塩田武士のレビュー一覧

  • 踊りつかれて

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    SNSが普及したことで、良くも悪くも人からの評価が目に入るようになった現代。どれだけ叩かれていてもきっとその陰で味方をしてくれている人はいるはずなのにこういう時って悪意しか認識できないんだよなあ…。これから先もアンチが消えることは一生無いのだろうけど、だからこそみんな読むべき本だと思いました。いつか映像化されそう、、

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    2026年07月28日
  • 起点

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    ヒューマン系、ミステリー、青春もの、SFと550円でいいの?!と思うほどの作品が詰まった1作。

    塩田さんのお孫さんに言われるように、「目で活字を追い続ける非効率な読み方をこれからも続けていきたい」。

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    2026年07月27日
  • 起点

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    講談社文庫創刊55周年!の企画
    550円「STORY IN POCKET」
    5月の刊行本。

    550円というお値段と
    初読み作家さん
    “入門、作家さんとの出会いに”
    という 書店のポップを見て手に取る。
    いつか読んでみたいと思っていた作家さん

    4篇の短編集

    『小さい上司』 『仮縫い』
    ライトで少しニヤニヤしながら
    だけど、最後はほんわか、じんわり
    自分はまだまだなんだと思い
    成長する主人公たちに共感 

    『鈍い火』
    50ページちょっとの短編だけど
    読みごたえあり、
    終始不穏で少しの恐怖を感じつつ没入できた

    最後の表題作の 『起点』
    わずか8ページの短編
    著者の 塩田武士さんご自身の50年

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    2026年07月25日
  • 存在のすべてを

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    あたたかくて哀しい、血の繋がりを超えた愛の物語だった。 30年前の誘拐事件をめぐり、止まっていた時間が再び動き出していく過程が丁寧に描かれ、真相を察しながらも届かなかった刑事達の無念と、その想いを託された記者の思いが重なり、事件の真相が紐解かれていく展開に胸が熱くなる。 世間的に見れば、あの夫婦は《悪い人》なのかもしれないけれど、彼らが向き合った時間の中にあったのは、紛れもない「愛情」だったと思う。血の繋がりはなくとも、「絵」という絆で固く結ばれた“親子”の姿には一切の嘘がなくて、美しい。

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    2026年07月25日
  • 罪の声

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    かなり面白かったです。フィクションではあるが、実際にあった事件に基づくストーリー。
    特に中盤から終盤にかけてのスピード感は、凄まじく一気に話にのめり込んでしまいました。
    阿久津さんの序盤の頼りなさが描かれていましたが、終盤ではかなり逞しくなっており、事件に関わるにつれての感情の変化と成長を読み取れました。
    登場人物が多く、時間が経つとストーリーを忘れてしまうので一気に読むことをおすすめします。

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    2026年07月25日
  • 存在のすべてを

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    久しぶりに泣かされた社会派ミステリーだった。

    二児同時誘拐事件の真相を新聞記者が追うなかで、隠されていた事実や当事者たちの心情が明らかになっていく。刑事、新聞記者、画家、事件の当事者など、さまざまな視点から描かれることで、何が正しいのかを考えさせられた。

    写実画とは、ただ見たままを再現するものではなく、対象の「存在」や、目には見えない真実まで描き出そうとするものらしい。写実画を描くことは、辛い現実から逃避し、現実とは別の世界を生きることなのだろうか。

    かなりの長編だが、序盤と終盤はとてもよかった。一方で、中盤は長く感じた。たとえば里穂は事件の核心ではない人物なのに、仕事や恋愛感情までかな

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    2026年07月22日
  • 罪の声

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    実在の「グリコ森永事件」をモチーフにした社会派サスペンス小説。
    「実際も本当にこうだったんじゃないの…?」と思わせてくる文章の説得力に脱帽。これが途方もない資料やリサーチの賜物だと思うと、作者の執念のようなものを感じる。

    おもしろいと一言で表現するのが憚られるような作品。
    もちろん小説として楽しんだんだけど、ひとつの事件にあまりにもたくさんの人生が狂わされていて呆然としてしまう。被害者・加害者だけにとどまらず、その家族や友人、関わったすべての人たちまで否応なしに巻き込まれ、人生に影が落ちる。
    世の中にとっては「一未解決事件」だけど、関わった人はそれを一生背負っていく。誰にも吐き出すことができ

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    2026年07月22日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    ・里穂が亮を追いかけた理由何やったっけ?週刊誌載ったから?
    ・写実絵画とは存在をこれでもかと見ること、こんな時代だからこそ存在をしっかり意識する、タイトルの意味
    ・実の親に育てられる必要があるのか
    ・貴彦と会えたのか?
    ・子供がいる生活
    ・瞳と亮の関係、貴彦と雅彦の関係、人生どっちに転ぶのか
    ・絵が上手くなかったら。。。
    ・出世と世渡り、やりたいこととの葛藤
    ・貴彦、優美、亮、3人での生活、かけがえないが、喜びと不安に押しつぶされそうな描写が両方あり良かった
    ・貴彦がいなくなったのは、雅彦に結局まきこまれた?優美を守るために自分が犠牲になったのか?

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    2026年07月20日
  • 踊りつかれて

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    正義を錦の御旗に掲げたSNSと週刊誌によって、自殺に追いやられたお笑い芸人天童と芸能活動をやめざるを得なかった昭和の歌姫美月。
    彼らを追い詰めた人々の個人情報を晒した記事「踊りつかれて」を掲載して逮捕された瀬尾。瀬尾の弁護をすることとなった久代奏という女性が辿る瀬尾、美月、天童の人生。
    まわりが全員敵に見えたとき、ひとりでも寄り添えたら…そんな印象を持った。

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    2026年07月19日
  • 踊りつかれて

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    SNSの誹謗中傷を苦にして自殺したお笑い芸人と表舞台から引きずり降ろされた伝説の歌姫。ある日、二人を追い詰めるひどい書き込みをした83人の個人名、住所、会社がSNSで晒さられる。今度は書き込みした側が「追われる立場」になるのだ。個人情報を晒した犯人はやがて捕まるが、物語はそこで終わらない。世間が無責任に潰した人間たちは、芸に歌にどれほど真剣に向き合って生きていたか…。その生い立ちや覚悟を丁寧に描き出していく展開も見事。

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    2026年07月18日
  • 踊りつかれて

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    直木賞候補にも上がっていた作品であり、著者の作品は注目していることもあり、楽しみながら読めた。SNSを取り上げたテーマ選定や、巷に溢れる批評を折り込みながら、見落としがちな法制面から見たプラットフォームの問題点を的確に表現している前半は、著者のバックグラウンドを活かしつつ、更なる探究心の深さに対して感銘を受けた。中盤以降、登場人物の過去の物語が冗長気味であることや、終章は明らかにまとめと解説になっており、作品全体がくどくどしくなったのは多いに残念。

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    2026年07月10日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    衝撃の作品です‼️まさに現代のネット社会における「恐さ」を問題視して書かれています。
    瀬尾さん(もしくは著者)の言う通りで、人を傷つける言動は自分の意見でも感想でも何でもありません。匿名だからといって何でも発言していいわけではなく、どこの世界でも最低限守らなくてはいけないルールというものがあると思います。
    芸能人の私生活や言動が面白おかしく週刊誌やネットニュースに書かれるのは昔からあることですが、その上更に大多数の一般人の声がネット上で聞こえてしまうのが今の世の中の恐さなのかなと思いました。
    そして、瀬尾さんの爆弾、名前などの個人情報がネット上に出ただけでそんなに恐ろしいことになるの?!とまた

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    2026年07月09日
  • 存在のすべてを

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    さすが元新聞記者
    洞察や背景がずっしりと重い
    映画になるみたいだが
    果たしてどのようになるのか
    罪の声みたいに期待してる

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    2026年07月08日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    とても面白かった。昔起きた2児同時誘拐事件の真相を多数の視点から丁寧に描かれていた。
    ただ、貴彦がすごい絵の才能があったにも関わらず、ほとんど日の目をみることなく、最後も居場所がわかることなく終わってしまったのは少し残念だった。労力を尽くした取材を経て、最終的にどのような記事を書くのかも気になった。最後今後の人々の様子が描かれたのを見てみたいなと思ったので、☆4で。
    でも全体的にとても読み応えがあり、良い作品だった。

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    2026年07月08日
  • 存在のすべてを

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    重厚な内容
    ひとつひとつの表現が丁寧で、2027年公開予定の映画を想像しなが読みました。
    最後の盛り上がりまではじっくり感じました。

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    2026年07月07日
  • 踊りつかれて

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    ネット社会の誹謗中傷がどんなに人を追い詰めるか。今現在も繰り返されている現実問題に、メッセージ性のある言葉がたくさん。物語よりもそちらの方が心に残っている。

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    2026年07月05日
  • 踊りつかれて

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    【後ろめたさを知らない人間は、その無邪気さが刃になることを知らない。後ろめたさから逃れられない人間は、自らを正当化する過程で正義を失うことに気づかない】

    「私たちはまだ、SNSを使いこなせるほど利口ではないんですよ」

    文中で、話す瀬尾さんの言葉が全てかもしれん…
    ネットで、めっちゃ誹謗中傷してる人らに警告!

    匿名性とか言うのを勘違いしてるけど、
     ちゃんと手続き踏んだら、
      特定されるから!!
     ちゃんと利用しないと、
      訴えられるから!!
    竹田さん良く言ってるでしょ!

    そういう人らに、宣戦布告!
    誹謗中傷してる人の個人情報晒しまくって、自分も経験してみろ!って思いなんかな…
    知ら

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    2026年07月05日
  • 踊りつかれて

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    匿名という武装をし、誹謗中傷をしたり好き勝手に他人の人生でネット私刑を楽しんでいる人たち。食いつくエサを求めている飢餓状態の人で溢れ、配慮も想像力もなく思うままに食い尽くし、また次へ。その前に、ぜひ一度この本を読んでみてはどうだろうか。人には人の、他人が口を出せないはずの人生があって、それが守られる社会に戻ってほしいと願う。

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    2026年07月03日
  • 起点

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    これは税込で550円の価値はありました。
    4作の短編ですが、面白く読むことが出来ました。

    3作目の「仮縫い」は笑いあり感動ありです。

    4作目 ちょっと未来の塩田さんが登場されて、このセンスある書き方にも唸らされました!㋱

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    2026年07月03日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    最初の宣戦布告の数ページで一気に引き込まれた。
    ネット社会に警鐘を鳴らす良作。熱量の多い文章に涙が出そうになりながら読んだ。
    メインは被告人の担当弁護士の女性視点だが、誹謗中傷をして晒された人たちのその後をもっと見たかった気持ちもある。
    最後、表世界から消えた伝説の歌姫が、被告人と出会った時のことを覚えていたことが分かったところでまた涙。刺さる名言が多く、とても良かった。

    私自身は有名人や芸能人のプライベートにさして興味はないし、ネットに書き込みをしたこともないけれど、何か自分が怒るポイントに対して問題を起こした人がいたら怒りが沸いてぶつけてしまうって人も多いだろうから、自分もそうならないよ

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    2026年07月01日