塩田武士のレビュー一覧

  • 罪の声

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    1980年代、世の中を震撼させた「ギン萬事件」に、事件関係者と記者が迫る、お話(?)。

    グリコ・森永事件をモチーフに、事件に関係した子どもたちの「声」と事件の真相を双方の立場から明らかにし、「真実」が明らかになる。なかなかに凄まじい作品であった。

    事件関係者としての立場、記者としての立場、海外にまで話は展開していたところ、スケール大きく、濃厚であったなぁ。

    映画にもなっているとことで、こちらもみてみようと思いました。

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    2026年01月11日
  • 踊りつかれて

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    ストーリーはさることながらSNS以前のマスメディアや社会(世間)の人々とSNSが発達したことで大きく変化した社会に対する筆者の憂いと警鐘ともいえる文章がメチャクチャ刺さった。

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    2026年01月10日
  • 踊りつかれて

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    誰かが死ななきゃ分かんないの?
    あるブログで、宣戦布告というタイトルのもと、ある芸人とアイドルに対して度を超えた誹謗中傷した83人の個人情報が晒された。
    その人たちは自分がそうしたように、SNSの誹謗中傷によって生活と人生が崩れていく。
    そこまでして犯人が伝えたかったことは何か、どのような思いが犯人を突き動かしたのか。
    事件を通して、誹謗中傷する者、犯人、芸人とアイドルの人生を追っていく物語。

    正直、現代のSNSの在り方に私も常日頃から疑問を抱いていました。
    コスパとタイパが重要視されて、目に見える情報、わかりやすい結論、自分にとって都合の良い切り取った事実で、全てを知ったようになれる人々。

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    2026年01月09日
  • 存在のすべてを

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    二児同時誘拐、そして門田と里穂、全く別々のところから絵を通して交差して繋がるストーリーに読む手が止まらん。
    空白の3年間の別れのシーンは思わず鼻がツンとする。
    もう、親子なのに。悪いこととはいえ、一緒にいたい人たちが離れ離れにならなきゃいけないのは辛い。
    そして表紙のこの写真、って写真じゃない、絵...なの??ってなった時の衝撃。写実ってすごい。

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    2026年01月08日
  • 罪の声

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    とても面白かった。
    グリコ森永事件を扱ったフィクションでありましたが、
    ある程度リアルが入っている内容だと感じましたが、
    どうなんでしょうね。
    でもとても入り込めてよかったです。
    最後はしっかりすべてを終わらせる内容にするために
    激しかったですが、それでもよかったと思います。
    ただ、この作者は読むスピードが上がらないので、
    少し苦手なんですよね。年末に一気に読み終えることが
    できてよかった。

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    2026年01月05日
  • 踊りつかれて

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    SNS時代の『匿名性』における『悪意の地獄』に落とされたお笑い芸人と、自分の損得の為だけにやりたい放題する人間たちに人生を狂わされた歌手の話を軸に人間の尊厳が描かれた社会派ミステリー。

    塩田武士氏の作品構成の素晴らしさが圧巻でした。
    現代社会と30年以上前の、それぞれの闇を同時に描く発想力。
    読み応えのある作品でした。

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    2026年01月04日
  • 踊りつかれて

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    いわゆる「炎上」と言われるSNS上での誹謗中傷を
    扱った作品です。

    過去には自殺者まで出して、刑事事件に発展した
    ものもありますが、きっとそれは稀なケースだと
    思います。
    大なり小なり、今日も誰かを標的に罵詈雑言を
    浴びせる輩が後を立たないのが現実です。

    そんな輩に対して復讐を始めた男がいました。

    復讐の方法は、単純に炎上を煽った輩の
    プライバシーを全てSNSに挙げることでした。

    新たなSNS上での生贄を仕立て上げることにより、
    目的を果たしたと思える男ではありますが、
    物語はここから始まります。

    逆に復讐された輩達の一人から訴えられた男は、
    裁判で「動機」を語ります。その内容が本書

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    2025年12月25日
  • 存在のすべてを

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    衝撃の二児誘拐から始まる本作。先が気になって止まらない。中盤で明かされる衝撃の事実。特に血のつながらない親子関係には感動して号泣してしまった。読ませる小説だ。また読みたいほどおすすめできる。

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    2025年12月25日
  • 踊りつかれて

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    ネタバレ

    不倫報道を報じられSNSでの誹謗中傷により死を選んだ天童ショージ。週刊誌の悪意あるゴシップ報道の為、廃業を余儀なくされた稀代の歌姫奥田美月。序章の宣戦布告の衝撃と個人情報を晒された者の動揺。個人情報の開示を行った瀬尾の目的と狙いは。瀬尾の弁護をすることになった久代奏。瀬尾と天童、瀬尾と美月、そして美月の壮絶な過去。点と点が繋がり一つの壮大な物語が紡がれていく。社会風刺的な展開も含めて読み応えはあるのだが、約470頁は長く、題名の「踊りつかれて」ではないが若干、「読みつかれて」しまった。

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    2025年12月23日
  • 踊りつかれて

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    久し振りに一気読み! 久し振りに読みごたえのある作品に出会えた。SNS上で匿名であるが故に激しくなる誹謗中傷の問題を真っ向から論じる社会性と、自分の好きな裁判物で本当に面白かった。

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    2026年01月03日
  • 存在のすべてを

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    二児同時誘拐事件を背景に、主要人物たちのその時とその後を追う群像。重厚なサスペンスかと思いきや、純愛ラブストーリーが始まったり、個々人の不遇を呪ったり、30年という時間経過の中で登場人物たちの心の救済に向けて話は動く。展開を破綻させないために、少々ご都合主義に感じられてしまう部分もあったものの、文学賞の選考員ではないので、楽しく読ませてもらった。いくつか描かれていない(ダイジェスト的に数行あったが)関係者の、動機や、誘拐事件はどういう青写真だったのかが分かれば尚良いかと思ったが、犯罪者たちのそれは取るに足らない瑣末なことなのかもしれない。

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    2025年12月15日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    【ニ児同時誘拐事件】第九章-空白-で涙腺が崩壊。門田記者がたどり着いたのは、事件に巻き込まれた野本貴彦と優美が亮のために最善を尽くした結果だった。産みの親と育ての親。『みんなでいっしょにずっとくらしたい』と七夕の短冊に書いた子に『一緒に暮らした、、、お父さんとお母さんのことは忘れなさい』と言わなければならなかった。胸が締め付けられた。門田記者が書いた記事がこの『存在のすべてを』になったのかな。重い内容の中、里穂との関係が純愛として続いてホッとした。貴彦と亮の親子のストーリーだった。

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    2025年12月14日
  • 存在のすべてを

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    白く澄んだ素晴らしい作品だった。
    不穏な空気が漂うと明らかに靄がかかったような雰囲気になるのが、凄い。
    最初は刑事系のパキッとした文で感覚を掴んでいたのに、誘拐事件に関する記述が早々に終わったのでこれから先の展開がどうなるのか不安に思いながら読み進めていた。
    しかし、進んでいくにつれて、こう進むべきだったと思えてくる素敵な物語構成だった。
    特に印象的だったのは、同じ事柄を語る時に微妙に表現を変えてくるところ。
    大体の小説は、違う人物が同じ展開や人物、物体に出くわした時、それが共通のものであることを認識させるためにほとんど言い回しを変えていないように感じる。
    ただ今作は、それぞれの人物がそれぞれ

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    2025年12月13日
  • 存在のすべてを

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    壮大な愛の物語だった
    言葉がどうしても陳腐になってしまうが、亮はきっと幸せな人生をこれから歩んでいくんだと思う
    ただ誰かが一緒にいなくとも自分を想っていてくれるそれだけでいいのだと思う

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    2025年12月13日
  • 罪の声

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    最初はミステリ物と思ってました。実際に起きた事件(グリコ.森永事件)を題材に作られた作品でした。実を言うと私自身あれだけの大事件なのに余り覚えてません。最近になってTV番組で放送されるので多少興味を持ちました。実際まだ犯人はわからずじまいです。最後はある意味被害者達の心情が描かれてました。本人は何も悪くないのに。この作者の他の作品も読みたくなりました。

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    2025年12月09日
  • 存在のすべてを

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    導入から、のめり込むまでには少々時間がかかるけど、でも、のめり込むと息ができなくなる。
    正しさって、なんなのだろうか。
    ひとつの事件を写実的に描かれているけれど、そこには終わりのない哲学的なものを感じた。
    「不可能だから、信じられる」

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    2025年12月07日
  • 存在のすべてを

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    なぜ早く読まなかったのか…

    散りばめられた沢山の点と点が、少しずつ丁寧に線になっていく
    それが一つも無駄ではなく、一字一句読み進めていかなくては…という気持ちになる話だった

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    1991年に神奈川県で発生した「二児同時誘拐事件」
    誘拐の手口
    警察の捜査手法
    記者の動き
    序盤はこれらが事細かく描かれている

    担当刑事、担当記者も30年が経ち、誘拐されていた男児は画家として脚光を浴びていた
    30年の謎を記者が紐解いていく
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    そもそも実際の元の事件がどの程度モデルとなっているのか気になりながら読みつつ、調べたらネタバレにるかもと調べることもできず、貪るよう

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    2025年12月06日
  • 存在のすべてを

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    読み終わった時、何とも言えない幸福感で満たされた。人生って、お金を儲けることだけじゃないんよね、どう生きるかなんよね。

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    2025年12月04日
  • 存在のすべてを

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    あ〜〜なんというお話
    一気に読み終えました
    そうじゃないと、気になって気になって
    上手いな〜〜お手上げ
    ありがとうございました

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    2025年12月01日
  • 存在のすべてを

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    昔起こった二児同時誘拐事件について、様々な人物の目線を織り交ぜながら真相が読み解かれていった。
    読んでて物凄い衝撃がある!とかではないけど、とにかく丁寧に書かれていて、感情を揺さぶられた。
    誘拐のお話で泣きそうになるとは、、
    読み終わった後でタイトルを改めて見てみるとすごく深い意味が込められていることが分かる。
    読んだ後も余韻がずっと感じられるような作品だった。

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    2025年11月30日