塩田武士のレビュー一覧

  • 踊りつかれて

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    「宣戦布告」としてSNSで誹謗中傷をした人の個人情報を晒すというあらすじに惹かれて読みました。

    今の世の中の不寛容さ、匿名性・集団心理の恐ろしさ。その問題提起はすごく良いのですが、それ以外も盛り込まれ過ぎていて、少しぼやけてしまった印象が否めません。
    自ら犯罪者となってでも闘いたかった理由を描く必要はあったのは理解できますがそこが長すぎて、直木賞の評言で京極夏彦さんが仰っている通り、テーマが中盤以降徐々に薄れていってしまった気がします。

    けれど現実世界でもまだ結論が出ていない問題だから仕方ないのかもしれませんね。

    本作の中に「これまで歴史を作ってきた人間が、こんなおかしな状況を放置し続け

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    2026年04月04日
  • 罪の声

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    未解決事件に新聞記者とテーラーの2人の主人公が迫るミステリー。
    本作は未解決事件であるグリコ森永事件をベースに30年後に主人公2人の視点で、次第に事件の真実が明らかになっていく…
    実際のグリコ森永事件も同じような裏があったのかなと思うほどリアルな設定。
    登場人物の人間関係も濃密で、読み応え抜群の一冊。

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    2026年03月30日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    素敵な表紙と踊りつかれというタイトルからの宣戦布告のはじまりに惹かれて読みました。
    誹謗中傷によって苦しんでる人がいて社会問題にもなっているので読んでとても勉強になった。
    専門用語も出てきて調べながら読んで、なるほどと思いながら読みました。
    天童ショージの独白は読んでいて、あぁ、もうだめかもしれない、、と私も一緒に思ってしまいしんどかった。
    匿名なら芸能人とかに悪意のあるコメントや正義を書いてみようとか、そもそも書きたいと思ったことがなかったのでP271の、瀬尾さんの発言が心に残りました。
    私たちはニュースや投稿を目にするとすぐに内容にのめり込んでしまう。
    憂さ晴らしに人を利用していないか、追

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    2026年03月22日
  • 踊りつかれて

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    主題は結局2人の人生についてだったのか?『なぜこんなことをしたのか?』に重きを置くのかと思っていたら2人のパートが膨らみすぎて思っていた方向と違った。

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    2026年03月21日
  • 崩壊

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    いろんな家庭の崩壊がでてくる話だった
    バラバラに崩れるっていうよりはヒビがちょっと入って徐々に崩れていく感じ

    疑心暗鬼で人間が自滅していく
    って書いてあったけどそれだけじゃないよなあと思って
    ひとことで言いづらい作品だった
    けど家族についてはよく考えさせられる

    自責の念で親を支援したり
    密告した被害者に恨みを持ったり
    また人の心は単純ではなくていろんな感情が浮かぶってことか

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    2026年03月19日
  • 崩壊

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    思ってたよりも割と本格警察ものという感じだった。おそらく映像化向き。面白い、推理小説を読みたいひとに勧めたい。

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    2026年03月15日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    巻末にて、
    本作品はフィクションですが、モデルにした「グリコ・森永事件」の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました。この戦後最大の未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、本当にこのような人生があったかもしれない、と思える作品を書きたかったからです。著者
    とある。
    なので、読む前にwikiなどグリコ森永事件について概要知識を得てから読んだ方が話に入りやすい。
    参考文献や取材で得た情報など、wikiには載っていない詳細なことも書かれており、創作も混じえてあるだろうが、興味深く読める。

    登場人物が多いのと、それぞ

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    2026年02月13日
  • 崩壊

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    結末が今ひとつ
    動機がわかるようで?も弱冠
    動機がそれならば何故今殺人?
    ちょっとモヤモヤ感あり星3つ

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    2026年02月03日
  • 罪の声

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    3.8/5.0

    グリコ・森永事件(企業名などは変えているが)を題材に、もしかしたらこんな舞台裏があったのではないか、と思わされる重厚なドラマ。

    ただそれだけリアルで重厚な分、どれが誰だか分からなくなる部分も正直結構あった。

    実際の事件をより調べてから読むとまた全然違って景色が見えると思う。

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    2026年01月25日
  • 騙し絵の牙

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    ネタバレ

    小山内甫
    関西人。大手出版社「薫風社」の営業。

    二階堂大作
    デビュー40周年の作家。「将軍」のコードネームで呼ばれる。

    坂上実
    海外での知名度も高い大物漫画家。

    三島雄二
    担当する大物漫画家五人に声を掛けエージェント業を立ち上げた。出版社からの執筆依頼を仲介したり、原稿料や印税の配分について出版社と交渉したりする代理人ときて、業界の荒波を泳いでいる。

    速水輝也
    大手出版社「薫風社」。月刊誌「トリニティ」の編集長。出版社に入る前、三年だけ全国紙の新聞記者をしていた。

    戸塚健介
    薫風社の広報局。

    柴崎真二
    トリニティの副編集長。

    篠田充
    編集部。見合い結婚した妻との間に一人娘が生まれ

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    2026年01月07日
  • 盤上に散る

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    亡き母の遺品から伝説の真剣師への出されなかった手紙が、その真剣師探しに、裏社会、警察などを巻き込み
    前作の「盤上のアルファ」真田も登場
    そして辿り着く先には…

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    2026年01月05日
  • 崩壊

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    2013年の作品。市議会議長の殺人事件を追う。地取り、鑑取りといった捜査の展開が勉強になる。関西ミステリーとして十分面白いのですが、小さな伏線が多く、推理小説ファンに喜ばれるかと思います。

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    2026年01月05日
  • 騙し絵の牙

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    映画がおもろかったのでずっと小説読んでみたいなと思っててやっと
    んーーーー、映画のがよかった記憶!やっぱ大泉洋の演技が好きだな

    なのであとがき(解説)はおもろかった

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    2025年12月31日
  • 罪の声

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    戦後最大の未解決事件『グリコ森永事件』を題材にしたフィクション。

    正直、私にはほとんどこの事件は記憶はないし、詳細もよくわからなかった。
    昭和を振り返る番組で目にしたくらい。

    本書では、事件の内容や流れなど極力史実通りに再現され、その中で子どもがかかわったことからその子どもに重きを置いたお話になっている。

    事件に子どもが関わっていたことも驚くが、その子どもにスポットをあてたところが、なかなかおもしろかった。
    ただ、中盤まではなかなか進まず…
    終盤からはようやくテンポ良く読み進めた。

    記者の阿久津も、事件に関わってきた曽根俊也もなかなか魅力的な人物でよかった。

    ★3.5

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    2025年12月27日
  • 崩壊

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    2025/10/09 2
    楽しみに読み始めた。市議が殺され刑事の本宮は優子と組んで調べる…最後の手紙が動機なんだろうけど、それほどか?とスッキリせず。本宮と優子のペアはお互いの良いところを引き立て合ういいコンビ。

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    2025年12月26日
  • 盤上のアルファ

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    題名の「アルファ」とは、狼の群れのボスを指すことだったとは。
    第1章は、文化部に左遷された新聞記者秋葉隼介が、不本意ながら将棋のタイトル戦の取材に行くまで。
    第2章は、不遜な将棋棋士真田信繁の生い立ちなどが綴られる。母親に逃げられ停職のない父親は借金取りに追われるという悲惨な生活の中で、終生の師ともいえる大門に出会い、ますます将棋にのめり込む。
    そんな将棋漬けの信繁が中学の時に恋をしたとの唐突な描写があり違和感を覚えるが、終盤になってこのことが見事に回収されており、納得感が。
    前半は、重苦しい展開で読み進むのに躊躇するが、後半は信繁がプロへの編入試験を目指す展開となり、一気に読むペースが上がる

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    2025年12月08日
  • 崩壊

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    ネタバレ

    塩田武士作品は今の社会現象や社会問題を小説という形で問いかけてくれるところが好きです。
    たった一度の過ちが全てを失う。まさにタイトル「崩壊」。
    しかしながら、市議会の議長を殺した容疑者の動機がラストの手紙を読んでも私にはよくわかりませんでした。

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    2025年12月07日
  • 騙し絵の牙

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    帯の「本に携わるすべての人に読んで欲しい」に「そうそう!」と声をあげたくなる。

    作家、編集者、版元、版元内部の騙し合いと戦い、そして書店や読者。
    本を作ったり、触れたり、読んだりできることの幸せを噛み締められる一冊。

    タイトルが内容となかなか繋がらなかったけれど、ありがとう、ガッツリ納得。

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    2025年11月24日
  • 崩壊

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    ネタバレ

    途中までは先が気になって面白く読めたけど、動機がイマイチ理解できず。

    以外、かなりのネタバレです。



    私の小さな脳みそで考えた動機は以下のとおり。
    【家族が崩壊した原因が、同級生の父である議員に父親の贈収賄疑惑を相談したことであることを知られたくなかったから】

    上記のような動機なら、手紙や自伝の原稿を盗んだことは納得できる(最後に出てきた手紙をどこから盗んできたのかは謎)。

    ただ、父親をバックアップしていた不動産屋の息子を脅迫した理由がわからなくなる。脅迫する理由なくないか?
    殺害した議員の娘(中学の同級生)が自殺を図った理由も謎。警察が被疑者の父親が逮捕された時の写真見せただけで自

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    2025年11月11日
  • 朱色の化身

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    序章として昭和31年福井県芦原大火から始まる。
    大火の描写は作者が実際に取材し、得た情報のままであるらしい。

    時を経て令和の世、失踪した謎の多い女性を記者である男性が時代を遡りながら探ってゆく。

    取材の返答の話し言葉中心で展開され、読みやすいが、登場人物と証言や調査で明らかにされることが各々で生み出されるため、混乱しそうになるが、全てが点であり、線となって昭和の芦原にたどりつくという緻密な作品の作りに息を呑んだ。

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    2025年10月29日