塩田武士のレビュー一覧

  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)
    昨年おそらく一番面白かったと思った小説のマンガ化。ストーリーは知っているけど、思わずビジュアルにもみたいなと思わせる作品だった。原作は、双頭のキツネ目というグリコ・森永事件のストーリーとしては異色かつ、もとの職が新聞記者だったこともあり、リアルな新聞記者のストーリーが読ませる作品だった。マンガも、展...続きを読む
  • デルタの羊

    エンタメとして良し

     エンタメ小説としては割と面白かったです。
     取材をしっかりしていることもよく伝わり、アニメの現場を描いた
     フィクション作品としてはかなり完成度が高いと思いました。
     少なくとも"現在まで"を描いた部分では、現実との大きな齟齬は見当たらなか...続きを読む
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)

    罪の声を読んで

    映画で公開される事を知った後に漫画を知りました。映画のチラシを見て気になっていたので漫画を読み物語に入り込み一気読みをしました。星野源さんの役と漫画の中の役はイメージが違いますがどんなふうに演じるのか楽しみになってます‼️
  • 盤上のアルファ
    前半はやや重く、中盤以降のテンポアップから終盤までの流れはとても良い。これがデビュー作とは恐れ入りました。続編があるようなので手に取ってみたい。真田、秋葉、静、加織のその後がどうなるのか、興味津々!
  • 盤上に散る
    デビュー作と違い、秋葉や真田の登場があまりなかったが、人の歴史を追いかける切ない話。期待を外さない、話の展開がテンポよかった!
  • 盤上のアルファ
    罪の声でこの作者にハマり、デビュー作読んでみた。将棋には詳しくないが、将棋を通した人の生き様や、神戸の状況を描いた描写は懐かしく関西弁での掛け合いなど、またどハマりしてしまった。面白かった!
  • 崩壊
    色んな人が出てくるのにめちゃくちゃにならずにスッと読めて、凄い本なんやなぁって思った。
    1人の被疑者からこんなに沢山の人との関わりや人生が出てくると思うと凄すぎて目眩しそうになる。
    バブルがもたらしてしまった取り返しのつかない人生。それに振り回される家族。
    終始切ないけど、読み応えたっぷりやった。
  • 盤上のアルファ
    続編から読んでしまった後のこの本!!
    知ってる登場人物ばっかりでめちゃくちゃ楽しかった!
    真田さんのかなり辛い過去の描写も辛い・キツい、だけで終わらせない表現力。最後の終わり方の清々しさ!
    そして、やっぱり魅力的すぎるキャラ達!!
    塩田先生の作品を知って間もないのに魅了させられ過ぎ!!
    将棋のことを...続きを読む
  • 盤上のアルファ
    囲碁はわからないけれど、それでも内容はわかりましたし、とても楽しめました!

    (読後時間が経過していてあまり細かい感想がかけなくてごめんなさい)
  • 女神のタクト
    最初は明菜ちゃんがあんまり好きでなくて感情移入出来なかったけど、周りのキャラが素敵すぎてどんどん楽しくなってきた。
    オーケストラの描写は、ほんまに音楽を聴いてるような臨場感があってすっごい感動した…!!
    素敵な素敵なお話やった。
  • 盤上のアルファ
    期せずして将棋担当になった記者。子供のころから厳しい環境の中で将棋だけを頼りに生きてきて、棋士になるための最後の大勝負に挑む人。そんな二人が邂逅する。
    比較的軽いテンポで進むストーリーと対照的に、将棋の場面ではリアルな描写が続く。作者も将棋記者だったのだそうだ。ラストの展開には唸らされた。
  • 盤上に散る
    これは盤上のアルファの続きと言ってよい、前作の登場人物ふんだんに出てくるし。主人公の女と、チンピラくずれコンビが真剣師を探す話。いろんなとこで登場人物がつながっていくところが面白い。この作者の文章は重厚さはないけどいい意味ですんなり読めるので、展開がはやくて時間がかからないのもいい。
    そして最後、2...続きを読む
  • 盤上に散る
    処女作「盤上のアルファ」の続編。塩田さんの作品はいくつか読んできましたが、ストーリィよりかは生き生きとしたキャラクタ描写が好きみたいだ。そのキャラたちがストーリィを動かしているんだという感じがとても良い!“昭和”というスパイスがより魅力的にする(^^ また京都、嵐山が物語のキープレイスなのも個人的に...続きを読む
  • 盤上のアルファ
    塩田武士のデビュー作とは知りませんでした。人との出会いの大切さを思いました。捨てる神あれば拾う神あり。ラストの展開に驚くとともに救われた気持ちになりました。
  • ともにがんばりましょう
    労働組合エンターテイメント小説
    それぞれ 一癖も二癖も
    あるような登場人物の
    描かれ方が おかしく 楽しい
    地方の新聞社につとめておられたころの
    経験がそのまんま見事に活かされている

    おそらく、
    そのモデルとなった「お人」たちも
    読みながら苦笑されておられることでしょう

    最後まで
    興味深く読ま...続きを読む
  • 盤上のアルファ
    将棋の話。奨励会でプロになれずそれでも将棋を捨てられない男、見た目はゴツイはげ、金人望家全部ない関西弁。キャラはとてもいい。泊めてやる主人公もなんだかんだいいやつ。ただ、居酒屋の女将が元妻ってのはできすぎというか余分だわ。そこそこのスピード感があり読みやすい。将棋を小説でやるなら、挿絵で棋譜を載せた...続きを読む
  • ともにがんばりましょう
    大阪の中堅(?)新聞社、上方新聞の記者である武井は、ある日曜にボーッとしていたところを、上司の寺内に捕まる。そこで突然、組合の教宣部長を任命されるが、そもそも組合とは何をするものなのか…。

    塩田武士を読んでみたいと思って買ったものの、相変わらず何も考えずにあらすじも読まずに手にとったので、「あれ?...続きを読む
  • 女神のタクト
    関西弁全開の作品を読むといつも、関西人以外の感想が気になります。内容以前に関西弁がひっかかって読みづらくはないのだろうかと心配に。生粋の関西人としては、こりゃもうたまらん。稀にある、読むに耐えない関西弁ではなく、正しい関西弁。

    『拳に聞け!』で魂を射抜かれ、過去の作品に遡り。パンチパーマのオッサン...続きを読む
  • 雪の香り
    『崩壊』に続き、塩田作品四作目。過去と現在、それぞれの変化、京都の町並みや季節の移ろい。と謎の女・雪乃の変化の対比が良かったです。彼女の過去を知ったとき——さぞ大変だったろうな、と。最後はああなってしまったけど、それで逆に解放されたのかなと思うとジーンときました…。えらい遠回りした感もありますが、エ...続きを読む
  • 盤上のアルファ
    落ち(?)もよく、まさにエンタメ。関西弁での掛け合いも思わず笑ってしまう。自分的には題名がちょっとしっくりこなかったですが。ちょっと詰め込みすぎ?