望月麻衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんでこんなにも面白く読み続けられるのだろうか。と、ふと思いました。
顔を見合わせて、ぷっと吹き出した
ふふと笑った
ギョッとしてしまう
などの表現が親近感あるのでは……と感じました。
物語の進行はほとんど葵ちゃん目線で描かれているため、骨董品の知識や京都の知識などホームズさんに説明されて知らなかったことを知れたと言う葵ちゃんと同じ感覚で物語が進んでいきます。客観的に物語は見ているはずなのに、いつの間にか葵ちゃんを自分と置き換えていたり、物語の世界観にいつの間にか入り込んでいた感覚があったりするのも夢中で読める理由なのかもしれないと感じました。
読めば読むほど、京都に行きたくなります。 -
Posted by ブクログ
浮世絵に歌舞伎、好きなものが出てきて更に夢中で読みました。
歌舞伎俳優さんの在り方はなんか誤解を招く感じがありましたが、襲名に関することや顔見世の意味だったりふんわり知識をしっかりと知れて葵ちゃんと同じ感覚になりました。
浮世絵は版画のため、何回か刷っていると彫っている木が削れたりして絵に上手く線が描かれなくなったりするって前展示で見たことがあるので、本物と偽物の区別は大変興味深かったです。
浮世絵は各分野の専門家がやるもの、木版画絵は作家自ら全ての工程を行うものとざっくりな区別を教えてもらったけれど、本当にざっくりな知識だなぁと。
円生さんとの戦い?も今後楽しみだけれど、ホームズさんが -
Posted by ブクログ
ミステリーって事をさ忘れてたぐらい、恋愛要素が多い。でも、ホームズさんは葵ちゃんをどう思ってるんだろう、もしかしたら両思いなんじゃないか…とか色々妄想してしまう。
話を聞くだけ、品物を鑑定しただけでメッセージだったりの謎を解決してしまうホームズさんがすごく魅力的。捜査とかのシーンがほとんどない(鞍馬の件は聞き込みがあった)。心の声が聞こえているのではないかと言うやりとり(葵ちゃんが分かりやすいのかな?)だけど、自分の恋愛に対する考えはわからなかったり、全ての設定と展開がツボ。
下調べして、丁寧にじっくり時間をかけて観光してみたいと思った。
これ読んでいると、すぐにでも京都行きたくなってきち