塩田武士のレビュー一覧
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ネタバレ小山内甫
関西人。大手出版社「薫風社」の営業。
二階堂大作
デビュー40周年の作家。「将軍」のコードネームで呼ばれる。
坂上実
海外での知名度も高い大物漫画家。
三島雄二
担当する大物漫画家五人に声を掛けエージェント業を立ち上げた。出版社からの執筆依頼を仲介したり、原稿料や印税の配分について出版社と交渉したりする代理人ときて、業界の荒波を泳いでいる。
速水輝也
大手出版社「薫風社」。月刊誌「トリニティ」の編集長。出版社に入る前、三年だけ全国紙の新聞記者をしていた。
戸塚健介
薫風社の広報局。
柴崎真二
トリニティの副編集長。
篠田充
編集部。見合い結婚した妻との間に一人娘が生まれ、興味は子どもの成長。
高野恵
編集部で一番若い。ケアレスミスが多いという欠点があるものの、行動力に抜きん出ている。
所属で、文芸雑誌「小説薫風」の新人編集者。のちに不本意ながら速水の部下となる。
中西清美
柴崎と同期の編集部員。文芸誌担当だった二十代のころ、大物作家たちを次々に口説き落として連載を書かせ、社のベストセラーを独占した時期があった。
剣持悟
二十五年前に流行ったテレビドラマ「ときめき先生」の主役。
霧島哲矢
篠田が担当している、天然成分の石鹸をメインに売り出す化粧品会社とコラボをしている中堅の男性作家。
相沢徳郎
編集局長。週刊誌記者から文芸というルート。そかからスポーツ誌、月刊誌、総合月刊誌と幅広く雑誌を渡り歩いてきた。作家、スポーツ選手、政財界、それぞれに人脈を築いている。トリニティ初代編集長。
速水早紀子
輝也の妻。少し前までパート感覚で英語の講師をしていた。
速水美紀
輝也、早紀子の娘。小学五年生。
永島咲
二十五歳の女優。大学在学中の二十二歳でデビュー。速水が他誌連載のコラムを目にしたときにかなりの文才だと気付く。
藤岡裕樹
文芸誌「小説薫風」の文芸編集部員。薫風が廃刊となり、スポーツ雑誌に異動。組合の次期執行部。
内橋奈美
契約社員。非世紀組のリーダー格。
ユイ
銀座の高級クラブのホステス。
西村和喜
営業マン。速水と同じ転職組。
福永義久
民放局の社員。番組宣伝部。
杉山
民放局の社員。福永と同期。
高杉裕也
若手作家。
秋村光一
経済誌「アップターン」の編集長。速水の同期。
清川徹
大手パチンコーメーカー。コンテンツ事業部。相沢が経済誌にいたときからの付き合い。
関根
小説薫風の編集者だった男で、高杉に連載執筆の依頼をしていた。
久谷ありさ
速水と同世代の恋愛小説家。恵の大学の先輩でサークルも同じ。
多田茂雄
薫風社の専務。
横山涼子
全国展開する大手書店のカリスマ女子店員。
池田
薫風社の常務。
温子
高杉の妹。
淳子
速水の母。
岸清次郎
速水の父。元柔道の国体選手。
速水健吉
順子が勤めていた製麺会社の上司。
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題名の「アルファ」とは、狼の群れのボスを指すことだったとは。
第1章は、文化部に左遷された新聞記者秋葉隼介が、不本意ながら将棋のタイトル戦の取材に行くまで。
第2章は、不遜な将棋棋士真田信繁の生い立ちなどが綴られる。母親に逃げられ停職のない父親は借金取りに追われるという悲惨な生活の中で、終生の師ともいえる大門に出会い、ますます将棋にのめり込む。
そんな将棋漬けの信繁が中学の時に恋をしたとの唐突な描写があり違和感を覚えるが、終盤になってこのことが見事に回収されており、納得感が。
前半は、重苦しい展開で読み進むのに躊躇するが、後半は信繁がプロへの編入試験を目指す展開となり、一気に読むペースが上がる。
著者は、かつて新聞社の将棋担当記者だったとのことで、臨場感溢れる将棋戦の描写に納得。 -
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ネタバレ途中までは先が気になって面白く読めたけど、動機がイマイチ理解できず。
以外、かなりのネタバレです。
私の小さな脳みそで考えた動機は以下のとおり。
【家族が崩壊した原因が、同級生の父である議員に父親の贈収賄疑惑を相談したことであることを知られたくなかったから】
上記のような動機なら、手紙や自伝の原稿を盗んだことは納得できる(最後に出てきた手紙をどこから盗んできたのかは謎)。
ただ、父親をバックアップしていた不動産屋の息子を脅迫した理由がわからなくなる。脅迫する理由なくないか?
殺害した議員の娘(中学の同級生)が自殺を図った理由も謎。警察が被疑者の父親が逮捕された時の写真見せただけで自殺しようとする??隠れた恋人とというわけでもなかったし。
「議員の父に相談してみたら?」とアドバイスしたことが相手の家族を崩壊させたと思って自責の念がある?でも間違ったことしてないし、そんな重く受け止めることか?とも思う。
私の読解力が低いだけかもしれないけど…
当事者たちにとっては耐えきれないことだったのか?
読者でしかない自分にとっては理解できない内容だったなと残念。
(でも途中までは面白かったので⭐︎3) -
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ネタバレ元芸人で今は便利屋バイトの省吾は、ボクシングジムの立ち退き仕事をきっかけに、ボクサー親子とともに日本タイトルの夢を追いかけることになる。他人の夢に一喜一憂するうちに、捨てたはずの自分の夢にも再び火が灯っていく――。
読みやすく肩のこらない文章で、隙あらば差し込まれるコメディシーンはカット割りやせりふ回しまで脳裏に浮かぶようだった(貞次郎はマキタスポーツのイメージ)。
主人公はあくまで新田ジムを立ち退かせようとしていた省吾。いわば部外者なのに、なんとなくずるずると関係者になっていく様子がユーモラスだった。
個人的には、さびれたジムを背負って闘う若きボクサー・勇気にもっとスポットを当てて、その葛藤を丁寧に描いてもよかったのではと思う。ただ、それでは王道の『ロッキー』になりすぎるかもしれない。
エンディングは「まあこんなもんでしょう」といった印象。夢が再燃して再び芸人を志す展開は悪くないけれど、省吾のセンスを思うと前途は多難だろうな……。 -
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辻珠緒。
関わった人間の証言を読み進めるも、捉え所のないよく分からない人物としての印象が強くなっていく。
この女は一体、何者なのか?なぜ失踪したのか?それが気になってほぼ、一気読みに近かった。
そして浮かび上がってくる様々な角度から見た、珠緒の表情と過去の因縁。
因縁は、珠緒だけに限らずその母、さらにその母をも時代とともに巻き込み、飲み込んでいたとは。。。
時代とは時に残酷であると感じた。
そうしたくなくても、そうしないと生きていけない時代の中で抑圧され必死に耐える。。。今の時代もそうであるが、女性はいざと言う時の職をやはり持っておくべきた。
この本を手に取ったのは舞台になっている芦原温泉が比較的、今住んでいる場所から近くにあって足湯や雄島に馴染みがあったからだ。