塩田武士のレビュー一覧

  • 存在のすべてを

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    超絶プロット

    ただ、ただ、すごい。感動。なにより、悲惨なエピソードを吹き飛ばす、プロット。闇の中の一点の光、その光を照らし出そうとする、いくつもの信念と愛情。とにかく、良いです。

    #切ない #感動する #泣ける

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    2024年06月11日
  • 存在のすべてを

    購入済み

    涙を超えた感動

    一ページ一ページが勿体無いほど作者の試作や体験の深さが滲み出る。パズルのように空白の時間の謎が解けていく。生きるとは何なのか、芸術とは、表現とは。失った事のある人にしかわからない愛の深さと悲しみ。私の空白を埋めた本。人生の岐路に必要だった作品。今日読み終えました。ありがとう。

    #泣ける #共感する #感動する

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    2024年05月08日
  • 氷の仮面

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    好きな作家の塩田さんの作品。
    なんで、関西弁のボケ&ツッコミは健在!

    今回のテーマは、
     性同一性障害

    めっちゃ重そう…

    今でこそ、市民権を得て来ている感じはするけど、やはり肩身の狭い思いで生きんとあかんねんな。
    確かに、カラダとココロが反対なんやからしんどいんやろうな…

    主人公は、カラダは、男性で、ココロは、女性。小さい頃から、気付いてるけど隠して生きる。
    そのうち隠しきれなくなるにしても…
    でも、周りが良い人多くて良かった〜

     肉親にしても
     幼馴染にしても
     好きだった彼にしても

    想いは遂げれなかったかもしれんけど、分かってはくれてるし。

    最後に、分かった真実に…涙

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    2023年10月19日
  • 氷の仮面

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    塩田武士さんの作品は今回が初読み。
    医学用語でいうところの性同一性障害を扱っており「体は男性だけれど心が女性」の翔太郎の成長する過程を描いた物語。

    小学校4年生で自分の性に対する違和感をはっきりと認識し始めてからの日々の苦悩や葛藤を、決して誰にも相談出来ず、悩み苦しむ様子が切なくて胸に迫って来た。

    同級生の真壁くんに対する恋心、男友達と自分とのギャップや、中性的な外見からクラスで揶揄われいじめの対象にされる辛さが、自分の経験と照らし合わせても、翔太郎が性に対して抱えている悩みの分だけ、何倍にも繊細で脆く感じた。

    家出して蘭子として生きていく過程で、様々な出会いを通じて成長していくのだが、

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    2023年10月09日
  • 氷の仮面

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    ネタバレ

    すごくすごく良かった!!!
    いくつか塩田作品を読んできたけど最初なかなか入り込めなくて中盤過ぎからやっと面白くなるってパターンが多かったからあまり期待してなかったんだけど本作は最初からぐいぐい惹き込まれた。
    女の心を持つ翔太郎の苦しみや葛藤、真壁くんへの恋心、家を出てセカンド・サイトで働き、いろいろな出来事を経て蘭になるまでの壮絶な人生に何度も胸が苦しくなった。
    茜やチーコママ、セカンド・サイトの仲間たち、小中時代の友達…辛く悲しい恋愛や孤独もあったけど、周りの人に恵まれていたことだけは救いだったと思う。
    ラスト手前でチーコママとお父さんの真実に驚愕してたらラストでもっともっとビックリして大号

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    2023年09月20日
  • ともにがんばりましょう

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    お仕事小説、こちらは大阪の新聞社が舞台。
    若き記者武井の目線で労働組合と経営側とのにらみあいが語られる。
    「がんばります」では少し独りよがりで「がんばってください」だとやや無責任、ちょうどいい塩梅なのがこの「ともにがんばりましょう」であるそう。
    労使協議会は労協、労使の意見交換の場で、複雑な課題は専門委員会で解決。半沢直樹ばりの会議室での関西弁が飛び交う攻防、阪神甲子園球場のライトスタンドの様相というたとえ、交渉時はエレベーターを使わない、支部長が交渉本部発着時に拍手をして送り迎えする慣例、ビラを経営側に渡すときの様子を記念撮影するなど、泥臭い交渉場面が目白押し。
    若き七人の侍、要求決定、交渉

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    2023年08月27日
  • 氷の仮面

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    小学校4年生の翔太郎は、心が女であることを自覚していた。スカートを履きたいと思ったり、同じクラスの男の子.真壁くんに一目惚れをしたり。

    白水翔太郎から白水蘭として生きようとする中で、自分自身との葛藤や、人との繋がりによって、逞しく成長していく姿は見ていてとてもかっこよかった。

    翔太郎の姉.恵が、翔太郎の性について1番最初に気づいて、すんなりと受け入れ、寄り添うことがなければ、翔太郎はここまで変われることはなかったと思う。

    身近な人に、自分自身を丸ごと受け入れてもらえることは何にも変え難い勇気や自信に繋がっていくと思う。
    もし、これから自分の周りで、性に関すること以外でも生きづらさを抱えて

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    2023年07月17日
  • 歪んだ波紋

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    面白かった!新聞記者と報道にまつわる話の連作短篇。話は全部つながってる。報道とフェイクニュース、真贋混ざっていく感じ。短篇がつながって収斂していくさまをドキドキしながら読みました。報道とか真実とか、自分の掴んでるもののもろさを突きつけられる。多分誰にもある傲慢さとか正義とかと向き合わされる感じです。

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    2023年06月05日
  • ともにがんばりましょう

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    軽妙でいて手に汗握る。
    脳内大爆笑シーンも多く、登場人物も個性的でまさにエンタメ。
    社会人経験は長くとも組合経験は未熟なためとても興味深く、今後は組合活動に注目しようと思います。

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    2023年05月28日
  • 歪んだ波紋

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    非常に耳が痛い。でも思っていることを代弁してくれたような清々しさもある。
    「いや、小説内の出来事で、ヴァーチャル・エステイトなどという団体は現実には起こり得ないよ」などと言いそうな人たちに、言いたい。起こり得なくとも、実際に自分たちが立っている場所は、小説の中の種々の会社と同じだぞ、と。
    「自由と無料をベースにした難敵を相手にしているという自覚がない」。まさにその通りで、刺さった。
    「記者は現場やで」という言葉はまさにその通りで、でもだからこそ、ホンモノの記者がちゃんと存在意義を果たして活躍できる場が必要。誰もが発信できる玉石混交の情報時代だからこそ、過去の栄光に縋らず、おごらず、変わっていか

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    2023年05月03日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    映画を観てからこの本を読みました。
    映画がとても面白かったので期待して読み始めたのですが、想像を遥かに越える面白さでした。

    映画での台詞が原作そのまま使われている部分が多く、役者さんたちの表情や行動が事細かに書かれているため、あぁ…だからあの時こんな表情やしぐさをしていたんだとより深く読み進めることができました。内容が濃く登場人物一人ひとりの琴線に触れ感銘を受けました。

    読み終わった後、もし観る機会があれば映画も一度ご覧になっていただきたいです。

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    2025年12月27日
  • 【無料お試し版】『デルタの羊』試し読み&雑誌ダ・ヴィンチ<『デルタの羊』刊行記念特別企画>記事付(著者インタビュー/特別対談 作家・塩田武士×声優・速水奨/アニメ関係者の声!)

    購入済み

    冒頭から引きずり込まれる

    アルカディアというアニメ世界が冒頭にあることで、すぐに物語へ引きずり込まれた。アニメの世界を作り上げていく素晴らしさに感動した。

    #深い #感動する

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    2023年03月19日
  • 罪の声

    匿名

    購入済み

    真実?

    グリコ森永事件に興味があり購入しました。現実は小説より奇なりということで、もうこれが真実でいいんじゃないのと思ってしまうほどおもしろく最後まで読めた。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2023年02月03日
  • 氷の仮面

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    小説の中には登場人物やその物語の中に入り込むまで時間のかかるものも多いけど、この本は最初からすっと入り込めるような本でした。

    登場人物が皆魅力的で素敵です。
    真壁くん、素敵な人でした。
    蘭ちゃんも葛藤と戦いながら、人と真摯に向き合う姿がとても印象的です。

    個人的には真壁くん、お姉さん、茜ちゃんが特に好きな人物です。
    本当に温かくて、蘭ちゃんの支えになってくれてたのを感じました。
    タイトルとはあまり結び付かなかったのですが、エピローグでなるほど!と思いました。

    とてもいい本でした。

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    2022年10月20日
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(1)

    匿名

    購入済み

    なるほど、という展開で、本当にこれが真実なんじゃないかと錯覚しそうになるような動機や犯人構成でした。単に身代金目的ではないのでしょう。
    子供たちもよく口を滑らしませんでしたね。もしかしたら、命を奪われていたのかもしれません。

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    2022年10月06日
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(3)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    真相にたどり着いた記者が、ふたを開けたら何もない、虚無だと言ったセリフが印象に残った。
    未解決事件といったって、「しょうもない動機、しょうもない犯人」であることは他の犯罪と変わらないでしょう。
    ただただ子どもたちが可哀想です。ひどい親族を持ったがために人生をめちゃくちゃにされて。胸が苦しくなりました。

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    2022年10月04日
  • 氷の仮面

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    個人的に凄く好きなストーリーだった

    想像も出来ないくらいの苦労だったろうし、
    感想を述べることなんて簡単に出来ないけど
    心が温まるラストで本当に良かったなと。

    蘭がきっと人として素敵だったからこそ、
    真壁くんに惹かれたんだなって思うし、
    蘭が好きになった人が真壁くんで本当良かった。

    真壁くん本当に素敵だった。

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    2022年09月30日
  • 歪んだ波紋

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    久しぶりの塩田作品。
    新聞記者("元"を含む)を主人公にした短編集ですが、それぞれの登場人物が巧みにリンクしています。

    誤報、黙殺、虚報-。
    正確さの求められる新聞記事による誤りによって人生が変わっていく人達。
    自らが発信した情報の重さに気付く記者達。
    彼らが複雑に絡まりあった後に見えてくる恐ろしい存在とは。

    世に溢れる様々な情報をどう受け止め、どう考えるべきかというテーマに大変興味があるので、この作品もとても面白かったです。
    マスメディアの在りかた、私たちがニュースに求めるもの、発信された情報の扱い方。
    現代社会の課題の1つをテーマに、レベルの高い短編集に仕上げている

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    2022年09月09日
  • 歪んだ波紋

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    「ジャーナリズムとは」
    と考えさせられる。

    タイムリーだなと思ったけど、2018年に出てるみたい。

    今読むべき。小説としてのエンターテイメント性もあるからおもしろい。

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    2022年07月13日
  • デルタの羊

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    スピード感が伝わりすぎる。
    文章なのにアニメの映像がうかぶし
    主人公が複数いる感じ。
    小説なのにアニメを見ている気持ちになる、
    罪の声より好き

    ただ、仕事に対してやりがいがあればいいか、と思うタイプの人ではないとそもそもの感性はあわなさそう

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    2022年05月01日