塩田武士のレビュー一覧

  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    ・AI時代に何を重視するのか。
    ・存在の対象を精緻に捉えるようにしたい。
    写実絵画のように。
    ・子どもを守る為の誘拐は、犯罪なのか。
    全員の幸せの為の犯罪は、悪なのか。
    法律、すなわち規範は、幸福の上位概念か。
    ・丁寧に紡がれる筆致が、これぞ小説の醍醐味。
    ・土屋さんの描写は必要か(親子愛に焦点を絞ってもよかったのではないか)1人目の誘拐も必要か、
    その過大かもしれない要素が、少し気になった。

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    2026年05月17日
  • 存在のすべてを

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    登場人物たちの繊細さ、「絵」の素晴らしさがとても伝わる。
    個人的な話で、今ちょうど絵画教室に通っていて、絵とは?に興味がある時期に読めて良かった笑

    映画化決定→読んでみるか。は結構あるけど、この本を読んで、人を虜にする絵が出てくる→どんな絵よ?→映画化してくれぇ。という、本を読んだ結果映像が見たい感情に初めてなった。

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    2026年05月16日
  • ともにがんばりましょう

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    地方新聞社入社6年目、引っ込み思案であがり症の武井。
    委員長の寺内に労働組合本部に引っ張られ、経営陣との団体交渉を経て成長していく物語。
    言葉は知っていても、初めて知る団体交渉の裏側にへぇーと思うばかり。

    「文句を言うことは誰でもできる。しかし、交渉本部に求められているのは結果だ。」

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    2026年05月10日
  • 雪の香り

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    まさに純愛ミステリーですね。凄くよくできてる作品だと思いました。何故男に近寄ってきたのか?何故忽然と姿を消したのか?徐々にわかってくるのが、たまりませんでしたね。最後の最後がまた良い。ラストはあれで良いと思いましたね。良い作品を読ませてもらいました。塩田武史先生の作品は良いですね。ちなみに登場人物の風間恭平は、めちゃくちゃ痩せた伊集院光。北瀬雪乃は、豊崎愛生を想像して読みましたてか、風間恭平はどうでも良くて、北瀬雪乃は、愛生ちゃんだよ絶対に。

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    2026年04月27日
  • 罪の声

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    昭和の未解決事件グリコ森永事件をモデルにしたフィクション。作者が子供の声の脅迫テープがあったことにインスピレーションを受け、テープの声の子供 俊哉と新聞記者の阿久津をW主人公で両面から事件を追い謎を解いていくという構成。実事件モデルの小説は大好物。少しずつ新証拠が見つかり真相に迫っていく過程がワクワクするし最後のメッセージも強烈で共感できる。ただのゴシップに終わらない良い小説だった。

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    2026年04月25日
  • 罪の声

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    グリコ事件をモデルにした内容で、構成がすごく面白かったです。
    純粋な子どもの犯罪への加担に対する罪の重さを、大人はもっと深く考える必要があるなと思いました。
    最後まで一気読みしましたが、最後まで面白かったです。

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    2026年04月24日
  • 罪の声

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    昭和最大のミステリー、グリコ・森永事件。あの「子どもの声」に着想を得て、ここまで重厚な人間ドラマを構築した著者の想像力と緻密な取材力に、ただただ脱帽した。

    本作が描くのは、単なる謎解きではない。「親ガチャ」という言葉では片付けられないほど残酷な、家庭環境が人生を決定づけてしまう理不尽さだ。犯罪に加担させられたとも知らず、平穏に生きてきた者。一方で、その「声」によって人生を徹底的に破壊された者。その対比があまりに鋭く、胸を締め付けられる。

    また、メディアの存在意義についても深く考えさせられた。「声なき人々の声を拾い上げる」こと。それは、情報の海の中で真実が埋もれ、無き者にされるのを防ぐ唯一の

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    2026年04月23日
  • 騙し絵の牙

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    編集長の速水からの視点で、出版業界で生き抜くさまを描いた本。速水の生い立ちは、最後にわかる。登場人物のキャラクターは比較的わかりやすく描かれており、利害関係とかに無理なところもない。タイトルはすっかり忘れたまま、最後まで読んでしまいました。

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    2026年04月20日
  • 罪の声

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    事件の真相が明らかになるにつれ、犯人側の動機にはどこか冷めてしまった。「そんな理由のために?」と、身勝手な論理に共感しきれない部分が多かった。しかし、その一方で、犯罪の声として利用された子供たちのその後の人生があまりに壮絶で、言葉を失った。親や大人たちの身勝手な執念によって、平穏な生活を奪われた彼らの人生に胸が締め付けられ、思わず涙がこぼれそうになった。

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    2026年03月30日
  • 罪の声

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    グリコ•森永事件を題材にした小説。警察とか会社への恨みを犯罪で返すのはアウトだけどじゃあどうすればいいん被害者きつすぎない?

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    2026年03月29日
  • 罪の声

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    日本企業を対象に行われた脅迫事件。その際に使われたテープの声と自分の声が全く一緒だった。事件に利用された子ども達、そして巻き込まれた家族達。人に振り回され崩れていく人生。そんなのってやるせなさすぎる。
    新聞記者の阿久津と関係者の曽根が事件を明らかにしていくとともに、犯人の稚拙さ、巻き込まれた人々の無念が伝わってくる。
    これが実際にあった、グリコ・森永事件に基づいて描かれていたことに驚いたと共に、知らなかった事件でこれから知りたいと強く感じた。

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    2026年03月24日
  • 歪んだ波紋

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    連作短編。
    正直なところ、それぞれの主人公が変わっていく切り替えが分かりにくい。
    ただ、作者は新聞記者だった事もあり、内部的視点からの作品として面白いと思えるし、当たり前の事だけど目で見ているメディアの情報に踊らされてるのは結局のところ、情報を他力に頼っている画面越しや新聞越しの私たちなんだと思う。

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    2026年03月19日
  • 罪の声

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    ノンフィクションを読んでいるかのような現実感
    ぐんぐん読み進められる疾走感
    史実はあまり知らないけれど、確かにこんな風に事件によって狂わされた人がいるかもしれないと思う

    犯人の1人の告白を聞いてる場面が
    真実はそんなものかと思ってしまう一方、母親の告白は劇的だった

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    2026年03月18日
  • 朱色の化身

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    読むのがつらくて悲しくて、それでも手が止まらない。たまにこういうのを読むと小説の中で自分にない体験を追体験しますね。

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    2026年03月13日
  • 氷の仮面

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    「女性になりたい」という強い思いを胸に、自分の人生を切り開いていく主人公の壮絶な歩みが描かれた物語。苦しくもどこか美しさを感じる作品だった。

    「ひとりだけ違う世界に住んでいる。ミラーハウスという名の反転な世界に。」という一文が心に残る。周囲と同じ場所にいながら、どこか違う世界にいるような孤独が伝わってきた。

    辛い過去や心ない人との出会いもあったが、周囲の人に恵まれていたことに救われる思いがした。そして真壁くんが初恋の人だったことも、温かく感じられる。

    プロローグとエピローグが見事にリンクし、読み終えたあと、思わずプロローグを読み返したくなるような胸に残るラスト。波瀾万丈の人生だったが、こ

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    2026年03月08日
  • 騙し絵の牙

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    ネタバレ

    登場人物が多くて最初は少し混乱しましたけど、読み進めるうちに自然と整理が出来ていくのは、きっとキャラの書き分けが秀逸だからでしょう。
    逆に言えば、それだけ個性的なキャラが乱立しているのですけど、そこにわざとらしさがなく、大袈裟にも感じないのは、出版業界という特殊な舞台による先入観から、実際には知らなくてもそうなんだろうなぁと受け入れてしまうからでしょう。

    終始、臨場感とか不条理とか、やるせなさ、熱量、策略、打算…といった、あらゆる「現場」ならではの息遣いやライブ感が伝わってくる物語です。
    出版業界のリアルな苦境や、混沌とした展望なども垣間見ることが出来、こうして本を手にすることのありがたさと

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    2026年03月08日
  • 罪の声

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    グリコ・森永事件が戦後最大の未解決事件ということは知っていたが20代の自分にとって中々想像力を膨らませることができない部分が多かった。2/3くらいの読むまでは正直焦ったく感じてしまったが、後半は急に話が動き出して読む手が止まらなかった。
    最後は感動的な終わり方で重かった雰囲気を払拭してくれた。

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    2026年03月07日
  • 崩壊

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    いやー、面白かった!!!
    警察小説好きなのでこういうの大好物

    犯人は割と序盤に判明していて
    大きな何かがやってくるわけではないのですが...
    複雑に絡まった糸を少しずつ解いていく
    感じがとても良かった。ラストにわかる動機も。

    タイトルの「崩壊」。
    何かが崩れる時って本当に一瞬で...
    すごく小さな綻びも後に大きなものに
    影響を与えることってよくあることだよね。
    お金、人間関係、信頼、、
    一瞬で崩壊してしまう恐ろしさにぞっとします。

    あとは本宮と優子のペアも良かったな..!
    唯一作中で癒されるペアだったかもしれない。

    王道って感じの警察小説はやっぱり良い
    すき!!!!!!

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    2026年03月02日
  • 罪の声

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    どんどん読み進めてしまったし、読み応えのある作品だった。おもしろかった!と言っていいのかわからない作品だし、色々考えさせられる。わたしは事実を明らかにするだけが正義ではないよなーと思った。

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    2026年03月01日
  • 氷の仮面

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    自分の性に違和感があり、お祝いごとできる姉の洋服がうらやましかった幼少期。初恋の人とのファーストキスの思いでを忘れず、女の子として生きることを決意。2度の性転換手術の先にあった世界は…父親の深い愛情に最後涙してしまった( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)性別を変えたあとの無力感、人としての幸せを考え始める姿に、これからの人生のことを考えよーと思った1冊。

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    2026年02月22日