塩田武士のレビュー一覧

  • 盤上に散る

    知らずに読んでましたが、続きものでした(笑)
    真剣師の物語かと思いきや、将棋に纏わるストーリーはほぼなく、コテコテの関西人がたくさん出てきます(笑)
    駒士の父が脳梗塞に、親子は離ればなれになり、自分の居場所を求め、真剣の世界に。何の希望もなく、ただただ生きていた彼に、転機が。
    大阪万博を控えた関西...続きを読む
  • ともにがんばりましょう
    組合の執行委員について知りたくて読んだ本。組合員の事を考え代表して上層部と意見を言い合う立場。組合員の気持ちだけでなく、会社の事情にも精通していなければ、大胆な提案もできないし、押さえ込まれてしまう。『ともにがんばりましょう』良い言葉だ。組合はともにがんばるためにある。
  • 盤上に散る
    昭和感あふれる読書2冊目。
    読んだら続編だった、元のやつも読んでみよう。

    登場人物たちのキャラクターや生活感がなかなか軽妙な筆致で描かれていて興味が惹かれた。
    筆者も巻末の対談で述べていたが、本を貫くテーマに「昭和」があった。令和のいまから考えたら2つ元号が前、混沌と勢いがあってハッタリのきく時代...続きを読む
  • 盤上に散る
    何かある そう思わせすぎなのか 物語の後半に行っても もうとっくに少しづつだけど期待感を高めさせられてるし って感じで上手に盛り上がれなかった  嫌いな感じじゃないんだけどな~~
  • 崩壊
    登場人物が多い…のかな。
    多くないのかもしれないが、似たような人が出てきて頭こんがらがって前のページに戻ったりして面倒くさい。
    罪の声を先に読んじゃったからか、ハードルが上がっちゃってね。初期の作品とはいえ。
  • 崩壊
    全体的には評価したいですが、女性刑事が途中から唐突に親しげになる描写と、結末を、手紙の文章で解き明かした風だけれども、もう少し親切に説明してほしかった。。
    そこが残念な点かなぁ。。
    まあ、私がアホなんかもしれませんけど。
    すみません。
  • ともにがんばりましょう
    地方新聞社、入社六年目の武井涼。極度のあがり症で一切の交渉事に向かないが、委員長に口説かれ労働組合の執行委員を務めることに。折しも会社からの深夜労働手当引き下げ案が大きな波紋を呼んでいた。組合対経営陣。緊迫の団体交渉を克明に綴り、働くことへの熱い思いを描き出す傑作エンターテインメント!

    塩田作品...続きを読む
  • 女神のタクト
    軽い感じで読み始めて、かなり乱暴なヒロインに面食らったが、意外に楽しめて当たりの作品だった。
    潰れそうなオーケストラと、音楽に苦い過去をもつヒロイン。主要な登場人物のマエストロは存在感が薄めだったが、オケの事務局の人達が面白かったし、読後感も気持ちよかったです。星は4に近い3
  • ともにがんばりましょう
    おそらくこの作家の代表作であろう『罪の声』は未読ですが、それより前の作品『拳に聞け!』が私の「どストライク」でした。さらに前に戻って『女神のタクト』もかなり好き。

    で、これに進んだら、私が労組のない職場に勤めているからなのかあまり興味を持てず、中盤は本作の「山下スイミングスクール」状態に。組合と経...続きを読む
  • 雪の香り
    塩田さん、こんな恋愛ものも書かれるんですね〜!
    とはいえ、期待したいのは「罪の声」的なやつなので〜〜!!
    あと、いろいろまどろっこしいし!(^_^;)
  • 盤上のアルファ
    終盤のストーリー展開が、ちょっと残念だった。
    真田と秋葉のキャラクターがこんなに変わる?って思いました。
    続編あるようなので読みたいと思います。
  • ともにがんばりましょう
    ぼちぼちでしたね。
    よみやすかったですが、 題材的少し惹きつける
    ところが難しかったような。なかなか入り込みにくかったですね。残念ながら少し流し読みしてしまいました。
    もう一冊読んでみようかなと思います。
  • 盤上に散る
    前作「盤上のアルファ」を期待して読むと肩透かしを食らう。
    本作はあくまでも亡くなった母親と交友があったとされるが、行方知れずの林鋭生を探し当てる内容である。
    なんかちょっと違うよなぁ…。
  • 崩壊
    関西の市議会議長殺人事件をきっかけに浮かび上がる、80年代バブル経済に呑み込まれた人々とその子どもたち。ある家族の崩壊と殺人事件を通して、時代に翻弄された人間を鋭く描く刑事小説。
    グリコ森永事件を舞台にしたミステリー小説「罪の声」が話題の作者だが、初期作品である本書はまだまだ文体が固い。登場人物たち...続きを読む
  • 拳に聞け!
     3cm×15cmほどの新聞広告に心が揺らいだ。本屋に行くと、探すまでもなく平台にサイン本が置かれていた。
     チャンピオンを目指す若いボクサーがいる。周りを囲む人々は、各々に「湿った人生」を抱えている。若いボクサーが一段ごと階段を上がるたびに、周りの人々も湿った人生を一つづつ、しばいていく。夢をしば...続きを読む
  • 拳に聞け!
    著者初読み。大阪の貧乏ボクシングジムを舞台に青年ボクサーの成長とうらぶれた中年の再生を描くスポ根人情もの。題材のボクシングを差し置き、パンチの代わりにこれでもか!とボケとツッコミの応酬を繰り広げる登場人物たちだが、その所為で肝心の物語はかなり大味で予定調和。しかし、クライマックスに待ち構える因縁試合...続きを読む
  • 拳に聞け!
    何より塩田さんの作品の醍醐味はリズム。
    関西弁のつらつらと音になって耳から入ってくるかのようなリズム。迫真のボクシングシーンは文章を読んでるとは思えないほどジャブ、フック、アッパーがリズミカルに繰り出される絵が浮かぶ。そして何より。登場人物の造形が新喜劇みたいに愛すべきキャラクターで活き活き動いてく...続きを読む
  • 女神のタクト
    表紙を見ると女性指揮者の話かと思うんだけど、実はオーケストラのスタッフが主人公の話。
    新鮮ですね。
    実際にオーケストラとかコンサートに出たことのある人は、とても愉しめるかも。
    あと、実際に裏方さんやっている人にもお勧め。
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(1)
    グリコ・森永事件ってほんとにあった事件なんだ。。知らなかった。
    内容にリアリティがあるから、大人向け漫画として引き続き読みたいと思う。
  • 雪の香り
    12年前に突如として姿を消した恋人。新聞記者になった私に、警察が彼女を追っているとの情報が入る。京都の四季を背景に描かれる青春の日々が甘酸っぱい純愛ミステリー。
    ヒロイン・雪乃のキャラクターが印象的である。その個性故に好き嫌いが極端に分かれ、作品の評価にもつながりそうだ。二人の会話のテンポが関西人ら...続きを読む