塩田武士のレビュー一覧
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購入済み
唯一世界的競争力を持っていると
★★★★★
冒頭部分が異世界転生ラノベ風の物語だったので、びっくりしたが読み進めていったら「ああそうだったのか」と納得した。モノづくりがどんどんだめになってゆく日本で唯一世界的競争力を持っているというアニメづくりが、このような過酷な労働を主なっている人達に支えられている ということを改めて感じた。このままでは日本に残された唯一のものづくりであるアニメもそう遠くない将来だめになってしまいそうな気がする。本作はそのような問題提起をするのに、とても適した作品である。 -
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Posted by ブクログ
アニメ製作業界の抱える問題と、製作に人生を懸ける人たちの情熱と苦悩をリアルに描くお仕事小説。
◇
アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説『アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する決心をした。まず3年かけて原作小説『アルカディアの翼』の作者を説得し、テレビアニメ製作委員会を組織するところまでこぎつけた
ところが制作会社の買収問題や、原作者の希望で主演予定だった声優のスキャンダルが発覚し、計画は頓挫してしまう。
そして渡瀬の盟友の文月の方も出資者の撤退や制作スタジオの倒産で打つ手がなくなり、失意のうちに郷里に帰ってしまった。
八方塞がりに見えた渡 -
Posted by ブクログ
「氷の仮面」塩田武士 著
0.著書より
「純白のウエディングドレスのように、
人間の心が一色に染まることはほとんどない。」
「女になるのが、わたしの人生の前半なら、
後半は人として何を残すのか?考えなああかんと思って」
1.購読動機
「罪の声」で惚れてしまったため。
※映画は視聴なし。文字と行間の世界です。
2.「氷の仮面」の装丁
性同一障害で悩む1人の青年が、成人して女性として生きるまでの物語です。
読み終えて「装丁」を眺めて。
ひとりの女性が太陽を向いてたっています。
こちらには、背中が見えているだけです。
私には、
「わたしは、わたしの全てを世界に対して見せる
ことより -
購入済み
映画も観たくなりました
塩田武士さんの小説にある歪み。
今回も遺憾なく発揮されており、一気読みしていまいました。
「罪の声」「デルタの羊」「歪んだ波紋」と読んでいますが、未知の領域へ丁寧な取材がなされたと感じるわざとらしくない文章に好奇心が止まらず、読み進めることが出来ました。
映画の登場人物相関図を見るとかなり内容が変わっているようですが、それはそれとして楽しみたい! -
購入済み
罪の声
どこまで真実でどこからファクションかわからないくらいにリアルな設定と展開で話に引き込まれました。終わりに近づくに連れて、読み終わってしまうのがもったいない気持ちになりました。
色々と考えさせられる部分もあり、読んだあとの余韻で2回楽しめた作品でした。 -
購入済み
原作の良さを十分に伝えている
塩田武士の原作がとても面白かったのでコミカライズするとどのようになるのかと興味を持って読んでみた。丁寧な絵柄で原作の良さを十分に伝えている。文字にすると半ページ使って表現するところを、漫画の一コマで表現しているようなシーもあって、漫画の絵の表現力を改めて感じた。
ストーリーに関しては原作が優れているので言うことはない。 -
購入済み
アニメに詳しくなくても面白い
アニメに詳しくないので、少し不安でスタートしましたが、全くの杞憂でした。
前半から後半に移行するところで???となったのですが、!!!となり面白い仕掛けでした。
これからアニメ業界にも興味が湧きそうです。 -
購入済み
まさに同世代
タイガース優勝が小学6年生でした。
事件のことをもちろん覚えていますが、関西に住んでいながらどこか遠いところのお話のようでした。
犯人側に共感している自分もいたように思います。
そんな歴史の事件が、読んだ時から親近感を覚えるようになりました。年齢を重ね、家族を持つなどの人生を経てきた自分にも全く関係は無かったとは言い切れない。そんな気持ちにさせられる引き込まれる作品でした。犯罪は人間が犯している、当たり前ですが痛感しました。
映画のキャスト発表前に読んだ方が良かったのかどうだか、映像が浮かんでしまいました。