塩田武士のレビュー一覧

  • 盤上に散る

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    『盤上のアルファ』がめちゃくちゃ面白くて、続編があるというので喜んで読んだ。
    全くの続編ではないが、前作の“その後”もわかる記述があってスッキリ。

    話としては登場人物が一部重複してるだけで別の話だったが、どうなるんだろうと引き込まれて一気に読んだ。

    前作を読んでる方が登場人物に親近感はわくと思うが、こちらだけ読んでも十分理解できるし、楽しめると思う。

    塩田さんはあと1作読んだことがあるだけだけど、幅が広そうな作家さんで、他の作品も読みたい。

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    2025年07月14日
  • 女神のタクト

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    登場人物それぞれに強烈な個性があって面白かった。特に主人公は乱暴な性格すぎて私的にはあんま好きじゃなかった。笑

    ストーリーは潰れかけのオーケストラを救う?話で、感動的な場面も多く、まとまりもあって面白かった。

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    2025年06月18日
  • 歪んだ波紋

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    短編集かぁ、と思ってたら、連作だった。
    なかなか難しい内容ではあるけど、読み応えもあって面白かった。もうちょっとそれぞれの主人公に共感できるような魅力があればなぁとは感じました。

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    2025年03月29日
  • 雪の香り

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    京都を舞台に、主人公と雪乃が過ごした2000年と2012年の四季が同時進行で展開されていくお話
    私の集中力が乏しいせいか、あれ、いまどっちの話だ?と混乱してしまい、なかなか理解が難しかった
    あと…雪乃の無鉄砲な行動が苦手だった〜
    幼稚園〜小学生なら“無邪気”や“純粋”で許されても、いい大人がわがままばかりでずっと近くにいたらうんざりしちゃうんじゃないかな〜

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    2025年03月27日
  • 朱色の化身

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    なぜか分からないけど大きなどんでん返しがあると思いながら読み進めてしまった、、、
    細部を誤魔化しながらの書き方なので、何かあるんだろうなと。

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    2025年03月13日
  • 歪んだ波紋

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    吉川英治文学新人賞受賞作
    短編連作の5つの物語から構成されていますが、正直読みにくい。
    内容がうまく入ってきませんでした(笑)

    ■黒い依頼
    ひき逃げ事件をめぐる報道。誤報?
    その裏には虚報が..
    そこには、フェイクニュースを作り出すサイトの存在。
    今では生成AI含めてフェイクがネットではあふれいますよね。やっぱりマスゴミなのかなぁ

    ■共犯者
    過去の誤報。
    それが一人の人生を狂わせる。誤報は怖いですよね。

    ■ゼロの影
    報道されない盗撮事件。その裏側にあったものとは?
    これは深い。

    ■Dの微笑
    今度はテレビのやらせ。
    同じ人物がインタビューに答えていることが描かれていますが、これ、実際にSNSでも映像見たことがあります。
    そういうことあるんだろうな。

    ■歪んだ波紋
    虚報を作り出しているグループの存在。
    嵌められる記者。
    なんで、そんなことするの?ってスッキリしない物語

    ということで、読みにくくて、あんまり理解が進まない物語でレビューが書きにくいですが、メディアの闇を感じさせる物語でした。
    映像、画像でさえフェイクが作れる時代ですが、こうも情報があふれていると、何を信じればよいのか分からなくなります。

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    2025年03月08日
  • 雪の香り

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    主人公と同年代、大学時代を過ごした北山〜北大路が舞台。
    共感要素満載なのに、ヒロインがあまりにいけ好かなく、半分くらいまで本当に辛かった。
    後半はペースアップしたが、前半辟易したヒロインのキャラの必要性が、後半明かされる真実とリンクしない。
    特に、ケンカっ早いところとか、目立つやん。
    とにかく、あんな女いやだー!

    でも、北山や北大路の細かい描写は良かった。
    あの頃と変わったところも含め、目に浮かぶ。

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    2025年01月19日
  • 騙し絵の牙

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    大泉洋を当て書きしてるので主人公のイメージがしやすい。所々にちょっと笑わせるやり取りがあったりしておもしろい。ストーリーは丁寧に描かれているが、その分ちょっと退屈。

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    2025年01月07日
  • 朱色の化身

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    ネタバレ

    この読後のやるせなさは『絶叫』や『イノセント・デイズ』以来。
    芦原の温泉街を襲った大火から始まった人一人の人生を追う重み。ライターの大路が大勢の関係者に取材しながら明らかになっていく辻珠緒という女性の生き様と遡る母娘三代に渡る悲しい業に言葉を失くす。
    「男」に生活を依存してきたその結果と片付けるのは簡単だが、男尊女卑が当たり前だった時代背景を思えば彼女たちの生き方を責めることはできないな。
    できすぎたラストだったけど、ここからまた新雪のようにまっさらな辻珠緒の人生が始まってほしいと願わずにいられなかった。

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    2024年12月15日
  • 女神のタクト

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    仕事で地元オーケストラ団体と関わったことがあったため、金銭的に苦しい中、どの楽団も精一杯頑張ってる。その事実が伝わるこの小説があってとても嬉しく思った。

    まるで「のだめ」のような前向きにひたすら頑張ろうと思える、そんな作品でした。

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    2024年12月03日
  • 盤上のアルファ

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    テンポよく進んで読みやすかった。
    3人の共同生活あたりから面白くなったと思う。
    あの犬は最後どこに行ったんだっけ。

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    2024年11月26日
  • デルタの羊

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    11月-08。3.5点。
    アニメーターの物語。業界や手法がよくわかる。
    アニメ化しようとするが、声優のスキャンダルにより頓挫。
    復活はあるのか。。。

    作中作なのかと思いきや、意外な展開が冒頭から。読ませるテクニックがある。ラストに向けてどんどん熱くなる。面白かった。

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    2024年11月20日
  • 朱色の化身

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    ネタバレ

    大河過ぎて、登場人物も多く、かなり混乱しながら読んだ。そして、1人の人が持つ多面性により、さらに混乱を来したが、あれは伏線だったのか…と思わされるところ、はっとさせられ、思わず顔を上げてしまう場面が何度もあった。

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    2024年10月16日
  • 朱色の化身

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    1人の女性を探すため、インタビュー形式で話が進んでいくので割と読みやすかった。
    インタビューを通して"辻珠緒"の色々な面が見えてくる。
    実在に起こったことを基にしているのですごく見応えがあった。

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    2024年08月04日
  • デルタの羊

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    私だって「存在の全てを」を読みたい
    読んで待ちます、塩田さん8作目

    アニメ業界の内幕を描く
    アニメの制作過程とか、制作委員会系の話とか

    内幕と共に 過去のアニメ作品がぱらぱら登場
    会話にもアニオタっぽさ満載

    アニメに人生をかけていた(結局賭け続けた)男達が 最初に描いた夢をーアニメ化したい“アルカディアの翼”作中作品ー紆余曲折しながら叶えていく

    構成を工夫しすぎていて読みにくい
    再読すると たぶんすっきりすると思う

    そして、あとは読まずに待ちます「存在の全てを」

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    2024年08月03日
  • 歪んだ波紋

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    作り手も、そして受け手も何を信じれば良いか分からないし、こんな世の中でネットリテラシーを全員が身につけなきゃいけないの無理筋だな

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    2024年07月21日
  • 歪んだ波紋

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    情報が溢れている
    今の時代
    自分達で選択しなくちゃいけない

    なんて

    簡単に言うけれど

    新聞
    テレビ
    雑誌
    で書かれていたら
    もうそれは
    入ってくるんだよ

    だから
    流す側の責任って
    とても重い

    じゃあ
    簡単なネットニュース
    個人SNSはいいの?

    いや
    そうじゃない

    いつ
    自分の言葉が誰かを追いつめたり
    いつ
    自分が言われも無い犯罪者にされるか
    わからない


    色んなストーリーが
    あったけど
    伝えるべき人が伝えない
    「ゼロの影」誤報と沈黙
    もゾッとした

    そして
    短編かと思っていたら
    ちょっとずつ繋がっていて
    最後に歪んだ波紋が
    起こる…

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    2024年06月28日
  • 朱色の化身

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    私だって「存在の全てを」を読みたい
    読んで待ちます、塩田さん、7作目
    デビュー10周年作品っぽい
    新たな手法で描き出す「リアリズム小説」とのこと

    フリーライターの主人公が、元新聞記者の父親から一人の女性の行方を託される
    その女性の行方を探す事は、彼女の人生をたどる事になった
    彼女に関わったあらゆる人達へのインタビュー形式で 人となりを形成させていく
    数多くのインタビューから彼女の祖母、母親への繋がる
    そんな感じなので、母娘3代のその時の社会情勢なども織り込み、変わった形式の大河小説風
    おそらくは、かなり大変な執筆だったのではと思われます
    取材も多いし参考文献も多いし
    あくまでリアリティを目指してます
    で目指しすぎて 主人公達の心情の入る隙間が狭くなってしまったのではと
    探し出した彼女は、時代に飲み込まれたか、
    家族に翻弄されたか、あるいは流された自分が悪いのか、たぶん全部だね

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    2024年06月20日
  • 崩壊

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    私だって「存在の全てを」を読みたい
    読んで待ちます塩田さん、6作目

    2013年の作品
    初期の書下ろし
    何だろうか、ストーリーは面白いと思うのです
    市議会議長が、殺害される
    まあまあ経験のある刑事と若手美人刑事がバディとなる
    家族とかマル暴と巡りながら、ひとりの青年が容疑者としてあがり、追い詰めていく
    この青年が高校生の時の父親の過ち、そこからの離散

    〈主な登場人物〉の紹介ページがあり、22人の名前がある
    多いなと思うし、読みながら人物を読み取るのが大変かも
    序章が、面白くてこれは良作かもと思ったのですが、それが青年の殺人の動機付けに生かされてない感じ
    いろんな人物の不幸な過去が多いので、青年の存在が薄いかな〜
    自分で書けるわけでもないのにごめんなさい
    早く今の作品を読めやってところですね

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    2024年06月08日
  • デルタの羊

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    現代のアニメ制作に関わる人たちのお仕事小説のパッケージをとりつつ、労働環境のあり方を問う。文体はあくまで軽やかだが、サブカルに近しくないと一部読むのがきついかも。それくらい攻めてる。くせが強い。読者層をどこに定めてるんだろ…。声優の炎上で作品制作が中止になるとか、あまりにリアル。
    ネタバレにならない程度に書くと、美味しんぼとドラゴンボールと進撃の巨人とプリキュア、ほかにもいくつもの作品がオマージュされている。デジタル化が進んだアニメ制作が地方都市と親和性が高い、というのは地方在住者の実感としても感じているところ。

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    2024年06月01日