塩田武士のレビュー一覧

  • 罪の声

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    ネタバレ


    元の事件のことは知らずに読み終えたので、最後の作者コメントを見て驚き。自分が産まれるかなり前の事件なので全然知りませんでした。

    とても読み応えがあって、1日あくと細かい日付や登場人物がすぐに分からなくなる。戻りながら読んだので時間がかかったけど、本当に読んでよかった!
    事件との関与が明らかになっていく中、真実が気になって、どんどん読み進められた。

    2人の姉弟と1人の子供、同じようにあの事件の被害者であり関係者なのに、生きてきた道があまりにも違いすぎて切なかった。
    報道の正義には正直あまり共感できなかったけど、
    結果あの親子が再会できたのはよかったのかな。

    犯行の動機がくだらなくて、なの

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    2026年03月20日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    ここまで重厚でな小説は初めて読みました。登場人物の多さに時々混乱しましたが、それが却ってリアリティーを醸し出しています。物語が進むにつれての登場人物達の心境の変化は考えさせられるものが多くありました。

    俊也は母親から頼まれた探し物を世紀の未解決事件のテープレコーダーが自分の父親の遺品から出てくる。その関係性を探っていく過程では真相を知りたいと思う気持ちと血縁者が犯罪に関わっていて欲しくないという気持ちが一緒にあるように思えた。
    新聞記者の阿久津は当初「事件の犯人」を見つけるために文字通り靴底をすり減らし取材に明け暮れる。しかし、いざ犯人に辿り着き動機を聞くと中身が空っぽな空虚な理由だった。

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    2026年03月20日
  • 罪の声

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    まず、映画化して欲しい。と心から思った作品だった。
    事件に関与させられていたと知った事をきっかけに、ストーリーが進んでいく中で犯人と記者と当事者と家族というそれぞれの立場についても、後半に進むにつれてより濃く感じた。
    テープや手帳の存在理由もここで判明するのかと、作者のストーリーテクニックを感じる他なかった。

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    2026年03月01日
  • 罪の声

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    この人の本はどれも熱量がすごい。
    期待どおりの傑作。
    片手間で読める本ではないけど、物語を読む楽しみを十分に味わえる

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    2026年01月20日
  • 罪の声

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    臨場感、リアリティ感が強すぎて、読んでて力が入った。何となく、現代社会に対する警鐘も感じ取れた一冊。

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    2026年01月15日
  • 罪の声

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    1980年代、世の中を震撼させた「ギン萬事件」に、事件関係者と記者が迫る、お話(?)。

    グリコ・森永事件をモチーフに、事件に関係した子どもたちの「声」と事件の真相を双方の立場から明らかにし、「真実」が明らかになる。なかなかに凄まじい作品であった。

    事件関係者としての立場、記者としての立場、海外にまで話は展開していたところ、スケール大きく、濃厚であったなぁ。

    映画にもなっているとことで、こちらもみてみようと思いました。

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    2026年01月11日
  • 罪の声

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    とても面白かった。
    グリコ森永事件を扱ったフィクションでありましたが、
    ある程度リアルが入っている内容だと感じましたが、
    どうなんでしょうね。
    でもとても入り込めてよかったです。
    最後はしっかりすべてを終わらせる内容にするために
    激しかったですが、それでもよかったと思います。
    ただ、この作者は読むスピードが上がらないので、
    少し苦手なんですよね。年末に一気に読み終えることが
    できてよかった。

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    2026年01月05日
  • 歪んだ波紋

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    塩田さん初作品。
    怖!ジャーナリズムの世界怖!情報社会怖!!となる作品でした。
    登場人物が皆ジャーナリズムの世界に関係している人達の連作短編集。
    作中では虚報について深く掘り下げられていて、締切やプレッシャーにより真実でない記事を出したり、誰かを貶めるために意図的にフェイクニュースを流したりする恐ろしい展開があります。
    フェイクニュースが作られていく過程•何故フェイクニュースが作られてしまうのかが、事細かく説明されていて、末恐ろしい情報社会になってしまったと実感しました。
    普段何気なく目にしているネットニュースやtvのワイドショーについても、無意識に信じ込んでしまわないように、自分の中で軸を持

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    2025年10月13日
  • 氷の仮面

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    本書を読んで、性別適合手術が違法だったり、強姦罪が女性にしか適応されない時代があったことを初めて知った。

    さらに詳しく調べると強姦罪は改正されて、まだ10年も経っていないことが分かり驚愕した。

    一昔前は現代と比べ、性の不一致を抱える人たちが格段に生きづらかったことが伝わってくる。


    前半は辛い展開が多く精神が削られたけど、後半は主人公が友人や家族に恵まれていたことが分かる展開で心が温かくなった。真壁くんは最後まで男前。


    あと、大阪弁に違和感がないと思ったら、作者が関西出身でなるほどだった。

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    2025年10月07日
  • 騙し絵の牙

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    こうやって有名人をモデルに小説が書かれるパターンを初めて読んだが、誌面から大泉洋が立ち上がってきてそれはそれで面白い体験だった。
    人間の多面性ってあるよねって話をどんでん返しで返してくるあたり面白い。
    こうやってハングリー精神がある人が出世すますよわね、世の中。私はハングリー精神ないからのほほんだわ。

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    2025年09月29日
  • 騙し絵の牙

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    本は紙派な私としては、思うところが沢山ある物語でした。本屋が減って行って、電子で読む人が増え
    ていって、、、今後の本ってどうなってくんだろう。

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    2025年08月30日
  • 女神のタクト

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    演奏のシーンは曲を実際に聞きながら読むのがおすすめです
    拓斗の普段と指揮をする時のギャップとか明菜の豪快さが楽しくて、オーケストラの人々のキャラクターがそれぞれはっきり際立っててコミカルで、一気に読んでしまいました
    最後の演奏のシーンは音の表現が素敵で、自分もホールにいるような気持ちで読み進めることができました

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    2025年07月17日
  • 氷の仮面

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    ネタバレ

    今でこそLGBTQという言葉を聞くことも増えたが、昭和の頃は『保毛尾田保毛男』だった。
    あの頃、当事者は辛かっただろうな。
    桜木紫乃さんの『緋の河』と『孤蝶の城』を読んだ時も衝撃を受けたが、この作品はもっと家族との関係が濃厚で、その悩みも大きい。
    翔太郎から蘭へ名前も性別も変更した、その裏にはこれほどの苦労があった。それでも自分を信じ、貫き通す潔さがすがすがしい。この壁を乗り越えられず、やむなくそのままという人もいると思うと心が痛む。

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    2025年06月25日
  • 氷の仮面

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    女の子になりたい翔太郎の物語。
    こんなに心動かされる小説を久しぶりに読んだ。読んでいる間中胸が苦しかった。
    私も真壁くんが大好きだったし蘭世になりたかったし、らんま1/2も見ていたし、HEPの観覧車の行列も知っている。
    とにかく惹き込まれる。まだLGBTQなんて言葉のない時代。男であることを受け入れられない翔太郎がどれほど生きづらいか。
    エピローグがとてもよかった。

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    2025年05月24日
  • 盤上のアルファ

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    ネタバレ

    挫折した男たちの再起の物語。

    人間関係が上手くなく、左遷に近い人事異動をくらった新聞記者。
    生まれも育ちも不遇で、将棋だけが残された男。

    そんな二人が出会ってもう一度前を向いてもがく。

    新聞記者を将棋未経験者としたことで、読者が将棋を知らなくても読める様にしたのは親切。
    将棋を通して描く人間模様こそが主題なので、安心して手にとって欲しい。将棋を知っていると輪をかけて面白いのはあると思いますが。

    将棋にすがって生きてきた男の生き様は確かに不遇であるが、場面々々で手を差しのべる人がいたのはほんの少しの幸運だったなぁ。そのほんの少しの幸運が後に大きくなって帰ってくるとは。

    秋葉にとっては大

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    2025年03月18日
  • 【無料お試し版】『デルタの羊』試し読み&雑誌ダ・ヴィンチ<『デルタの羊』刊行記念特別企画>記事付(著者インタビュー/特別対談 作家・塩田武士×声優・速水奨/アニメ関係者の声!)

    購入済み

    引き込まれる

    この本は色々なテーマから成り立っている本で要素が多いのにかなり物語の世界に引き込まれるおかげで読みやすくとても面白かったです

    #深い #共感する #ドキドキハラハラ

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    2025年03月15日
  • 騙し絵の牙

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    新鮮!臨場感、半端なし!
    塩田武士さんによる大泉洋あてがき小説。
    映画やドラマを見ているように、小説を読み進める愉しみを発見!

    ダヴィンチの企画が発端で、
    最初の目論見通り映画化も実現。
    映画の原作ではなくて、
    あくまでも、あてがき小説。
    「存在のすべてを」よりも
    私はこちら推し!

    出版界の抱える問題を浮き彫りにしつつ、
    会社という大きな組織での
    裏切り、確執を描く。
    主人公の速水=大泉洋が
    とにかく魅力的で引き込まれる。
    他の登場人物達も個性的で
    どこか憎めない。

    速水の行く末を
    応援。ドキドキしながら読み進めていく。6章の会議のシーンの緊張感たるや!そして、最後そうきたか!と思った後

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    2025年03月11日
  • 騙し絵の牙

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    映画観てからの原作でした。
    映画とはストーリーは違いましたが、大泉洋さんのイメージがほんとピッタリで原作も『めちゃくちゃおもしろかったです。』

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    2025年02月23日
  • 雪の香り

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    素直に面白かった。
    雪乃が最初は変な人に思えましたが、最終的には幸せになってほしい女性に変わっていた。
    切ないようで悲しいようで、最後は何となく救われた気持ちになる小説でした。
    2人が全ての過去のしがらみから逃れて幸せになってくれることを祈ります。

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    2025年01月16日
  • 騙し絵の牙

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    ネタバレ

    結構長いのに面白すぎて一晩で読みきった。
    その面白さの大きな要因は、大泉洋をあてがきして作られた「速水」というキャラ。どんな困難な状況も機転を利かして解決していく姿は、感心するだけでなく勉強になった。

    ちなみに、私はこの本がきっかけで“あてがき”を知った。登場人物がイメージしやすく楽しいのでこういう小説がもっとあるといいのに。

    出版業界の話も新鮮で楽しかった。私は電子より完全に書籍派なので、将来紙に生き残って貰うため、売り上げに貢献しようと決心した。

    ただ、最後のオチの部分のタイトル回収は、あまり響かなかった。速水はただ会社に裏切られ、行動を変えただけなので裏切りと呼べるほどには感じない

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    2025年01月10日