塩田武士のレビュー一覧
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感想
最後の起点はとても短い話だったが、将来訪れるかもしれない話で面白かった。
あらすじ
短編集。
役所の広報課の新入社員の啓太は、ケチで大言壮語を吐くが仕事ができない小山田にウンザリしていた。しかし、彼が必死に病気の両親を支える姿を見て考え方を改める。
記者の育郎は裁判所に行くと子供を轢いた室戸という男が執行猶予を言い渡されるところだった。被害者の父親は昔、仕事をした岡崎。育郎は事件を調べるうちに岡崎の妻が室戸の元恋人で、室戸が恨んでしたことが分かる。岡崎が室戸に仕返しをしようとする所を育郎が止める。
高校教師である私とその仲間たちの中で最も冴えないリンネンが、昔のマドンナを射止めて結婚する話。
筆者が80歳になった時代、AIが進化して昔の取材方法が全て無駄に思える孫との対談。 -
Posted by ブクログ
斜陽と言われる出版界の物語を、大泉洋さんのあてがきで描いた傑作エンタメ。
会社員である以上、組織の歯車、組合、社内派閥、同僚、部下、同期等の社内的なことは
本来の業務やビジネスパートナーと同等以上の重みがある。
それに家庭内のことも加わるから30代後半〜40代の会社員は大変だ。
どの分野でも重要な役割と責任があるからなぁ。
〜仕事でストレスが生まれるのは、多忙であるか否かが原因ではない。報われるか否かの問題である。
その通りだと思った。
そして、どんなにデジタルな世の中になっても(便利な世の中になっても)結局はあらゆるものは人が創るということ。
今後で言うなら、AIがどんどん人の領域に入ってくるんだろうけれど、AIを使うのが人であるうちは(AIが永遠に人が利用する便利なシステムというポジションを維持するために)やっぱり人としての芯をしっかり持ちたいと思った。
未来が、AIに人が使われている時代にはならないことを信じて。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小山内甫
関西人。大手出版社「薫風社」の営業。
二階堂大作
デビュー40周年の作家。「将軍」のコードネームで呼ばれる。
坂上実
海外での知名度も高い大物漫画家。
三島雄二
担当する大物漫画家五人に声を掛けエージェント業を立ち上げた。出版社からの執筆依頼を仲介したり、原稿料や印税の配分について出版社と交渉したりする代理人ときて、業界の荒波を泳いでいる。
速水輝也
大手出版社「薫風社」。月刊誌「トリニティ」の編集長。出版社に入る前、三年だけ全国紙の新聞記者をしていた。
戸塚健介
薫風社の広報局。
柴崎真二
トリニティの副編集長。
篠田充
編集部。見合い結婚した妻との間に一人娘が生まれ、興味は子どもの成長。
高野恵
編集部で一番若い。ケアレスミスが多いという欠点があるものの、行動力に抜きん出ている。
所属で、文芸雑誌「小説薫風」の新人編集者。のちに不本意ながら速水の部下となる。
中西清美
柴崎と同期の編集部員。文芸誌担当だった二十代のころ、大物作家たちを次々に口説き落として連載を書かせ、社のベストセラーを独占した時期があった。
剣持悟
二十五年前に流行ったテレビドラマ「ときめき先生」の主役。
霧島哲矢
篠田が担当している、天然成分の石鹸をメインに売り出す化粧品会社とコラボをしている中堅の男性作家。
相沢徳郎
編集局長。週刊誌記者から文芸というルート。そかからスポーツ誌、月刊誌、総合月刊誌と幅広く雑誌を渡り歩いてきた。作家、スポーツ選手、政財界、それぞれに人脈を築いている。トリニティ初代編集長。
速水早紀子
輝也の妻。少し前までパート感覚で英語の講師をしていた。
速水美紀
輝也、早紀子の娘。小学五年生。
永島咲
二十五歳の女優。大学在学中の二十二歳でデビュー。速水が他誌連載のコラムを目にしたときにかなりの文才だと気付く。
藤岡裕樹
文芸誌「小説薫風」の文芸編集部員。薫風が廃刊となり、スポーツ雑誌に異動。組合の次期執行部。
内橋奈美
契約社員。非世紀組のリーダー格。
ユイ
銀座の高級クラブのホステス。
西村和喜
営業マン。速水と同じ転職組。
福永義久
民放局の社員。番組宣伝部。
杉山
民放局の社員。福永と同期。
高杉裕也
若手作家。
秋村光一
経済誌「アップターン」の編集長。速水の同期。
清川徹
大手パチンコーメーカー。コンテンツ事業部。相沢が経済誌にいたときからの付き合い。
関根
小説薫風の編集者だった男で、高杉に連載執筆の依頼をしていた。
久谷ありさ
速水と同世代の恋愛小説家。恵の大学の先輩でサークルも同じ。
多田茂雄
薫風社の専務。
横山涼子
全国展開する大手書店のカリスマ女子店員。
池田
薫風社の常務。
温子
高杉の妹。
淳子
速水の母。
岸清次郎
速水の父。元柔道の国体選手。
速水健吉
順子が勤めていた製麺会社の上司。