塩田武士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SNSでの誹謗中傷は
芸能人、アスリートだけでなく、
いじめなどの加害者である未成年の実名や家族を晒したりなど
間違った正義中毒の人たちがたくさんいて、
本当に無法地帯だと思う。
好感度高い人の不倫などは
そりゃやっぱりガッカリするけれど
それで「こいつ○ねばいい」とは決して思わない。
でもSNSで過度の誹謗中傷を繰り返す人は、
結局はそこらへんにいる普通の人で、
本著でも加害者それぞれの話は興味深かった。
加害者の話が中心になるのかと思ったら
昭和平成の芸能界の話や
尼崎事件を彷彿とさせる他者が突然入り込んできて家族が崩壊する恐ろしい話など盛りだくさん。(描写が怖くてさすが「罪の声」の -
Posted by ブクログ
SNSの誹謗中傷によりお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。
時は遡り、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。
そして、「宣戦布告」
よく聞け、匿名性で武装した卑怯者ども。・・・・
重罪に認定された83人はネットにすべてを晒された。
犯人は美月とコンビをくんで一世風靡した音楽ディレクターの瀬尾政夫。
天童の同級生であり、なんとなく縁を感じていた弁護士の久代奏は
瀬尾から任命され弁護することに・・・。
なぜ、このようなことを起こしたのか?
本人が語らないまま、関係者の聞き取りで瀬尾の人となりに触れていく。
つかみのインパクトはある。
そして、だんだんと天童 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小山内甫
関西人。大手出版社「薫風社」の営業。
二階堂大作
デビュー40周年の作家。「将軍」のコードネームで呼ばれる。
坂上実
海外での知名度も高い大物漫画家。
三島雄二
担当する大物漫画家五人に声を掛けエージェント業を立ち上げた。出版社からの執筆依頼を仲介したり、原稿料や印税の配分について出版社と交渉したりする代理人ときて、業界の荒波を泳いでいる。
速水輝也
大手出版社「薫風社」。月刊誌「トリニティ」の編集長。出版社に入る前、三年だけ全国紙の新聞記者をしていた。
戸塚健介
薫風社の広報局。
柴崎真二
トリニティの副編集長。
篠田充
編集部。見合い結婚した妻との間に一人娘が生まれ -
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戦後最大の未解決事件『グリコ森永事件』を題材にしたフィクション。
正直、私にはほとんどこの事件は記憶はないし、詳細もよくわからなかった。
昭和を振り返る番組で目にしたくらい。
本書では、事件の内容や流れなど極力史実通りに再現され、その中で子どもがかかわったことからその子どもに重きを置いたお話になっている。
事件に子どもが関わっていたことも驚くが、その子どもにスポットをあてたところが、なかなかおもしろかった。
ただ、中盤まではなかなか進まず…
終盤からはようやくテンポ良く読み進めた。
記者の阿久津も、事件に関わってきた曽根俊也もなかなか魅力的な人物でよかった。
★3.5 -
Posted by ブクログ
題名の「アルファ」とは、狼の群れのボスを指すことだったとは。
第1章は、文化部に左遷された新聞記者秋葉隼介が、不本意ながら将棋のタイトル戦の取材に行くまで。
第2章は、不遜な将棋棋士真田信繁の生い立ちなどが綴られる。母親に逃げられ停職のない父親は借金取りに追われるという悲惨な生活の中で、終生の師ともいえる大門に出会い、ますます将棋にのめり込む。
そんな将棋漬けの信繁が中学の時に恋をしたとの唐突な描写があり違和感を覚えるが、終盤になってこのことが見事に回収されており、納得感が。
前半は、重苦しい展開で読み進むのに躊躇するが、後半は信繁がプロへの編入試験を目指す展開となり、一気に読むペースが上がる