塩田武士のレビュー一覧
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ネタバレ筆者の作品は初めてであったが、人物描写が的確で、関西弁もナチュラル、文章全体のテンポもよく、他の作品も読みたいと思った。株式会社における労働組合と経営側の交渉模様を描いた作品で、実際に労使交渉に関わる仕事をしていた私にとっては、緊張感やスピード感などが非常にリアルでとてもおもしろかった。ただ、労働組合の動きの中で比較的ポピュラーな春闘やストライキではなく、その前段にあたる「交渉」というコアな部分に焦点をあてているので、なじみのない人からすると「???」という部分もあると思う。おそらくそういう人のことを思って描かれたのであろう若干の恋愛模様が、私には余計なものに思えたので★-1とした。
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『盤上のアルファ』に続き、塩田作品二作目。割りと早い段階から引き込まれたから良かった!退屈な時間は短ければ短いほどいい。主人公・矢吹明菜のキャラがとても良い。すぐ手を出し、足を出す暴力女w と、内股の世界的マエストロ・一宮拓斗、ブロッコリー別府、ニュージーランド人キオラなど個性豊かな楽団の職員、演奏者たち。特に主人公と別府の掛け合いは爆笑必須!笑いあり、涙ありで楽しかったなぁ^^ 解説者も書いておりますが、自分が知らない世界を知れるというのはホント楽しいですね。今回は楽団運営のイロハ?を知れたのは良かった。一度クラシックコンサートに行きたい!そう思えた作品でした♪
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会社員だった頃は組合のある企業に勤めたことがなく縁がなかったが、派遣社員として働き始めた会社は組合活動がそこそこ活発で、ある日ストが行われた。
朝から会議室に閉じこもる社員を尻目に、残った部長と派遣社員2人で一日中電話対応の嵐。電話の向こうの取引先に怒鳴られながら、部外者の私はどんどん心が冷え切っていった。新聞社ではないが同業界の会社だったのだが、あの裏側にはこんなにドラマチックでないにせよそれぞれの人間ドラマがあったのかな、と読み終えて少しだけ共感できる自分がいた。
関西人ノリのちょこちょこ差し込まれるツッコミが小気味よくニヤリとさせられ、最後は組合活動という未知の世界ながら登場人物の”志し -
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スナック愛凛巣に行ってみたい
そしてボトルを入れる
もちろん銘柄ほ啓太と同じ富乃宝山だっ!
みんなのマドンナ、テーラー青木の看板娘こと青木由美子はなかなかの苦労人
リンネンと再婚して確かな幸せをつかんでほしい
なんかシジミシジミするなぁ
しみじみやっ!
人生で一番大事なんは「続ける」ことや
野々宮先生の甲子園球場での言葉が、数十年の時をこえて甦ったっ!
そして、心の襞にもぐりこんでいく…
そこにペーパードリップのコーヒーがあるから…そう、そのポットのお湯でコーヒー淹れて
十年以上の空白をものともせず、祖父は孫にコーヒーを淹れさせる
しかも、元気だったか?の一言もない
なんて、きままな爺 -
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短編でも魅せる人間ドラマ。
『罪の声』や『騙し絵の牙』で知られる塩田武士さんが、多彩な切り口で人間の業や心理を描き出す短編集。
『小さい上司』: 絶妙な小物感が漂う上司の哀愁と日常を描いた一編。
『鈍い火』: ある交通事故の裏に隠された意外な真相に迫るミステリ。
『仮縫い』: 結婚を控えた新郎新婦の、一筋縄ではいかない馴れ初め。
『起点』: 未来のいつか、塩田さん自身が取材を受けるというユニークな設定。
それぞれの世界観にぐっと引き込ませる筆力は「さすが塩田武士」の一言。特に『小さい上司』に描かれる上司の、なんとも言えないリアルな「小物感」は最高です!! -
Posted by ブクログ
社会派ミステリーとして前評判も高く、楽しみに読み始めた作品でしたが…
30年前に起こった2児同時誘拐事件、1人は無事に保護され、もう1人は事件から3年を経て祖父母宅へ帰ってくる。
4歳だった少年は7歳へ成長し、言葉や態度などからよく躾けられて愛情をもって育てられたことがわかる、だが空白の3年について少年は一切語らない。
事件は未解決のまま、時効を迎える。
事件に関わり、諦めきれず事件を追い続けた刑事達の想い、その中で懇意にしていた刑事が亡くなり、真相を知るべく新聞記者が改めて事件を追っていくお話です。
とても丁寧な描写なんですが、冗長にも感じました。
また多くの方が感動されていて申し訳ない -
Posted by ブクログ
言葉が異次元の暴力になる時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷を受けた人気お笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。
一方、バブル期の華やかなりし芸能界を駆け抜けた伝説の歌姫・奥田美月は写真週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。
彼らが目にした絶望、それはー
序盤のつかみとラストの100ページは面白く引き込まれて楽しかったが中盤は中弛みと言うか盛り上がりに欠けモチベーションが上がらず読み進めるのが遅くなってしまいました。その後どうなったのか分からないままの所もありモヤモヤした気持ちで終わったのもありました。
この本を読んでて女子プロレスラーの方がSNSでの誹謗中傷が原因で亡