塩田武士のレビュー一覧

  • デルタの羊

    Posted by ブクログ

    自由から世界を生み出す - 塩田武士「デルタの羊」 ★★★☆☆

    非常に凝った作りになっていて、前半は可読性が悪いです。アニメと映像をうまく融合できれば映像化してもいいかもしれないかな。ただ金はかかるな。
    前半と後半で全然別の物語になっていて、前半はさらに2つ。アルカディアでさらに1つなので、4つのお話が進みます。厳しいな。さらに物語の中に主張がたくさん入っているので、エピローグで、回収するのがてんやわんや。もう少し絞ってシンプルにしても良かったかもー。
    #引用
    ・人は自由から世界を生み出す
    ・自由は、ただあるだけではないに等しい
    ・綻びは往々にして小さな棘から生じる
    ・執念は必然的に狂気を生

    0
    2023年10月27日
  • デルタの羊

    Posted by ブクログ

     アニメが好きな私にとって、アニメの制作や製作の裏側を知ることができ、非常に面白かった。

     自分も好きなことに全力で向き合おうと思わせてくれた。

     

    0
    2021年02月14日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    自分は本を読むのは好きだが、得意ではないです。
    この本は読むのに時間がかかったため、本の世界に引き込まれはしなかったです。

    0
    2021年02月13日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    元新聞社の著者だからこそ描ける
    関西の地方紙を舞台にした労働組合小説‼

    臨場感、抜群、手に汗握る、団交(笑)
    強面の労担、北斗の剣を異名にもつ参謀など前に、社員の代表として、秋年末交渉に臨む広宣部長

    20年後にこの会社あると思うか?

    経営者と社員はいずれも船員、浮くも沈むも自分たち次第、明日を向いて、『ともにがんばりましょう』♪

    0
    2020年12月18日
  • 崩壊

    Posted by ブクログ

    うーーーーん、面白かったんだけど、せっかくここまで種明かしするならちゃんと動機を犯人に語らせて欲しかった。自分が父を陥れた事が明るみに出るのを恐れての犯行、って俺は解釈したんだけど、解釈が分かれるラストにしないところを塩田武士のいい点だと思ってたので、星3つ。ミステリーと考えるとトリックも特に面白くはないのだけど、登場人物がなんとも良い。主人公の本宮もいいし、何しろペア組んだ優子が魅力的なので彼女が出てくる続編が読みたい。この刑事二人の崩壊しそうでしなかった家族像と対比して読ませるのもうまいとは思った。それにしても警察官を主人公にしておいて「本宮」は駄目だろう。何度も「本官」って一人称に読み間

    0
    2020年12月03日
  • 女神のタクト

    Posted by ブクログ

    風前の灯の組織を、突飛な人が登場してぐいぐいと立て直していく話って、読む前からワクワクするし大体面白い本が多い気がする。これも例に漏れず面白い本だったし、登場人物にも花が有ってとっても面白かった。
    暴力的で魅力的な主人公のキャラクターがとても勢いがあって、漫画的な勢いで動き回ってくれるのでスピード感が有って非常に良かった。

    0
    2021年01月26日
  • 盤上のアルファ

    Posted by ブクログ


    文字通り将棋しかない人生の少年が、奨励会という修羅場で力尽き、退会後も将棋が忘れられず、修練を積んで三段リーグ編入試験へと臨むストーリー。まさにいま映画化されたばかりのしょったん、こと瀬川晶司の生き様が思い起こされる。

    挫折なしに三段リーグを突破してプロ棋士になるのももちろん険しい道だが、ドロップ・アウトして、一度社会に出てから再び将棋の世界に挑戦するというのは更に想像を絶する厳しさだ。
    そこを敢えて進もうとする根性、気概にはやはり心打たれるものがある。

    この本はどうやら続編があるらしい。真剣師である林が主人公ということらしいので、そっちもぜひ読んでみたいなぁ、と。

    0
    2020年11月05日
  • 罪の声 昭和最大の未解決事件(1)

    ネタバレ 購入済み

    興味深い

    グリコ森永事件!あの事件のことは今でも覚えています!子供のお菓子に毒を入れ金を脅し取ろうとした許し難い犯罪!その事思いながら読んでみると興味深くて面白かったです!

    0
    2020年11月02日
  • 盤上に散る

    Posted by ブクログ


    知らずに読んでましたが、続きものでした(笑)
    真剣師の物語かと思いきや、将棋に纏わるストーリーはほぼなく、コテコテの関西人がたくさん出てきます(笑)
    駒士の父が脳梗塞に、親子は離ればなれになり、自分の居場所を求め、真剣の世界に。何の希望もなく、ただただ生きていた彼に、転機が。
    大阪万博を控えた関西、何もかもが大きく変わるなか変わらないものが。
    世代を越えて繋がる縁に未来を感じます♪

    0
    2020年08月30日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    組合の執行委員について知りたくて読んだ本。組合員の事を考え代表して上層部と意見を言い合う立場。組合員の気持ちだけでなく、会社の事情にも精通していなければ、大胆な提案もできないし、押さえ込まれてしまう。『ともにがんばりましょう』良い言葉だ。組合はともにがんばるためにある。

    0
    2020年08月07日
  • 盤上に散る

    Posted by ブクログ

    昭和感あふれる読書2冊目。
    読んだら続編だった、元のやつも読んでみよう。

    登場人物たちのキャラクターや生活感がなかなか軽妙な筆致で描かれていて興味が惹かれた。
    筆者も巻末の対談で述べていたが、本を貫くテーマに「昭和」があった。令和のいまから考えたら2つ元号が前、混沌と勢いがあってハッタリのきく時代。上手く表現できないけど、枠ができきっていないから、世の中のポケットに落ちる人がまだいたような時代。
    クライマックスに向けてすごく盛り上がっていくような内容ではなかったんだけれども、昭和で大阪な舞台で描かれたストーリーは面白かったです。

    この本を読んだこともあり、こういうご時世だから私も自分を振り

    0
    2020年05月16日
  • 盤上に散る

    Posted by ブクログ

    何かある そう思わせすぎなのか 物語の後半に行っても もうとっくに少しづつだけど期待感を高めさせられてるし って感じで上手に盛り上がれなかった  嫌いな感じじゃないんだけどな~~

    0
    2020年04月11日
  • 崩壊

    Posted by ブクログ

    登場人物が多い…のかな。
    多くないのかもしれないが、似たような人が出てきて頭こんがらがって前のページに戻ったりして面倒くさい。
    罪の声を先に読んじゃったからか、ハードルが上がっちゃってね。初期の作品とはいえ。

    0
    2020年02月03日
  • 崩壊

    Posted by ブクログ

    全体的には評価したいですが、女性刑事が途中から唐突に親しげになる描写と、結末を、手紙の文章で解き明かした風だけれども、もう少し親切に説明してほしかった。。
    そこが残念な点かなぁ。。
    まあ、私がアホなんかもしれませんけど。
    すみません。

    0
    2020年01月05日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    地方新聞社、入社六年目の武井涼。極度のあがり症で一切の交渉事に向かないが、委員長に口説かれ労働組合の執行委員を務めることに。折しも会社からの深夜労働手当引き下げ案が大きな波紋を呼んでいた。組合対経営陣。緊迫の団体交渉を克明に綴り、働くことへの熱い思いを描き出す傑作エンターテインメント!

    塩田作品三作目。ユーモアたっぷりの筆致にやられました。

    0
    2019年12月22日
  • 女神のタクト

    Posted by ブクログ

    軽い感じで読み始めて、かなり乱暴なヒロインに面食らったが、意外に楽しめて当たりの作品だった。
    潰れそうなオーケストラと、音楽に苦い過去をもつヒロイン。主要な登場人物のマエストロは存在感が薄めだったが、オケの事務局の人達が面白かったし、読後感も気持ちよかったです。星は4に近い3

    0
    2019年10月04日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おそらくこの作家の代表作であろう『罪の声』は未読ですが、それより前の作品『拳に聞け!』が私の「どストライク」でした。さらに前に戻って『女神のタクト』もかなり好き。

    で、これに進んだら、私が労組のない職場に勤めているからなのかあまり興味を持てず、中盤は本作の「山下スイミングスクール」状態に。組合と経営側のやりとりがなかなか頭に入ってきません。

    しかし、無理に教育宣伝部長にされた主人公が、新聞記者になった頃の初心を思い出してスピーチするシーンはいい。敵は倒すためにあるんやない、歩み寄るためやという言葉にもジーン。

    0
    2019年06月09日
  • 雪の香り

    Posted by ブクログ

    塩田さん、こんな恋愛ものも書かれるんですね〜!
    とはいえ、期待したいのは「罪の声」的なやつなので〜〜!!
    あと、いろいろまどろっこしいし!(^_^;)

    0
    2019年04月08日
  • ともにがんばりましょう

    Posted by ブクログ

    ぼちぼちでしたね。
    よみやすかったですが、 題材的少し惹きつける
    ところが難しかったような。なかなか入り込みにくかったですね。残念ながら少し流し読みしてしまいました。
    もう一冊読んでみようかなと思います。

    0
    2019年03月10日
  • 盤上に散る

    Posted by ブクログ

    前作「盤上のアルファ」を期待して読むと肩透かしを食らう。
    本作はあくまでも亡くなった母親と交友があったとされるが、行方知れずの林鋭生を探し当てる内容である。
    なんかちょっと違うよなぁ…。

    0
    2019年03月09日