塩田武士のレビュー一覧
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ネタバレ小山内甫
関西人。大手出版社「薫風社」の営業。
二階堂大作
デビュー40周年の作家。「将軍」のコードネームで呼ばれる。
坂上実
海外での知名度も高い大物漫画家。
三島雄二
担当する大物漫画家五人に声を掛けエージェント業を立ち上げた。出版社からの執筆依頼を仲介したり、原稿料や印税の配分について出版社と交渉したりする代理人ときて、業界の荒波を泳いでいる。
速水輝也
大手出版社「薫風社」。月刊誌「トリニティ」の編集長。出版社に入る前、三年だけ全国紙の新聞記者をしていた。
戸塚健介
薫風社の広報局。
柴崎真二
トリニティの副編集長。
篠田充
編集部。見合い結婚した妻との間に一人娘が生まれ -
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戦後最大の未解決事件『グリコ森永事件』を題材にしたフィクション。
正直、私にはほとんどこの事件は記憶はないし、詳細もよくわからなかった。
昭和を振り返る番組で目にしたくらい。
本書では、事件の内容や流れなど極力史実通りに再現され、その中で子どもがかかわったことからその子どもに重きを置いたお話になっている。
事件に子どもが関わっていたことも驚くが、その子どもにスポットをあてたところが、なかなかおもしろかった。
ただ、中盤まではなかなか進まず…
終盤からはようやくテンポ良く読み進めた。
記者の阿久津も、事件に関わってきた曽根俊也もなかなか魅力的な人物でよかった。
★3.5 -
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SNSでの自由な発言に対してこれからのあり方を考えさせられる内容。1人の発言は大したことなくても、それが群衆となることで威力が増す。人間の想定を超えた効果となり人間に影響を与える。それを取り締まるルールが必要だが対処が難しく未だ取り締まれない状況。一人一人のモラルで何とかなることが何ともならないことに悩まされる。他人との価値観はそこまで相違ないが、群衆レベルだと違ってくる。同じ場所同じ文化で生きてきたもの同士でも理解できない程違ってくる。これからも違いは埋まらないと思う。AIが今後もっと発展したとしても差別化が進むような気がする。よって違いを理解し前を向いていくしか方法はないのだろう。
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瀬尾の犯行によって、匿名性がもたらす「無責任の毒」の深刻さを世間の人々に投げかける
しかし、しばらくすると、また、身バレへの警戒心がうすれ、気に入らない者を躊躇なく攻撃する人間が跡を絶たない。
奥田美月、天童ショージ、読みすすめていくうちに、彼らの人生と瀬尾の人生、久代は調べていくうちにその関わりに衝撃を受ける。
無責任の毒によって人生が大きく変わってしまった被害者、そして加害者も、また、別の人から攻撃される被害者となる
最初はネット社会の怖さだったが、久代が奥田美月や天童ショージの生い立ちなどを調べ始めて、そこから一気に最後まで読めました。
奥田美月、天童ショージ、年齢も時代も、お笑いと歌手 -
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題名の「アルファ」とは、狼の群れのボスを指すことだったとは。
第1章は、文化部に左遷された新聞記者秋葉隼介が、不本意ながら将棋のタイトル戦の取材に行くまで。
第2章は、不遜な将棋棋士真田信繁の生い立ちなどが綴られる。母親に逃げられ停職のない父親は借金取りに追われるという悲惨な生活の中で、終生の師ともいえる大門に出会い、ますます将棋にのめり込む。
そんな将棋漬けの信繁が中学の時に恋をしたとの唐突な描写があり違和感を覚えるが、終盤になってこのことが見事に回収されており、納得感が。
前半は、重苦しい展開で読み進むのに躊躇するが、後半は信繁がプロへの編入試験を目指す展開となり、一気に読むペースが上がる -
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ネタバレ途中までは先が気になって面白く読めたけど、動機がイマイチ理解できず。
以外、かなりのネタバレです。
私の小さな脳みそで考えた動機は以下のとおり。
【家族が崩壊した原因が、同級生の父である議員に父親の贈収賄疑惑を相談したことであることを知られたくなかったから】
上記のような動機なら、手紙や自伝の原稿を盗んだことは納得できる(最後に出てきた手紙をどこから盗んできたのかは謎)。
ただ、父親をバックアップしていた不動産屋の息子を脅迫した理由がわからなくなる。脅迫する理由なくないか?
殺害した議員の娘(中学の同級生)が自殺を図った理由も謎。警察が被疑者の父親が逮捕された時の写真見せただけで自 -
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第14回本屋大賞第3位
第7回山田風太郎賞
第40回週刊文春ミステリーベスト10第1位
登場人物やエピソードが多いのでaudibleに向かなかった。話が頭に入ってこなくて何度も戻って結局メモして整理できたので、なんだか物語を追って終わって疲れた。
物語はグリコ森永事件をベースにしたフィクションで、実際の事件を調べたらかなり小説が忠実に時系列を追っているのだとわかって驚いた。
エピソードが細かくてもっと少なくていいように思っていたけど、だからこのボリュームになったのかと納得。
事件記者の阿久津が、次第に被害者や事件によって人生を狂わされた人々の気持ちに寄り添っていくところが良かった。