塩田武士のレビュー一覧

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    『罪の声』『存在のすべてを』など、無骨で濃厚な人間模様を描いてきた塩田武士の珍しい短編集。短くても人を描く巧さはさすが。でもやっぱり、この作家は長編でどっぷり浸かりたい。

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    2026年08月16日
  • 起点

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    事件を解決するようなドキドキ感はないけれど「人」とはどういうものなのか、くすっと笑いながら、ほろっと感動しながら考えた。
    いろんな面から一人の人間を知り、心の動きと行動がどのように結びつくのか意識をしっかり持ちながらニュースや身の回りの出来事を見つめていきたいなと思った。

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    2026年08月16日
  • 起点

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    塩田武士さんの短編集は珍しい!と思って手にとった一冊。以下、収録4作品と簡単なレビュー

    「小さい上司」
    社会に出ればこんな人おるよなぁ。
    けど誰しも会社での姿が、プライベートと一致するとは限らない。知らない一面にも配慮するのが、大人のたしなみなのかもしれない。

    「鈍い火」
    4つの中でミステリー色が高めの作品。
    拗らせた男の執念というのか、事件の真相にゾクリとさせられた。

    「仮縫い」
    文句なしに面白くてラストは心温まる。高一男子の頭の中を覗いているようで初々しくて可愛らしい。
    そしてタイトルセンスが抜群!

    「起点」
    斬新な視点にビックリ!こんな時代がくるのか?
    内容よりも塩田さんの未来予

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    2026年08月16日
  • 踊りつかれて

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    SNSで誹謗中傷した人を訴える
    っていうのが最近増えてきて
    何でも言っていいわけないとなってきてはいるけど
    それはさらされるから?
    訴えられて処罰されるから?
    そうなって初めて気づくの?

    かつて一世を風靡した人気歌手美月や
    苦しかった下積み時代を経て
    売れたお笑い芸人天童のように

    一人一人のその背景にはこんなに
    ちゃんと人生が積み重ねられているんだ
    愛されたり努力したり巻き込まれたり酷い目に遭わされたり
    どんな人生であれ
    その人の人生があるということを忘れてはいけない

    そして
    批評批判と誹謗中傷は違うもの
    面と向かって言えないことは
    書いてもダメなんだよね

    最後の天童の手記が追い詰めら

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    2026年08月15日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    誘拐された男の子が数年後祖父の家に帰ってきた、しっかり躾けられているようだが空白の期間に何があったのか───

    あらすじが面白そうだったので読んでみたけど、思っていたのと違った。
    サスペンスじゃなくて芸術家の話し。

    亮くんと野本夫妻の話は美談だけど私はどうも心が動かず。
    長くて途中で飽きてしまいました。

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    2026年08月14日
  • 踊りつかれて

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    現在進行形の社会問題を扱うからには物語に著者の信念が、あるいは葛藤が滲んでいるだろうと思いながら読み進めたけどそうでもなかった……
    あと、「雪の香り」を読んだときにこの人の書く男女関係は苦手だな、と感じたのだけど本作においても同様だった。性愛を含まなくても。というか、だから、男女関係というか女性の解釈が合わないんだな。
    「存在のすべてを」も気になってたけどこの先購入はないかも。

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    2026年08月12日
  • 踊りつかれて

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    3.5

    必要な週刊誌に追われ芸能界を追われた昭和の歌姫、不倫をきっかけに地に落とされた人気芸人。 芸人はSNS叩かれ追い込まれ自死を選ぶ。

    2人と懇意にしていた瀬尾は憤り、SNSで特に酷い投稿していた人物80数名のあらゆる個人情報をさらした。

    さらされた人物が今度は逆に追い込まれていく。

    SNSの功罪がメインの話かと思ったが、その半分は人との繋がりの物語でもあった。

    途中の美月が怪物のような女に虐げられる描写が長々と、これは必要だったか?

    最後タオルの伏線回収はよかった。

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    2026年08月10日
  • 起点

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    時々読む手が止まってしまう。作風が好みと合わなかったかなと思います。長編で有名な作品があるので、それは読んでみたいなと思っています。

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    2026年08月10日
  • 起点

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    スナック愛凛巣に行ってみたい
    そしてボトルを入れる
    もちろん銘柄ほ啓太と同じ富乃宝山だっ!

    みんなのマドンナ、テーラー青木の看板娘こと青木由美子はなかなかの苦労人
    リンネンと再婚して確かな幸せをつかんでほしい

    なんかシジミシジミするなぁ
    しみじみやっ!

    人生で一番大事なんは「続ける」ことや
    野々宮先生の甲子園球場での言葉が、数十年の時をこえて甦ったっ!
    そして、心の襞にもぐりこんでいく…

    そこにペーパードリップのコーヒーがあるから…そう、そのポットのお湯でコーヒー淹れて
    十年以上の空白をものともせず、祖父は孫にコーヒーを淹れさせる
    しかも、元気だったか?の一言もない
    なんて、きままな爺

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    2026年08月09日
  • 起点

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    「小さい上司」(2013)
    「鈍い火」(2011)
    「仮縫い」(2013)
    「起点」(2026)
    4話収録の短編集。

    すべて単行本に未収録の文庫オリジナル作品。

    冒頭の「小さい上司」は、タイトル通りケチでセコい“小さい上司”が主人公。
    時代が変わっても、こういう人はいるよね……と苦笑しつつ読んだ。

    「鈍い火」は一転して、男の怨念がじわじわと迫ってくる。
    読んでいて思わず身を引くような、静かな恐ろしさが残る。

    「仮縫い」は雰囲気ががらりと変わり、ほのぼのとした温度感。
    多感な5人の高一男子の青春と未来の姿に思わず笑みがこぼれる。

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    2026年08月09日
  • 朱色の化身

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    とにかく沢山の人が出てくるので、名前が覚えられず大変でした(笑)
    1人の人間を色々な人から見た時に、どう映るかというのが好きなので、この本は私の好みでした。

    それにしても男運がなさすぎて読むのが辛かったです。

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    2026年08月06日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    少し前に読み終わったので、解像度がぼやけてしまっている。。

    絵が繋いだ絆。
    血のつながりはないけれど、そこには確かな愛情があったと思う。

    ただ、誘拐犯の人物像が、そこまで巧妙に計画を企て実行できる人たちだとは思えなくて違和感があった。(チンピラっぽい人たちだと思われるので。)





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    2026年08月05日
  • 氷の仮面

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    性別違和があることで、こんなにも人生が囚われていくのがなんだかとても辛かった。踊ったり歌ったりすることが好きで、それを仕事にできたといえど、それは夜の店で宝塚にはなれない。大抵の人がなれないんだけど、可能性が最初から0であることの辛さ。結婚や出産、同僚と温泉に行くこと、誰かと付き合うこと。性が一致していればできることができない。
    真壁くんがめちゃくちゃかっこいい。それを超える人は難しいかもしれないけど、蘭も幸せになって欲しいな。

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    2026年08月03日
  • 罪の声

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    グリコ森永は追ってるので読んどいた。ひとつの解。
    40年前の事件なんで犯人たちは4死んでるか高齢なんだが、カセットテープの子供たちはまだ40~50代で生きているんだわな。

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    2026年07月30日
  • 起点

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    短編でも魅せる人間ドラマ。
    ​『罪の声』や『騙し絵の牙』で知られる塩田武士さんが、多彩な切り口で人間の業や心理を描き出す短編集。
    ​
    ​『小さい上司』: 絶妙な小物感が漂う上司の哀愁と日常を描いた一編。
    ​『鈍い火』: ある交通事故の裏に隠された意外な真相に迫るミステリ。
    ​『仮縫い』: 結婚を控えた新郎新婦の、一筋縄ではいかない馴れ初め。
    ​『起点』: 未来のいつか、塩田さん自身が取材を受けるというユニークな設定。

    ​それぞれの世界観にぐっと引き込ませる筆力は「さすが塩田武士」の一言。特に『小さい上司』に描かれる上司の、なんとも言えないリアルな「小物感」は最高です!!

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    2026年07月27日
  • 起点

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     出世作「罪の聲」以前に書かれた三篇の中短編を所収。作者の現在の活躍を予見することは、なかなか難しい作品群ではある。

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    2026年07月25日
  • 起点

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    面白かったです。塩田さんは長編しか読んでおらず、短編はどんな感じになるのかと思いましたが読みやすく、もっと短編作品が読みたかった程です。

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    2026年07月26日
  • 盤上のアルファ

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    将棋で繋がる33歳の男二人の物語。ありえない展開で始まる不思議な共同生活を通して深まる不器用な友情。孤独という共通項あっての関係性なんだろうな

    絶妙なテンポとノリで繰り広げられる関西弁と、白熱の対局描写に魅入られて一気読み

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    2026年07月14日
  • 騙し絵の牙

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    けっこうな分厚さだったのに、サクサク読めました。紙の出版はオワコンなのか!?奮闘する主人公。小説愛が炸裂。

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    2026年07月02日
  • 起点

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    感想
    最後の起点はとても短い話だったが、将来訪れるかもしれない話で面白かった。


    あらすじ
    短編集。
    役所の広報課の新入社員の啓太は、ケチで大言壮語を吐くが仕事ができない小山田にウンザリしていた。しかし、彼が必死に病気の両親を支える姿を見て考え方を改める。

    記者の育郎は裁判所に行くと子供を轢いた室戸という男が執行猶予を言い渡されるところだった。被害者の父親は昔、仕事をした岡崎。育郎は事件を調べるうちに岡崎の妻が室戸の元恋人で、室戸が恨んでしたことが分かる。岡崎が室戸に仕返しをしようとする所を育郎が止める。

    高校教師である私とその仲間たちの中で最も冴えないリンネンが、昔のマドンナを射止めて

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    2026年06月13日