望月麻衣のレビュー一覧
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望月麻衣&児童書にひかれて手に取る。
8つの短編集で、若手~中堅作家さんが執筆されてます。人間関係をテーマにした内容が共通。あと、ネコでてきます。ルビは多分4年以上向け。内容はかなり今っぽいのに、挿絵は古風な感じです。おすすめしたら人気が出るタイプの本かな。高学年向け。
「初恋は前途多難!?」望月麻衣
小学校で知り合った相沢君のことが気になる菜々美。地味でまったく人気がなかったのに最近背が伸びて少し格好良くなってきた。彼の素敵なところを最初に気付いたのは私なのに。それに、え?その有名な人と知り合いなの?まさか、彼女?
「夢追うふたり」如月かずさ
小説家を目指しているのにちっとも面白いも -
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子どもの頃、シャーロック・ホームズシリーズをよく読んだ。ルパンシリーズとともに。「ルパン対ホームズ」も興奮して読んでいた記憶がある。
今回の第2章は「シャーロキアンの宴」。ホームズオタクたちの集まりで起こる事件。寺町三条のホームズの切れと機転がよかった。
第1章は、城崎温泉で明かされた佐織の秘密の話。相手があの人とは。なかなか粋な展開だった。天橋立に行きたくても行けなかった私には、その地名だけでワクワクした。
第3章の女子駅伝にために新幹線で応援に駆けつけたことがある西京極が舞台。何度も訪ねたことがある袋田の滝が出てくるのも嬉しい。ミステリーよりも旅感覚で読んでいる。
第4章は、円生との闘い。 -
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菖蒲が蓉子を斎王として選んだ後のお話。
世間では結婚の経験がある蓉子より、麒麟の力があり、未婚の菖蒲のほうが、斎王にふさわしいという意見があり、菖蒲は悩んでいた。また、自分の将来を考えても悩みがあり、相思相愛の立夏とは、立夏が菖蒲を良く扱わなかった(見る目がなかった)ため、回りに付き合うことを良く思われていない。
そんななか、鵺が京の町に出るような、良くない動きが見られるようになる。鵺のことを調べるうちに、悪い企みが見えてきて…。
ラブラブ度低めな展開です。もともとデビュー前のお話が一巻になっていて、こちらの巻は完全新作とのことなのですが、他のシリーズとは少し趣が異なる印象受けています。 -
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最初から登場する書は
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」(平兼盛)
平安時代の『歌合会』で詠まれた歌。『ちはやふる』でも有名になったこの歌は私も大好きな歌のひとつ。
子どもの頃、国際文通週間切手の「蒲原」が欲しくてたまらなかった。高くて手が届かなかったけれど。10年ぐらい前に静岡県の東海道広重美術館の浮世絵プチ体験で、その「蒲原」をゲットした時は嬉しかった。
今回の小説は、浮世絵と歌舞伎を通して道ならぬ恋がテーマになっている。ドロドロ感が支配しても、理知的なホームズが解き明かすとカラッと晴れ間が出てくる。そんなホームズも自分の恋の道では迷ってばかり。葵ちゃんと -
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我が家の大好きな京土産「阿闍梨餅」が出てくるというのでわくわくしながら読み始めた。
わくわくは阿闍梨餅だけじゃない。「哲学の道」も「銀閣」も出てくる。
学生の頃、銀閣が気に入ってずっと佇んでいた。友達に絵葉書を書いた記憶がある。父が西田幾多郎の本を好んで読んでいたから、「哲学の道」にも思い入れがあった。
さてさて、このシリーズ第二弾は真贋をめぐるミステリー。円生の存在が物語に勢いを与えている。
ホームズと葵の関係にも胸が躍る。
ホームズが好きな在原業平の歌は、
「きみにより 思ひならひぬ世の中の 人はこれをや 恋といふらむ」
次の作品も読んでしまいそう。 -
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『人が死なないライトミステリー』それも京都を舞台にした『京都行きたくなる』ミステリー。(あとがきより)
去年の春、京都を訪ねた。まさに『願わくは桜の下に』の季節に。鴨川の桜は見事だった。ずっと歩いていたくなる河原だった。その時、初めて「貴船神社」に行った。この物語にも『鞍馬山荘遺品事件簿』の中に鞍馬寺とともに貴船神社が出てきて、情景が鮮やかに甦ってきた。
さてさて物語の内容はといえば、ホームズの洞察力とうんちくに魅了され、面白い。高校生のアシスタント葵ちゃんも気持ちが少しずつ変わっていくのも楽しい。
望月さんの作品はシリーズになっているようなので、また読みたい!