塩田武士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ瀬尾さん辛かっただろうな。
自分が大切にしてきた人達がつぶされていって。
人間は本当に恐ろしいなあと感じる。
今はSNSで簡単にいろんなことが発信できるようになったのでより混沌としてきているように感じる。
ただ気軽に発信できることはいい面もあるので今回は悪い方向へ行き過ぎてしまった結果なのだろう。
そもそもSNSで誹謗中傷できることにすごいと感じてしまう。全世界に発信していますよ。なんなら拡散もされるから拡声器で大音量で叫んでますよ。
しかも、失敗に対して必要以上の制裁が行われる状況がその人たちにとってプラスなのかなあ。
自分が制裁を加えられる側に回る可能性も十分にあるわけで。
この -
Posted by ブクログ
SNSの「正しさ」の炎上社会に反撃する物語。しかしこの小説自体でメタ的に反論しているので、物語であるとともに思想書・社会論のような作りになっている。
物語はかなり昔のストレートな「美しい話」のようになっているが、これも思想書としての著者の「論法」なのかもしれない。
実際には、この「正しさ」を克服する方法も目処もあまり論じられていないかもしれないが、今後の社会への一石には充分値する作品。
物語の重要人物が子供時代にかなり残酷な不幸に見舞われる(フィクションとはいえ読み進めるのをちょっと躊躇するくらいな凄い描写)が、これを救ってくれる人物が現れる。この人の職種、立ち位置としては一般的に「グズの外道 -
Posted by ブクログ
かつて一世を風靡したけれどスキャンダルで姿を消したアイドルと不倫報道からメディアで誹謗中傷を浴びて命を落とした人気芸人
復讐のためにブログを立ち上げ、2人を貶めた83人の個人情報を晒した音楽プロデューサー
なんてグロテスクな世の中になったのだろう
いまも罵詈雑言はweb上にあふれ、永遠に残り続ける
物語の中で起こるフィクションは実社会でいつ誰が起こしてもおかしくない
実際に起こったとしても時間とともに消化され、また新たな火種が現れる
こんな漂白された無菌状態の潔癖な世の中じゃ明るい未来なんて描けない
これは平和なのか?
世界はさらに歪な方向に向かっている -
Posted by ブクログ
読むのがキツすぎる、辛すぎると思うところもあったけど、全体としてはぐいぐい引き込まれた最後までとてもよかった。
有名人に対するネット上の誹謗中傷は目に余るものがあるし、現実でもそれが原因で失われた命がある。「枯葉」のしたことは過剰で罪にも問われることだけど心情的にはすごく理解できる。
作中のアイドルはあの人っぽいなとかイメージを重ねたり、昭和のテレビ業界をリアルに想像したりしながら読むのもおもしろかった。笑えると言う意味でのおもしろさではなく。
たくさんの登場人物が出てくるけど、それぞれの人たちのドラマが読み応えがありおもしろかった。現代的なテーマだけでなく、ほかにもいろいろ中身の濃い小 -
Posted by ブクログ
映画化されるらしい。だから読んだわけでもないけれど、ものすごく良かった。今のところ今月暫定一位作品。
平成3年12月、6歳の立花敦之くんが誘拐された後、ほぼ同時期に4歳の内藤亮くんが誘拐された。お金の受渡しはうまくいかなかったが、立花敦之くんは倉庫で生きたまま発見された。3年後に内藤亮くんが帰ってくる。
それからずいぶん経って、担当だった刑事は亡くなる。内藤亮が現在画家をやっていることがスクープされる。あとからわかったが、内藤亮くんが行方不明の期間に家には亮くんからの葉書も届けられていたらしい。抜けた乳歯まで綺麗に保管されていて、誘拐されてから戻ってくるまで、丁寧に育てられていたようにしか -
匿名
購入済み現代のSNSの問題を直接的に描いていて、考えされられる作品だった。
SNSやってる奴はとりあえず読んだ方がいい。
でも、それで終わらず物語としても面白かったし、綺麗にまとまっていたと思う。