塩田武士のレビュー一覧

  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    83人のネット私刑のその後の話かと思いきや
    2人の天才の過去を辿っていく感じ。

    言葉というものは手軽なコミニュケーションのひとつだけど、
    相手を死に追いやるほどの武器にもなり、
    攻撃する相手にも家族が、大切な人が
    いるという想像力を一人ひとりが持つべきだと感じた。

    0
    2026年03月30日
  • 罪の声

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    グリコ•森永事件を題材にした小説。警察とか会社への恨みを犯罪で返すのはアウトだけどじゃあどうすればいいん被害者きつすぎない?

    0
    2026年03月29日
  • 踊りつかれて

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    誹謗中傷、炎上が日常茶飯に起こっていて、当たり前の風景となっているこの現代は、冷静に考えて異常ではないかと今更思う。
    SNSやマスコミの扱い方を慎重にと痛感するのはもちろん、人間ドラマは圧巻でした。

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    2026年03月26日
  • 罪の声

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    日本企業を対象に行われた脅迫事件。その際に使われたテープの声と自分の声が全く一緒だった。事件に利用された子ども達、そして巻き込まれた家族達。人に振り回され崩れていく人生。そんなのってやるせなさすぎる。
    新聞記者の阿久津と関係者の曽根が事件を明らかにしていくとともに、犯人の稚拙さ、巻き込まれた人々の無念が伝わってくる。
    これが実際にあった、グリコ・森永事件に基づいて描かれていたことに驚いたと共に、知らなかった事件でこれから知りたいと強く感じた。

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    2026年03月24日
  • 歪んだ波紋

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    連作短編。
    正直なところ、それぞれの主人公が変わっていく切り替えが分かりにくい。
    ただ、作者は新聞記者だった事もあり、内部的視点からの作品として面白いと思えるし、当たり前の事だけど目で見ているメディアの情報に踊らされてるのは結局のところ、情報を他力に頼っている画面越しや新聞越しの私たちなんだと思う。

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    2026年03月19日
  • 罪の声

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    ノンフィクションを読んでいるかのような現実感
    ぐんぐん読み進められる疾走感
    史実はあまり知らないけれど、確かにこんな風に事件によって狂わされた人がいるかもしれないと思う

    犯人の1人の告白を聞いてる場面が
    真実はそんなものかと思ってしまう一方、母親の告白は劇的だった

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    2026年03月18日
  • 朱色の化身

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    読むのがつらくて悲しくて、それでも手が止まらない。たまにこういうのを読むと小説の中で自分にない体験を追体験しますね。

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    2026年03月13日
  • 氷の仮面

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    「女性になりたい」という強い思いを胸に、自分の人生を切り開いていく主人公の壮絶な歩みが描かれた物語。苦しくもどこか美しさを感じる作品だった。

    「ひとりだけ違う世界に住んでいる。ミラーハウスという名の反転な世界に。」という一文が心に残る。周囲と同じ場所にいながら、どこか違う世界にいるような孤独が伝わってきた。

    辛い過去や心ない人との出会いもあったが、周囲の人に恵まれていたことに救われる思いがした。そして真壁くんが初恋の人だったことも、温かく感じられる。

    プロローグとエピローグが見事にリンクし、読み終えたあと、思わずプロローグを読み返したくなるような胸に残るラスト。波瀾万丈の人生だったが、こ

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    2026年03月08日
  • 騙し絵の牙

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    ネタバレ

    登場人物が多くて最初は少し混乱しましたけど、読み進めるうちに自然と整理が出来ていくのは、きっとキャラの書き分けが秀逸だからでしょう。
    逆に言えば、それだけ個性的なキャラが乱立しているのですけど、そこにわざとらしさがなく、大袈裟にも感じないのは、出版業界という特殊な舞台による先入観から、実際には知らなくてもそうなんだろうなぁと受け入れてしまうからでしょう。

    終始、臨場感とか不条理とか、やるせなさ、熱量、策略、打算…といった、あらゆる「現場」ならではの息遣いやライブ感が伝わってくる物語です。
    出版業界のリアルな苦境や、混沌とした展望なども垣間見ることが出来、こうして本を手にすることのありがたさと

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    2026年03月08日
  • 罪の声

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    グリコ・森永事件が戦後最大の未解決事件ということは知っていたが20代の自分にとって中々想像力を膨らませることができない部分が多かった。2/3くらいの読むまでは正直焦ったく感じてしまったが、後半は急に話が動き出して読む手が止まらなかった。
    最後は感動的な終わり方で重かった雰囲気を払拭してくれた。

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    2026年03月07日
  • 崩壊

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    いやー、面白かった!!!
    警察小説好きなのでこういうの大好物

    犯人は割と序盤に判明していて
    大きな何かがやってくるわけではないのですが...
    複雑に絡まった糸を少しずつ解いていく
    感じがとても良かった。ラストにわかる動機も。

    タイトルの「崩壊」。
    何かが崩れる時って本当に一瞬で...
    すごく小さな綻びも後に大きなものに
    影響を与えることってよくあることだよね。
    お金、人間関係、信頼、、
    一瞬で崩壊してしまう恐ろしさにぞっとします。

    あとは本宮と優子のペアも良かったな..!
    唯一作中で癒されるペアだったかもしれない。

    王道って感じの警察小説はやっぱり良い
    すき!!!!!!

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    2026年03月02日
  • 罪の声

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    どんどん読み進めてしまったし、読み応えのある作品だった。おもしろかった!と言っていいのかわからない作品だし、色々考えさせられる。わたしは事実を明らかにするだけが正義ではないよなーと思った。

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    2026年03月01日
  • 氷の仮面

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    自分の性に違和感があり、お祝いごとできる姉の洋服がうらやましかった幼少期。初恋の人とのファーストキスの思いでを忘れず、女の子として生きることを決意。2度の性転換手術の先にあった世界は…父親の深い愛情に最後涙してしまった( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)性別を変えたあとの無力感、人としての幸せを考え始める姿に、これからの人生のことを考えよーと思った1冊。

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    2026年02月22日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    日本を震撼させた未解決の脅迫事件に、主人公の親族が関わっているかもしれないーその疑念から物語は始まる。時効が成立した事件を追う記者の視点と、加害者の親族という立場にある主人公の視点が交錯しながら、事件の真相が少しずつ明らかになっていく展開に強く引き込まれた。

    特に印象に残ったのは、大人の都合によって事件に巻き込まれてしまった子供たちの存在である。彼らには何の責任もないにもかかわらず、事件に利用され、その後の人生までも大きく狂わされてしまう描写は非常にリアルで重く感じられた。一度背負わされた「過去」は簡単には消えず、大人になっても背負い続けなければならない。私自身は体験していないが、その残酷さ

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    2026年02月01日
  • 踊りつかれて

    mii

    ネタバレ 購入済み

    今だからこそ読んでほしい作品

    これは本当に多くの人に読んでほしい作品。
    プロローグの言葉が強すぎて序盤で挫折しかけましたが、そこを乗り越えたらあとはぐんぐん読まされました。

    SNSがテーマの作品なので、きっと多くの方に刺さるはず。
    実際私も、SNS黎明期の頃にSNSがどういうものかをきちんと理解できておらず、人を傷つける使い方をしてしまったことがあります。ものすごく反省したし、事が起こってはじめてSNSの危うさを学び、もう2度と同じことはするまいと誓いました。
    ですが、記憶というのはどうしても風化するものです。劇中で主人公の久代さんが懸念しているように、喉元過ぎれば痛みは薄れ、また同じことを繰り返してしまうということは、

    #ドロドロ #深い #ダーク

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    2026年01月24日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    途中までは登場人物の関係性を整理しきれず、やや混乱しながら読み進めていたが、新聞記者が「し乃」の板前にたどり着いたあたりから、一気に物語に引き込まれた。

    ただ、その板前の語りはあまりにも饒舌で、思わず「喋りすぎでは……」と感じてしまうほど。
    テーラーの俊也の事を考え、その場面では鼓動が早くなった。

    後半、次々と謎が明らかになっていく展開は圧巻で、ページをめくる手が止まらなかった。
    重く苦しい物語ではあるが、最後に親子が再会できたことで、わずかながら救いを感じることができた。

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    2026年01月23日
  • 罪の声

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    真実を暴くことは正義なのでしょうか。
    終盤にかけて点が線になる感じがよかった。
    実際の事件は未解決ですが、実はこの小説に近いのかもしれない。
    となると、犯行の動機はかなり空虚なものだが。
    読み応えがあった。

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    2026年01月10日
  • 氷の仮面

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    トランスジェンダー、性同一性障害という言葉がなかった時代に生きづらさに悩む主人公の気持ちを丁寧に描いた作品。最後にちょっと驚きの要素もあり。派手ではないけど、優しい気持ちになれる作品でした。

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    2026年01月08日
  • 罪の声

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    重厚。
    実際の事件をモチーフにして、そこに人間味のあるテーマを添えて再編。犯人たちの動機が軽薄なのも、このテーマを際立たせるのには重要。
    実際の事件のことはよく知らないので、知っていると胸熱だったのか。立場の違う二人の人間が物語を進めていくが、途中二人の立場は全く違うものに気づく瞬間が覚める。
    二人分のストーリーと複数の犯人、もう誰が誰だかわからなくなって大変。時系列も複雑。分厚いし、気軽に再読や人に勧めるのは難しい。

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    2026年01月08日
  • 罪の声

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    きっかけはラジオの声で、2人の男がそれぞれ違う方面から謎を調べて、ようやくふたりが出会ってからのスピード感がたまらなく良かった。
    正直に言えば事件自体は色々ややこしくて、理解はしたが納得は出来なかった。
    真相もあっけなく、謎がわかって良かったという気持ちにはならなかったが、その後の事件関係者の今に心が震えた。
    ようやく解き放たれて、前に進んで欲しいなと強く思った。

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    2025年12月27日