塩田武士のレビュー一覧

  • 盤上に散る

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    まさかの続編から読むという。。
    でも、とっっても面白かった。YASUSHIの詩が面白過ぎてめっちゃ好き!
    流れるような文章とセリフの受け答えが楽しすぎて読みながら何度も笑ってしまう。
    のに、最後はすっと心の中があったかくなるような感動があって、とても好きお話しやった。
    次は、ちゃんと前作を読もう!

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    2019年12月19日
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(1)

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    表題にもある昭和最大の未解決事件・グリコ森永事件。
    もう、30年以上前の事件をモチーフに、大胆な仮説も交えたミステリー。

    主人公(曽根 俊也)は、テーラーを営んでいたが、ある日、父の遺品から、過去の大事件のカギとなる手帳とカセットテープを発見した。

    しかも、そのテープに録音されていたのは、幼い頃の自分の声。その内容は、犯人が事件に利用していたものであった。自分の父は、あの事件の関係者なのか?

    疑惑が疑惑を生む展開に、ハラハラドキドキします。
    やがて、舞台はイギリスへ。
    果たして、どの様な展開が待っているのか?

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    2019年10月26日
  • 罪の声

    購入済み

    エピローグは自室で読んで

    昭和の未解決事件を追う新聞記者と肉親が犯罪者ではないかと不安を抱える男性、二つの動線が一つに繋がってからラストまでは一気読み
    筆力に圧倒されました
    エピローグはティッシュ必需品 あーこれ入力している間にも涙がこみ上げてくる 感動しました

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    2019年07月30日
  • 拳に聞け!

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    ネタバレ

    読み終わった時。思わず何かに挑戦したくなる作品。胸が熱くなる。文字通り命がけで取り組む姿が美しいのだと、結果だけが全てではないと教えられた。

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    2018年08月30日
  • 拳に聞け!

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    サイン本に釣られて購入しただけなのに。ツボでした。

    芸人の話もボクシングの話も今やあちこちに転がっていて、ちっとも珍しくはありません。冒頭では『火花』や『笑う招き猫』を思い出し、二人組の便利屋が登場すると『まほろ駅前多田便利軒』、そしてその後は当然『ボックス!』を思い出す。下町の雰囲気に『泣いたらアカンで通天閣』が頭をよぎり、ところどころ『戸村飯店 青春100連発』まで連想する。それなのに、寄せ集め感はゼロ。ちょっとそこいらにはおらんぐらい素直な少年の夢に大人が乗っかりまくって、みんなが再び夢を追いかける。読み終えたときには彼らと一緒に3年間を過ごした気持ちに。

    読み手を置いてけぼりにしない熱さがありました。どストライク。あくまで私にとっては、ですけれど。

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    2018年07月30日
  • 崩壊

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    市議会議長の殺害。ベテラン警察官、本宮はパートナーの若手女性警官、優子と事件を追う。警察官を主人公とするよくある殺人捜査ミステリーかと思いきや、ストーリーの軸となるのは推理ミステリーではなく、登場人物たちの人間ドラマ。

    捜査の進展とともに明らかになる本宮、優子、容疑者、被害者の家庭環境。そんな4人の過去が微妙に絡み合い、最後にピタッとはまり合う。彼らの人生には経済力や男女関係、家族の死など「崩壊」のターニングポイントがあった。それを乗り越えた者と乗り越えられなかった者の差が殺人につながった。

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    2017年11月30日
  • 雪の香り

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    ネタバレ

    2017/8/28 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。
    2018/9/6〜9/11

    「罪の声」で名前を知った塩田さんの初読み。舞台である京都北山、宝ヶ池あたりは自分も学生時代によく行ったところ。その懐かしさだけでなく、スリリングな展開に引き込まれる。上手い作家さんだ。また1人、Must Read作家が増えた。

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    2018年09月11日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    SNSでの誹謗中傷への警告、心理的抑圧による監禁、昭和の頃の芸能界等々。自分はどれも縁がないので想像するしかありませんが。最初はSNSだけかと思いましたが、もっと広いプライバシーの問題。それがテーマだと思いきや、もう一つ、ニュースに聞く監禁・マインドコントロールのお話。塩田さんはいつも筆圧が凄いですね。強引に結びつけちゃったけど、読めてしまう。弁護士事務所の男性2人のキャラクターが良かったです。

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    2026年10月30日
  • 存在のすべてを

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    読み返したい!って気持ちと
    分厚すぎて読み返したくない!って気持ちが
    葛藤している(笑)

    絵画がつむぐ物語に、心を揺さぶられた。人と人とのつながりや、言葉だけでは伝えきれない想いの深さを感じた。何が真実なのかを知ることだけでなく、その人が何を想い、どのように生きてきたのかを想像することの大切さを教えてくれる作品だった。

    映画、みたい!!西島さん適役すぎる!!

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    2026年10月27日
  • 歪んだ波紋

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    5編の連作短編集ではあるが、登場人物の主役が代わるので仲々頭に入って来ない。又むずかしい。
    テーマは、はっきりしているのだがむずかしい。
    報道の信ぴょう性や虚偽の報道に関わる人の行動や考え方など、ある意味とても考えさせられる内容となっている。

    塩田武士さんの作品はむずかしい物が多いけど大変おもしろい。流石、元新聞記者だけあり内情に詳しく、取材の在り方も精通しておられる。
    非常に勉強になります。

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    2026年10月26日
  • 踊りつかれて

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    好きな塩田武士さんの作品。

    SNSで投稿する側と、された側。
    投稿した人は何気ない気持ちでも、
    された人の生活は大きく変わってしまう。

    投稿する人だけでなく、
    面白半分で興味を持つ自分たちも、
    ある意味では無関係ではないのかもしれない。

    情報があふれる時代、
    何を知るか、何を見ないかも大切。

    投資と同じで、
    周りに流されず、
    自分に必要な情報を選ぶこと。

    いろいろと考えさせられる一冊やった。

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    2026年10月26日
  • 存在のすべてを

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    刑事モノやミステリーというよりも、重厚な伏線の折り重なった人間模様を描きだした小説
    写実絵画とピアノの旋律を想像しながら、一気に読み終えた

    映画公開前には原作を読んでおきたい
    余談だが、西島秀俊を写した映画公開記念カバーをみて(あの風貌は)てっきり刑事だと思っていたが記者だった

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    2026年10月26日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    30年前に起きた2児同時誘拐事件 
    誘拐された子供とその家族、追いかける警察と記者、その他の関係者たち、登場人物も多くて時系列も行ったり来たりするので、集中力がないときついかも笑

    空白の3年間で温かみに触れていなければ、亮もチンピラになっていたかもしれない。子供は親を選ぶことができない。
    「これから世の中がもっと便利になって、楽ちんになる。そうすると、わざわざ行ったり触ったりしなくても、何でも自分の思い通りになると勘違いする人が増えると思うんだ。だからこそ「存在』が大事なんだ。」
    これは画家じゃなくても現代に生きる私達に刺さる言葉。映画が楽しみです。

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    2026年10月19日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    未解決のまま30年が過ぎ、時効となっている2児誘拐事件。
    定年した後も密かにその事件を追っていた刑事の後を引き継ぐように、その事件の取材を再開した記者。
    地道な捜査による細い細い道筋をたどっていくと、事件は思わぬ方向へと繋がっていった。

    誘拐された内藤亮の空白の3年間。
    その時に彼に何があったのか…

    最初に抱いたイメージが途中ガラリと色を変えるところに引き込まれて一気読み。

    ラスト、再会のところやエピローグをもう少しゆっくりと味わいたかった。
    捜査がとても丁寧に描かれていたからこそ、ラストの展開が呆気なく感じてしまって寂しい。

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    2026年10月17日
  • 朱色の化身

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    社会の仕組みに泣いた人は、社会の仕組みが変わっても泣いたことは無くならないしそこからは抜け出せない。
    三宅先生の書評を読んだことも含めて、改めて気がついたこと。
    そして泣いたとしても生き抜くことは美しい。

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    2026年10月15日
  • 崩壊

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    波山市市議会議長の嶋田洋輔が殺される。
    波山署の本宮刑事と県警本部捜査一課の美人刑事、平原優子がペアになり靴底を減らして被害者の家族や関係者に聞き込みに奔走するが有力な情報は得られないが徐々に容疑者に迫って行く。
    というストーリー。主人公は2人の刑事、くたびれた50のオッサン刑事と30のとびきりの美人刑事。何故この様な組み合わせなのか?又、犯行の動機がちょっと曖昧だなぁと思います。崩壊とは?家族、バブル、政治?
    でも組織捜査のシステムが勉強になりました。

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    2026年10月11日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    登場人物が多くとても読みづらかった。
    株の話も苦手で、挫折しそうになったけど、とりあえず読みました。
    2人が出会ってからはぐいぐい引き込まれ、母親と会う場面では涙涙でした。

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    2026年10月10日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    タイトルと紹介文から、SNSに踊らされて誹謗中傷してる人の話だと思ってたら違った。
    美月の過去の話がSNSより恐ろしい。

    瀬尾さんの訴えは胸に響くものばかりだった。
    『「匿名性」は悪意の免罪符ではありません。人間の成熟度をシビアに測る物差しです。』

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    2026年10月08日
  • 存在のすべてを

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    泣くなんて予想していなかったが、まさかのところで涙が出た。丁寧に丁寧に言葉を紡ぎ、浮き上がってきたそれぞれの人生に思いを馳せ、いつの間にか感情が揺さぶられていた。
    出会えてよかったと久々に思った本。

    美術については無知だけど、それでも読めるし、描写がとにかく美しい言葉で散りばめられていて、一語一句読み落としくないと思いながら読んだ。
    登場人物が多くややこしいが、整理しながら読んでいくと伏線が軽やかに回収されていく。

    読後感はすっきりするものではないが、だからこそ余韻が残り、あれこれと思索する時間も愛おしいと思える作品。

    私はきっとまたどこかでこの小説を読むと思う。

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    2026年10月07日
  • 騙し絵の牙

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    大泉洋さんを当て書きした、出版業界を舞台にした社会派ミステリ。人たらしで有能な主人公・速水は、もう大泉洋さんそのもの笑。

    社内の派閥争いや家庭不和を抱えながら、斜陽の出版業界でもがく速水の姿が描かれている。

    ミステリ的などんでん返しがあるわけではないけれど、速水の狂気ともいえる仕事への情熱、そのきっかけとなった出来事が明らかになった時には、「ああ、なるほど」と腑に落ちた。

    会話がテンポよく面白いうえ、登場する企業も「あの会社かな?」と想像できて、楽しみながら読み進められた。

    出版業界が抱える苦労や、紙の本から少しずつ離れていく今の時代についても興味深く読めた。本好きの私としては考えさせられる部分も多く、特に古本を中心に読書を楽しんでいる身としては、ちょっと耳の痛い話もあった。

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    2026年10月07日