【感想・ネタバレ】歪んだ波紋のレビュー

あらすじ

ニュースという名の「悪意」――。
累計75万部突破『罪の声』の著者、真骨頂の報道小説!


地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。
同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。
「この車、遺族宅にあるらしい」。
沢村は取材へ急行する。
犯人は家族なのか――(「黒い依頼」)。

「誤報」を通じて現代社会の虚と実に迫る、著者会心の傑作。

NHKドラマ原作
吉川英治文学新人賞受賞作

解説 武田砂鉄(ライター)

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Posted by ブクログ

塩田さん初作品。
怖!ジャーナリズムの世界怖!情報社会怖!!となる作品でした。
登場人物が皆ジャーナリズムの世界に関係している人達の連作短編集。
作中では虚報について深く掘り下げられていて、締切やプレッシャーにより真実でない記事を出したり、誰かを貶めるために意図的にフェイクニュースを流したりする恐ろしい展開があります。
フェイクニュースが作られていく過程•何故フェイクニュースが作られてしまうのかが、事細かく説明されていて、末恐ろしい情報社会になってしまったと実感しました。
普段何気なく目にしているネットニュースやtvのワイドショーについても、無意識に信じ込んでしまわないように、自分の中で軸を持っておこうと思いました。
熟練の新聞記者ですら同業者に騙されているので、この人とこの人は繋がってるの?!もう何を信じたらいいの?!と混乱しまくりでした笑

新潟出張で読んだ思い出の作品!

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

面白かった!新聞記者と報道にまつわる話の連作短篇。話は全部つながってる。報道とフェイクニュース、真贋混ざっていく感じ。短篇がつながって収斂していくさまをドキドキしながら読みました。報道とか真実とか、自分の掴んでるもののもろさを突きつけられる。多分誰にもある傲慢さとか正義とかと向き合わされる感じです。

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2023年06月05日

Posted by ブクログ

非常に耳が痛い。でも思っていることを代弁してくれたような清々しさもある。
「いや、小説内の出来事で、ヴァーチャル・エステイトなどという団体は現実には起こり得ないよ」などと言いそうな人たちに、言いたい。起こり得なくとも、実際に自分たちが立っている場所は、小説の中の種々の会社と同じだぞ、と。
「自由と無料をベースにした難敵を相手にしているという自覚がない」。まさにその通りで、刺さった。
「記者は現場やで」という言葉はまさにその通りで、でもだからこそ、ホンモノの記者がちゃんと存在意義を果たして活躍できる場が必要。誰もが発信できる玉石混交の情報時代だからこそ、過去の栄光に縋らず、おごらず、変わっていかないといけない。
とても胸に刺さりましたーーー。
風刺的でありながら、レガシーメディアのケツを叩くような気概も感じました。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

久しぶりの塩田作品。
新聞記者("元"を含む)を主人公にした短編集ですが、それぞれの登場人物が巧みにリンクしています。

誤報、黙殺、虚報-。
正確さの求められる新聞記事による誤りによって人生が変わっていく人達。
自らが発信した情報の重さに気付く記者達。
彼らが複雑に絡まりあった後に見えてくる恐ろしい存在とは。

世に溢れる様々な情報をどう受け止め、どう考えるべきかというテーマに大変興味があるので、この作品もとても面白かったです。
マスメディアの在りかた、私たちがニュースに求めるもの、発信された情報の扱い方。
現代社会の課題の1つをテーマに、レベルの高い短編集に仕上げていると思います。

レビューを書くのがとても難しいのは私なりの誉め言葉。
とにかく一読の価値あり。

目にした情報を真に受けることなかれ。
今一度、調べて考えなくてはいけないのだと痛感します。

2020年25冊目。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

「ジャーナリズムとは」
と考えさせられる。

タイムリーだなと思ったけど、2018年に出てるみたい。

今読むべき。小説としてのエンターテイメント性もあるからおもしろい。

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2022年07月13日

Posted by ブクログ

轢き逃げ事件の犯行車両が被害者宅に……というスクープを取った新聞記者の物語が第一話。

まるで誤報と虚報をテーマにした5話の短編集、連続短編のように描かれていたが、数多の点が絶妙に繋がっては途切れ、途切れては繋がるような感覚を覚えて、全てを一つの物語と勘違いしたまま読み終えてしまった!

それほどに、たった150ページの中に多くの人物、誤報事件、虚報事案が発生する。

人や媒体を信頼することと、情報を信頼することの違い、そして人も自分も情報をどのように得て受けられるのか。

「歪んだ波紋」は、決して作中の苦悶する記者たちだけではなく、自分のような他業種、一般的人間の判断力が問われる罠のようなものなのかもしれない。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

4.3

新聞を中心としたニュースの真偽についてを物語を通して考えさせられる小説。

短編集かと思ったらニュースの真偽を通して全てが繋がっていくのがとても良かった。

何となく思っていた『このニュースが正しいのかなー』と思っていた事が物語となって現実感を帯びているのでとても楽しめたと共に情報の真偽について考えさせられた。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

久しぶりに一気読みした!
「報道」をする側の色んな人の色んな事件。まあ、そこから先に
ちょっと有りがちな話の作りだけど「そんな絡んでいく?」という短編連作。だけど、私にはとても面白かった。
結論。「人から聞いた話なんですが」的なものを信じてはならない(笑)。

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2024年11月18日

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新聞社近畿新報の記者である沢村は、上司の桐野から渡された特ダネのため、ひき逃げ事件の被害者の元へ向かった。そこで悲劇の被害者と思われる女性にカマをかけたところ、予想と異なる反応に動揺する。社に戻ると桐野やその上司の中島の動きがおかしい…。

5人の新聞記者、元新聞記者達が、誤報もしくはもみ消された事件の真相を負うミステリ。短いアンソロジーのようで、その裏にある組織の存在が見え隠れする。

元新聞記者である作者の面目躍如という作品で、テレビ局や組合をネタにした話に比べるとやはり活き活きした筆致で読んでいて爽快。嫌な気分になりそうな話もそんなに気にならない勢いがこの本の醍醐味。

一方で、その勢いが良すぎるのが災いして、近畿新報、大日新聞など、足場が変わっているがその関係が素人読者にはわかりにくいという欠点が有る。

それぞれの話自体は新聞社のシステムが分かっていなくても読める、わかりやすい事件物というところで、やはり書きたかったのは2本目の自殺した元同僚の話なのだろう。

ところで、表題作となる最後の作品で、忘れていたような話が蒸し返されるのだが、フェイクニュースグループは、必要だったんだろうか?まあそれがないと最後の作品は成り立たない…かなあ?個人の恨みなんかでも話はできていたように感じるので、無理にねじ込まなくても良かったかなとは思える。

それでも、塩田武士の作品の中でもおすすめ。最後の終わり方も良かった。良かっただけに、フェイクニュースグループ必要だったかね…。結局そこが引っかかる。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

2023.12.03
ネット社会で「書かれる」ことの怖さを感じる一冊。みな、自分は安全地帯にいてネットの情報を消費しているが、自分が消費される素材になる怖さを考えたことはない。考えたら何もできないということか。

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

読んだ後、マスメディアに対する考えが少し立体的に見るようになった。
物語も面白く、また読むだろう1冊。

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元々メディアの報じる内容が真実とは思っていなかったけど、これを読んで益々そう実感した。
メディアを失墜させるための活動家。
そういう人たちもこのネット時代で活発になってきてるんだろうなぁ。
興味深い内容でした。

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

連作中編。既存の新聞ってメディアに対して警鐘を鳴らす内容。まあ面白かったけど、まわりくどいな。一冊で見ると群像劇なんだけど、なんというか人物が多すぎてそれを繋げる横軸がバブルの大物韓国人フィクサーなんだけど、そこがいかにも弱い。ドレインってグループも良くわからないし、放火で死んだ女性もはっきりしないし、記者の自殺も釈然としないんだよな。不完全燃焼。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

何か今のネットで、安易に情報を広げるのにも似通った感じ。
新聞とかの媒体で、誤報は致命症にもなりねない…発信側の致命症は、自身の問題でもあるから仕方ないにしても、発信されて、致命症になる人は別問題!
ネットは匿名性というので無責任になるのは理解できなくはない(調べりゃ分かるんで、ホンマは匿名性ないんやけど。一部の本格的なハッカーとかは、別にして)
しかし、誤報が意図的だとかまでいくと、キツい。フェイクニュースだらけでは、私らは、何を信じたら良いの?…自身で見極めるなんて、キツい…
メディア側も安易な方向に走らすに、地に足つけて、真実を語るように意識改革して〜
現在の最大の武器は、ミサイルとか戦闘機やなく、情報という事が身に染みる作品でした!
「記者は現場やで!」
のセリフが響く…

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2023年01月02日

Posted by ブクログ

誤報、捏造、盛りだくさん。メディアだからといって正しくも高尚でもなんでもない。訂正記事を出したくないとか勘弁してください。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集なのかと思いきや全てが繋がっている展開は面白い。ただ前の章の人物は忘れてしまっていたので人物相関図みたいなのを作ると分かりやすそうだし面白いと思った。マスコミへの見方が少し変わると思う。新聞だから、ネットだから、という区分はこれからはせず何が真実か見極めがだ大切だと思った。

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

期待を裏切らない力作とは感じるも、ストーリー立てが少し複雑で何度も前段の話の登場人物の確認が必要になった。記者出身の著者ならでは視点であると思うが最終的なメッセージを掴み取りにくいとも感じた。

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2022年06月03日

Posted by ブクログ

いろいろ考えさせられるストーリー。「誤報」がなされる背景に、ライバルを出し抜かなければならないとか、会社や個人が存続していくために仕方がなかった…というような展開は想像に難くないが、最後の最後に全く違う視点を与えられ、背筋が凍ってしまった。

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

短編集かと思ったら連作で、それも微妙に絡み合って、とてもややこしかった。で、結局何だったのかがよく理解できないまま終わった。私の理解力の問題でしょうが・・・

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

マスコミ、警察の現場と「真実が報道されないジレンマ」を描く5章からなる長編。各章が複雑に絡んでいるので、ミステリー感覚で読み流すなら、満足しにくいかも。報道の中立性が守られる続けることを祈ります。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

何を信じるのかが難しい時代になったな。
情報の暴走を自分たちで促進して、信じられるものが減ってきてる現実は自業自得なのかなぁ。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

短編集かぁ、と思ってたら、連作だった。
なかなか難しい内容ではあるけど、読み応えもあって面白かった。もうちょっとそれぞれの主人公に共感できるような魅力があればなぁとは感じました。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

吉川英治文学新人賞受賞作
短編連作の5つの物語から構成されていますが、正直読みにくい。
内容がうまく入ってきませんでした(笑)

■黒い依頼
ひき逃げ事件をめぐる報道。誤報?
その裏には虚報が..
そこには、フェイクニュースを作り出すサイトの存在。
今では生成AI含めてフェイクがネットではあふれいますよね。やっぱりマスゴミなのかなぁ

■共犯者
過去の誤報。
それが一人の人生を狂わせる。誤報は怖いですよね。

■ゼロの影
報道されない盗撮事件。その裏側にあったものとは?
これは深い。

■Dの微笑
今度はテレビのやらせ。
同じ人物がインタビューに答えていることが描かれていますが、これ、実際にSNSでも映像見たことがあります。
そういうことあるんだろうな。

■歪んだ波紋
虚報を作り出しているグループの存在。
嵌められる記者。
なんで、そんなことするの?ってスッキリしない物語

ということで、読みにくくて、あんまり理解が進まない物語でレビューが書きにくいですが、メディアの闇を感じさせる物語でした。
映像、画像でさえフェイクが作れる時代ですが、こうも情報があふれていると、何を信じればよいのか分からなくなります。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

作り手も、そして受け手も何を信じれば良いか分からないし、こんな世の中でネットリテラシーを全員が身につけなきゃいけないの無理筋だな

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2024年07月21日

Posted by ブクログ


情報が溢れている
今の時代
自分達で選択しなくちゃいけない

なんて

簡単に言うけれど

新聞
テレビ
雑誌
で書かれていたら
もうそれは
入ってくるんだよ

だから
流す側の責任って
とても重い

じゃあ
簡単なネットニュース
個人SNSはいいの?

いや
そうじゃない

いつ
自分の言葉が誰かを追いつめたり
いつ
自分が言われも無い犯罪者にされるか
わからない


色んなストーリーが
あったけど
伝えるべき人が伝えない
「ゼロの影」誤報と沈黙
もゾッとした

そして
短編かと思っていたら
ちょっとずつ繋がっていて
最後に歪んだ波紋が
起こる…

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2024年06月28日

Posted by ブクログ

私だって「存在のすべてを」を読みたい
読んで待ちます塩田さん、5作目
第40回吉川英治文学新人賞受賞

元新聞記者である作者が、報道媒体として終わりが近いとも思われる新聞での誤報と虚報による歪んだ情報の対応を描く連作短編集。
誤報により人生を狂わされる人というストーリーは、とても好みです。また、元新聞記者の社会派小説なの?と言われようとも、突き進んでいただきたいと思っているですよ。
どうもプロローグ的な部分が足りなくて、話の流れに乗りにくい。エピローグ的部分が多すぎてまとまりがなくなってしまう。きっと、今、ステップアップ直前の作品で存在のすべてをでガツンとくると期待する。

「黒い依頼」
ひき逃げ事件の誤報と虚報によって被害者側の妻を傷つけてしまう記者
「共犯者」
サラ金問題の誤報により失職流転の人生を歩む女性。その誤報を出した記者との歪んだ関係。そして誤報の情報提供した元記者がその後を追う
「ゼロの影」
報道されない事件の裏側。その真実を知るも保身のため沈黙する元記者でもある新聞記者の妻
「Dの微笑」
視聴率のため報道番組での捏造。気づいた記者が記事として深い部分をネットであげようとする
「歪んだ波紋」
虚報捏造を企てているグループの存在が明らかになる(のかな)古く巨大な情報機関をアンインストールしようとしているとか。
ジャーナリストさん達のこれからの方向性を問うているのでしょうか。
この各タイトルが松本清張作品を意識しているとのこと。おしゃれだけど、チャレンジャーだなと思いました。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

マスメディアに対する考え?
情報自体を信用させないようにさせる団体達がいる!→自分で情報をよく選ぶ、考えることが大事

ということを伝えたかったのかな?
メッセージ性が強くて私には少し難しかった、、

情報は必ず誰かのフィルター、思いが入ってしまうもの、受け取る方もまた同じ。

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2023年10月23日

Posted by ブクログ

記者魂短編集、ちょい難しかった。

「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

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2023年09月04日

Posted by ブクログ

短編がどう最後に繋がるのか、期待高く読みました。元新聞記者らしい展開と陰謀めいた展開になんかモヤモヤした気持ちになったが、何事にも
現場を自ら確認することの重要性を改めて認識した。今までの職業が今後も続くかわからないこのご時世に誰かにたよるネットワークは必要だか、自己責任として自分の目で確認、判断は重要で人から言われたまま信じることは破滅に繋がるなと中年としては恐ろしさがら最後残った、歪んでるわ。

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

メディアの在り方…
今ではサクッとネットで『情報』がとれる時代。
そしてその『情報』ありきで拡散される。
果たして…どこまでが真実なんでしょうね。

・黒い依頼
・共犯者
・ゼロの影
・Dの微笑
・歪んだ波紋

それぞれの主人公の視点から描かれています。
あるキーワードで微妙に繋がっており、そして最後にガツリと繋がる。

こんな形式のストーリーは好きなので楽しめました。
だが、社会派!スラスラとは読めんかったな^^;

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2023年01月19日

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