塩田武士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今年度、暫定No.1!
帰省時のバスで、なんか読も、と思って手にした一冊。新刊に読みたい本が書店に色々並んでいたが高いのでグッと我慢して、「前に読んだことのある作家だなぁ」くらいの認識でこの文庫をチョイス。
Debut作だったんですね。将棋にはあまり思い入れのない私なので、少し読み進めてから失敗したかなぁと思ったけれど、私以上に主人公が将棋に思い入れがなかったので、安心して読み始めました。気がつくと一気読み。最後はちょうど目的地についたところで、読後感サイコーでした。アルファ、というモチーフはあまり響いて来なかったかな。
解説も気持ちよく読めましたが、続編をぜひ読みたい、という気持ちより、こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
個人的には前作より好き。順番に読んだ方が被る登場人物がいるので楽しめると思われる。
棋士というと堅苦しい品行方正なイメージがある。ひふみんが人気が出たのはそんなイメージからズレたお茶目さといい加減さがウケたのではないか。私も好きだ笑
この小説も棋士のイメージとかけ離れた、しかも、ひふみん路線ではなくアウトロー路線のきな臭い世界だった。
キャラクターがなんとも言えず良かった。出てくる人、みんな味がある。人間臭いところが良い。
関西弁のやりとりも最高だ。テンポ良くツッコミ合う感じが面白い。
謎多き伝説の真剣士を探す旅に出るのはアラフォー女(多分結構美人)とリーゼントのチンピラアサ -
Posted by ブクログ
久々の塩田さん〜
な〜んか切ないな…
やりきれん感満載。
大火事を契機に、揺れる女性の人生というか生き様…
それが、三代も…
今でも、男女平等といわれながらも、まだまだやのに、こんな前の時代の女性なんか、振り回されて生きて行くのかな。それも男によって。
不倫、
離婚、
アルコール依存症、
etc
生きていく上で、色々あって、
人を殺め…
罪の意識に苛まれながら、やっと…
行方不明の女性を探して、元新聞記者のライターが、取材しながら、明らかになる真実。
もうええやん!と言いたくなる。
何が正しくて何が正しくないのか、という問題が重要なわけではない。むしろ、どうすれば正しさと正し -
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昼呑みしたい
ってな事で、塩田武士の『デルタの羊』
塩田武士さんならではのアニメ社会の実情を時に真面目に、時にクスッと、時にグッと熱く描く内容は流石じゃね
日本のアニメは世界一っ!って言われとるが、もうそんな悠長なことは言ってられない現状。
一昨日の新聞で中国アニメがグングン勢いを付けてきている。
資金、人材、環境が圧倒的に強い。
そのうち中国アニメが世界を席巻する事になるかもね
で、内容は小説『アルカディアの翼』を読んだ渡瀬が感銘を受けアニメ化にしたい夢を叶える為に奔走する。
その夢に賛同したアニメーター達との仕事っぷりや人間関係が面白い
アニオタの人はニタニタしながら読める -
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みどるもんすたぁ、二十歳のお祝いしたよ
ってな事で、塩田武士の『氷の仮面』
最近、この手のジェンダー系の本を読むのが多くなった様な…。
塩田武士さんの本好きで何冊か読んだけど、これは今まで読んだ雰囲気が塩田さんらしくないと言うか、そんな感じを受けた。
性同一性障害の人達の生き辛さ、心と身体のバランスって当たり前って思って生きてきた人と、違和感を持ちながら生き続ける苦悩が中々周りに共有されない恐怖。
分かるよ、共有したいよその気持ち。
もっと理解されないといけない、ある種のハンディキャップ(こう言ったら当人は不愉快かな)じゃないんかなっと。 -
Posted by ブクログ
新聞社近畿新報の記者である沢村は、上司の桐野から渡された特ダネのため、ひき逃げ事件の被害者の元へ向かった。そこで悲劇の被害者と思われる女性にカマをかけたところ、予想と異なる反応に動揺する。社に戻ると桐野やその上司の中島の動きがおかしい…。
5人の新聞記者、元新聞記者達が、誤報もしくはもみ消された事件の真相を負うミステリ。短いアンソロジーのようで、その裏にある組織の存在が見え隠れする。
元新聞記者である作者の面目躍如という作品で、テレビ局や組合をネタにした話に比べるとやはり活き活きした筆致で読んでいて爽快。嫌な気分になりそうな話もそんなに気にならない勢いがこの本の醍醐味。
一方で、その勢い -
購入済み
映画の「騙し絵の牙」を見た後で、原作は少しストーリーが少し違っているらしいと知り読んでみた。
いや少しどころじゃなくて全然違ってる。というか主役級の数人を除いて登場人物も違うし展開する話も力点も結末もなにもかも違う。どちらもそこそこ面白かったのでこれでもいいけれど、映画の改変の大胆さとそれにもかかわらずに原作のテイストを残している点に驚く。 -
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表紙の写真、タイトル、それに著者が塩田武士さんと来たら、当然バリバリ硬派のボクシング小説に違いない! と思ったら、なんということでしょう。漫才の掛け合いのような会話の軽妙さ、文章のリズムの軽快さがあるではありませんか!
(劇的ビフォーアフターかよ!)
今回の〝匠〟である塩田さん、『罪の声』と同一作者とは思えません。塩田さんの経験の為せる技なのか、「罪の声」が新聞記者の目だとすると、本作は「芸人」の目ですかね。
小さく古びたボクシングジムを舞台に繰り広げられる物語です。元芸人で便利屋の省吾、ジム会長・貞次郎と息子で期待の星・勇気、周囲を固める他の人物もとても個性的です。
シリアスと笑