塩田武士のレビュー一覧

  • 騙し絵の牙

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    大泉洋を主人公に当てがき。舞台は2016年前後の出版業界。
    こんなん面白いに決まってる!

    思えば10年程前から、名だたる雑誌の廃刊のニュースが絶えなかった。
    私が学生時代に読んでいた雑誌も随分と数を減らしてしまった。
    廃刊した雑誌が今もWEBで存続していると聞くと嬉しくなるが、規模大幅縮小で人員も削減しての運営と聞くと手放しには喜べない。

    そして雑誌が消えると小説も発表の場を失う。
    数少ない掲載枠を奪い合う形で、日の目を見なかった小説がどれほどあったのだろう……。

    雑誌を存続させるためにあらゆる策を講じて東奔西走しても、それが報われるとは限らない。
    出版不況は2026年現在も続いている。

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    2026年09月13日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    SNS匿名の誹謗中傷が社会問題になっている現代に生きる一人一人に問いかける本

    最後の数ページを読む為に、この分厚い本を読んで来たんだと思った
    瀬尾と美月、奏と天童 
    こんな形の愛もあるんだなぁ、、、
    深い愛に感動した

    塩田武士さん初読み
    他作品も読んでみよう♪

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    2026年09月09日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    私刑という社会問題を題材にしたお話。 3つ心に残った点があった。

    1つ目はSNSでの過剰な情報発信。誰でも匿名で感想という名の悪口を書けるようになったけれど、「悪口を書いていい」となったわけではないし、そんなこと許されるはずもないんだよな。自由と責任は表裏一体だから、自由な言論が許される世界であるならば発言への責任も背負って当然なわけで。

    2つ目は瀬尾さんと美月、久代さんと天童の関係性。なんの脈絡もないけどマラソン大会を思い浮かべた。「どれだけ辛くてもこの人の背中だけ見て走り続けよう」みたいな揺るがない目標というか。尊い関係性だなぁと思い羨ましい気持ちすら覚えた。

    3つ目はしっっっかり伏

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    2026年09月06日
  • 存在のすべてを

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    結構な長編ですが、かなり面白かったです。
    終わってほしくない。
    でも続きが気になるし面白いから読みたい!ジレンマでした。結局は読み終わりましたが。
    作中に登場する写実画というのを鑑賞したことがないので一度みてみたくなりました。そういうのも小説のいい所ですね。自分の知らない世界を知れるという。

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    2026年09月05日
  • 歪んだ波紋

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    塩田作品3作目。
    元新聞記者とのことで、メディアに関する本の内容は、ものすごく深いし臨場感溢れる感じがたまらない!緊張感と駆け引き!
    今回は一気読み出来なかったので、あの章のこの人か!みたいな繋がりにハッと気づくことができず、惜しい気持ちがいっぱい。一気読み推奨します!

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    2026年09月02日
  • 踊りつかれて

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    SNSの匿名性が起こした悲劇をきっかけに、被告人にまつわるさまざまな点が次第と強く鋭くつながっていき、動機が解明されていく。とても丁寧に編み上げられている布を一目一目読み進めていく気持ちになる。辻褄があちこちで合っていくのにも納得感があって良いと感じた。

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    2026年09月01日
  • 存在のすべてを

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    これは映画化されるねと思ったらもうすでになっていた(公開は2027だけど)
    この誘拐されたいた3年間が一番の謎で読み進んでいったんだけど、そういうことだったのね。
    ちょっと「八日目の蝉」テイストを感じた。
    内藤亮にとってはこの3年間は疑似家族だけど、今まで経験したことのない暖かくて幸せな時間だったんだね。
    その生活を応援してくれた画廊オーナーの岸朔之介や北海道の不動産の人の支えがあったからこそ。
    写実画家の野本貴彦と優実は実の父親、母親以上に亮にとっても父と母だった。
    最後に木島家に連れ戻す別れのシーンは涙なくしては読めなかったよ。
    でも、この2児同時誘拐事件を執念で追った中澤刑事と新聞記者の

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    2026年09月01日
  • 存在のすべてを

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    綺麗な話。
    とんでもない悪事だとかめちゃくちゃな裏事情があるような救いのない話に惹かれがちで綺麗事はあまり好きじゃないけど、この方の小説は綺麗でもまったく嫌じゃなくてその綺麗さをそのまま受け止められるので好きです。

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    2026年08月30日
  • ともにがんばりましょう

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    PP(パーフェクトポエマー)YASUSHIの新作「ゲット さてぃすふぁくしょん」は秀逸
    笑いを堪えるために、俺は剣山で皮膚を痛め付けたっ!
    以下、本文を抜粋

    予はマンゾクじゃ
    見つめられたらゾクゾクじゃ
    はしゃいだおいらはテイゾクじゃ
    予はボウソウゾクじゃ
    仲間の絆をセツゾクじゃ
    カゾクが連なりミンゾクじゃ
    予はカイゾクじゃ
    平日はキゾクじゃ
    どちらもキキンゾクが好きじゃ
    世の中みんな
    ゲット さてぃすふぁくしょん

    中山明正財政部長は執行委員の中で一番真面目に考えている
    発言を求められただけで固まる武井とは次元が異なるっ!

    ニャー吾郎だょ
    武井の心中を察する気がないのか、遥は邪気なく繰り

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    2026年08月29日
  • 罪の声

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    自分の年齢で考えると小学生の頃にほんとにあったグリコ、森永事件は子供ながらにセンセーショナルに出来事だった。片田舎なので青酸カリの入ったものはないだろうと思いながらも当時はやはり買うのを控えてました。そんな事件の別の方向から入っていく物語、面白いかったです。
    当時は携帯もなく、その当時の時代背景があったから未解決になってしまったのも分かりました。
    また別の未解決事件物もあれば読んでみたいと思いました

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    2026年08月27日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    ついに読み終わった…。すごく長い時間がかかった…。

    2児同時誘拐事件から始まる同作。最初の警察と犯人グループのやり取りは手に汗握った。茂が無事に身代金を目的地に置けたと思いきや、忘れ物として警察に届けられた時はものすごい絶望した。
    そこからずっと語り部は警察側なのかと思いきや、野本貴彦や野本優美に変化していく。
    特に野本優美視点の話は本当につらかった。別れを告げるシーン、別れのシーンは胸が張り裂けそうで、自然と涙があふれた。血のつながりはなくとも、3人は紛れもなく本当の家族だったから。
    亮と里穂が再び出会えたのは嬉しかったけど、それよりも何よりも貴彦と優美がもう『2人』では生きていけなかった

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    2026年08月25日
  • 罪の声

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    存在のすべてを、がとても面白かったので、こちらも読んでみた。株の話詳しすぎて逆に読みづらい部分もあったが良かった。最後まで重たかった。
    存在のすべてをのようなスッキリ!って感じではなかった。

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    2026年08月24日
  • 存在のすべてを

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    切ないお話だった。
    誘拐事件の裏にも色々な事情があって、生みの親よりも育ての親となってしまうのは何とも不憫な感じがした。
    亮が育ての親を尊敬してずっと写実画を描いていたところには感動した。

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    2026年08月24日
  • 踊りつかれて

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    SNSでの言葉の暴力がメインテーマでした。均一な正しさの押し付けや失敗が許されない空気感は、生きづらい世の中になったなと思いました。後半も面白かったですが、少し色んな要素を詰め込みすぎた感もありました。

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    2026年08月22日
  • 踊りつかれて

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    【良かった点】SNS社会の危うさを描いたテーマが強く心に響いた。ミステリーとしても意外性があり、作品として申し分なかった。

    【おすすめ度】★★★★☆。SNSを利用する人には一度読んでほしい。現代のSNS社会について考えさせられる作品だと思う。

    【読後の印象】読み終えて、自分もSNSのアカウントを消したくなった。さらに、読書メーターに書いている感想も、人を傷つけていないかと怖くなった。自分の言葉や発信について考え直すきっかけになった一冊だった。読後にも長く残る作品だった。

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    2026年08月21日
  • 氷の仮面

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    ミステリーとかじゃないのに何故かめちゃくちゃ続きが気になる本だった
    小学生のうちから真壁くんイケメンすぎる
    真壁の時点で絶対ときめきトゥナイトだと思ったけど蘭で確信。
    なんで写真があるって知ってたのかとか若干疑問はあるけれどもいい終わり方だった
    途中まで最高スピードで読んでたけど途中からちょっと中だるみした
    This is Iみのある話だった

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    2026年08月20日
  • 雪の香り

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    ネタバレ

    謎の女性の出会った大学生がなし崩しで同棲に至った後、女性はこつ然と姿を消し、それから10年後、新聞記者となった主人公は女性と再会を果たすが。。
    作者のパンチの効いたコントに期待して手に取ったが期待通り女性のうまいキャラ作りもあって主人公の掛け合いがとても楽しい。シリアスな場面との調合程よく、また、京都の風物詩や隠れた名所紹介もいつか行ってみたい気分にさせる。
    プロットについても驚きはないにしても充分納得出来るものだと思う。

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    2026年08月19日
  • 存在のすべてを

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    とても心温まる終わり方でした。少しもやもやが残るところもありましたが、いつまでもと、思いを馳せることができます。長い話でしたが、全ての出来事がつながって、主人公の生涯を深く読み込むことができました。

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    2026年08月14日
  • 罪の声

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    これまでの自分の好きな書籍をChatGPTに伝えたところ、この本が最もオススメであると言われたので、購入してみました。自分の人生ナンバーワンは塩田さんの存在のすべてを です。
    それを超えはしなかったものの、本作品も非常にぐいぐいと引き込まれるような内容でした。
    調べてみると塩田武士さんは本記者とのことで、リアリティがすごい。作り込んだどんでん返しという感じではなく、とにかくリアルに丁寧に描いている点が素晴らしいと思いました。

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    2026年08月13日
  • 踊りつかれて

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    塩田武士さんの作品は、『存在のすべてを』に続き2作目。
    扱うテーマとしても、文章量としてもかなりのボリュームでした。

    序章は「宣戦布告」と題した衝撃的な文章から始まります。現代のSNSによる誹謗中傷、芸能人のみなし公人化により、多数の一般人から攻撃の標的にされ自殺した芸人と表舞台から姿を消した歌手を悼み、
    特に酷い発信をしていた83人の個人情報をばら撒くというもの。

    83人はもれなくネットで名前、住所や勤め先を晒され、正義を振りかざす一般人達「安全圏のスナイパー」による集中攻撃を受けます。
    誹謗中傷のみならず勤め先への嫌がらせ電話、実際に暴行を受ける者も出てきました。

    中盤からは、被告人

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    2026年08月12日