塩田武士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
塩田武士さんの短編集は珍しい!と思って手にとった一冊。以下、収録4作品と簡単なレビュー
「小さい上司」
社会に出ればこんな人おるよなぁ。
けど誰しも会社での姿が、プライベートと一致するとは限らない。知らない一面にも配慮するのが、大人のたしなみなのかもしれない。
「鈍い火」
4つの中でミステリー色が高めの作品。
拗らせた男の執念というのか、事件の真相にゾクリとさせられた。
「仮縫い」
文句なしに面白くてラストは心温まる。高一男子の頭の中を覗いているようで初々しくて可愛らしい。
そしてタイトルセンスが抜群!
「起点」
斬新な視点にビックリ!こんな時代がくるのか?
内容よりも塩田さんの未来予 -
Posted by ブクログ
SNSで誹謗中傷した人を訴える
っていうのが最近増えてきて
何でも言っていいわけないとなってきてはいるけど
それはさらされるから?
訴えられて処罰されるから?
そうなって初めて気づくの?
かつて一世を風靡した人気歌手美月や
苦しかった下積み時代を経て
売れたお笑い芸人天童のように
一人一人のその背景にはこんなに
ちゃんと人生が積み重ねられているんだ
愛されたり努力したり巻き込まれたり酷い目に遭わされたり
どんな人生であれ
その人の人生があるということを忘れてはいけない
そして
批評批判と誹謗中傷は違うもの
面と向かって言えないことは
書いてもダメなんだよね
最後の天童の手記が追い詰めら -
Posted by ブクログ
スナック愛凛巣に行ってみたい
そしてボトルを入れる
もちろん銘柄ほ啓太と同じ富乃宝山だっ!
みんなのマドンナ、テーラー青木の看板娘こと青木由美子はなかなかの苦労人
リンネンと再婚して確かな幸せをつかんでほしい
なんかシジミシジミするなぁ
しみじみやっ!
人生で一番大事なんは「続ける」ことや
野々宮先生の甲子園球場での言葉が、数十年の時をこえて甦ったっ!
そして、心の襞にもぐりこんでいく…
そこにペーパードリップのコーヒーがあるから…そう、そのポットのお湯でコーヒー淹れて
十年以上の空白をものともせず、祖父は孫にコーヒーを淹れさせる
しかも、元気だったか?の一言もない
なんて、きままな爺 -
Posted by ブクログ
短編でも魅せる人間ドラマ。
『罪の声』や『騙し絵の牙』で知られる塩田武士さんが、多彩な切り口で人間の業や心理を描き出す短編集。
『小さい上司』: 絶妙な小物感が漂う上司の哀愁と日常を描いた一編。
『鈍い火』: ある交通事故の裏に隠された意外な真相に迫るミステリ。
『仮縫い』: 結婚を控えた新郎新婦の、一筋縄ではいかない馴れ初め。
『起点』: 未来のいつか、塩田さん自身が取材を受けるというユニークな設定。
それぞれの世界観にぐっと引き込ませる筆力は「さすが塩田武士」の一言。特に『小さい上司』に描かれる上司の、なんとも言えないリアルな「小物感」は最高です!! -
Posted by ブクログ
感想
最後の起点はとても短い話だったが、将来訪れるかもしれない話で面白かった。
あらすじ
短編集。
役所の広報課の新入社員の啓太は、ケチで大言壮語を吐くが仕事ができない小山田にウンザリしていた。しかし、彼が必死に病気の両親を支える姿を見て考え方を改める。
記者の育郎は裁判所に行くと子供を轢いた室戸という男が執行猶予を言い渡されるところだった。被害者の父親は昔、仕事をした岡崎。育郎は事件を調べるうちに岡崎の妻が室戸の元恋人で、室戸が恨んでしたことが分かる。岡崎が室戸に仕返しをしようとする所を育郎が止める。
高校教師である私とその仲間たちの中で最も冴えないリンネンが、昔のマドンナを射止めて