたりもしている。遠隔介護や医療も可能に。
デジタルネイチャー、現実と仮想空間の融合を超えて、人、bot、物質、バーチャルの区別がつかなくなる世界、
人と機械も融合し、障害や老化などの差も埋まる
第四章 日本再興のグラウンドデザイン
人口減少、少子高齢化の社会において、機械化は社会正義となる。
少子高齢化対策技術を世界に輸出する。
子供を大切にして教育の価値を上げるべき。
日本を世界の高齢者にとっての楽園に。
例示と対話が重要になってくる。ウォシュレットでお尻を洗ってもらうようなもの。
仮想通貨を導入し、地方自治体に攻めの投資ができるようにする。今の地方自治体の収入は、地方交付税交付金と住民税、固定資産税程度でやれる事が限られている。そこで、自分たちの自治体を将来こうしていきたいというビジョンを示し、投資できるようにしていく。(ICO intial coin offering)
ブロックチェーンをあらゆる領域に広げていく事が大事。
ビットコインへの3つの問。① 実世界で本当に使うのか(使えない通貨は意味ない)
② 本当の非中央集権化とは (全体の利益が大事。自分の儲けのみを考えていては成り立たない) ③ オールドエコノミーとの戦いに勝てるか (投資銀行 vs 仮想通貨)
第五章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
中国を挟めるインドと仲良くすることが良い。
民主主義をもっと地方単位に区切っていくべき。
第六章 教育
高校生はもっと投資能力を増やすべき。OJTによって少しでも社会を知ったほうがいい。
研究は未知のテーマに挑む習慣もつく。リサーチメソッドは知ったほうが良い。
第七章 会社・仕事・コミュニティ
ワークライフバランスとかいうが、タイムが問題でないのに、時間で区切ってもしょうがない。金融機関に入ったほうが年収レンジが高くて、メーカーからは転職しても出世が難しい。人材の流動性が少なくイノベーションが起こしにくい。
男女差別について、全てがフィフティフィフティはおかしい。市場原理に則り、バランスを自由に変えるべき。
リスクを取るということが機械はすごく苦手だから、人間はそこを強くするべき。
終わりに
テクノロジーベンチャーが大企業に技術を提供する。理想的なモデル。
感想
面白い。落合さんが日本再興に向けて本気で取り組み行動していることがまず伝わる。さらに様々な内容で納得させられるものが多かった。現在社会における矛盾点や問題点が見えたりした。
また日本再興戦略とあるだけあって、単に未来の成長戦略を書くのではなく、日本人の民族性や歴史的背景から、議論をしているのが面白いと思った。(過去と未来の民族性は違くても良いとも思うけどね)
共感した内容としては、金融機関の給与の高さがおかしいのはとても共感。お金からお金を生み出すゼロサムベースの職業が一番稼げるのはおかしい。士農工商に賛成。
少子高齢化を機械の導入のチャンスやモデルの海外輸出など逆手に取る作戦は面白い。
ブロックチェーンにより日本でビジネスを行うには、GoogleやAppleと言ったサービスを提供しているプラットフォームの代替を日本で行う必要が出てくる?(app storeなどに手数料を取られているとしたら、日本独自のjapan store的な物を作る?すると、海外のアプリなどが参画しづらくなり、鎖国チックになるのかな?でも日本をプラットフォームから守るためならという事か)
未来のアイディアを考えるとき、自動運転、自動翻訳、のような自動○○や、遠隔医療や遠隔介護のような遠隔○○ってありかも。 -
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読んで「へー」というだけではダメな一冊。落合陽一さんだからこんな考えができるんだと他人事に思っていたら日本が変わることはできません。共感してできそうなことがあれば行動してみる。子供の学校を選ぶときに本書で出てきた考えを少し思い出しながら見てみる。そんなことが読者に必要だし、やってみたいなと思わされます。
本書が他の本とちょっと違うのは、欧米の真似ではなく、日本の過去の文化を振り返りながら日本に合った方法を提案しているところです。
本書は言葉の説明の部分がかなり長いです。その部分を飛ばすとテンポよく読む(聞く)ことができます。
●少子化は悪いことではない
「出生数が減った!増やさねば」と言う世論とは少し違う意見です。減ったら減ったなりのやり方があるし、ロボットやAIを生かすことで労働人口の不足には対応できるという主張です。そして、子供は少ないからこそ、リソースがさける、大人のほうが多いからこそ子供一人ひとりを大切にできるというのはそうあるべきだとわたしも思います。
子供を大切にすることは、子供自身はもちろん、子供の親だけでなく、国としてメリットがあるというのは再確認できました。
●年功序列の廃止
事務仕事が得意で現状維持が好きななおじさん達は別の場所でニーズがあるというのはすごく共感できました。
年功序列廃止の実現のためには、兼業 OK、クビを切りやすい制度の実現が必要です。とはいえ、すぐには変わらない気もする。そこで、自分で転職なり行動することで年功序列から自らはみ出してみるというのはどうでしょうか。学校教育が年功序列のため、レールから外れるのは少し怖いかもしれませんが、転職なら今の時代挑戦しやすいと思います。転職しなくても本の感想書いてみると言うのでも何か変わるきっかけになるかもしれません。(なってほしい)
●教育に力を入れる。
福沢諭吉、吉田松陰も教育に力を入れていました。それは、優秀な若い人が国を変えるということを知っていたからだそうです。著者も睡眠時間3時間で毎日多様な業務に追われているようです。その中でも教育には力を入れているとのこと。 -
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ネタバレ自分にできることから始めよう。
仕事で取り組んでいるSDGsだが、不意に無力感や疑いを抱くときがある。先日テレビ番組で同年代と知った著者に惹かれてこの本を読んだ。
世界を見るに大切なテクノロジーの動向を、アメリカ、中国、ヨーロッパ、そして第三のイデオロギーという4つのイデオロギーで説明している。SDGsでも取り上げられている課題である貧困と環境についての説明も、年代によって持っているイメージの差を更新することで語っている。『ファクトフルネス』でも指摘されていたが、かつて教科書で見たアフリカやアジアのイメージはすでに古いものなのだ。
アメリカが温暖化対策に背を向ける理由を深く知ることができた。再生可能エネルギーにばかり注目は集まるが、ヨーロッパのルールではなく、シェールガスでの温暖化ガス削減を目指してもいるアメリカ。一方で温暖化ガス削減は言えども原子力エネルギーに頼りがちな面もあるヨーロッパ。法の支配、思想、規制のヨーロッパとイノベーションのアメリカ。
イメージだけで考える危険性と、日本が取れる道の選び方。新しいルールとフェアなゲーム。SDGsの思想的な背景を知ってこそ、日本だったり一個人の自分だったりが取れる行動が考えられる。少し心の整理につながった。 -
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落合陽一氏の読書論 落合氏の読書論。
父親の落合信彦が有名だが、彼の息子の落合陽一氏は学者でありアーティストであり会社経営者でもありマルチな活躍をしていて有名だ。
幼い頃、父親から「ニーチェを読んでない者とは話さない。」と言われてニーチェを読み始めたが、結局ニーチェにハマったそうだ。
10代の頃からの読書遍歴や読書術、読書に対する考え方が述べられている。
タイトルの「忘れる読書」は、本の内容を忘れても良いのだと。「忘れなければ、新しいことを頭に入れられない。何かフックになる言葉などを一つ覚えておけばよい。」のだそうだ。
若い時に本にのめり込む時期があると良いのだそうだ。
歳をとってからでも間に合うだろうか。