塩田武士のレビュー一覧

  • 踊りつかれて

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    美月の家壮絶すぎる。誰にでも発信できる時代に、啓蒙を促す作品だな。今までの作品よりもインパクトがなかったな。

    p.356
    「美月ちゃん、人生、悪いことばっかりじゃないし、この世の中、悪い人ばっかりでもない。必ず君のことを想ってくれる人が現れるから。一番強いのは、諦めない人だ」
    美月が頷くと、支配人は「髪なんてすぐ伸びるぜ」と言って白い歯を見せ、颯爽と部屋を出た。
    「さぁ、行こうか」
    インダに促され、美月は最後に母のもとへ駆け寄って、おもいきり抱き締めてもらった。
    「美咲叔母ちゃんが絶対守ってくれるけんな」
    「お母さんも早く逃げてな・・・・・・お願いやけん」
    「分かった。絶対に会いに行くけん

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    2026年07月12日
  • 踊りつかれて

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    天童ジョージ 芸人 不倫 飛び降り自殺 週刊誌とネットメディア 妻 静香
    奥田美月 歌手 暴言テープ 週刊誌報道 姿を消す 父亡くなり叔母に育てられる

    「踊りつかれて」 枯葉 宣戦布告 犯罪者たち 83人

    藤島一幸 大学勤務
    久代奏 東大卒弁護士 同級生の藤島の告訴担当 35歳 亡き従姉の勧めで弁護士に
    瀬尾政夫=「枯葉」 逮捕 音楽プロデューサー 奥田美月担当 63歳 創業家次男
     週刊誌が机の上を汚くし SNSが散らかした ウイルスで個人情報収集

    「枯葉」 天童の元コンビ名  人を傷つけない笑い
    アンドレ ギャニオン「踊りつかれて」に合わせて踊る美月 瀬尾が教えた
    管原 都々子「踊

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    2026年07月12日
  • 存在のすべてを

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    「実存」を写実とジャーナリズムを絡めて問いかける人間ドラマ小説。全体的に、邦画!!って感じの、派手さはなく堅実な雰囲気。

    ミステリを期待して読むと肩透かしかも(自分の事)。
    誘拐事件のからくり、真相は途中でなんとなく分かってしまうので、そういう意味では後半飽きてしまう。
    子供を持つ方には刺さると思う。

    絵画には全くの無知なので芸術の世界を味わえて新鮮だったのと、里穂パートの瑞々しさが良かった。途中、「もしかしてこれは恋愛小説…?」と思ったくらい。

    アートの世界ってあんなに縦割りかつカネカネしているの?と驚く。SNSが発達した現代の方が、生計を立てやすそう。
    あとは情景描写というのかな、文

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    2026年07月06日
  • 騙し絵の牙

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    けっこうな分厚さだったのに、サクサク読めました。紙の出版はオワコンなのか!?奮闘する主人公。小説愛が炸裂。

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    2026年07月02日
  • 踊りつかれて

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    SNSの誹謗中傷によって命を奪われた芸能人の関係者が、誹謗中傷を行った犯人の個人情報をネットに晒上げる。
    仕返しとしては爽快に見えるが、誹謗中傷者のSNSから個人情報を推察するやり方がアナログすぎて、誤認晒上げが起こりかねないと思った。
    アメリカのクラッカーのように政敵をハッキングをして預金口座などをダークウェブに晒上げるやり方が専門的で説得力がある。

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    2026年06月21日
  • 起点

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    感想
    最後の起点はとても短い話だったが、将来訪れるかもしれない話で面白かった。


    あらすじ
    短編集。
    役所の広報課の新入社員の啓太は、ケチで大言壮語を吐くが仕事ができない小山田にウンザリしていた。しかし、彼が必死に病気の両親を支える姿を見て考え方を改める。

    記者の育郎は裁判所に行くと子供を轢いた室戸という男が執行猶予を言い渡されるところだった。被害者の父親は昔、仕事をした岡崎。育郎は事件を調べるうちに岡崎の妻が室戸の元恋人で、室戸が恨んでしたことが分かる。岡崎が室戸に仕返しをしようとする所を育郎が止める。

    高校教師である私とその仲間たちの中で最も冴えないリンネンが、昔のマドンナを射止めて

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    2026年06月13日
  • 騙し絵の牙

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    斜陽と言われる出版界の物語を、大泉洋さんのあてがきで描いた傑作エンタメ。

    会社員である以上、組織の歯車、組合、社内派閥、同僚、部下、同期等の社内的なことは

    本来の業務やビジネスパートナーと同等以上の重みがある。

    それに家庭内のことも加わるから30代後半〜40代の会社員は大変だ。

    どの分野でも重要な役割と責任があるからなぁ。


    〜仕事でストレスが生まれるのは、多忙であるか否かが原因ではない。報われるか否かの問題である。


    その通りだと思った。


    そして、どんなにデジタルな世の中になっても(便利な世の中になっても)結局はあらゆるものは人が創るということ。

    今後で言うなら、AIがどん

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    2026年06月07日
  • 罪の声

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    記者の立場から、迷宮入りした過去の事件を追い、一つひとつ紐解いていく大作です。刑事が出てこないのが新鮮です。読みごたえのある作品でした。

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    2026年06月07日
  • 崩壊

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    関西の地方都市で起こった市議会議長殺人事件を発端に、関わる人々の人生が変わっていく…。真実が明らかにされたとき、人は幸せになれるのか。正義について問い質す社会派小説。
    刑事の2人をはじめ、容疑者本人やその家族にそれぞれスポットを当てたため、本質がぼやけてしまった。反目し合う2人が打ち解けていくところ味わい深いのだが。

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    2026年06月01日
  • 起点

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    550円で本が読めるのは魅力的です。
    ただ、それだけの面白さがあるかというと個人的にはなかったです。
    普段本を読まない人にとって、手に取りやすい金額で読書へのきっかけを作ってくれると感じた一冊でした。

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    2026年05月22日
  • 罪の声

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    事実は小説よりも奇なりという事で、実際の事件の方が遥かに魅力的だという事を逆説的に証明してるような作品でした。

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    2026年05月18日
  • 崩壊

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    正直登場人物が多いので整理しないとよく分からなくなる。結構ややこしさを感じた。

    でもお金をきっかけに人間関係、信頼関係がどんどん崩れてしまう様はよく分かった… 一度裏切られると人は疑心暗鬼になる。

    大事なものを見失いたくないと感じさせられた。



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    2026年05月14日
  • 騙し絵の牙

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    冒頭で主人公速水輝也が登場する場面、速水の 容姿があまりにも大泉洋とそっくりなので「あてがき」?と思ったらその通りだった。
    小説を愛する編集者という顔と退職後の鮮やかな転身をかけて騙し絵の牙というタイトルだということが最後の最後にわかる。
    日曜劇場を読む感覚で楽しめたが最後に速水にそんなに腹黒な一面を持たせなくてもいいのではと思った。

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    2026年05月13日
  • 盤上のアルファ

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    棋士を取材する記者の仕事とはこういうものかと興味深くもあり、さくさく読めた。真田が現実離れと思いつつも愛さずにはいられないキャラ。終盤まさかの展開で秋葉と同じくやられた感が。よい読物でした。

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    2026年04月30日
  • 騙し絵の牙

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    エンタメとしての楽しさと、どこに伏線が張られているんだろうというドキドキを両方味合わせくれる一冊です。
    出版業界の苦悩を凝縮したような話で、紙媒体の売上が低迷していく中で、どう売上を伸ばしていくかを、面白く描いていています。
    個人的には本は絶対に紙派なので、出版社の方々を心より応援しています。

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    2026年04月29日
  • 罪の声

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    『子どもを犯罪に巻き込めば、その分、社会から希望が奪われる。「ギン萬事件」の罪とは、ある一家の子どもの人生を粉々にしたことだ。』

    テープに使われた3人の子供
    被害者である彼らの歩んできたその後の悲しい人生

    俊也と阿久津が、同時期に別々の局面から「真実」へと辿りついていく

    『金がほしいわけでもなく、権力や資本主義に一矢報いるためでもなく、ただ砂上の楼閣を建てるためだけに青酸菓子をばら撒いたとでも言うのか』
    記者としての阿久津の苛立ち

    「事件を起こして、あなたの言う“社会”を見せて、世の中は変わったんですか?」
    「あなたには正義がない」

    被害者であり、巻き込まれた子ども
    特に、翻訳家にな

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    2026年04月25日
  • 罪の声

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    グリコ・森永事件をモチーフにした小説。犯罪に巻き込まれた子供のその後の人生や家族としての責任の取り方を考える。大人としての正しさみたいなものを改めて考える必要を感じた。

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    2026年04月15日
  • 罪の声

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    未解決事件に新聞記者とテーラーの2人の主人公が迫るミステリー。
    本作は未解決事件であるグリコ森永事件をベースに30年後に主人公2人の視点で、次第に事件の真実が明らかになっていく…
    実際のグリコ森永事件も同じような裏があったのかなと思うほどリアルな設定。
    登場人物の人間関係も濃密で、読み応え抜群の一冊。

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    2026年03月30日
  • 崩壊

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    いろんな家庭の崩壊がでてくる話だった
    バラバラに崩れるっていうよりはヒビがちょっと入って徐々に崩れていく感じ

    疑心暗鬼で人間が自滅していく
    って書いてあったけどそれだけじゃないよなあと思って
    ひとことで言いづらい作品だった
    けど家族についてはよく考えさせられる

    自責の念で親を支援したり
    密告した被害者に恨みを持ったり
    また人の心は単純ではなくていろんな感情が浮かぶってことか

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    2026年03月19日
  • 歪んだ波紋

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    連作短編。
    正直なところ、それぞれの主人公が変わっていく切り替えが分かりにくい。
    ただ、作者は新聞記者だった事もあり、内部的視点からの作品として面白いと思えるし、当たり前の事だけど目で見ているメディアの情報に踊らされてるのは結局のところ、情報を他力に頼っている画面越しや新聞越しの私たちなんだと思う。

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    2026年03月19日