小田嶋隆のレビュー一覧

  • ザ、コラム
    ちょっと時代を感じるエッセイ集
    アル中引きずったままってのがイロイロ説得力を強めてる
    いい視点だな〜
  • ポエムに万歳!
    我が国首相・安倍晋三はよく夕方6時から記者会見を開く。すると、私が
    唯一きちんと見ている夕方のテレビ・ニュースが官邸によってジャックさ
    れることとなる。

    仕方がないので見る。というか、顔を見たくないので聞く。用意された
    原稿を読んでいるだけなのに、何を言っているのか分からない。

    「全国...続きを読む
  • ザ、コラム
     TBSラジオのたまむすびという番組で、毎週月曜日の3時から放送される「小田嶋隆の週刊ニッポンの空気」というコーナーが最近の楽しみだ。その小田嶋さんの本が出るというのでさっそく購入した。

     そもそもエッセイとコラムの違いも私にははっきりしないが、小田嶋さんの視点がとても面白い。少なくとも私とは全く...続きを読む
  • ポエムに万歳!
    SNSやblogで見られる「野放図な自分語り」。書き手の「何か」が過剰に溢れ出た言葉の羅列。論理も理屈もないがしろにされた、ただただ抒情に流れた文章。著者はそれらをひっくるめて「ポエム化」と定義。その最たる例として挙げるのは「中田英寿の現役引退メッセージ」。 僕は当時何かもぞもぞとした居心地の悪さを...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    まさに今、日本は転換期を迎えている。今こそ一度立ち止まって考えるべきときが来ている。中高生だけでなく大人にも、言葉そして考えることの大切さを問いている。超高齢化、少子化、貧困、格差社会、どれをとっても、その解決策は成長戦略では、ない。と。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    尊敬する内田先生が依頼した方々の中高生に伝えたい事の寄稿文。
    まさに言いたいことや、常日頃モヤモヤしてることが分かりやすく書いてあって、中高生に是非読んでもらいたいと思いました。
    平和を享受して大人(中年)になった私は子ども達や次の世代にも絶対残したい!
  • 転換期を生きるきみたちへ
    鷲田清一氏の章を読んでいたら、涙が止まらなくなりました。白井聡氏の文章は痛快で、内容にも共感しました。中高生には、この二つの章は難しいかな。でも、読んでほしいなと思う本でした。大人にもおすすめです。
  • 転換期を生きるきみたちへ
    本書は『街場の憂国会議』、『日本の反知性主義』に続くシリーズの3冊目。なぜ本作が編まれたかについては「まえがき」を読めば一目瞭然、これまでと違うのは「中高生を読み手に想定」したこと。
    若い人たちに向けた「贈り物」であるところのこの本を、「中年の危機」当事者である私も読ませていただいた。伝えなければな...続きを読む
  • 転換期を生きるきみたちへ
    内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
    加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
    高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
    平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
    小田嶋隆『13歳のハードワーク』
    岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことにつ...続きを読む
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
    グローバリズムという資本主義レールの目先にあるものに向かって進んでいた自分としては最初の数ページは腹オチせず読み進めるのに躊躇したが途中からこの本の目線はもっと先にあることを気がつくとぐんぐん引き込まれた。自分が去年体験した一連のボラ活動などの経験とこの本の中に出てきた2名の20代が言っていた言葉が...続きを読む
  • いつだって僕たちは途上にいる
    ○クリエイティブ・ディレクターで「TUGBOAT」代表の岡康道氏とコラムニストの小田嶋隆氏との対談本の第3弾。
    ○高校、大学の同級生の二人が人生にまつわる様々なトピックをテーマに、過去を振り返りつつ、あるべき理想の姿を伝えようと努める内容。
    ○純粋に、読み物として面白い。両者の立場の違いもあるが、二...続きを読む
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
     腰巻きに「おじさんと若者が,ゆるゆると日本の未来を話し合ってみました…」と書かれていますが,そのとおりのシンポジウムの記録でした。
     ただ,話されている内容は,立ち位置がしっかりしていて,しかも包容力もある話で,とても好感が持てました。
     グローバル化と国民国家とは両立できない…とすると,わたした...続きを読む
  • 場末の文体論
    小田嶋さんの文章というか、スタイルがすきですが、今回は選挙の話が秀逸でした。自分も小田嶋さんと同じかなあ。と思います。しかし、それをこういう大衆向けの中で発言できるところがすばらしいというか、意志の強さというものをいつもながら感じます。
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
    自由な競争こそが正義で、これこそが人間にとって幸福な社会の実現とするネオリベラリズムに対抗する「ポストグローバル社会」のありかたを考えるシンポジウムのまとめ本。人材や産業の育成をかえりみず、低コストを求め、中国、インドネシアと畑をかえ短期成果に執着するグローバリズムは、資源が無限であることを前提とし...続きを読む
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
    授業でもグレーバル社会の問題点について触れた文章を読んでいたせいもあり、「脱グローバルというタイトルにも惹かれて、この本を読んだ。非常にまっとうな意見だと思う。実現させるのに時間がかかるだろうが、日本の進むべき道はこの方向だろうと思わせられる。
    どうしてこういう考え方が主流にならないのかな?金が儲か...続きを読む
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
    日本の未来を考えるために、参院選を前に読んで良かったと思う。「でもどうせこの閉塞感は変わらないんだろうし…」なんて気分でいましたが、これを読んだら、まだまだ可能性のある未来は切りひらけるかな?と希望がもてました。その「可能性」は、アベノミクスに代表されるようなものとは全く別のものだけれど。まだ手遅れ...続きを読む
  • 場末の文体論
    Web連載(日経ビジネスオンライン)で全部読んだはずの記事であったけれども、このセレクトでこの順番に並べて書籍化すると、なぜか筋の通った一つの自然な本になっている。

    単発の繋がりのないコラムでありながら、底に「文体」の筋が通っているからであろうか?

    日付が古い文章を読んでも、当時を思い出すことは...続きを読む
  • その「正義」があぶない。
    日経ビジネスでのWEB記事をまとめたものですが、WEB記事を読んでてもやっぱりまとめ読みしたくなりますし、読んであらためて面白かったと思います。
    小田嶋さんはいろいろなトピックを取りあげられますが、今回は「硬派」なネタが多かったのではないかと。それだけに、自分たちの生活に近いところでの話なので、興味...続きを読む
  • パソコンは猿仕事(小学館文庫)
    『Bug News』の連載が切り口鋭く、本当に楽しみでした。

    本書は、それよりずっと後の、書き下ろしなので初めて読みます。

    エッセイ集なのですが、表題の「パソコンはビジネスを猿仕事にしてしまった」は業界人なら読むべしです。少し引用すると、

      世界中の証券マンが、誰もゆっくり眠れなくなっ...続きを読む
  • イン・ヒズ・オウン・サイト
    捻くれててエッジが効いててなぜかキュート。こんなんが大好きな私って性悪なんだろなwwわかってますはい。すげーかっこいいです!