塩田武士のレビュー一覧

  • 崩壊

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    序章
    発生/捜査/浮上/疑惑/肉薄/動機
    終章

    市議会議長が殺された事件
    所轄のベテラン男性刑事本宮と
    県警の若手女性刑事平原が
    組になって捜査にあたる

    少しずつ明らかになる
    事実、人間関係、語られた言葉……

    不明な動機にこだわり調査を続ける本宮
    最後に手に入れたのは……

    なんだか せつないなあ


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    2025年12月05日
  • 崩壊

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    刑事本宮、市議会議員嶋田殺害事件を追う
    そこには過去の公務員の汚職が関係しているのでは?

    そして被疑者は何故嶋田議員を殺したのか?

    本宮自身刑事としてではなく仕事に逃げていた過去や捜査に関わる人達の人間関係から、
    犯人は何故?嶋田を?
    「ふれあいの里」そこには!
    犯人の心理を勝手慮ってしまった

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    2025年12月04日
  • 罪の声

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    京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった―。1984〜85年に起こった昭和史に残る、グリコ森永事件を題材にした作品。 舞台は関西を中心に展開される。 新聞記者がグリコ森永事件を取材する話と、自身が加害者の息子である人物の視点から話が進んでいく。もともと身代金より株で儲けるつもりだったという話は、なかなかおもしろか

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    2025年11月27日
  • 歪んだ波紋

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    轢き逃げ事件の犯行車両が被害者宅に……というスクープを取った新聞記者の物語が第一話。

    まるで誤報と虚報をテーマにした5話の短編集、連続短編のように描かれていたが、数多の点が絶妙に繋がっては途切れ、途切れては繋がるような感覚を覚えて、全てを一つの物語と勘違いしたまま読み終えてしまった!

    それほどに、たった150ページの中に多くの人物、誤報事件、虚報事案が発生する。

    人や媒体を信頼することと、情報を信頼することの違い、そして人も自分も情報をどのように得て受けられるのか。

    「歪んだ波紋」は、決して作中の苦悶する記者たちだけではなく、自分のような他業種、一般的人間の判断力が問われる罠のようなも

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    2025年10月31日
  • 崩壊

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    ネタバレ

    多くの人物が登場して複雑に絡んでいくが、繋がりが見えてくると一気に展開が変わる。犯人は割と序盤で浮き出てくるが、犯人の考えや軸にあるもの、犯行の動機は最後まで読まないと全く分からなかった。また、誰かの過ちによって(主に金に振り回されて)崩壊していく家庭、それに苦しめられる罪のない者たちはどう生きていけばいいのか、考えさせられた。何より、事件を共に追う本宮と優子はそれぞれ魅力的な人物で、とても良いペアだ。非常に面白かった。

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    2025年10月14日
  • 氷の仮面

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    今でこそ性同一性障害と名がついた一人の人生を丁寧に追っていく。読みやすいテンポ書かれていて一気読みした。
    小学校からの積年の想いや家族との関係の拗れ、人との出会いなど、綺麗に収まらない部分に現実味があり良かった。

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    2025年10月10日
  • 騙し絵の牙

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    読み応えのある本でした。ちょっと難しそうかなと思って読みはじめましたが、展開が面白くドラマのようにさくさく読めました。

    特にp.160-161の所が印象に残りました。安くて手軽で時間潰しばかりに時間を使ってしまっていると、自分の生活を反省しました。昔は一日中本を読んでいられたのに、今は読んでいてもついついスマホに手が伸び、分からない単語を調べようと思っただけでも、そこからSNSを開いてしまったり…

    これからはスマホ依存から脱することが豊かな人生に繋がるのかと考えたり、何も考えずに生活してしまっていたなと、この本を通して色々と考えさせられました。

    最後の解説で大泉洋さんを元に小説が作られた

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    2025年09月27日
  • 騙し絵の牙

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    大泉洋さんのキャラに合ってる人たらしで、場の中心にいつもいるよーな編集者。ネット社会で本が売れない時代の編集社の存続をかけた戦い。私は電子ではなく紙で読むことが多いけど、古本ばかり…。作家さんは大変だなぁーと。最後に人のよい主人公の裏の顔が…騙してるとは思わないけど、誰しも裏の顔はありますよ。

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    2025年09月24日
  • 朱色の化身

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    これも一気に読んでしまった。インタビュー形式が大部分で、登場人物も多いため、もう一度読み返さねば。
    珠緒さんと年齢が近いので(こんなに辛くはなかったけど)就職後の描写は懐かしささえ感じた。珠緒さんは一切登場していないのに、インタビューで彼女の性格が肉付けされていくのが、見事でした。
    でも珠緒さんもお母さんもお祖母さんも壮絶な人生すぎて可哀想でした。

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    2025年09月17日
  • 盤上のアルファ

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    初読みの作家さん
    面白かった
    将棋の世界ってプロになるまでが
    大変なのね
    将棋を知ってればもっと楽しめたかな
    真剣な中にちょっとクスッと笑えるとこもあり
    登場人物が皆んな個性的で素敵
    私的にはアナゴのおっさんを
    もうちょい見たかったなぁ

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    2025年09月07日
  • 騙し絵の牙

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    日曜劇場でやっていそうな、勧善懲悪のストーリーかと思いきや…
    エピローグがなくても十分面白かったですが
    エピローグを読むと物語の印象が全く違ってくる。
    まさに、「騙し絵」のようでした。

    大泉洋さんのイメージにもぴったりです。

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    2025年09月03日
  • ともにがんばりましょう

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    労使交渉自体は面白かったけど、ほぼそれで占められていてキャラへの感情移入がいまいちだった。物語の構成上仕方ないかもだけど。

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    2025年06月22日
  • 騙し絵の牙

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    出版の世界、大泉洋のあてがき、リアルな筆致。
    様々なベクトルで翻弄される様に充てられる。
    本や出版が好きな人には魅了される世界観だと思う。

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    2025年06月16日
  • 騙し絵の牙

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    1ヶ月ぶりに本を読みきれた。

    大泉洋のあてがき、本の中でもあるような出版の新しい企画としてのこの小説を見た時、やはり面白い、斬新だと思った。

    ひょうひょうとしながらも、社内政争、廃刊の危機、妻子との関係、部内の不和など、どんどん追い詰められていく姿。そこにだんだん感情移入し辛くなってきたところにバツんと最後に持っていかれる。一種の気持ちよさと、そこで現れる二面性の気味悪さ。なんとも言えない読後感だった。

    読み終えたその日に映画も見たが、驚くほど別の話だった。さらに騙されたのだった。でもかなり面白かった。

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    2025年04月26日
  • 騙し絵の牙

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    大泉洋さん大好きで、表紙をみて即購入。
    映画化されるとのことで先に原作読みました。
    本当に巧妙などんでん返し。主人公の性格、セリフも相まって読後感最高で、すっきりした。
    もちろん映画もとてもかっこよかったです。

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    2025年10月16日
  • 氷の仮面

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    トランスジェンダーの物語

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    「ずっと、好きでした」
    泣いて、隠して、あきらめて。それでも女の子になりたかった――。
    『罪の声』の著者がたどりついた「本当に人を愛する」ということ。感動の傑作長編。
    *******
    「えっ、真壁君、ほんまにするの?」
    「目つむれ」
    「へっ? あかん、あかん」
    後ずさった翔太郎の肩を真壁君が両手でがっしりとつかんだ。
    「深呼吸しろ」
    言われるがままに大きく息を吸って、長く吐いた。その間、お互い顔を見られなかった。(本文p111-112より)
    *******
    小学四年の春、同じクラスになった真壁君の顔を

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    2025年03月17日
  • 氷の仮面

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    性同一性障害というテーマに対して真摯に取り組んでいる。その部分には感心するが、ヘテロ男性の自分としては男の主人公が自身の男性性を否定することがとても辛く、読んでいて気分が悪くなった。(玉取ったシーンとか)
    共感しようとするからこそ認知不協和が起こり、気分が悪くなるというのは自分の心の動きとして面白いと思う。そういう意味では価値ある作品かもしれない。
    アニメや漫画、バラエティ番組やゲームなどのカルチャーを散りばめることで時代感を出す手法はちょっとわざとらしいがそれなりに上手くいってると思う。

    微妙だったのは終盤の怒涛の伏線回収シーン。正直白けたし、一気に物語が嘘っぽくなったので無理にカタルシス

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    2025年03月13日
  • 雪の香り

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    ジャンルとしたら『恋愛ミステリー』というところ。
    主人公は新聞記者。むかし京都の大学に通ってるときに、ふとしたことから同じ歳の女性と知り合い、意気投合し同棲を始める。しかし、彼女は突然いなくなってしまった。
    その後、新聞記者となった自分が追っている事件の容疑者にその彼女の名前を見つける…自分と会っていなかった時間、彼女は何処で何をしていたのか?(塩田武士さんは元新聞記者で警察回りの担当をし、このような経験をしたのが、小説のヒントになったらしい)

    この2人の若い頃のデートシーンなどのセリフが関西弁のやり取りで非常に微笑ましく、面白い。屈託の無い冗談ばかり。だからこそ、現在の状況が切ない。

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    2025年02月27日
  • 歪んだ波紋

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    4.3

    新聞を中心としたニュースの真偽についてを物語を通して考えさせられる小説。

    短編集かと思ったらニュースの真偽を通して全てが繋がっていくのがとても良かった。

    何となく思っていた『このニュースが正しいのかなー』と思っていた事が物語となって現実感を帯びているのでとても楽しめたと共に情報の真偽について考えさせられた。

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    2025年02月10日
  • 氷の仮面

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    ネタバレ

    性同一性障害の人の悩みや苦しみが、今の時代は少なくなってるといいなと思った
    真壁くんを想う描写のところは普通の恋愛小説としてきゅんとしたし、私も真壁くんのこと好きになった

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    2025年02月03日