塩田武士のレビュー一覧

  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)
    真相にたどり着いた記者が、ふたを開けたら何もない、虚無だと言ったセリフが印象に残った。
    未解決事件といったって、「しょうもない動機、しょうもない犯人」であることは他の犯罪と変わらないでしょう。
    ただただ子どもたちが可哀想です。ひどい親族を持ったがために人生をめちゃくちゃにされて。胸が苦しくなりま...続きを読む
  • 氷の仮面
    個人的に凄く好きなストーリーだった

    想像も出来ないくらいの苦労だったろうし、
    感想を述べることなんて簡単に出来ないけど
    心が温まるラストで本当に良かったなと。

    蘭がきっと人として素敵だったからこそ、
    真壁くんに惹かれたんだなって思うし、
    蘭が好きになった人が真壁くんで本当良かった。

    真壁くん本...続きを読む
  • 歪んだ波紋
    久しぶりの塩田作品。
    新聞記者("元"を含む)を主人公にした短編集ですが、それぞれの登場人物が巧みにリンクしています。

    誤報、黙殺、虚報-。
    正確さの求められる新聞記事による誤りによって人生が変わっていく人達。
    自らが発信した情報の重さに気付く記者達。
    彼らが複雑に絡まりあった後に見えてくる恐ろし...続きを読む
  • 歪んだ波紋
    「ジャーナリズムとは」
    と考えさせられる。

    タイムリーだなと思ったけど、2018年に出てるみたい。

    今読むべき。小説としてのエンターテイメント性もあるからおもしろい。
  • デルタの羊
    スピード感が伝わりすぎる。
    文章なのにアニメの映像がうかぶし
    主人公が複数いる感じ。
    小説なのにアニメを見ている気持ちになる、
    罪の声より好き

    ただ、仕事に対してやりがいがあればいいか、と思うタイプの人ではないとそもそもの感性はあわなさそう
  • 【無料お試し版】『デルタの羊』試し読み&雑誌ダ・ヴィンチ<『デルタの羊』刊行記念特別企画>記事付(著者インタビュー/特別対談 作家・塩田武士×声優・速水奨/アニメ関係者の声!)

    唯一世界的競争力を持っていると

    ★★★★★
    冒頭部分が異世界転生ラノベ風の物語だったので、びっくりしたが読み進めていったら「ああそうだったのか」と納得した。モノづくりがどんどんだめになってゆく日本で唯一世界的競争力を持っているというアニメづくりが、このような過酷な労働を主なっている人達に支えられている ということを改めて感じた。...続きを読む
  • 罪の声

    映画から小説にきたが面白い

    本は苦手で、いままで活字を遠ざけて生きてきたが、映画を見た後だからか、情景が浮かびやすく面白い。
  • 氷の仮面
    『何かに期待をするのは、とっくの昔に止めたはずだ。でも、何も望んでいなくても、こうして傷つけられることもある。』

    『そのまま記憶が蒸発すればいい』

    『みんな偽物。どんなにあがいたって本物の女には敵わない』

    彼女の言葉。
    どうにもならない現実、苦悩、孤独、怒り、葛藤など、丁寧に書かれているのでと...続きを読む
  • 【無料お試し版】『デルタの羊』試し読み&雑誌ダ・ヴィンチ<『デルタの羊』刊行記念特別企画>記事付(著者インタビュー/特別対談 作家・塩田武士×声優・速水奨/アニメ関係者の声!)

    多角的な視点から考えられる

    様々なテーマから物語が構成させられているといっても過言ではない作品の「デルタの羊」。日本のアニメに関する並々ならぬ熱意と将来への展望と心配は本気そのものであり、読者を自然と作品の世界に引き込む力を持っていると思われる。
  • 歪んだ波紋
    連作短編集。それぞれが薄くつながっていて、最後に大クライマックスを迎える、という体。やっぱり好きです、こういう系。フェイクニュースに焦点が当てられているけど、背筋が寒くなる内容。こんなの、フィクションの中での話でしょ、と軽く扱いきれない現状を思ってゾッとする。
  • デルタの羊
    アニメってこう作られてるんだ!という裏側を知れる楽しさと、人物のあらゆる困難を乗り越えて作られるアニメに対する思いがとても込められていることと、ストーリーの展開が好き。結論とても良かった
  • デルタの羊
     アニメ製作業界の抱える問題と、製作に人生を懸ける人たちの情熱と苦悩をリアルに描くお仕事小説。
              ◇
     アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説『アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する決心をした。まず3年かけて原作小説『アルカディアの翼』の作者を説得し、テレビ...続きを読む
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(2)
    シリーズ、第二弾。
    昭和最大の未解決事件、『ギンガ・満堂事件』。
    犯行に使われた子供の声は、自分の声であった...

    テーラーを営む曽根 俊也は、伯父の達雄のはんこうの関与、そして自分以外に2人の子供の存在を知る。果たして、彼らの行方は...

    一方、事件を追う新聞記者・阿久津 英士は、イギリスに飛...続きを読む
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)
    シリーズ、第三弾にして、完結編。
    昭和最大の未解決事件、『ギンガ・満堂事件』。

    新聞記者・阿久津は、所在が判明した犯人グループの1人と遂に対峙する。

    また、同じ加害者遺族の悲惨な末路を知り、自身の罪に苦悩する。

    罪を追う者と、罪を負う者。
    2人が会合する時、新たな運命が扉を開ける。

    生島親子...続きを読む
  • 氷の仮面
    「氷の仮面」塩田武士 著

    0.著書より
    「純白のウエディングドレスのように、
     人間の心が一色に染まることはほとんどない。」

    「女になるのが、わたしの人生の前半なら、
     後半は人として何を残すのか?考えなああかんと思って」

    1.購読動機
    「罪の声」で惚れてしまったため。
    ※映画は視聴なし。文字...続きを読む
  • 盤上のアルファ
    33歳・独身男たちの、崖っぷちで熱い将棋物語
    将棋しかない無職の真田は、将棋に嫌気を指す新聞記者の秋葉と出会い頭に喧嘩。それを機に、秋葉の家へ転がり込む。騒がしい同居生活を送りながら、真田はプロ棋士を目指して3ヶ月後の試験対局に挑む。
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(1)

    素晴らしい

    人物の心理描写なども漫画ならで歯の伝わり方でとても面白いますます次の展開が気になる。事件の詳細も細かく伝わりやすい
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)
    事件の真相が見れて良かった。良かった。
    子供たちを犯罪に巻き込むなんて
    (・`A´・)ダメ、ゼッタイ!!
    次はこれの映画観る。
  • 氷の仮面
    心の性別と身体の性別が違うって、なんで神様はそんな意地悪するのーーー!
    かなり早めの段階で号泣。

    真壁くんや周りの友達や家族。みんな暖かい人でよかったな。
  • 氷の仮面
    性同一性障害の人が抱えている問題や悲しみ、苦しみなどが細かく描かれていた。
    初恋相手の真壁くんが本当にいい人で感動した。