【感想・ネタバレ】忘れる読書のレビュー

あらすじ

メディアアーティスト、筑波大学准教授、ベンチャー企業の代表など多彩に活躍する著者。時代の先端を行く著者の思考の源は、実は読書で培われたという。それは、読んだ内容を血肉にするための「忘れる読書」だ。デジタル時代に「持続可能な教養」を身につけるために必要なのは読書だと、著者は断言する。本書では、古典から哲学、経済書、理工書、文学に至るまで、著者の思考を形作った書籍を多数紹介し、その内容や読み解き方を詳説。著者独自の読書法はもちろん、本の読み解きを通して現代社会を生き抜く思考法までが学べる、知的興奮に溢れる一冊。 【目次より】第1章 持続可能な教養――新しい時代の読書法/第2章 忘れるために、本を読む/第3章 本で思考のフレームを磨け/第4章 「較べ読み」で捉えるテクノロジーと世界/第5章 「日本」と我々を更新(アップデート)する読書/第6章 感性を磨く読書/第7章 読書で自分の「熱」を探せ

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Posted by ブクログ

面白かった。忘れる読書なのに、私はメモ魔。せっかく知った叡智をメモりたい(^-^)

読書をする意味、1 思考体力をつけるため、 2 気づく力をつけるため、 3 歴史の判断を学び今との差分を認識するため

教養とは「知識の文脈に気づく力」、「ある程度多数の人がベースとして知っているべき知識」
「デジタルネイチャーは習近平的な話だね 」と言われて、「確かにそうですね。」と答えれる、のが教養。

AI+ベーシックインカムの社会主義的な社会と、AI +ベンチャーキャピタルの高度資本主義的な社会が併存しているのが、デジタルネイチャーで書き出した世界

本を手に取るときは(自分の文脈)で選ぶ
何から読んでいいのかわからない場合は、岩波文庫で(見聞きしたことのあるタイトルだが、中身は読んだことがない)といった本に挑戦してみる

今は広く浅い知識は検索で手に入る。自分で決めた一点を掘り下げて本を読み込んで欲しい。

機械と対峙していく人間の役目は、「この文脈でこういうアクションを起こしたい」というフレームを規定すること

WIRED創刊編集長ケリー「不確実なことに対して疑問をなげかけることが最も有益な行動で、人間の根本的な仕事。答えは機械に聞けばいい」※これを読んだ翌日に観た動画で確かハラリさんだったかが、今や疑問をなげかけることもAIに聞いている人たちがいる、と言ってた。

★読みたい本★
魔法の世紀(落合さん)
デジタルネイチャー(落合さん)
半歩先を読む思考法(落合さん)
日本再興戦略(落合さん)
風姿花伝(世阿弥)
ツァラトゥストラはこう言った(ニーチェ)
岩波文庫100冊
市民政府論(ジョン ロック)
ガウディの伝言(外尾悦郎)
21世紀の資本 (ピケティ)
ホモ・デウス、テクノロジーとサピエンスの未来(ハラリ、・サピエンス全史の続編)
ご冗談でしょう、ファイマンさん(ファイマン)ノーベル物理賞受賞した学者の自伝
豊饒の海(三島由紀夫)
ニューロマンサー(ウィリアム ギブスン)
アンドロは電気羊の夢を見るか?(フィリップ ディック)

エジソンの生涯(マシュウ ジョセフソン)
狂雲集(一休)
南方録(西山松之助)

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

多くの本を読んできた落合さんの愛読書や人生に影響を与えた本について、内容と関連するエピソード、そしてこれからの時代に必要な視点や能力を読書に絡めて述べた本。出会ったことのない本に触れ、落合さんのお話を通じてこれからの人生に必要なことを深く考えさせられた。この本で取り上げられていた本も読んでいこうと思う。読破後に「もっと色々な本を読んで知見を広げていきたい」と読書のモチベーションが非常に上がった一冊であった。

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2025年06月09日

Posted by ブクログ

新たな本の読み方を学べた。
これまでは基本的に最後まで読むことに囚われていたが、今後の読書習慣がアップデートされた。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

「教養のための50冊」といったタイトルの本に紹介されている本を片っ端から読破しても、「自分の教養」は身につかない。
と言われつつも、落合さんのおススメする27冊に片っ端から手を付けたい気分に一瞬でもなったのは、私だけではないはず。笑
脳死でそう思ったわけではないですよ、落合さんのおススメの仕方が上手なんです。と言い訳してみる。

全体的な多読の効用、教養として自身の血肉とするためには、的なお話も非常に面白かったですが、
個人的には第二章(忘れるために、本を読む)で触れられた多読・精読・ザッピング読み・通読するか否かといった読み分けや、積読・電子書籍などの本の管理の話が興味深く、参考になりました。
沢山読むとイチイチ覚えてられないから、必要な要素を残してあとは忘れる。本によって緩急つけるような読み方で、ヨサソウ。まねっこしてみたいです。

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

この本を読んで、思考の解像度が上がったような気がします。今まで、ギリシャ哲学や、ニーチェ、鈴木大拙など深く読んだことがなかったが、古典を読み込んだ著者の理解度、解像度が高く感銘した。改めて自分自身の読解力の無さを感じざる終えなかった。もう一度、本に向き合ってみたいと思いました。

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

新書コーナーの棚をサーっと見て、面白そうと思い読んだ

とにかく、読書を通じて今の自分の周囲から離れた世界を知ることが大切。特に過去の歴史については今まで興味を全く抱いてこなかったが、歴史から学ぶことをしなければならない。過去の教訓を知らずして、未来の予測なんてできないんだろうなぁと強く思った

っつきやすい幕末や近代史あたりから色々本を読んでみよう

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

活字読んで来なかった私が次の書籍の参考になるかもと思い読み始めた本でした。
内容としては多岐にわたる物で非常に読みやすかった。ただ、活字初心者の私には到底一回では消化できない濃い内容だった。また時間が経ち忘れた頃に読み直したいと思います。

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2024年07月24日

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読書が無駄にならないように覚えておかないとと思っていたので、忘れてもいいんだという考え方は気が楽だなと思った。
大体何言ってるかあんまり分からなくてついていけない所があったけれど、風姿花伝とかから読んでみようかなと。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

天才であり、秀才である落合さん
難しかった
常に4象限で物事見てるとか、すごすぎる

これからの時代、必要なのは「抽象化する思考」と「気づく」能力を磨くこと
抽象化を鍛えるには、読書が向いている

一見すると二項対立なのに、落合さんなりの共通項の発見がたくさんありおもしろい
特に第7章がよかった
Instagramは茶室 もうまい

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2025年05月03日

Posted by ブクログ

第四章が面白く実践してみたい
最初は堅苦しかったけど、落合さんの取説のような感じで、読み終わるとこの人は面白い人柄なんだと思った

噛んでも噛んでも味が出る漢

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

読後は忘れていたほうがいい。
著者の主張に違和感を持って、読み始めましたが、読後は納得感がありました。

本の主張の本質を掴んでおいて、頭の中でそれらの概念がたくさん混ざり合った状態にしておくと、後から繋がり、クリエイティブな発想が生み出される。

本の細部まではっきりと覚えている段階では、重要でない部分が邪魔をして、他との繋がりが見えにくいように感じる。

また、この本を読んで、ニーチェの関連本を無性に読みたくなった。

今まで全く読む気が起きなかったのに、他の人が偏愛しているものって、興味をそそられるから面白い。

他の人の偏愛を知れることも読書のメリットだなと感じた。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

この著者の 読書の話は好きだよ

現代における若き秀才である
本業はメディア アーティスト パフォーマンスをすることが業
ネット上では 発表するアート作品が話題になることも多いと思うし 活躍も多方面に渡って と思う
著作も多いと思っている  定期的に発表している
文章にも並々ならない 思考 発想があると感じる
新たに発明するというより 今までにある技術が事象 伝統との融合である
特に感慨深いのが日本古典の伝統とデジタルアートの融合である
作品 アートを見ているわけではなく誰かが書いた文章を感想をもとにして 評論しているのだから 新規斬新な感じがするのだ
事物の解釈の過程 思考回路を育てるものは何か?
源流には読書ありと 思っていたのか

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

 今後、クリエイティブな活動して鍵となるのが相互作用、感性だと著者はいう。それを磨くためにも、仕事と関係のない分野の本を読むことは大切だと説く。具体的に言うと、読書にはザッピング読みと精読の2つがあり、本によって読み方を変えるべきだという。また、本の内容は全体の10%くらい頭の中に入っていれば(フックがかかった状態と表現)十分だという。

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

本を読む意義や読み方をユルめに指南してくれる一冊。
いま本を読む意義とは、思考体力と気づく力をつけること、歴史判断を学び今との差分を認識することにあるというのは納得。
本の内容は忘れていい。頭にフックがかかった状態になっていれば、詳細は後から読み直すか検索すればいい。
世阿弥の風姿花伝は一度読んでみたいと思った。落合さんがいうように、まずタイトルが美しい。
当時中学生だった落合さんに「ニーチェを読んだことの無いヤツと話をする気は無い」と言い放ったお父様がすごい。

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

まず、表紙がいい(笑)。沢山の書物に囲まれて本を片手にこちらに視線を投げかける落合陽一先生。タイトルも素敵。ま、きっちり自分の腑で消化吸収する事が大事という事。面白かった。
本の中で紹介されていた本、ほとんど積読になってるので、読んでみようかな。。

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

この本を読むことで得られたことは主に2つ。一つは、読書に関する捉え方のアップデートができたこと。もう一つは、教養を深めるために読むべき本質本を知れたこと。
タイトルの「忘れる読書」にもあるように、著者の考えは、これだけ情報が氾濫した現代においては、内容は適度に忘れていって問題がないとする。内容はフックが掛かった状態であれば十分で、むしろ「較べ読み」を通じて、自分の頭の中に脳内マップを作り、内容を血肉にしていくために読むべきだと考える。

これほど情報過多の時代では、受け取った情報を俯瞰して位置づけ、考え抜く思考体力が必要になる。それはWEBの細切れの情報では身に付かず、読書は良い手段である。
そのために選書の工夫としては。「核に主張がありそうな本」を選ぶ。「いろいろとコンテンツをかき集めて並べただけの本」は選ばない。
教養のための50冊に書かれている本を読破しても自分なりの教養はつかない。本を手に取るときは自分なりの文脈で選ぶ。
この本を通じて私が読みたいと思ったのは、「風姿花伝」、「夜と霧」、「失敗の本質」、「ミカドの肖像」、「禅と日本文化」、三島由紀夫作品と「薔薇刑」、キャッチャーインザライあたり。
さて、自分なりの文脈を考え、次に手に取る1冊を決めようと思う。

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天才の本はやはり面白い、、、

落合さんは自由で人生を楽しんでいるんだろうなあ。落合さんが見ている世界はどんな世界なのか、自分もその世界をいつか見てみてたい、、

自分も読書をすることで社会に押し付けられる価値観から自由になって、自由に生きたい。特に好きを毎日爆発させて仕事をしている落合さんのようになれたらと思った。

岩波文庫100冊読みたい。ここで紹介されていた本は難解そうであるが読んでみたいと思う。風姿花伝など。

日本の文化、侘び寂び、美、禅などにふれたいと思った。

文学、アートの味わい方のヒントも得られた。リズム感を味わう。それでいい。


内容メモ
読書で抽象化する思考が鍛えられる(物事をゼロベースで考え、分析する思考力=物事の本質を見極められる力)
読書で気づく力を養う(課題を見つける力、知識と知識を繋ぐ力
この2つが自分でストーリーを練り上げる力となる

デジタルネイチャー、人と機会が溶け合う世界
デジタルな時代の初期に過ぎない現在

読みたいと思ったらすぐ読む、旬をつかまえる
いくつの問いを持てるか
その本が書かれた時代とその背景を必ず確認

日本は空気に支配されている

片方がモワッと、片方がパキッとしているのが美しいという美的感覚を日本人もつ

小説などはリズム感を感じる、村上春樹など
アート鑑賞の時は自分の感覚を言語化する

Work as life 自分の好きを爆発させて日夜仕事をする

伝記でその人がどういう歴史を辿ったか、どう考えたのかより身近に感じれるかもしれない

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2024年06月21日

Posted by ブクログ

中は読んだ本の中身を忘れる忘れ方が書いてあるわけではなく、筆者の好きな本、おすすめな本がテーマごとに書かれていた。読みやすい一冊で、おすすめ本を読みたくなった。

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2024年05月27日

Posted by ブクログ

忘れる読書
著:落合 陽一
PHP新書 1330

筑波大学で、メディアアーティストをやっている筆者が送る「デジタル時代の真の教養を身につける本の読み方」が本書です

ちょっと違和感がある部分もありますが、いろんな本の紹介もあり、本というものへの向き合い方、見方が変わりました。

紹介している書籍を読んだことがあると、ちょっと嬉しい気持ちになりました。

気になったのは、以下です。

■はじめに

・時代の変化にまつわる情報を受け止め、整理することは生きる上で欠かせないタスクになりつつあります
・ネットの中に流れるバズニュースを読み飛ばすのではなく、考え抜く、思考体力が必要です

今の時代に読書をする意味は何かと問われれば、
 第1:思考体力をつけるため
 第2:気づく力をつけるため
 第3:歴史の判断を学び、今との差分を認識するため
と私は答えるでしょう

・読んだ内容を覚えていようと思ったことはなく、むしろ忘れるために本を読んでいます
 本を読み通さずにざっと読む、ザッピング読み
 何回もパラパラと読んで内容を把握する、周回読み
 一気読み
 自分の頭の中にそれぞれの本の脳内マップを作り、較べ読み
 をすることで本の内容を血肉にしています


■持続可能な教養

・まずは物事を抽象化する思考を鍛えること、そして、次に、気づく能力を磨くこと
・抽象化する思考を鍛えるには、読書が向いています

・アイデアとは、考えるものではなく、誰も手をつけていないことに気づくもの

・気づく能力とは、課題を見つける能力

・教養がある人は、ひとまとまりの情報、が頭に入っている

・そもそも、本を読まないと、本を書ける人にはならないでしょう
 教養も主張もない人が書く本は、どこまでも空疎です

・教養とは、抽象度の高いことを考える力、知識と知識をつなぎ合わせる力、自分でストーリーを練り上げる力です

・人生百年時代を生き抜こうと思ったら、決めた一点に的を絞って、ひたすらその一点を掘り下げて、知識を蓄えていき、誰もやったことのないことをやり続けていく必要があるということです

■忘れるために、本を読む

・クリエイティブであるための知的技術は、読後に自分の中に残った知識や考えをざっくりと頭にいれ、フックがかかった状態にしておくことです

・何かを読んで地域を得た時、適度に忘れていくことが大事

・目次は読まない 本の目次から読むと、かえって目次の文言に引きずられて思考停止になってしまうことがある

・目次を読まずに本の内容を大づかみするには、周回読みがお勧めです
 同じ本を冒頭から終わりまで何周もパラパラめくってざっくり読むのです

・そもそも、本は読み通さなくてもいい、冒頭から順を追って読む必要もない

・サックと拾い読みするのが難しい本もあります。情報量が多く、1頁単位の情報の圧縮率がかなり高い本です

・ザッピングする本と、精読する本は分けています

・文字や資料がつまった教養書は、紙の本で読むことが多い

■本で、思考のフレームを磨け

・思考のフレームワークを増やす読書

・サイエンティストとは、正しい答えを与える者ではなく、正しい問いを立てる者だ

・独自の問いを軸に読み解いていくと、歴史書や古典を読む意味が深まります

・実践者としてリアリスティックに生きるには、教養が不可欠なのです

・遠いまなざし、による読書も取り入れたいと思っています、つまり、俯瞰力を鍛える読書です

■較べ読みで捉えるテクノロジーと世界

・言語化は最強の思考ツール

・理系と文系の壁を越えて学べる人が新時代を制す
 ①サイエンス
 ②アート
 ③デザイン
 ④エンジニアリング

■日本と我々を更新する読書

・変えたいのなら、まずは、日本の近代を知るための読書を

・日本を亡ぼすのは、軍閥と国家神道である

■感性を磨く読書

・読書は感性を磨くための方法の1つになる

■読書で自分の熱を探せ

・多動力の根源は、好き、という熱

・子どもの頃に熱中した図鑑の魅力

目次
はじめに
第1章 持続可能な教養―新しい時代の読書法
第2章 忘れるために、本を読む
第3章 本で思考のフレームを磨け
第4章 「較べ読み」で捉えるテクノロジーと世界
第5章 「日本」と我々を更新する読書
第6章 感性を磨く読書
第7章 読書で自分の「熱」を探せ
本書で紹介した書籍

ISBN:9784569843339
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:1000円(本体)
発売日:2022年11月09日第1版第

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

言葉が難しいくて理解しづらいところがたくさんあった。
読書に関する本が読みたかったので、読めてよかった。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

難しいというか、作者の感性が独特すぎて理解するのに時間がかかる本。
オススメにあった本を読んでみたら、また印象も変わるだろうか。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

日常のことを忘れるために読書をする
読書することで仕事などのノイズを減らしていくために必要である
また読書する時は読み比べが重要であり、仕事では数値だけでなく美術的センスも必要であることを学ぶ必要がある
読書した時に自分が熱狂するものを探しだすこと

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

読書の意味を言語化してくれている本。

「今の時代に読書かよ。時間かかるし、タイパ悪いじゃん」と思う世の中。しかし、読書が好きな私。

この本は、ネットで調べればなんでも出てくる世の中で、それでも読書を選ぶ理由を教えてくれている。例えば、『教養とは「抽象度の高いことを考える力」と「知識と知識をつなぎ合わせる力」。それらを磨くには読書が最適』と。なるほど、ただこの能力を自分で目の当たりにして感じることは難しいかもしれない。知らない間に勝手に身に付いているという感じがする。
あとは、『今の自分にフィットしない、ピンとこない本は積んでおく。旬が来た時に読めるようにとりあえず積読扱いにしておく』。これを見て少し気が楽になった。せっかく手に入れたのだから何としても読まなきゃと思う考えだったが、「今は諦める」と言う事もありなんだなと。意味のない積読はイケてないが、こういう積読もありか。
読書とは関係ないが、『テクノロジーは、それ自体が何とかしてくれる時代から、他のものとの相互作用になった』というのはしっくりきた。世の中のサービスの多くがテクノロジーとのミックスで生み出されてる感覚があったが、やっぱりそうだった。
そして、この本から何冊か読みたい本も見つかった。特に『風姿花伝(世阿弥)』。読むのしんどそうだなぁ。頑張ろう。

総じて、ただの読書論ではなくて、読書を軸にいろいろ広く考えさせられる。面白かった。

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

忘れる読書
著者:落合陽一
2022年10月09日初刷
2022年11月20日二刷

年末に向かって仕入れた何冊かの本に、目を通し始めている。この本を見つけた経緯は忘れたけど、久しぶりに本の読み方について考えたかった。

印象に残ったのは、本の読み方は様々あってよく、決して通読せず部分的に読み飛ばすような形でもOKという考え方。(「ザッピング読み」という単語を本人は使っている。)こうすると、読み方によってそれに適した本があるということになり、興味深い。自分も無意識的にやっている。もう少し意識的にザッピング読みをすると、読書の幅が広がっていくのかもしれない。

ザッピング読み候補
老子・荘子
枕の草紙

あと、いくつか読みたい本も見つけたのでログに残しておいた

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

読書は抽象化する事で教養が鍛えられる、これからの時代に必要な物事を抽象化して捉え、時代の流れを見越して、自分自身の文脈に落とし込める教養を備えていなければならない、と読みとった。アートに生きていくために参考となる本の紹介もあり、勉強になった。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

読書について著者の考えが熱く書かれている。ニーチェについてや風姿花伝について興味を持った。自分でも読んでみよう。ただいまいちタイトルの意味が分からなかった。

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

ちょっと難しくて適当に読んだ。
本を読む意味については分かりやすくて良かった。

本を読みまくって、忘れまくってそれでも覚えいているものは本当に自分にとって重要なもの。
これからも色んな本を読んでいきたい!

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

多読、乱読の必要性を身をもって提示してくれている。
著者がこれだけ本を読めるのに、時間がないという理由で本が読めない訳がないと感じる。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

まず最新刊へコピペ)
【before】この本を読む前の私は、これらのことを知りませんでした。
【気づき】この本を読んで、これらについて気づきを得ました。
【TODO】今後、これらを実行していこうと思います。

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

読んだものを忘れていい、というのは救いになったような気がする。なんとなく頭に残ったものが、必要なときにふわっとでてきて、詳しく知りたいなら都度調べればよい。確かに。
目次も読まないというのは「えっ」と思ったが、目次がきっちりしてるのはビジネス書くらい、というのは確かにそうかも。落合さんの読書はコスパタイパを求める読書ではないということがよくわかった。
『忘れる読書』というタイトルは本書の一部を取り上げたもので、全体を通しては落合さんの頭の中を垣間見、同氏を作り上げた本が何かを紹介している、という内容。凡人にはなかなか食らいついていくのが難しい内容も多いが、いろんな分野の本に出会いたい人にはおすすめ。

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2024年02月18日

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