塩田武士のレビュー一覧

  • 崩壊

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    2025/10/09 2
    楽しみに読み始めた。市議が殺され刑事の本宮は優子と組んで調べる…最後の手紙が動機なんだろうけど、それほどか?とスッキリせず。本宮と優子のペアはお互いの良いところを引き立て合ういいコンビ。

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    2025年12月26日
  • 盤上のアルファ

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    題名の「アルファ」とは、狼の群れのボスを指すことだったとは。
    第1章は、文化部に左遷された新聞記者秋葉隼介が、不本意ながら将棋のタイトル戦の取材に行くまで。
    第2章は、不遜な将棋棋士真田信繁の生い立ちなどが綴られる。母親に逃げられ停職のない父親は借金取りに追われるという悲惨な生活の中で、終生の師ともいえる大門に出会い、ますます将棋にのめり込む。
    そんな将棋漬けの信繁が中学の時に恋をしたとの唐突な描写があり違和感を覚えるが、終盤になってこのことが見事に回収されており、納得感が。
    前半は、重苦しい展開で読み進むのに躊躇するが、後半は信繁がプロへの編入試験を目指す展開となり、一気に読むペースが上がる。
    著者は、かつて新聞社の将棋担当記者だったとのことで、臨場感溢れる将棋戦の描写に納得。

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    2025年12月08日
  • 崩壊

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    ネタバレ

    塩田武士作品は今の社会現象や社会問題を小説という形で問いかけてくれるところが好きです。
    たった一度の過ちが全てを失う。まさにタイトル「崩壊」。
    しかしながら、市議会の議長を殺した容疑者の動機がラストの手紙を読んでも私にはよくわかりませんでした。

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    2025年12月07日
  • 騙し絵の牙

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    帯の「本に携わるすべての人に読んで欲しい」に「そうそう!」と声をあげたくなる。

    作家、編集者、版元、版元内部の騙し合いと戦い、そして書店や読者。
    本を作ったり、触れたり、読んだりできることの幸せを噛み締められる一冊。

    タイトルが内容となかなか繋がらなかったけれど、ありがとう、ガッツリ納得。

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    2025年11月24日
  • 崩壊

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    ネタバレ

    途中までは先が気になって面白く読めたけど、動機がイマイチ理解できず。

    以外、かなりのネタバレです。



    私の小さな脳みそで考えた動機は以下のとおり。
    【家族が崩壊した原因が、同級生の父である議員に父親の贈収賄疑惑を相談したことであることを知られたくなかったから】

    上記のような動機なら、手紙や自伝の原稿を盗んだことは納得できる(最後に出てきた手紙をどこから盗んできたのかは謎)。

    ただ、父親をバックアップしていた不動産屋の息子を脅迫した理由がわからなくなる。脅迫する理由なくないか?
    殺害した議員の娘(中学の同級生)が自殺を図った理由も謎。警察が被疑者の父親が逮捕された時の写真見せただけで自殺しようとする??隠れた恋人とというわけでもなかったし。
    「議員の父に相談してみたら?」とアドバイスしたことが相手の家族を崩壊させたと思って自責の念がある?でも間違ったことしてないし、そんな重く受け止めることか?とも思う。

    私の読解力が低いだけかもしれないけど…
    当事者たちにとっては耐えきれないことだったのか?
    読者でしかない自分にとっては理解できない内容だったなと残念。
    (でも途中までは面白かったので⭐︎3)

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    2025年11月11日
  • 朱色の化身

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    序章として昭和31年福井県芦原大火から始まる。
    大火の描写は作者が実際に取材し、得た情報のままであるらしい。

    時を経て令和の世、失踪した謎の多い女性を記者である男性が時代を遡りながら探ってゆく。

    取材の返答の話し言葉中心で展開され、読みやすいが、登場人物と証言や調査で明らかにされることが各々で生み出されるため、混乱しそうになるが、全てが点であり、線となって昭和の芦原にたどりつくという緻密な作品の作りに息を呑んだ。

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    2025年10月29日
  • 崩壊

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    塩田武士『崩壊』PHP文芸文庫。

    単純極まりない殺人事件を描いた警察小説。

    どうにも殺人事件の本筋とは遠い所でストーリーが展開していくばかりで、余り面白くなかった。

    そもそも関西弁を操れる登場人物が描かれる小説が苦手というのも要因かも知れない。また、主人公の刑事も含め、殆どの登場人物の家庭が崩壊していたり、大きな失敗をした苦い経験に苦しんでいるという嫌な設定にも拒否反応が出ているのかも知れない。


    関西のとある地方都市で、贈収賄で財を成したと噂される市議会議長の嶋田洋輔が自宅のガレージで殺害される。所轄のベテラン刑事である本宮宣親は県警捜査一課の刑事の平原優子とともに容疑者の手掛かりを求め、聞き込みを行う。

    恨みによる犯行なのか、それとも汚職にまつわる暴力団絡みの事件なのか。捜査が進む中、本宮は図らずも自身が封印してきた過去と向き合うことになる。

    本体価格970円
    ★★★

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    2025年10月24日
  • 盤上のアルファ

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    将棋を知らない人でも挫折を乗り越えようとする
    再チャレンジするそんなストーリーは展開も早く面白い
    一方で秋葉という記者
    真田はどのように奨励会や師匠の千田と出会ったのか?
    そして‥
    と思ったら、続編がある事を知り安堵!「盤上に散る」

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    2025年10月15日
  • 歪んだ波紋

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    短編集かと思ったら連作で、それも微妙に絡み合って、とてもややこしかった。で、結局何だったのかがよく理解できないまま終わった。私の理解力の問題でしょうが・・・

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    2025年10月12日
  • 歪んだ波紋

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    マスコミ、警察の現場と「真実が報道されないジレンマ」を描く5章からなる長編。各章が複雑に絡んでいるので、ミステリー感覚で読み流すなら、満足しにくいかも。報道の中立性が守り続けられることを祈ります。

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    2025年09月11日
  • 拳に聞け!

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    ネタバレ

    元芸人で今は便利屋バイトの省吾は、ボクシングジムの立ち退き仕事をきっかけに、ボクサー親子とともに日本タイトルの夢を追いかけることになる。他人の夢に一喜一憂するうちに、捨てたはずの自分の夢にも再び火が灯っていく――。



    読みやすく肩のこらない文章で、隙あらば差し込まれるコメディシーンはカット割りやせりふ回しまで脳裏に浮かぶようだった(貞次郎はマキタスポーツのイメージ)。
    主人公はあくまで新田ジムを立ち退かせようとしていた省吾。いわば部外者なのに、なんとなくずるずると関係者になっていく様子がユーモラスだった。
    個人的には、さびれたジムを背負って闘う若きボクサー・勇気にもっとスポットを当てて、その葛藤を丁寧に描いてもよかったのではと思う。ただ、それでは王道の『ロッキー』になりすぎるかもしれない。
    エンディングは「まあこんなもんでしょう」といった印象。夢が再燃して再び芸人を志す展開は悪くないけれど、省吾のセンスを思うと前途は多難だろうな……。

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    2025年09月03日
  • 騙し絵の牙

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    あてがきの作品を読むのは新鮮!面白かったです

    出版業界の厳しさがリアルに伝わる…もっと紙の本を買いたい…
    私は普段のんびり事務仕事をしているので、彼らの仕事ぶりが恐ろしく感じました…すごいな

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    2025年08月30日
  • 雪の香り

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    京都の街が好きな人には良いかもしれない。自分はそうではないので長々と随所に挟まれる風景描写を読み飛ばしながらなんとか読み終えた。
    映像化には向いてそう。
    ハッピーエンドだが、果たしてベールに包まれていた黒い過去が明らかになった後も主人公は同じように雪乃を愛せるだろうか。否だと思う。

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    2025年08月30日
  • 歪んだ波紋

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    何を信じるのかが難しい時代になったな。
    情報の暴走を自分たちで促進して、信じられるものが減ってきてる現実は自業自得なのかなぁ。

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    2025年08月24日
  • 朱色の化身

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    辻珠緒。

    関わった人間の証言を読み進めるも、捉え所のないよく分からない人物としての印象が強くなっていく。
    この女は一体、何者なのか?なぜ失踪したのか?それが気になってほぼ、一気読みに近かった。
    そして浮かび上がってくる様々な角度から見た、珠緒の表情と過去の因縁。

    因縁は、珠緒だけに限らずその母、さらにその母をも時代とともに巻き込み、飲み込んでいたとは。。。
    時代とは時に残酷であると感じた。
    そうしたくなくても、そうしないと生きていけない時代の中で抑圧され必死に耐える。。。今の時代もそうであるが、女性はいざと言う時の職をやはり持っておくべきた。

    この本を手に取ったのは舞台になっている芦原温泉が比較的、今住んでいる場所から近くにあって足湯や雄島に馴染みがあったからだ。

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    2025年08月14日
  • 盤上に散る

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    様々な登場人物が過去の柵とともに複雑に交錯する。その過去がいずれも暗く、読み終えてスカッとした気分にはなれない。伏線回収の展開は面白い。

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    2025年08月06日
  • 盤上に散る

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    『盤上のアルファ』がめちゃくちゃ面白くて、続編があるというので喜んで読んだ。
    全くの続編ではないが、前作の“その後”もわかる記述があってスッキリ。

    話としては登場人物が一部重複してるだけで別の話だったが、どうなるんだろうと引き込まれて一気に読んだ。

    前作を読んでる方が登場人物に親近感はわくと思うが、こちらだけ読んでも十分理解できるし、楽しめると思う。

    塩田さんはあと1作読んだことがあるだけだけど、幅が広そうな作家さんで、他の作品も読みたい。

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    2025年07月14日
  • 女神のタクト

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    登場人物それぞれに強烈な個性があって面白かった。特に主人公は乱暴な性格すぎて私的にはあんま好きじゃなかった。笑

    ストーリーは潰れかけのオーケストラを救う?話で、感動的な場面も多く、まとまりもあって面白かった。

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    2025年06月18日
  • 歪んだ波紋

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    短編集かぁ、と思ってたら、連作だった。
    なかなか難しい内容ではあるけど、読み応えもあって面白かった。もうちょっとそれぞれの主人公に共感できるような魅力があればなぁとは感じました。

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    2025年03月29日
  • 雪の香り

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    京都を舞台に、主人公と雪乃が過ごした2000年と2012年の四季が同時進行で展開されていくお話
    私の集中力が乏しいせいか、あれ、いまどっちの話だ?と混乱してしまい、なかなか理解が難しかった
    あと…雪乃の無鉄砲な行動が苦手だった〜
    幼稚園〜小学生なら“無邪気”や“純粋”で許されても、いい大人がわがままばかりでずっと近くにいたらうんざりしちゃうんじゃないかな〜

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    2025年03月27日