塩田武士のレビュー一覧

  • 踊りつかれて

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    【良かった点】SNS社会の危うさを描いたテーマが強く心に響いた。ミステリーとしても意外性があり、作品として申し分なかった。

    【おすすめ度】★★★★☆。SNSを利用する人には一度読んでほしい。現代のSNS社会について考えさせられる作品だと思う。

    【読後の印象】読み終えて、自分もSNSのアカウントを消したくなった。さらに、読書メーターに書いている感想も、人を傷つけていないかと怖くなった。自分の言葉や発信について考え直すきっかけになった一冊だった。読後にも長く残る作品だった。

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    2026年08月21日
  • 氷の仮面

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    ミステリーとかじゃないのに何故かめちゃくちゃ続きが気になる本だった
    小学生のうちから真壁くんイケメンすぎる
    真壁の時点で絶対ときめきトゥナイトだと思ったけど蘭で確信。
    なんで写真があるって知ってたのかとか若干疑問はあるけれどもいい終わり方だった
    途中まで最高スピードで読んでたけど途中からちょっと中だるみした
    This is Iみのある話だった

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    2026年08月20日
  • 雪の香り

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    ネタバレ

    謎の女性の出会った大学生がなし崩しで同棲に至った後、女性はこつ然と姿を消し、それから10年後、新聞記者となった主人公は女性と再会を果たすが。。
    作者のパンチの効いたコントに期待して手に取ったが期待通り女性のうまいキャラ作りもあって主人公の掛け合いがとても楽しい。シリアスな場面との調合程よく、また、京都の風物詩や隠れた名所紹介もいつか行ってみたい気分にさせる。
    プロットについても驚きはないにしても充分納得出来るものだと思う。

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    2026年08月19日
  • 存在のすべてを

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    とても心温まる終わり方でした。少しもやもやが残るところもありましたが、いつまでもと、思いを馳せることができます。長い話でしたが、全ての出来事がつながって、主人公の生涯を深く読み込むことができました。

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    2026年08月14日
  • 罪の声

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    これまでの自分の好きな書籍をChatGPTに伝えたところ、この本が最もオススメであると言われたので、購入してみました。自分の人生ナンバーワンは塩田さんの存在のすべてを です。
    それを超えはしなかったものの、本作品も非常にぐいぐいと引き込まれるような内容でした。
    調べてみると塩田武士さんは本記者とのことで、リアリティがすごい。作り込んだどんでん返しという感じではなく、とにかくリアルに丁寧に描いている点が素晴らしいと思いました。

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    2026年08月13日
  • 踊りつかれて

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    塩田武士さんの作品は、『存在のすべてを』に続き2作目。
    扱うテーマとしても、文章量としてもかなりのボリュームでした。

    序章は「宣戦布告」と題した衝撃的な文章から始まります。現代のSNSによる誹謗中傷、芸能人のみなし公人化により、多数の一般人から攻撃の標的にされ自殺した芸人と表舞台から姿を消した歌手を悼み、
    特に酷い発信をしていた83人の個人情報をばら撒くというもの。

    83人はもれなくネットで名前、住所や勤め先を晒され、正義を振りかざす一般人達「安全圏のスナイパー」による集中攻撃を受けます。
    誹謗中傷のみならず勤め先への嫌がらせ電話、実際に暴行を受ける者も出てきました。

    中盤からは、被告人

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    2026年08月12日
  • 踊りつかれて

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    有名芸人・天童ショージが自殺をした。天童は週刊誌に不倫を暴露され、その後ネットによる執拗な誹謗中傷に耐えきれずその命を絶った。
    天童のファンだった枯葉という人物がブログサイト「踊りつかれて」に「宣戦布告」という記事を書き、その中で83人の詳細な個人情報を暴露した。選ばれた83人は天童に一線を越えた執拗な中傷を行った者、またもう一つ枯葉が好きだったという「奥田美月」という歌手が表舞台から消えた原因を作った者たちだった。
    一方、京都で小さな弁護士事務所で働く久代奏は三年前まで東京の超大手弁護士事務所に所属していた。中華料理屋を営んでいた父が急死したのをきっかけに京都に戻ってきた久代は所長・山城に逮

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    2026年08月12日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    誘拐事件の部分、取材の部分、それぞれの町の描写が丁寧で頭の中に浮かんできた。
    そこからつながる写実画。それを軸に巡る今までのお話。引き込まれて、写実画見たさに美術館に行きたくなるほど。
    欲を言えば、野本兄弟の行く末まで知りたかったかも。

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    2026年08月12日
  • 踊りつかれて

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    SNSで誹謗中傷された芸能人、天童ショージと奥田美月。2人の人生に深く関わり、やがて加害者になる瀬尾政夫とその弁護士久代奏。

    久代弁護士の活躍が主で、瀬尾の関連人物数人にインタビューして、瀬尾、天童、美月の人生を浮き彫りにしていく過程が興味深く、頁をめくる手が止まらなかった。ドキュメント記事を読んでる感覚だった。

    美咲から聞く美月の幼少期は、実際に起きた事件を想像させるもので、これはこれで一つの小説になりそうな話だった。

    SNSで身上を明かされた瀬尾の被害者83人!の人生はどうなったの?ってことよりも、加害者である瀬尾と天童、美月。この3人を俯瞰する久代弁護士の活躍と4人それぞれの意外な

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    2026年08月11日
  • 氷の仮面

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    女の子になりたい男の子の話
    片思いの男の子に想いを寄せる小学生から性転換手術を経て三十代までの話

    前半、大好きな男の子への想いはもう女のコ。
    マンガを見ているような胸キュンだけど、自身の性に悩み、そしその後はいじめにあったりする。辛い。
    成長するにつれ自分を誤魔化すこともできず、父親にも理解されず、家を出る⋯。

    前半は心と身体の成長期と、
    後半は「女になりたい」為に懸命に足掻く様子が中心となる。

    昔はホモとかオカマとかオネェとかニューハーフとか呼ばれて、偏見が付きまとい理解されなかったり、家族から受け入れられなかったり、想像以上に辛いんだと思う。
    テレビの中の人くらいしか知らないので、こ

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    2026年08月10日
  • 踊りつかれて

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    SNSでの誹謗中傷やらネット私刑、プライバシーを無視して傲慢なマスゴミがテーマの話、日常の延長で目にする問題なのであな恐ろしや…という感じだったのだが、それらをした人の個人情報が曝されてどうなったのかではなく、曝した側の怒りの元を辿る献身的な愛のお話だったな。
    なんか少し拍子抜けというかいい感じに終わってしまった感はある。
    フィルターバブルにエコーチャンバーとかもそうだけど、SNSのルールや常識もちゃんと変わっていくのかな。
    でも今回の二人の犠牲者である美月とジョージは数十年の違いがあるのに、やってることは変わってないというか、むしろ全く関係のない普通の人がステレス発散くらいの気持ちで誰かを死

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    2026年08月09日
  • ともにがんばりましょう

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    存在のすべてをのあとに読んだせいか、どうしても比較してしまった。
    わたしは喋るのが得意ではないので、委員長が経営陣に向かって主張するべきところは主張し、組合員の想いを雄弁にぶつける様は羨ましく思った。
    どうすればあそこまでうまく喋ることができるのか。。
    入念な準備と想いがあってのことなのか。
    経営陣と組合の団交の描写迫力があり、読み応えがあった。

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    2026年08月07日
  • 踊りつかれて

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    とても読み応えがあり面白かった


    芸能人スキャンダルに対してSNSでの度を超えた誹謗中傷をしていた者への制裁(第三者による個人情報の開示)から始まる

    その犯人から指名された弁護士が関係者に聴取していく展開で事件の真相や犯人の人柄が氷解する
    まずそこが面白い
    そして犯人が良い人なのも救い

    どう結末を迎えるのか気になっていたがどんでん返しとかでなく予想外だった

    また読み返したい

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    2026年08月04日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    平成3年、神奈川県で発生した2児同時誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「現在」を知る。未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を追ってきた刑事たちの求めから、門田は再び30年前の事件と向き合うのだった。そして取材を重ねていくなか、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。

    両親から虐待やネグレクトを受けていた亮が、誘拐され未解決のまま時効となったが事件から3年後に祖父母の家に突如帰ってきて世間は騒然とする。
    自体が収まった後担当刑事の中澤がなくなり、同じく事件を担当していた新聞記者・門田が真実を求め時間が動き出す…
    時効後も真実を求め事

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    2026年08月06日
  • 存在のすべてを

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    美しいものはありのままできれいで、美しく見せようとすると、何でもないものになってしまう。なんだか現代において思い当たる物事が沢山あるよなぁと思った。

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    2026年08月03日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    読み進めるうちに、亮は訳あって野本夫妻が育てることになり、このままじゃだめだと小学生になる頃に祖父母の元へ戻ることになったんだなあ。と事情は想像できたけれど、それでも空白の第9章は涙が止まらなかった。
    家族は未完成の絵の中で存在していると実感できたから、貴彦がどうなったかどうかなどオープンエンドのままでいいと思った。

    個人的に、亮視点のエピソードも見たかったなと思ったけれど、、、
    『水を描こうとするんじゃなくて、実際に目にしているものを丁寧に描いていくといつの間にか水があるように見える』のと同じように、亮の内面を直接説明されるより、亮と関わった人たちの記憶や視線を通して、少しずつ“亮という存

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    2026年08月02日
  • 朱色の化身

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    冒頭に出てくる温泉街の火事と現代の事件がもっと早く絡み合うのかと思っていたら、最後の方で解き明かされて少し肩透かし気味。警察の捜査ではなく、記者である主人公が個人的な目的で調べ上げてるのが驚き。私にはこのような捜査や人探して旧友について尋ねられる機会は一生無いだろうが、自分ならどんな風に、誰かの人と成りや思い出を語るのだろう…などども考えてしまった。
    人と人のつながりを深く考えさせられた。

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    2026年08月01日
  • 存在のすべてを

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    2人同時誘拐事件から始まり3年の空白期間をこえ、子供は戻ってくる。
    そんな感じでスタートします。
    途中、少し飽きてしまいましたが、空白の三年を埋めるところからが怒涛の巻き返しといった感じで面白い。
    ラストも面白い。
    恋愛も無理に入れなくてもと思いつつもほんのりとした青春ぽくて良い。
    絵が描ける人はもてるよね。
    内藤亮という少年より周りの人が光る作品。

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    2026年07月29日
  • 踊りつかれて

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    SNSが普及したことで、良くも悪くも人からの評価が目に入るようになった現代。どれだけ叩かれていてもきっとその陰で味方をしてくれている人はいるはずなのにこういう時って悪意しか認識できないんだよなあ…。これから先もアンチが消えることは一生無いのだろうけど、だからこそみんな読むべき本だと思いました。いつか映像化されそう、、

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    2026年07月28日
  • 起点

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    ヒューマン系、ミステリー、青春もの、SFと550円でいいの?!と思うほどの作品が詰まった1作。

    塩田さんのお孫さんに言われるように、「目で活字を追い続ける非効率な読み方をこれからも続けていきたい」。

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    2026年07月27日