落合陽一のレビュー一覧
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ネタバレ落合陽一が考える、日本がこれから世界と戦っていくための「戦略」を語った本。
いったん欧州をまねるという議論はやめて、東洋思想を見直し日本古来のスタイルでイノベーションを起こしていきましょう、という感じです。
コロナ前に出版された本で、4年もたってから読んだけど、「もっと早く読んでおけばよかった」と残念になるくらい面白い本でした。
私は読書するとき「自分にない価値観」を教えてくれる本にぐっとくるのですが、
この本はそう言う意味で、ページをめくるたびに私が世間に対して抱いていた思い込みを次から次へとひっくり返してくれる落合さんの言葉のシャワーに心地よさすら感じました。
一例をあげると、落合さ -
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ネタバレこの本が発売されることは知らなかったですし、「老い」というものがテーマであまり積極的に読もうと思わなかったのですが手にとって読んでみました。すると普段自分がもやもやと感じていることに対して解決の方策が書かれていることに気が付きました。
落合陽一さんは最近"民藝"というワードを使って「手触りのあるもの」「一回性」のようなものをどう感じていくかを語っていることが多いように思います。本書で取り上げられている介護の世界では人と人との関係が密で、介助する側の負担が大きいわけですが、テクノロジーによって緩和させなくてはいけないし、それができるということが書かれています。
自分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ落合陽一さんの随筆のような形式の本となっています。落合さんについてはどちらかというとネットの討論番組というか何かの議題についてディスカッションしているところを見ることが多いのですが、いつもすごいと思うのは議論における具体性です。何かの課題についていい、悪いを伝えたり、こうなったらいいと思う(逆にこうだからだめだと思う)ということを伝えるときには、常に理由が求められるわけですが、その付加的に伝えられる情報密度が高い。基本的に一言が長いのですが、その際自分にとっては理解できない単語がひとつ、ふたつ含まれていることが多いです。
この本でも当然自分の知らない単語や組織の名前がいくつかでてきていま -
Posted by ブクログ
50代に近づいており、気がつけば未来よりも経験値の方が多くなってきたと改めて感じる。周りは定年後も再雇用され変わらない環境に身を置き、今は返上した過去の肩書にすがっておられるのを見ていると、自分はああはなりたくない。どうせ生きるなら縛られない、私と出会った人たちを幸せにできる、そんな働き方をしたいと考えている。それなら、今何ができる?そう自問する日々だ。この本は私の普段考えている事をより具体的に示してくれた。
意外な時期に与えられた肩書に、うんざりした事もある。自分を卑屈に思ったことも。でも、今はそんな事言ってられない。私はこれからも知らない事を知りたい。そのためには学び続けなければならないし -
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日本で起こっているYouTube現象はまだ序章にすぎない。YouTubeとユーチューバーはさらに進化して、いずれほぼ全てのものがYouTubeという世界標準プラットフォームから発信されるようになる。
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YouTubeの副社長で中核にいる人が書いた本だからこそ価値があった。
コスパが高い、読み手を前向きにさせてくれる本。
この本から感じとった3つのこと
【史上最強のプラットフォーム。チャンスは平等】
バックグラウンドに関係なく、誰でも世界中の人達に情報が発信できる。
今自分がやっている日本語教師も、ひと昔のネットが普及してない時代では、会 -
Posted by ブクログ
ネタバレ落合氏のドラスティックな視点はやはり面白い。
これからの日本に関する大事な論点を提示してくれている良著。
ドラえもんから日本の文化を分析しているのがおもしろい。今ならなんだろうか、YouTubeネットフリックス かと考えが広がる。
メモ
・手を動かせ、モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取った後に批評しろ。
・東京と地方はまったく違う国になっていて、それは今後30年さらに加速する。
・プラットフォーム化したテクノロジーは分断を促すというより、都市と地方を結んでいる最大の共通項になっている。
・インフラを適材適所に組み替えていくということ
・日本は3つのブロックに分かれ、それぞれ別の課題を