小田嶋隆のレビュー一覧

  • イン・ヒズ・オウン・サイト

    Posted by ブクログ

    ・全般にこの人の文章は笑える。
    ・筒井康隆的感性もあるかも。
    ・自分をいっさい正当化しない姿勢はすごい。

    0
    2019年08月12日
  • 街場の平成論

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆


    内田樹を編者として、稀代の論客が「平成」をテーマに持論を展開する。共感できるところもあれば、できないところもある。

    0
    2019年08月11日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    結構難しい本。これを読む中高生はすごい。
    いじめはあるけど、いじめはない。
    本当に何でもそうなんだ。ちゃんと見ないと、
    何にも見えない。

    0
    2019年07月19日
  • 街場の平成論

    Posted by ブクログ

    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清一さんが引用されている橋本治さんの、失われたものを数えるのではなく、失われてれていないもの、残されているものの数を数える、というところだろうか。同じことを別の本で内田先生がおっしゃっていたのも思い出す。
    私と日本と世界と…

    0
    2019年06月29日
  • 超・反知性主義入門

    Posted by ブクログ

    イマイチかな、と思いながら読んでたら、最後の森本あんり氏との対談でイメージがひっくり返された。まさかアル中の話が出てくるとは。しかも納得感高し。オススメします。

    0
    2019年05月19日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

     中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
     内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃん」という内容で、記憶に残った。
     内田樹の編集方針も悪くない。学校の先生方も通勤電車で、一つずつお読みになればいいのではないでしょうか。ここで、さまざまに指摘されている社会の変化の中で、教育が、それはあかんやろ、という方向を支えていることに、ギョッとなさるかもしれない。

    0
    2019年04月22日
  • 街場の五輪論

    Posted by ブクログ

    2014年に単行本として出されたときに
    読んでいて、
    そりゃあ そうだ
    と 何度も賛同しながら
    読んでいた

    そして
    それから五年経った
    今、
    本書で予測されていたことが
    そのまんま
    いたるところで噴き出していることに
    納得するよりも
    ますます唖然としてしまう

    いくら考えても
    やはり
    東京五輪は
    いらない!

    0
    2019年02月20日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

    Posted by ブクログ

    前大阪市長の平松邦夫が立ち上げた「公共政策ラボ」主催のシンポジウムの模様をまとめた一冊。この本を手に取った理由は、ほかでもない内田樹が討論をリードしているから。早くから橋本徹の教育に関する施策に異議を唱えていた内田樹が、その橋本徹に選挙で敗れた平松邦夫とタッグを組んだわけだから、ちょっと見過ごすことができなかった。
    内容は、内田樹がかねてから唱えている(かつ、ワタシも賛同している)「贈与経済」という考え方を、国家規模、グローバル規模であてはめていったらどうなるか、という討論が中心になっている。そして、これをあてはめていくとグローバル社会から脱してゆくことになる、というのがこのシンポジウムのコア

    0
    2018年11月18日
  • 超・反知性主義入門

    Posted by ブクログ

    面白い。文章が平易で上手。時として、前提を口説く述べ過ぎて読みにくいが。
    「クジラの凱歌」が大変面白かった。

    0
    2018年10月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    このレベルの本が一番わかりやすい。厭世的な世の中で、誰も意思決定をしない状態が続いている。日本を正常な形に戻すべきだね。その方法論は今国会で審議されている改憲論ではないことだけはわかってる。頑張れるかな、戦争も安保も知らない世代が。問われてるね。この世代の役割が。

    0
    2018年07月25日
  • 超・反知性主義入門

    Posted by ブクログ

    ネットの普及のためか、世の中は建前と本音が分かれていたが、本音化が進み、露悪化している。よく考えてみると、ネットが隆盛をする前から本音をテレビで語る芸人が脚光を浴びてきたのだから、ネットだけの影響でないのかもしれない。ただ本音だけが語られると、人間の関係を保っていた建前が薄れてきて、世界の根本が揺れてくる。著者の文章は非常にまどろかしいが、そういう文章でしか、この現状を変えていく表現にしかならないのが現状なのかもしれない。

    0
    2018年04月16日
  • ザ、コラム

    Posted by ブクログ

    コラムは書き手の心象風景を綴るエッセイでは非ず。「今」を考察し、持論を述べる。正論ではなく極論に、見落としがちな事の本質を炙り出す。

    とは言え、世の中の流れは早い。次々と新たなニュースが生まれ、たちまちにして鮮度を奪う。そう「今」という舞台に、待ち構えた「新しい今」が早変わりよろしく登場し絶え間のない更新が続く。人の噂も七十五日どころか今や精々三十日か。

    本書には「腐った羊水」「後期高齢者」「小泉チルドレン」「紳助とまさしとオレ」「出版界の甘くない景気」「アベノミクス」等…、2006〜14年までの出来事を俎上に載せる。著者曰く「上梓に際し、一定の時間を経てなお生命を失っていない原稿を選んだ

    0
    2017年10月20日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。

    0
    2017年03月21日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    中高生ではないが読んだ。
    白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
    この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。

    0
    2017年02月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    今後の参考に。

    「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」

    という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。

    0
    2017年01月14日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    副題「中高生に伝えておきたいたいせつなこと」とあるように、中高生へのメッセージとして書かれた本。
    難しい内容でも平易な文章で書かれていて、著者が読者に伝えようという真摯な姿勢を感じた。
    高校生ごろに出会うととてもいい本のように思う。
    未来の日本を憂いて、どうにかしたいと真面目に思っている大人もいるんだよ。

    0
    2016年12月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    高校生が文章を読むに当たり、基本的な考え方をあたえてくれる、良本。
    平川克美「人口減少社会について根源的に考えてみる」ではグラフの見方とともに、当たり前のようにように言われている言説について批判的な見方を示唆する。
    仲野徹「科学者の考え方-生命科学からの私見」ではパラダイムシフト、疑う、シンプルに考えるなど科学を発展させている考えが書かれている。
    白井聡「消費社会とは何か-『お買い物』の論理を超えて」ではボードリヤールの考えを援用し、いわゆる「消費」的な感覚が政治や教育にも適用させようとする現在の社会のゆがみと弊害を述べる。
    山崎雅弘「『国を愛する』ってなんだろう」では、政治的無関心が生む危険

    0
    2016年12月15日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    【読書メモ】

    p185
    ・何のために勉強するのですか?
    自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです。山本義隆

    p190
    ・同じことを、違った側面から考える視点を与えてもらうためにディスカッションをするのです。当たり前のことですが、自分は自分の考えに染まりきっています。そこへ、違う刺激を与えてもらって、自分の考えを方向転換させたり、バージョンアップさせたりすることが重要なのです。

    p103
    ・科学がグローバルである最大の理由は、真実をあつかうからということです。

    …科学的な視点は予測できない社会を生きるうえでの全員にとってマストなものの見方なのかもしれ

    0
    2016年11月23日
  • ポエムに万歳!

    Posted by ブクログ

    小田嶋隆が止まりません。
    単行本でも読みましたが、この度めでたく文庫本となったので、一も二もなく購入しました。
    著者は、「ポエム」が性質の悪い感冒のように社会に蔓延していると危惧します(いや、そうは言ってませんが、多分そういうことなのでしょう)。
    では、ポエムとは何か?
    実例を見ていただければ、たちどころに了解するでしょう。
    □□□
    俺が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。
    8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。
    ―中略―
    サッカーはどんなときも俺の心の中心にあった。
    サッカーは本当に多くのものを授けてくれた。
    喜び、悲しみ、友、そして試

    0
    2016年10月24日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    年代はあるにせよ転換期ということは認識しなければいけない。
    何でも吸収できる学生時代の脳は、なくした今になってほしくなるもの。無い物ねだりです。

    0
    2016年08月15日