塩田武士のレビュー一覧
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本屋大賞ノミネート作品。
今作読み終わった直後の感想「なんでこれが大賞にならなかったんや!」
正直、成瀬よりも百倍面白い作品だった。
「存在のすべてを」描く者、伝える者の作品。
本当に面白い作品だったPosted by ブクログ -
自分の地位のために画家を使い捨てにしたり偉い人に土下座したりする画壇の嫌な所や誘拐実行犯の人たちと、画商の主人や子供を引き取って真摯に向き合う夫婦の志のコントラストがすごいPosted by ブクログ
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警察の視点、記者の視点から始まって関わりのある人たちの視点で進んでいく。徐々に繋がって見えてくる真実。本当に幸せなことはなにか、考えさせられました。
空白の3年の部分は涙。読み進めていくと、最初はあまりいいイメージのなかった茂さんがとっても素敵に映りました。
Longing / Loveを聴きながらPosted by ブクログ -
最後、号泣でした。
分厚い本なので最初読めるかなぁと思いましたが、最後には一気に読み進めました。
人間の嫌な部分と対照的に人間の愛情。
両方を感じる作品でした。
読んで良かったです。Posted by ブクログ -
奇想天外な展開だけど、登場人物の言葉遣いや風景描写に説得力があって、自然に引き込まれた。
犯人、被害者、報道それぞれに理も非もあって、それがまたよい。
ヒリヒリした。Posted by ブクログ -
絵画のことはよく分からないから
途中までなかなか読むペース進まなかったけど
後半はあっという間に一気読み。
誘拐で繋がった偽装の家族でも
「産みの親より育ての親」
この親子は確かに愛情があった。
もっと違う形で出会ええたら良かったのに…
読み終わったあとの切なさと温かさが凄い。Posted by ブクログ -
『盤上に散る』に続き、塩田作品六作目。とても重厚な作品で、ノン・フィクションかと思うくらいだ。リアルに「グリコ・森永事件」を知る人が読んだら、その思いも一入だろう——。この事件を描きたくて作家になったらしく、読んでいてその思いをひしひしと感じた。こりゃ話題になるわな。星五つ。Posted by ブクログ
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映画は未見。ほんと面白い。何気ない一行が伏線だったりして、エピローグまで「そうきたか」「そうだったのか」「ここでこの展開か」ということばかり。塩田武士作品を続けて読んで行こうかと思う。Posted by ブクログ