塩田武士のレビュー一覧

  • 存在のすべてを

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    新聞記者、刑事、そして写実画家という職業を通して、生きる意味を考えさせられる。感動したけど、中途半端な恋愛要素と最後のどんでん返し的オチは要らなかったんじゃないかなぁ…

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    2026年08月22日
  • 踊りつかれて

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    芸能人を自殺に追いやったSNSの誹謗中傷のなかで、特にひどかった83人の一般人の個人情報を晒すところから始まる社会派作品。
    とっても重たいけど刺さる作品

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    2026年08月20日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    30年前に誘拐された過去をもつ
    一人の少年を軸に展開される物語

    里穂の最後の言葉が好きだったな
    好きな人と結ばれることこそが大切じゃないよなって思えて

    なんか、社会派ミステリの様相をしながら
    途中凪良ゆう読んでるのかと思っちゃった

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    2026年08月20日
  • 罪の声

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     俊也が母に頼まれた探し物をしていた時に、偶然出てきた古いカセットテープ。
    再生すると自分の幼いころの歌声に続いて録音されていたのは、日本中を震撼させたグリコ森永事件の脅迫に使われた声。それが同じ幼い自分の声だった。そんなセンセーショナルな切り口から始まる物語。同時期に、31年前の未解決事件を追う阿久津記者。キツネ目の男。
     事件の巻き添えにあった不幸な親子とその後は…。映画化もされて、当時はかなり評判になった1冊らしい。真実ではないと思いながらも、ドキドキしながら一気に読み終えた。

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    2026年08月20日
  • 起点

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    講談社文庫55周年企画のSTORY IN POCKET。

    『小さい上司』
    『鈍い火』
    『仮縫い』
    『起点』

    皮肉が効いていたり、
    サスペンスがありつつ人情があったり、
    青春が羨ましかったり…
    未来の文明を期待しつつも、紙本の文化は無くなって欲しくないと願ったり。
    550円で短編ものという括りがありますが、しっかり面白かったです。

    孫よ、
    『罪の声』は面白いぞ。




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    2026年08月16日
  • 存在のすべてを

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    30年前の2児同時誘拐事件の謎を追う社会派ミステリー。
    長編ですが徐々に伏線が回収されるので、先が気になって一気読みでした。
    写実画や景色の描写も丁寧で読み応えがあり、読み終わってもしばらく余韻が残る絶妙な結末。
    今のところ今年一番かも。

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    2026年08月11日
  • 踊りつかれて

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    読み応えあった。
    SNSは見るだけで、一切自分発信はしていない。
    限られた文字数の中で、真実や伝えたいことが伝わらない、伝えられないとも思うし、責任も持てない。
    でもそれは普段自分が発する言葉も同じであって、言葉の与える影響は、SNSだけに限らないとも思う。

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    2026年08月08日
  • 氷の仮面

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    最後に驚き。イバラの道を辿ってきた翔太郎の、でもその裏には親の愛が隠されていた。自分の禁断の淡い恋心が叶いはしないけれども報われた。終わり方がとても好き。
    ネトフリのthis is AIを思い出させた。

    自分の家族に性同一性障害に悩む兄弟や親がいたら、自分はすんなり受け入れてあげられるかな…と考たし、自分がもしそうだったらかつての友人にカミングアウトとかできる勇気があるのかな…とも考えたけど、どちらも正直躊躇が先になるなと思った。
    父が恋人ならいいのに、息子を受け入れられなかった気持ちもよく分かった。

    この本の登場人物はみんな温かい。その人をその人として受け入れることができる、そんな風にな

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    2026年08月08日
  • 罪の声

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    面白すぎる。今まで読んだ小説の中で一番好き。

    社会派ミステリー。
    有名な事件の日時、脅迫文の内容、報道について、忠実に再現してるから、超リアルでめちゃくちゃ面白い。
    個人的に、関西の馴染み深い地名が沢山出てきたのも良かった。主人公が関西弁やと親近感わくし。

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    2026年08月05日
  • 罪の声

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    登場人物が多くて混乱するかもしれませんが、グイグイ話の展開に引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

    ☆5をつける本は厳選してます。それくらオススメ!

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    2026年07月24日
  • 拳に聞け!

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    さすが塩田先生
    軸を一本通しながらも、時々クスッとさせるシーンを盛り込むことで、緊張と緩和を見事に織り交ぜていました。
    不思議なことに、終章を読んでいるとき、ビートたけしが歌う浅草キッドの歌詞の中の一節「夢は捨てたと言わないで」がリフレインしました。

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    2026年07月22日
  • デルタの羊

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    塩田武士さんの小説の中(読んだ中で)では初めてのテイストだった
    とてもハッピーエンドだったからか
    本当の強さは優しさにあるというが、アニメを愛する登場人物たちに贈る言葉のような気がした

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    2026年07月10日
  • 起点

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    『罪の声』『存在のすべてを』などの社会派ミステリーで有名な塩田さんの初期に書かれた短篇をまとめた短編集。

    真面目な社会派ミステリーばかり書いていたのかなと思っていた塩田さんが、初期には『小さい上司』や『仮縫い』みたいなユーモアのある作品も書いていたのかとビックリ。

    特に『仮縫い』なんかは、私の大好きなバカな高校生男子がものの見事に描かれていながらも、感動してしまうし、『鈍い火』なんかは、最近の作品の原点となるような感じがするし、『起点』は、近い将来、こうなるかもなと思えてしまう。

    講談社の「STORY IN POCKET」シリーズは、200ページ足らずなので、ちょっとした出先でも読めるし

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    2026年07月08日
  • 起点

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    塩田さんに書く物語は、人生の難しさと、ダークな側面、そして希望だ。女性を知らない中学生の男子たちがとるクレイジーな行動、その時期特有の高揚感と期待感。こういうところが塩田さんらしい。それでいて、カツアゲされた男生徒の悩みもまた、親には言えないダークなものを含んでいる。起点になるのは、先生の甲子園に連れて行って試合を見ている途中に、無造作に見える所作で取られてしまった金額をちょっと越す金額の商品券を渡すシーン。その子は泣いた。
    ただの見晴らしのいい道路で子供が轢き逃げされた裁判、取材する主人公が違和感を覚える。ほぼ無罪を勝ち取った幸せを壊す男、そして壊された男。その間には、1人の共通の女性がいた

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    2026年07月04日
  • 踊りつかれて

    購入済み

    幾重もの真実が明かされるたび、くちびるを強く結ばなきゃならなかった。

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    2026年06月29日
  • 起点

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    この間読んだ赤川次郎さんの550円文庫シリーズ。
    4つの短編がそれぞれ個性的で面白かった。
    人間が「ちっちゃ!」な上司。
    交通事故の謎を解こうとする新聞記者。
    高校の同級生の遅い結婚とその訳。
    多分未来(作者が祖父として登場)に孫の大学の課題に付き合う?

    なんとなく話は始まるのですが、その先はとても面白いです。

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    2026年06月26日
  • 罪の声

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    私はグリコ森永事件のことはよく知らなかったけど、未解決事件と聞くとわくわくしてしまう。実は…なんて話もあると、都市伝説的な面白さで、つい読み進めてしまう。にやついている。読後、自分の浅はかさに気付いて、嫌になった。

    加害者と被害者、それぞれに家族がいて、みんなが未解決事件だと面白がっている間にも現実を生きている人がいる。罪を犯した訳ではなくともどんな未来も描けなくなっている人もいる。

    俊哉パートの方にぐいっと引き込まれるのに対して、阿久津パートは関係なさそうなところが多かったり、後半ものすごいスピードで事件の内容が分かったり犯人が独白するもんだから、なんだかご都合主義的になってきたなと思っ

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    2026年06月20日
  • 騙し絵の牙

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    出版業界を舞台にした編集者の闘い。
    仕事とプライベートの葛藤、社内の争い。
    ハラハラする展開からエピローグでは一転、落ち着きつつも全てがつながる感覚。
    痛快かと思ったら混沌、でも少し優しくなれるような小説でした。

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    2026年06月12日
  • 氷の仮面

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    時間も忘れて物語へ没入。紆余曲折ある人生をたった400ページで、読者を巻き込みながら駆け抜けていく。
    テレビで見かけるユーモアたっぷりのドラッグクイーン様たちも、人知れずどれだけ泣いてきたんだろう、涙を笑いに変えていくまでの歴史は壮絶だったんだろうなと胸が締め付けられた。
    舞台が大阪なので、街並みが移り変わっていく描写も面白かった。関西人や関西好きにもおすすめ。

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    2026年06月11日
  • 起点

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    ネタバレ

    レビューとして問題があると思うで、ネタばれにしています。
    その問題は、自分の感性の問題なのか、はじめて合わない作家に触れたのかが、まだ検討がつきません。
    まず、四作のうち、「仮縫い」以外は読みました
    小さい上司は、読み出した時には、カネ使っちゃったよ、という後悔を少し抱きながら、読み終えるとキレイなカタルシスがあり、カネ払わなきゃ読み切れなかったから、買って良かったなぁと思えました、面白かったんですよ
    鈍い火も面白かったです ちょっと生理的に苦手な感じのする主人公のおかげで、作品へ意識を注げて、ああ面白い短編だったなぁと有料の水準の小説を読んだ快感がありました
    その次に、「仮縫い」を読もうとし

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    2026年06月10日