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落合陽一氏が「老い」と高齢化にフォーカスした初の著書。解剖学者・養老孟司氏との対談を皮切りに、デジタルネイチャー(AIやロボットとの共存が当たり前の時代)において、「老い」がどう変容していくか思考する。“豊か”な生や老いを享受するためのヒントが詰まった1冊。 ※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。 ※紙版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
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Posted by ブクログ
デジタルクリエイター/研究者としての視座から見た現代介護の問題点とソリューションを提案している一冊。「デジタルネイチャー」という概念に“身体性の拡張”という要素が含まれており、“壁をなくす”をミッションとしている著者の、研究の延長線上に必ず介護の問題にぶつかることに対して、今のテクノロジーや事例から...続きを読む視える近未来を描いた意欲作。
落合さんについて一体何をしている人なのかほぼ知らない状態で読んだ。 介護のイメージの捉え方について今まで悲観的に聞かされる経験しかなく、鵜呑みにして疲弊し続けてきたのでハッとさせられた。 デジタルネイチャーという今後の当たり前を作っていく仕事。かっこよくていいな。 未来に希望を持てる本だったと思う。
落合陽一さんが老いについて語った一冊。ここ数年老いについて関わることが増えたという、情報テクノロジーの専門家の落合さんが、テクノロジーを使って介護現場における省力化と自然なコミュニケーションによる介護の実現を目指す。最初に収録されている養老孟司さんとの対談も見物。「VR・サブスク・シンプルなUI・5...続きを読むGと介護」この響きに惹かれた人と、現在介護に関わっている人(将来的に介護事業に携わりたい人)にオススメの未来の書。
内容はそれほど深くないかもしれません。ただ、自分には、引っ掛かる言葉が幾つもあった。豊かさとは。具体的に生きる豊かさとか。介護ケアと労働の歪みとか。そしてなによりこの言葉にぐっときた『世の中をどう捉えるかは、常に自分自身の見方によって変化する』
高齢化社会に向けたテクノロジーの方向性について、視座を高めることができたと感じた。自分の価値観に自信を持つことができた。
やはりなんとなく「老い」というとマイナスなイメージがつきまとう。 ただ、テクノロジーで「老い」をより「豊か」な人生に変えることができるかも。
「老いはパラメータ化していく」このフレーズに惹かれたり、疑問を思った人は必読。 タイトルの「老いと向き合う」というよりは、「老いはどうなくなるか、老いが限りなくなくなった世界でどう生きるか」について論じられている印象でした。 面白かったです。 人によっては物足りないかもしれません。
落合氏自身が自分の老年期や老後などをどのように考え、見ているか、そしてどのように生きていく方針なのかという話が色々述べられているのかなと想像していたが、大分違う話だった。 哲学的な話に関してはとても面白い。 養老孟司氏との対談が冒頭にあるが、ほとんど対談になっていないような文章である。 「落合氏が...続きを読む質問をする→養老氏が一言程度返す(かなり言葉が少なく、本質的な回答になっていないことが多い)→落合氏が膨らまして解釈し後を続ける」というムードで対談が終わるため、養老氏の考えが全然引き出せておらず消化不良な印象が強い。 まぁ対談は導入である。 本編の方ではデジタルネイチャーを前提として、老いの概念や実際の介護状況、老いる環境がどのように変わっていて、今後どのように発展していくかの見通しが語られている。 現状様々なテクノロジーが導入されていて、実績は確かに着実に積み重なっていると思うが、私が2025年末現在までで見聞きする限り、テクノロジーの普及度合は不十分で、まだまだ途上という認識である。 そもそも周知のとおり、介護現場は極端に働き手がいない。 改善やツール導入の希望があっても、現場に奔走していて未来のことを考える余裕がない。今目の前の人のために走り回らないといけない。 またテクノロジー云々の前にそもそもPCを使いこなせる人が少ない。ヘルパーも経営者も平均年齢が如何せん高い。 介護業界の将来性が見えるのであれば若い人も来ようが、経済的に厳しすぎるこの世の中、収入が少ない仕事には流れにくい。だからこそロビイストが待たれるのだが、「誰かがやってくれないかな」みんながヒーローを待ち望んでいる状況である。 介護保険料の大半を払い出す国・自治体が中心にまず方向性を定め、また経営体力があり、またスケール大きく動ける大手事業者がまず動かないと、普及はまず進まないだろう。 AIの急激な進展を踏まえると、本書後半で述べられている希望、「地産地消」や「テクノ民芸」というのは遅かれ早かれやって来るものだと思うが、介護においては猶更「安全性」が求められる点がやはりボトルネックになって進展を妨げるだろう。 エレベーターのドアやボタンを人感センサーや音声認識で操作することなど容易いはずだが、安全性への懸念と、導入コストのせいで未だ全く進んでいない。 そう考えると、音声でベッドや昇降機の上げ下げを操作できるようになるのもまだまだ先だろう。 実際に各家庭を見てきた身としては、ウォッシュレットもない古い家屋や狭い階段で上がる他ない古い木造アパートに住む独居の老人・障害者は少なくなく、そうした人たちはよほどコストが安くない限りツールを導入しようとしない。出来ない。そもそも情報も入ってこない。 こうした現場へのトリクルダウンが起きるには圧倒的なコスト低減が必要で、その高すぎるハードルをどう下げるのが一番の課題だ。 生成AIが一気に普及したのは、何といっても非課金で使えるからだ。 実費支出が少なければ、AIでもロボットでもみんな使うと思う。それだけのマインドは既に備わっている。 そう考えると、経済状況が上向くか、テクノロジーの圧倒的コスト低下か、政府または企業による実装費用の肩代わりがあってようやく訪れる未来だろう。
今現在の介護とテクノロジーの関わりを教えてくれた。悲観的ではなく希望が持てる内容だった。ただ今の私が何が出来るかまでのアウトプットに結びつけるには難しく、考えなければと思った。
落合さんと養老孟司さんの対談が読めるのが貴重。印象に残ったのは人の手による「温もり」を感じる介護が必ずしも必要だろうかという問いかけ。70が近い母も他人に下の世話をされるようになる前に逝けたらいいんだけどと話すことがあるが、確かに人ではなくかえって機械に助けてもらったほうが気楽だということは介護のな...続きを読むかにはあると感じた。 氏の本を読むのは初めてだったが、老いだけでなく身体障害など健常者とおなじようにできないというマイナスイメージをテクノロジーによって克服してきた事例が多く紹介されていた。 介護職の悪いイメージ(汚い、きつい、危険の3K)も技術の進化で払拭していける、年を取って思うように動けなくなっても豊かに生きていくことは可能である。という未来への希望を感じさせてくれる本だった。 耳慣れないテクノロジー技術の紹介が続き、読んでいて少し疲れたことから星3とした。
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落合陽一 34歳、「老い」と向き合う ―超高齢社会における新しい成長
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