塩田武士のレビュー一覧

  • 起点

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    スナック愛凛巣に行ってみたい
    そしてボトルを入れる
    もちろん銘柄ほ啓太と同じ富乃宝山だっ!

    みんなのマドンナ、テーラー青木の看板娘こと青木由美子はなかなかの苦労人
    リンネンと再婚して確かな幸せをつかんでほしい

    なんかシジミシジミするなぁ
    しみじみやっ!

    人生で一番大事なんは「続ける」ことや
    野々宮先生の甲子園球場での言葉が、数十年の時をこえて甦ったっ!
    そして、心の襞にもぐりこんでいく…

    そこにペーパードリップのコーヒーがあるから…そう、そのポットのお湯でコーヒー淹れて
    十年以上の空白をものともせず、祖父は孫にコーヒーを淹れさせる
    しかも、元気だったか?の一言もない
    なんて、きままな爺なんだっ!

    もの書きを目指すんやったら、常に人の胸の内に答えを求めろ
    意味がわからない僕は小首を傾げた
    そのまま、首は折れた

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    2026年08月09日
  • 起点

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    「小さい上司」(2013)
    「鈍い火」(2011)
    「仮縫い」(2013)
    「起点」(2026)
    4話収録の短編集。

    すべて単行本に未収録の文庫オリジナル作品。

    冒頭の「小さい上司」は、タイトル通りケチでセコい“小さい上司”が主人公。
    時代が変わっても、こういう人はいるよね……と苦笑しつつ読んだ。

    「鈍い火」は一転して、男の怨念がじわじわと迫ってくる。
    読んでいて思わず身を引くような、静かな恐ろしさが残る。

    「仮縫い」は雰囲気ががらりと変わり、ほのぼのとした温度感。
    多感な5人の高一男子の青春と未来の姿に思わず笑みがこぼれる。

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    2026年08月09日
  • 朱色の化身

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    とにかく沢山の人が出てくるので、名前が覚えられず大変でした(笑)
    1人の人間を色々な人から見た時に、どう映るかというのが好きなので、この本は私の好みでした。

    それにしても男運がなさすぎて読むのが辛かったです。

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    2026年08月06日
  • 氷の仮面

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    性別違和があることで、こんなにも人生が囚われていくのがなんだかとても辛かった。踊ったり歌ったりすることが好きで、それを仕事にできたといえど、それは夜の店で宝塚にはなれない。大抵の人がなれないんだけど、可能性が最初から0であることの辛さ。結婚や出産、同僚と温泉に行くこと、誰かと付き合うこと。性が一致していればできることができない。
    真壁くんがめちゃくちゃかっこいい。それを超える人は難しいかもしれないけど、蘭も幸せになって欲しいな。

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    2026年08月03日
  • 罪の声

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    グリコ森永は追ってるので読んどいた。ひとつの解。
    40年前の事件なんで犯人たちは4死んでるか高齢なんだが、カセットテープの子供たちはまだ40~50代で生きているんだわな。

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    2026年07月30日
  • 起点

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    短編でも魅せる人間ドラマ。
    ​『罪の声』や『騙し絵の牙』で知られる塩田武士さんが、多彩な切り口で人間の業や心理を描き出す短編集。
    ​
    ​『小さい上司』: 絶妙な小物感が漂う上司の哀愁と日常を描いた一編。
    ​『鈍い火』: ある交通事故の裏に隠された意外な真相に迫るミステリ。
    ​『仮縫い』: 結婚を控えた新郎新婦の、一筋縄ではいかない馴れ初め。
    ​『起点』: 未来のいつか、塩田さん自身が取材を受けるというユニークな設定。

    ​それぞれの世界観にぐっと引き込ませる筆力は「さすが塩田武士」の一言。特に『小さい上司』に描かれる上司の、なんとも言えないリアルな「小物感」は最高です!!

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    2026年07月27日
  • 起点

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     出世作「罪の聲」以前に書かれた三篇の中短編を所収。作者の現在の活躍を予見することは、なかなか難しい作品群ではある。

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    2026年07月25日
  • 起点

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    面白かったです。塩田さんは長編しか読んでおらず、短編はどんな感じになるのかと思いましたが読みやすく、もっと短編作品が読みたかった程です。

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    2026年07月26日
  • 盤上のアルファ

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    将棋で繋がる33歳の男二人の物語。ありえない展開で始まる不思議な共同生活を通して深まる不器用な友情。孤独という共通項あっての関係性なんだろうな

    絶妙なテンポとノリで繰り広げられる関西弁と、白熱の対局描写に魅入られて一気読み

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    2026年07月14日
  • 騙し絵の牙

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    けっこうな分厚さだったのに、サクサク読めました。紙の出版はオワコンなのか!?奮闘する主人公。小説愛が炸裂。

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    2026年07月02日
  • 起点

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    感想
    最後の起点はとても短い話だったが、将来訪れるかもしれない話で面白かった。


    あらすじ
    短編集。
    役所の広報課の新入社員の啓太は、ケチで大言壮語を吐くが仕事ができない小山田にウンザリしていた。しかし、彼が必死に病気の両親を支える姿を見て考え方を改める。

    記者の育郎は裁判所に行くと子供を轢いた室戸という男が執行猶予を言い渡されるところだった。被害者の父親は昔、仕事をした岡崎。育郎は事件を調べるうちに岡崎の妻が室戸の元恋人で、室戸が恨んでしたことが分かる。岡崎が室戸に仕返しをしようとする所を育郎が止める。

    高校教師である私とその仲間たちの中で最も冴えないリンネンが、昔のマドンナを射止めて結婚する話。

    筆者が80歳になった時代、AIが進化して昔の取材方法が全て無駄に思える孫との対談。

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    2026年06月13日
  • 騙し絵の牙

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    斜陽と言われる出版界の物語を、大泉洋さんのあてがきで描いた傑作エンタメ。

    会社員である以上、組織の歯車、組合、社内派閥、同僚、部下、同期等の社内的なことは

    本来の業務やビジネスパートナーと同等以上の重みがある。

    それに家庭内のことも加わるから30代後半〜40代の会社員は大変だ。

    どの分野でも重要な役割と責任があるからなぁ。


    〜仕事でストレスが生まれるのは、多忙であるか否かが原因ではない。報われるか否かの問題である。


    その通りだと思った。


    そして、どんなにデジタルな世の中になっても(便利な世の中になっても)結局はあらゆるものは人が創るということ。

    今後で言うなら、AIがどんどん人の領域に入ってくるんだろうけれど、AIを使うのが人であるうちは(AIが永遠に人が利用する便利なシステムというポジションを維持するために)やっぱり人としての芯をしっかり持ちたいと思った。

    未来が、AIに人が使われている時代にはならないことを信じて。

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    2026年06月07日
  • 崩壊

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    関西の地方都市で起こった市議会議長殺人事件を発端に、関わる人々の人生が変わっていく…。真実が明らかにされたとき、人は幸せになれるのか。正義について問い質す社会派小説。
    刑事の2人をはじめ、容疑者本人やその家族にそれぞれスポットを当てたため、本質がぼやけてしまった。反目し合う2人が打ち解けていくところ味わい深いのだが。

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    2026年06月01日
  • 崩壊

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    正直登場人物が多いので整理しないとよく分からなくなる。結構ややこしさを感じた。

    でもお金をきっかけに人間関係、信頼関係がどんどん崩れてしまう様はよく分かった… 一度裏切られると人は疑心暗鬼になる。

    大事なものを見失いたくないと感じさせられた。



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    2026年05月14日
  • 騙し絵の牙

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    冒頭で主人公速水輝也が登場する場面、速水の 容姿があまりにも大泉洋とそっくりなので「あてがき」?と思ったらその通りだった。
    小説を愛する編集者という顔と退職後の鮮やかな転身をかけて騙し絵の牙というタイトルだということが最後の最後にわかる。
    日曜劇場を読む感覚で楽しめたが最後に速水にそんなに腹黒な一面を持たせなくてもいいのではと思った。

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    2026年05月13日
  • 盤上のアルファ

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    棋士を取材する記者の仕事とはこういうものかと興味深くもあり、さくさく読めた。真田が現実離れと思いつつも愛さずにはいられないキャラ。終盤まさかの展開で秋葉と同じくやられた感が。よい読物でした。

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    2026年04月30日
  • 騙し絵の牙

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    エンタメとしての楽しさと、どこに伏線が張られているんだろうというドキドキを両方味合わせくれる一冊です。
    出版業界の苦悩を凝縮したような話で、紙媒体の売上が低迷していく中で、どう売上を伸ばしていくかを、面白く描いていています。
    個人的には本は絶対に紙派なので、出版社の方々を心より応援しています。

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    2026年04月29日
  • 崩壊

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    いろんな家庭の崩壊がでてくる話だった
    バラバラに崩れるっていうよりはヒビがちょっと入って徐々に崩れていく感じ

    疑心暗鬼で人間が自滅していく
    って書いてあったけどそれだけじゃないよなあと思って
    ひとことで言いづらい作品だった
    けど家族についてはよく考えさせられる

    自責の念で親を支援したり
    密告した被害者に恨みを持ったり
    また人の心は単純ではなくていろんな感情が浮かぶってことか

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    2026年03月19日
  • 歪んだ波紋

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    連作短編。
    正直なところ、それぞれの主人公が変わっていく切り替えが分かりにくい。
    ただ、作者は新聞記者だった事もあり、内部的視点からの作品として面白いと思えるし、当たり前の事だけど目で見ているメディアの情報に踊らされてるのは結局のところ、情報を他力に頼っている画面越しや新聞越しの私たちなんだと思う。

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    2026年03月19日
  • 崩壊

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    思ってたよりも割と本格警察ものという感じだった。おそらく映像化向き。面白い、推理小説を読みたいひとに勧めたい。

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    2026年03月15日