塩田武士のレビュー一覧

  • 女神のタクト

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    『盤上のアルファ』に続き、塩田作品二作目。割りと早い段階から引き込まれたから良かった!退屈な時間は短ければ短いほどいい。主人公・矢吹明菜のキャラがとても良い。すぐ手を出し、足を出す暴力女w と、内股の世界的マエストロ・一宮拓斗、ブロッコリー別府、ニュージーランド人キオラなど個性豊かな楽団の職員、演奏者たち。特に主人公と別府の掛け合いは爆笑必須!笑いあり、涙ありで楽しかったなぁ^^ 解説者も書いておりますが、自分が知らない世界を知れるというのはホント楽しいですね。今回は楽団運営のイロハ?を知れたのは良かった。一度クラシックコンサートに行きたい!そう思えた作品でした♪

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    2017年10月07日
  • ともにがんばりましょう

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    前半が軽くて笑っちゃう場面多いのに後半は重くなる(よい意味で)本でした。初めてのパターンだったな。これは。面白くてかつ心に響く本であった!!

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    2017年10月02日
  • 雪の香り

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    京都の事物を背景に、ポンポンといきかう関西コトバにあふれる、若さの軽み。こんなカノジョがいたらどうヨ、という妄想にも寄り添う。テーマ全体は「青い」という印象。

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    2018年10月14日
  • ともにがんばりましょう

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    会社員だった頃は組合のある企業に勤めたことがなく縁がなかったが、派遣社員として働き始めた会社は組合活動がそこそこ活発で、ある日ストが行われた。
    朝から会議室に閉じこもる社員を尻目に、残った部長と派遣社員2人で一日中電話対応の嵐。電話の向こうの取引先に怒鳴られながら、部外者の私はどんどん心が冷え切っていった。新聞社ではないが同業界の会社だったのだが、あの裏側にはこんなにドラマチックでないにせよそれぞれの人間ドラマがあったのかな、と読み終えて少しだけ共感できる自分がいた。
    関西人ノリのちょこちょこ差し込まれるツッコミが小気味よくニヤリとさせられ、最後は組合活動という未知の世界ながら登場人物の”志し

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    2017年04月01日
  • ともにがんばりましょう

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    デフォルメ、カリカチュアライズは一部にあるが、全体的にはリアルで生真面目な「お仕事小説」。ただ、題材はふつーの仕事ではなく(いや、仕事というわけでもなく)組合役員としての組織活動、団交などを取り上げている。塩田の神戸新聞勤務での経験に取材とのこと。

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    2018年10月14日
  • 踊りつかれて

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    今やSNSを使用していない人間はほぼいないんじゃないかと言うほど皆がSNSを利用し、そして簡単に発信者となれる。簡単に自分の意見や考えを発信できてしまうSNSとの「正しい」向き合い方は何なのか。そして本来SNSはどうあるべきものなのかを考えさせられた作品だった。今でも誹謗中傷は続いており、SNSの持つ力が加速しているので、自分一人だけでも改めてSNSとの向き合い方、他人と自分の正義が違う際の向き合い方を改めたいと思う。

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    2026年05月23日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    愛ってすごいなぁ。
    本当に、産みの親とか血縁とか
    分かるけど、育ての親だって本当に
    本当に愛があるんだなぁ。

    自分が、親だったらまた違った視点だった
    かもしれない。
    兄以外、みんなに幸せになってもらいたいと
    思った。こんなにもみんなが
    亮くんに対する愛情が深くて、またその
    育ての親も祖父祖母も、、、

    最初らへん混乱したけど、
    これは一気読みだな。
    通勤時間に読んでたから、誰だ?これは?
    みたいになってしまったんだな、、、
    一気読みをお勧めします!!!

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    2026年05月23日
  • 起点

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    550円で本が読めるのは魅力的です。
    ただ、それだけの面白さがあるかというと個人的にはなかったです。
    普段本を読まない人にとって、手に取りやすい金額で読書へのきっかけを作ってくれると感じた一冊でした。

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    2026年05月22日
  • 罪の声

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    事実は小説よりも奇なりという事で、実際の事件の方が遥かに魅力的だという事を逆説的に証明してるような作品でした。

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    2026年05月18日
  • 崩壊

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    正直登場人物が多いので整理しないとよく分からなくなる。結構ややこしさを感じた。

    でもお金をきっかけに人間関係、信頼関係がどんどん崩れてしまう様はよく分かった… 一度裏切られると人は疑心暗鬼になる。

    大事なものを見失いたくないと感じさせられた。



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    2026年05月14日
  • 踊りつかれて

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    ネット上での誹謗中傷が自殺や社会的制裁を招くという現代ならではのテーマ作品。意外と犯人はあっさり判明して、その動機が何だったのかを追っていくストーリー。意外な過去や思わぬ人物との繋がりが徐々に紐解かれていく仕掛けは、読み進めていて面白かった。もっと重い感じの結末かと思ったけど、意外と。

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    2026年05月14日
  • 騙し絵の牙

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    冒頭で主人公速水輝也が登場する場面、速水の 容姿があまりにも大泉洋とそっくりなので「あてがき」?と思ったらその通りだった。
    小説を愛する編集者という顔と退職後の鮮やかな転身をかけて騙し絵の牙というタイトルだということが最後の最後にわかる。
    日曜劇場を読む感覚で楽しめたが最後に速水にそんなに腹黒な一面を持たせなくてもいいのではと思った。

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    2026年05月13日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    匿名SNSで苛烈な誹謗中傷にさらされ命を絶った芸人と、週刊誌に事実以上に書き立てられ表舞台から姿を消した歌手。 本作は、そんな二人を大切に思っていた人物による“ネット制裁”を描いている。 便利になった現代のネット社会では、何気ない一言が思いもよらない反響を呼び、ときに人を追い詰めてしまう。 この作品を通して、言葉が持つ暴力性の重さと、有名人も私たちと同じ一人の人間であることを改めて考えさせられた。

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    2026年05月06日
  • 踊りつかれて

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    冒頭の狂気じみた文章は迫力!犯人探しかと思いきや...。頭のいい登場人物が多いからか、理路整然としていて所々実用書読んでる感覚だったけどSNS時代の怖さや私達のモラルを問う問題意識の高い作品であり、今を生きる一人一人の人生を意識させる作品でした。

    〈心に残った言葉〉
    "「匿名性」は悪意の免罪符ではありません。人間の成熟度をシビアに測る物差しです。"

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    2026年05月04日
  • 存在のすべてを

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    ・厚木、横浜山手で同時に起こった児童誘拐事件。厚木を囮にし(被害者児童は保護)、山手で身代金要求を目論んだ事件は、3年後に児童が祖父母の元に帰還するという意外な結末で幕を閉じ、時効を迎える
    ・管理職として何となくの毎日を送っていた元記者の門田は、懇意の刑事がこの事件に掛けていた思いを知り、事件を追うことを決意。記者としての魂を取り戻していく
    ・取材を続ける中で、ある写実画家の名前が浮上し、そこから、少年(亮)が失踪した3年間に何があったのか、驚くべき真実が明らかになる

    以下感想&メモ------
    ・この物語の舞台の一つとして出てくる「ホキ美術館」(写実絵画専門の世界唯一の美術館)にずっと行っ

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    2026年05月03日
  • 盤上のアルファ

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    棋士を取材する記者の仕事とはこういうものかと興味深くもあり、さくさく読めた。真田が現実離れと思いつつも愛さずにはいられないキャラ。終盤まさかの展開で秋葉と同じくやられた感が。よい読物でした。

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    2026年04月30日
  • 騙し絵の牙

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    エンタメとしての楽しさと、どこに伏線が張られているんだろうというドキドキを両方味合わせくれる一冊です。
    出版業界の苦悩を凝縮したような話で、紙媒体の売上が低迷していく中で、どう売上を伸ばしていくかを、面白く描いていています。
    個人的には本は絶対に紙派なので、出版社の方々を心より応援しています。

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    2026年04月29日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    最初は、ネットの誹謗中傷に一石を投じる物語だと思っていた。
    けれど読み終えて残ったのは、誰が加害者で、誰が被害者なのかを簡単には決められない、視点の揺らぎだった。

    瀬尾が個人情報を晒した83人は、美月や天堂を苦しめた加害者だった。けれど同時に、その83人もまた、それぞれの人生を持つひとりの人間だ。
    復讐は許されるのか。もちろん、簡単に許されるものではない。
    それでも「許せない」と断じるだけでは、この物語の核には届かない。

    ネットで流れてくる断片的な情報を鵜呑みにし、誰かに貼られたラベルをそのまま信じてしまう。
    自分の目で見たものではないのに、知った気になり、いつの間にかそれを自分の意見のよ

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    2026年04月27日
  • 踊りつかれて

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    SNSの闇。
    コメントとかしたことないけど、気をつけよう。
    しかし倍速で動画をみちゃう私には長かった。

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    2026年04月26日
  • 罪の声

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    『子どもを犯罪に巻き込めば、その分、社会から希望が奪われる。「ギン萬事件」の罪とは、ある一家の子どもの人生を粉々にしたことだ。』

    テープに使われた3人の子供
    被害者である彼らの歩んできたその後の悲しい人生

    俊也と阿久津が、同時期に別々の局面から「真実」へと辿りついていく

    『金がほしいわけでもなく、権力や資本主義に一矢報いるためでもなく、ただ砂上の楼閣を建てるためだけに青酸菓子をばら撒いたとでも言うのか』
    記者としての阿久津の苛立ち

    「事件を起こして、あなたの言う“社会”を見せて、世の中は変わったんですか?」
    「あなたには正義がない」

    被害者であり、巻き込まれた子ども
    特に、翻訳家にな

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    2026年04月25日