塩田武士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社員だった頃は組合のある企業に勤めたことがなく縁がなかったが、派遣社員として働き始めた会社は組合活動がそこそこ活発で、ある日ストが行われた。
朝から会議室に閉じこもる社員を尻目に、残った部長と派遣社員2人で一日中電話対応の嵐。電話の向こうの取引先に怒鳴られながら、部外者の私はどんどん心が冷え切っていった。新聞社ではないが同業界の会社だったのだが、あの裏側にはこんなにドラマチックでないにせよそれぞれの人間ドラマがあったのかな、と読み終えて少しだけ共感できる自分がいた。
関西人ノリのちょこちょこ差し込まれるツッコミが小気味よくニヤリとさせられ、最後は組合活動という未知の世界ながら登場人物の”志し -
Posted by ブクログ
ネタバレ素敵な表紙と踊りつかれというタイトルからの宣戦布告のはじまりに惹かれて読みました。
誹謗中傷によって苦しんでる人がいて社会問題にもなっているので読んでとても勉強になった。
専門用語も出てきて調べながら読んで、なるほどと思いながら読みました。
天童ショージの独白は読んでいて、あぁ、もうだめかもしれない、、と私も一緒に思ってしまいしんどかった。
匿名なら芸能人とかに悪意のあるコメントや正義を書いてみようとか、そもそも書きたいと思ったことがなかったのでP271の、瀬尾さんの発言が心に残りました。
私たちはニュースや投稿を目にするとすぐに内容にのめり込んでしまう。
憂さ晴らしに人を利用していないか、追 -
Posted by ブクログ
SNSでの誹謗中傷は
芸能人、アスリートだけでなく、
いじめなどの加害者である未成年の実名や家族を晒したりなど
間違った正義中毒の人たちがたくさんいて、
本当に無法地帯だと思う。
好感度高い人の不倫などは
そりゃやっぱりガッカリするけれど
それで「こいつ○ねばいい」とは決して思わない。
でもSNSで過度の誹謗中傷を繰り返す人は、
結局はそこらへんにいる普通の人で、
本著でも加害者それぞれの話は興味深かった。
加害者の話が中心になるのかと思ったら
昭和平成の芸能界の話や
尼崎事件を彷彿とさせる他者が突然入り込んできて家族が崩壊する恐ろしい話など盛りだくさん。(描写が怖くてさすが「罪の声」の -
Posted by ブクログ
SNSの誹謗中傷によりお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。
時は遡り、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。
そして、「宣戦布告」
よく聞け、匿名性で武装した卑怯者ども。・・・・
重罪に認定された83人はネットにすべてを晒された。
犯人は美月とコンビをくんで一世風靡した音楽ディレクターの瀬尾政夫。
天童の同級生であり、なんとなく縁を感じていた弁護士の久代奏は
瀬尾から任命され弁護することに・・・。
なぜ、このようなことを起こしたのか?
本人が語らないまま、関係者の聞き取りで瀬尾の人となりに触れていく。
つかみのインパクトはある。
そして、だんだんと天童 -
Posted by ブクログ
ネタバレ巻末にて、
本作品はフィクションですが、モデルにした「グリコ・森永事件」の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました。この戦後最大の未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、本当にこのような人生があったかもしれない、と思える作品を書きたかったからです。著者
とある。
なので、読む前にwikiなどグリコ森永事件について概要知識を得てから読んだ方が話に入りやすい。
参考文献や取材で得た情報など、wikiには載っていない詳細なことも書かれており、創作も混じえてあるだろうが、興味深く読める。
登場人物が多いのと、それぞ