あらすじ
落合陽一の本史上最も平易!でも深い。
「今のような学校教育はいらない」と語るのは、現代の論客といわれるメディアアーティストの落合陽一氏。
「人生100年時代」に本当に必要な教育とは?デジタルネイチャーの時代に身につけておくべきことは?…学び方のヒントがわかる“教科書”です。
「学び始めるのに適正年齢はない」ので、学生、社会人、子育て中の親、生涯教育について知りたい人…あらゆる世代や立場の方に響くものがあるはず。
落合氏自身の幼児期から今に至る軌跡もたどり、時代を牽引する天才がどう形成されてきたかも探ります。
読み解くのに思考体力を要するといわれる落合氏の本の中でも、平易に書かれているので、落合陽一を知る入門書としてもぜひ手に取ってほしい一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どう学ぶのが自分にとって効率的か知っていると有利
プログラミングが早い人より数学ができる人が有利
6歳までに五感をきたえる
母語の論理的言語能力をきたえる
佇まいに気をつける
STEAM教育をする
分解、辞書、図鑑、解剖、カメラ、コンピューター、ニーチェ
Posted by ブクログ
多様な経験を積むこと、教科などフレームに囚われることなく知識を吸収し、分野を横断した解決法を考慮できるようになることが大事だと思った。
自分の中に2つ以上の専門性を持つこと
新たに何かを学び続けること、趣味をたくさん持つことをまず大事にしたいと思う。
Posted by ブクログ
50代に近づいており、気がつけば未来よりも経験値の方が多くなってきたと改めて感じる。周りは定年後も再雇用され変わらない環境に身を置き、今は返上した過去の肩書にすがっておられるのを見ていると、自分はああはなりたくない。どうせ生きるなら縛られない、私と出会った人たちを幸せにできる、そんな働き方をしたいと考えている。それなら、今何ができる?そう自問する日々だ。この本は私の普段考えている事をより具体的に示してくれた。
意外な時期に与えられた肩書に、うんざりした事もある。自分を卑屈に思ったことも。でも、今はそんな事言ってられない。私はこれからも知らない事を知りたい。そのためには学び続けなければならないし、沢山の方の考えにもっともっと触れなければならない。
Posted by ブクログ
大学の先輩でもある落合陽一氏の書籍
生涯を通して学び続けることが重要である。
なぜ学校に行くのか?と自分も考えたことがあった。学校で学んだ歴史や地理など日常生活で登場する場面は少ないのに、と。しかし学ぶ習慣を身につけ、それを社会実装するためにどうしたらよいかを考える経験は必ず身についているし、それが学校に行く意義である。
子供のうちに多くの五感の経験をさせておきたい。経験の差が人生の差になってくる。アート思考も含めて。
日本のSTEAM教育で不足しがちな言語、物理、数学、アート の要素は、常に行ったり来たりしながら思考に織り交ぜるべきである。
人生100年時代、一本の武器だけでなく2,3の武器を持って柔軟な思考で世界に向き合っていけるようにしたい。
Posted by ブクログ
子育て、教育関係の仕事をする人が持っておくべきマインドが書いてあると思う。
チャレンジも学びも、自らのライフスタイルとして楽しみながら継続していきましょう。
その継続がブラッシュアップされれば、確率的に必ずイノベーションが生まれるはずなのです。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、具体的に教員や保護者などが読んで理解しやすいものだった。実践することを難しく思う人も多いかもしれないが、とても必要なことだと感じる。
Posted by ブクログ
直前に読んだ「メモの魔力」と内容が通じており、どちらも思考を言語化することの重要性が書かれていて参考になった。
学校の勉強では、正解不正解があるが、社会に出ると(大学生以降のこと)自分で課題を見つけて解決しないといけないこと。そのためには自分の判断基準が必要なこと、多様性の意識をもつことで自分が浮かび上がること。
好きなこと、やりたい事がある人、それがたくさんあればあるだけ強い。
Posted by ブクログ
落合陽一さんの本はこれが初めてでしたが、非常に読みやすく、参考になる事も沢山ありました!それにしてもタイトル長い!何せ学び続けなくてはならない、とか学ぶべき、とかよりも、楽しく学び続けていきたい、っていう気持ちでいけたらなあと思う日々。大人になってからの方が学ぶ事が楽しくなった気はする。うんうん。
Posted by ブクログ
テレビで落合さんのインタビューを観たときに、簡潔にわかりやすく、気持ちのいい話し方をされていたのが印象的で好きになりました。
五感を刺激し、鍛える体験や経験を幼いうちから(6歳くらいまでに)できるだけたくさんさせてあげること。
親が夢中になっていること、面白いと思っていること、その人脈や環境をフルに使って、見せて、こどもの好奇心を刺激して、世界を広げてあげること。
こどもといっしょにわくわくしながら多くのことを学んでいきたいと思えたし、何より、私もまだまだ勉強したいことがたくさんある、と思い出せました。
Posted by ブクログ
子供の教育に関して興味があり購入。
プロローグに親子一緒になって読めるようにとあったが、全体的な文章構造がやや難しいと感じ、第一章で正直抵抗感があった。ただ第二章で落合さん自身のことが分かると項目ひとつひとつの納得感が増したような気がする。
子供とのやりとりについて第一章でQ&A、第三章で会話例などあった点はわかりやすかった。
結局のところ、色んな経験をさせてそれらを言語、物理、数学、アートの4要素で捉えられると学びの幅が広がり、論理的な思考力想像には大人がサポートしてあげられるということ。
そして年齢は関係なく子供と一緒に自身も学んでいきたいと良いモチベーションを持てたことは本書を読んで良かったと感じる。
Posted by ブクログ
さすが他分野に秀でて結果を出していて、かつ現役で教育、経営、研究、芸術、子育てまでに携わっているだけあって回答の根拠が多面的で説得力がある。
第2章では落合氏本人の半生を細かく紹介していて、なるほどその結果が現在に至るのか、と興味深い一例を知れる。
実家が都心、実家に著名人や要人が頻繁に訪れる、近所に画家がいる、東大院生やプロピアニストを家庭教師につけられる、高級食材を日常的に食べられる、オシロスコープや楽器や本を自由に手に入れられる、青春十八きっぷを買える、出張に子供を連れて行ける…と「環境と金銭にめぐまれてんなヲイ!」とツッコミ所を入れたい場面が引っ切りなしに登場する。再現性はほとんどない。
とはいえこれは一例でしかないので、この章は娯楽的なもの。大事なのは他の部分にある。
特に後半の「4つのアプローチ」というのは大いに参考になった。とりわけ、言語的アプローチと、統計的思考と解析的思考の部分はこれまで私は触れてこなかった言説だったので子育てに盛り込んでいきたい。
Posted by ブクログ
人生100年時代において、どうすれば社会に出た後も学ぶ意欲を持ち続ける人を育てられるのかという課題に対して、落合氏の考えがまとめられた一冊。
近代教育で求められていた標準化や均一化とは対をなす多様な時代だからこそ、自分なりの判断を持つことが大切であり、専門性を二つ以上持つキャリアデザイン志向が求められている。
親として子どもに五感を磨くために多様な経験をさせ、偏りがあってもいいから「やりたい」と思うことを見つけられるように関わり、応援できるようになりたいと思った。
Posted by ブクログ
【なぜ】会社おすすめ本。報道番組でよく拝見する方だったので思考を少し垣間見たかった。
【どう】3.5点の★3(番組のコメントのイメージ通り多角的な視点を小さい頃方鍛えてきたのだろう。幼少期の記載よりも前の話が見たかった。)
子供への接し方、自分自身の学びの姿勢を持ち続ける方法、今後大切になっていく能力を1冊で得られる良い本。
たたじ、途中の著者の人生(特に幼少期以外)の部分はあたりは不要に思えてならない。なぜなら、筆者の素質にあった育ち方や考え方なので、本の趣旨とは少し逸れている、また全員に響く話ではないと感じたから。(そういう意味でやはり私は伝記のようなものは好まないのかもしれない)
【学び、備忘録】
・ヤムチャになるな「佇まいに気をつけよ」
・学校は「学ぶことを練習する場」
・親は子供に「佇まい」を見せることか仕事
Posted by ブクログ
いわゆる子育て向けというよりは自分に対しての学習をどうするかという大人向けでもいいような気がする。
これからの世界、さらに主流となっていくのが個になるところで、人はどうやって生きていくのかという指針を示しているようにも思う。
Posted by ブクログ
0歳から100歳までと言いつつ、早期教育の話もあるが高校以降がメインな印象。結論、所謂お勉強以外の経験値を増やそうといったかんじ。
STEAM教育、ロジカルシンキング、アカデミックライティングについては、より知りたくなった。
Posted by ブクログ
最近こういう本を読む時は、娘のことが念頭にある。高一の娘にどう落とし込めるか、あとこれまでの自分の子育ての反省も多分に。
自分で考えられる人間になってるかは大いに疑問だけれど、まだ間に合うはず。息子もいるし。
本としては子供に落とし込める部分があったことは収穫。
・学習する訓練を続ける
(どう学ぶのが自分にとって効率的か)
・ディスカッションを積み上げる
(正解はない)
・多様な世界観を
(親が面白いと思う世界を)
・大学に入ったら、それまでの価値観を捨てる
多様性のある価値観に向き合い、適合していく。
・佇まいを大事にする
(数値や論理で捉えられない暗黙知の価値)
・自前思考、複数の柱
・やりたいことを、やれ!(ワークアズライフ)
父親としては、
・自分にはやるべきことがあるという思考に基づいて行動する(オーラを出す)
・社会や文化のために何ができるか
・「普通はこうだから」と言わない
読み返したらめっちゃためになる。
まぁ唯一の自分たれってことかな。
2章の落合さんの遍歴は正直レベチすぎて参考にならず、3章のSTEAM教育は興味深いけど娘からはかけ離れてる感じで入ってこなかった。
(ただしアートは大事)
Posted by ブクログ
・確かにP.h.D.をとるっていうのはよい目標というか、指針になると思う。
・理系・文系のふれーむを外す_この考え自体が古い気が…今の子ってあんまり気にしていない感じな気がする。
ストレスと感じずにやりたいことをやる_これが一番難しい!!!
才能の無い人はどうすれば???_複数の柱を持ち、それぞれが他の人より得意で自分なりのこだわりが強ければよい
・仕事について考える時にもらえるお金について、どうしてもまず考えてしまう。
・自分が何を好きなのかを考えて、自然にずっと続けられること。オリジナリティ・専門性を身につける
・自分のストレスに嘘をつかない事
STEM教育
子どもにもロジカルな言語能力が必要
科学的な観察脳・言語化
データサイエンス「仮説→検証→失敗」を繰り返す
アート(正解がない)を鑑賞する。観察・見る力を養える
答えの無い問いを立て、内省し、学び続ける事が出来ることが出来る人へ
誰かが言った「正しいらしいこと」を信じないで、今、正しいことは何なのかを自分で考えられる人へ
ハードワークでも楽しめる人へ
Posted by ブクログ
落合さんならではの独自の持論で質問コーナーを行っています。
これからの学びは、子育ては?などなど皆さんが感じている質問の答えが載っているかもしれません。是非、参考にされて下さい。
Posted by ブクログ
全体的に筆者の主張が言っている、常に学び続ける姿勢や課題解決的な学習にシフトしなければいけないということには賛成で、その通りであると考えている。
ただそのような教育にシフトしていくにあたって、受験というシステムや学歴といった文化などを社会全体として変えていかなければならないという意識をどうみんなに持たせていくのかが課題である。
Posted by ブクログ
落合陽一の本は初めて読んだが、この本は分かりやすかった。今よく言われているSTEAM教育についてもその有用性に説得力がある。特に物理的なものの考え方やアート思考の大切さは納得感があり、自分の子育てにも取り入れたいと思えた。
一方で、ここで述べられている方法はそもそも親がそのマインドになってないと、結構キツイんじゃないかとも思った。
著者の生育歴が後半に載っていたが、それを読んでいたら、そもそも生まれつき持っているものがかなり高く、それに加えてご両親含めかなり恵まれた環境で育ったんだなという印象があった。それが悪いということではなくて、やはり親の考え方や環境が熟していないのに、小手先だけでこの本で得られたものをやってみても意味ないのでは?という感想が拭えなくなってしまった。
ただ、それも含めて気づきが多かったし、それこそ人生100年時代、親も学び続ける時代なのでまずは自分をアップデートしようと思えた。そしたら子供にもちょっとは効果あるかな…
いやその頃にはもう成人になってるか。
Posted by ブクログ
論説文としての力強い主張があるわけではなく、ヤングアダルトというんでしょうか、中学生以下の子どもたちに優しく語りかけているような本です。いや、子供に限らず、これまで「学び」に積極的でなかった人たちの学びのきっかけになれば、という感じ。言葉が平易で、とにかく読みやすいです。
テレビなんかで見てると、スカしてるとか斜に構えてるとかいう印象を持ってる方もいるとは思いますが、なんのなんの、人間の知性を信じ、子供を愛し、未来に向けて前向きな提言をする方なんだなと思いました。
僕は個人的に、幼少期から英語を必修にするくらいなら国語を、プログラミングを必修にするくらいなら数学を、手厚く学ばせる方が意味があると思っています。そしたら後からいくらでも英語やプログラミングは理解できるからです。また、母語での深く論理的な思考の経験や、数学的思考センスがなければ、英語もプログラミングもAIに代替されるレベルにしか到達しないからです。
その点で、落合さんと同じ意見だったことが、何よりの発見。
Posted by ブクログ
私は数学や物理が嫌いで、学ぶ必要はないと考えている学生でした。また、作者が指摘しているように、受験のための勉強を必死にやっている学生でした。そのため大学になってからは、自学自習や読書などの自己研鑽に励んだり、しっかりと自分の考えに基づいて行動したりは、していなかったように思います。今思い返すととても勿体無いことをしたと思います。
「こんな勉強が役に立つんですか」「こんなこともできないのですか」という先生と生徒の会話は的を得ていたんだと気付かされました。
大人になったので、学生の時よりは時間はかかりますが、よく学び、しっかりと自分の頭で考える人になるよう努力します。
Posted by ブクログ
突出した才能がなければ
自分の好きなことをいくつも作る
現象を五感で感じなぜを問い続ける
子どもと共に考える
なるほどと思う部分もあったが
大きく新たな考えを得ることはできなかった
学校で学んだことが日常生活に生きていない
というのにはとても納得した
国語で学習した発表の仕方を
いざ係の仕事で発揮するという姿は
あまり見られない。
そこを結びつけてあげるのも教師の役目だと思った
ただ、学校教育は変わってきている
なぜを考え、対話する授業になってきているのは
実際に見て感じてもらいたい
Posted by ブクログ
第1章のQ&Aは、子供自身が読んでも子供を育てる親が読んでも役に立つ。物事の捉え方がシンプルになる。
第2章の落合さんの育ってきた環境は、自発的に考え方行動できる環境(親子で議論、対話をする、やりたいことを制限されずにできる、ある意味甘やかす)だったんだなと。
落合さんの偏食はなんとなく知っているけれど、おばあちゃんが毎日幼稚園に迎えに来て、シーフードピラフを食べさせに連れて行ってくれたエピソードは最高。
大学の正規ポストにいると営利組織である企業との共同プロジェクトは難しいそう。そこで正規ポストを辞職し、大学内に自身が経営する研究室を設立し対等な関係性で共同研究できるようにしたという発想と行動力がすごい。
第3章では、落合さんの教育論を生活へも落とし込んでいる。
親のアップデートも必要だとも思う一方、親が無理してしまうと弊害があるよなとも思う。楽しんでできたらいいけれど。