小田嶋隆のレビュー一覧

  • 東京四次元紀行

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    コラムニストであった小田嶋隆氏が複数の雑誌に掲載してきたらし短編小説をまとめたもの。鋭いキレがある訳ではないが著者ならではの切り口や著者の実体験に基づくと想像される内容もあり楽しめる

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    2023年03月11日
  • 災間の唄

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    本の構成上何に言及しているのか前後関係がわからないものも多いので、具体のツイートをあえて抽象化して受け取ることになるのだが、著者自身が芥川の『侏儒の言葉』になぞらえるだけの味わいはある。

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    2023年02月11日
  • 小田嶋隆の友達論

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    もう、氏の知見を新たに拝見することは叶わない訳で、そんな中、新刊としてこういう書に触れられるのは僥倖。友達っていう、確かに考えてみれば曖昧な存在について、改めて立ち止まって考えてみるきっかけになりました。

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    2023年01月26日
  • 小田嶋隆の友達論

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    「友達」という存在は、自分の年齢と共に変わってきます。
    特に濃密なのは、中学・高校時代でしょうか。
    「青春って、すごく密なので」という、仙台育英高の監督の言葉にみんなが共感したのは、そういう理由もあずかっているのだと思います。
    小田嶋隆さんは、「友達」についてどう考えているのでしょうか(故人なので、過去形にすべきなのでしょうが、まだ受け入れられていません)。
    小田嶋ファンにとっては、とても興味深いテーマです。
    まさか賛美することはあるまい。
    でも、じゃあ、どのように定義、位置付けをするのでしょうか。
    位置づけをした上での距離感も含めて、大いに関心があります。
    本書で小田嶋さんは、「友達」という存在が、年を経るに従って変質していくさまを、実に的確に表現しています。
    「小学生にとってクラスメイトの半数以上は友だちだった。」
    「中学生になると、クラスの中で頻繁に行き来する仲間の数は5人ぐらいに減少する。」
    「これが高校生になると、クラスのうちの半分は、はなから没交渉になる。」
    「子どもが大人になるということは、そのまま友だちを失っていく過程であったりする。」
    さて、では、大人になると、どうなるのでしょうか。
    「で、大人になると、友だちは、事実上消滅する。」
    嗚呼、何ということでしょう。
    でも、事実そうなのですから仕方ない。
    読後、「友達」という、よく考えると不思議な存在に対する見方が劇的に変わっているでしょう。
    ぼくは、「友だちは、友だちという外部の対象である以上に、自分自身の幼年期の延長なのだ」という言葉に、深く感じ入りました。
    ピタリとくっつくように隣にあるのに、なぜか触れることができないような、もどかしい思い。
    小田嶋さんは、こんな複雑な感情を読者に催させる書き手でもありました。
    余りにも早すぎる死で、ただただ残念です。

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    2023年01月14日
  • 東京四次元紀行

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    ネタバレ

    昭和も平成もずいぶんと遠い。私が子供のころの戦時中より遠い。ちょっと泣きたい。堅気じゃない人書かせるとうまい

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    2022年12月05日
  • 東京四次元紀行

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    いろいろな試作的短編を集めたもの。断片集とでも言えるかも。残念ながら著者が死んでしまったため、このあとどういう方向に向かうことになるのか知ることはできない。

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    2022年12月03日
  • 東京四次元紀行

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    ネタバレ

    著者の遺作となる最初で最後のショートショート。
    著者が生まれ育った東京で見たり聞いたり経験したりしたことが再構築されて小説化されている。
    夫々の作品は、一部を除いて著者の子供時代からの経験や記憶が基になっていると思われるが、内容は違っても自分自身も似たような経験をしていたような気がする。
    おそらくこの小説の読者は、皆が似たような感覚を持つのではないだろうか。
    それだけ普遍的な内容を含む作品だと思う。

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    2022年09月25日
  • 東京四次元紀行

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    ゆっくりな日も。進む日も。
    まるで晩酌のように、好きな区から気の向くまま楽しみました^^

    知ってる東京と知らない東京。
    その中で生きる登場人物たちは、みんなそれなりに不幸だった。その仕方ない人間くささが切なくて魅力的で、ジタバタしてばかりの自分も励まされたような気持ちになりました。

    小田嶋さんの書く文章はとても素敵でした。
    特に私の育った区の表現は言い得て妙で、小田嶋さんと地元トークをしているかのような親近感がありました。

    ふとした時にまた読み返したいなと思います。 

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    2022年09月08日
  • 日本語を、取り戻す。

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    はじめて著者のコラムを読んだのはバグニュースというパソコン雑誌だった。80年代半ばで高校生の頃だった。独特の語り口と考え方にすぐ夢中になったが、就職してからは疎遠のままであった。
    訃報を受け、久々に著者の作品を手に取った。題材は社会的なニュースになり、より広範な人たちに向け警鐘を鳴らすような内容に変わったが、切れ味のある論評と小粋なユーモアは変わらない。
    冥福を祈ります。

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    2022年09月18日
  • 東京四次元紀行

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    この本をまさに読もうとしたときに、訃報を知った。
    本当に残念、悲しく寂しい。

    コラムニスト、いや文筆家として、誰よりも才能にあふれている人だと、私はいちばんに尊敬していたのです。
    あの辛口エッセンスが大好きだったのだ。

    この本も洒脱の効いたエッセイと思って読み始めたところ、なんと小説ではないか!
    (実は文京区から読み始めたので、まだ小説だとは気づかなかった(^^;)


    まさか小説にも挑戦していたとは・・・この先が続かないのが本当に残念無念。

    岡康道さんとの長い付き合いでの掛け合いも好きでした。岡さんの訃報を知った時もびっくりしたのに、まさかでした。

    ご冥福をお祈りいたします。

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    2022年06月28日
  • 街場の平成論

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    平成元年は1989年、「ベルリンの壁」の撤去が始まった年であり、その後の東西ドイツ統一、ソ連を含めた東側陣営の崩壊、東西冷戦の終結へと向かっていく最初の年であった。また、この年の12月29日には、日経平均株価が38,915円の最高値をつけ、バブル経済の絶頂を迎えている。この年が絶頂であったということは、平成の時代を通じて、日本の経済は停滞あるいは衰退を続けていったということだ。
    平成が終わったのは、平成31年、2019年のことだ。昭和が終わり平成が始まったのは、昭和天皇のご崩御によったわけであるが、平成が終わり、令和が始まったのは、平成天皇・明仁天皇が自ら退位の意思を示されたからであった。
    平成の30年間というのは、どういう時代だったのか、ということを、内田樹をはじめとする論客たち、白井聡・平田オリザ・鷲田清一・ブレイディみかこ、といった人たちが論じた文章を集めたものが本書である。
    内田樹が最初に書いていますが、平成が始まる時にはソ連が崩壊する等とは全く考えていなかったし、その後、プーチンが登場して、再度、強権的な国家に逆戻りする等ということは思いもよらなかった。また、日本の経済の強さが、ここまであっけなく崩壊してしまうとは全く思っていなかったし、それが30年間も現在進行形で続くとは、全く考えていなかった。
    読んでみての感想は、ことほどさように、未来を予測することは難しいということである。日本の未来に対しては、今のところ暗い予測しかないが、もしかしたら、それがはずれるかもしれない、という超ネガティブな期待を感じた。

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    2022年06月11日
  • 人生の諸問題 五十路越え

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    岡康道さんが鬼籍に入られたことが残念だが、「ショーケンの全盛期の短さが天才的だった」ことに通じる思いを抱く。

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    2022年01月08日
  • 超・反知性主義入門

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    人間が感情生物であるからこそ
    「社会的な障壁を貫く本音」なるものが、判官贔屓とはまた違った意味で下駄を履き、SNSで闊歩する羽目になっているのかもしれない。

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    2021年10月11日
  • 街場の平成論

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    内田が、編集した各界の有識者による平成論集。

    日本がアメリカの属国であるということをモチーフに戦後のステージを整理し、かつ平成を総括した内田の洞察には恐れ入った。そして、自分なりの平成論を書いてみたいと思った。

    一通り読み終わり、いろいろな視点があるものだと思う。
    中でも面白いのは、
    日韓平成史
    ポストヒストリー
    消費者主権国家
    個人から群れへ
    といったあたりか

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    2021年07月27日
  • 日本語を、取り戻す。

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    それぞれ連載時に読んだものも多かったが、このように1冊にまとめられると、しみじみ日本語を壊され続ける日々であることが実感できる。指摘しようが責めようがどんどんひどくなる。政治家、官僚、企業経営者…
    日本語が壊されることは日本が壊されること。こんな国、さっさと捨ててしまいたいが、ちょっと海外へ、さえもできない日々。なんとかこの国を持たさないと自分が持たない。小田嶋さんのコラムを読んで溜飲下げてるだけではダメなのだ。

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    2021年03月20日
  • 日本語を、取り戻す。

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    タイトルはどうあれ、いつもの小田嶋氏のエッセーである。過去5年くらいの中で政治、経済、芸能まで、多彩なボキャブラリーで評論が展開される。独特の語り口が次も読みたい、という衝動に駆られるのがすごい。

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    2021年02月27日
  • 災間の唄

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    小田嶋さんのTwitterをフォローしたのは2015年ごろか。知人が勧めてくれた。今まで誰かのTwitterのフォローを勧めてくれたのは彼女しかいない。とても感謝している。
    いつも横書きで読んでいるので、最初わりと読みにくかった。横書きの本は嫌いだが、これこそは横書きにしてほしかったような。
    1ページに詰まっている情報も多い。140字に凝縮されているtweet、それをまた厳選してあるわけだから。こちらも思い出しながら、考えながらなので、そう簡単に進まない。
    「災間」まさに災間の10年だったのだなぁ。

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    2021年02月15日
  • 日本語を、取り戻す。

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    いちいちごもっとも!
    さすがコラムニスト!
    言葉に敏感ですね。

    一番強い印象は「安保関連法案に対する理解が進んでいない」というクダリ。
    何となく聞き流していたけど、国民を確かにバカにしているよね。ちゃんと理解していたから、反対した人がたくさんいたんだよ。
    憲法改正(改悪?)議論もそんなふうに片付けられたら、声を上げなくてはならない!

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    2021年01月19日
  • 人生の諸問題 五十路越え

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    残念ながら先日亡くなられてしまいました
    CMプランナーの岡康道氏と、人気エッセ
    イストの小田嶋氏は高校の同級生なのです。

    その二人の対談集です。

    でも同級生同士の対談なので、思い出話か
    らスポーツネタまで、あっちこっちと話が
    飛びますが、二人とも世界を見る洞察力が
    非常に高いです。

    しかも高校生の頃から世間をナナメに見て
    いて、流行に流されるわけでもなく、一人
    の世界に入り込むのでもなく、歩むべき
    人生を歩んできたのだなあと感じます。

    当時還暦も越えたお二人ですが、特に小田
    嶋氏にはもっともっとこれからも世間を
    ナナメ切りしてほしいと願います。

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    2020年12月25日
  • 災間の唄

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    敬愛してやまないコラムニスト、小田嶋隆さんの新刊です。
    小田嶋さんがライフワークにしているツイッターに投稿した短文をまとめ、新進気鋭のライター、武田砂鉄さんの解説を付けたのが本書。
    投稿した期間は、2011年~2020年。
    つまり、東日本大震災から現在のコロナ禍までという「災いの間」。
    これが本書のタイトルになっています。
    いや、読み応えがありました。
    ソフトカバー、366ページに、おびただしい量の小田嶋さんの投稿が載っています。
    その中から、「これぞ小田嶋節」というのを、独断と偏見でご紹介します。
    【2011年】
    ・テレビや新聞などの既存メディアを相対化するところまでは理解できる。問題点を指摘する態度も。でも、巨大メディアをあっさり見下して「マスゴミ」とか言っちゃう人たちにはちょっと懸念を感じますよ。何様なのかと。
    【2012年】
    ・マスゴミが情報を操っているとか思っている人たちは、雨を降らせてるのが気象庁だと考えているのだろうな。
    ・「どういう意味ですか?」という質問には、「あなたが受け止めている通りの意味ですよ」と答えておけば良い。そうすれば言質を取られずに済む。
    ・他人にものを教える設定でしかコミュニケーションを取れない人がいますね。
    ・マネジメントという言葉は、自分以外の人間をコントロール可能な資源と見なす思想を含んでいる。アタマの中で考えるのは勝手だけど、私の前で使うのは失礼なのでやめてほしい。
    【2013年】
    ・「すべてを前向きに受けとめて、ポジティブな言葉だけを使うように心がけていれば、世界がハッピーに回転していくはずだ」という思想ないしは信仰は、自己啓発ビジネスの顧客誘引トークなわけだが、洗脳が進んだ段階では信者の不満を封殺する自己抑圧の論理として機能してもいる。
    【2014年】
    ・資産のない人間は政治家になれない。資産のある人間は政治家にならない。政治を通じて資産を作る人間だけが政治家になる。
    ・「グローバル人材」という言葉を使う人間が想定している人材は、「グローバルな企業なり資本なりにとって好適な人材」ということです。で、当然のことながら、人間を人材に教育する加工過程は、樹木を材木にする製材工程と同じもので、要するに無駄な枝葉を落とすわけです。
    ・仕事より大切な何かをするためにでないと仕事を休んではいけないという考え方がそもそもどうかしている。「休みたくなったから休む」とか、「なんとなく休む」とか、「理由は言えないけど休む」みたいな休み方が容認されているのでなければ、休むことにならない。
    ・「個性」はOKだけど「わがまま」はダメですみたいなお話って、要するに「都合の良い個性だけを選択的に伸ばす」ということで、教育を受ける側から評価すれば、まるっきりの個性圧殺ですよ。
    【2015年】
    ・どんなに強く踏んでも、ダメージを受けるのは靴の方だというのがうんこの強み。
    ・「ブロック機能があるのだから失礼なリプも許される」のだとしたら、「ヘルメットかぶってるヤツは殴っても良い」ということになるし、極論すれば「保険に入ってるヤツは殺しても良い」ことにだってなりかねない。
    ・「兵站」と「後方支援」と言い換える手口が、「武器輸出」を「防衛施設移転」に言い換えて合法化した時のやり口そのまんまであることから察するに、そのうち「戦争」も「平和希求活動」ぐらいな言い方でアナウンスされることになるのだろうからして、長い気はしたくないものだぜ。
    ・「みなさまのNHK」は、今後「一部のみなさまのNHK」と、正しく実態を反映した言い方にあらためてもらいたい。
    ・「一部のみなさまのNHK」って、なんか謙虚でいいな。
    ・区別がつかないほど似た人間同士が相互フォローしているツイッターの世界のコミュニケーションを見ていると、リアルな世界の健全さに思い至る。容易に本音が言い出せないからこそ、われわれは異質な人間と交流しているわけで、たぶん、その付き合いを通じてかろうじて正常さを保っているのだと思う。
    【2016年】
    ・はじめて見るものに心惹かれたり、通りすがりのできごとに感動したり、はじめて会う人の話を真剣に聴いたり、そういうところがないと創作はむずかしい。だからクリエーターはだまされやすい。
    ・おっしゃるとおりですが余計なお世話です を単語登録した。
    ・国を守るというのはつまり国民の命を守ることなのだが、一方、国を守るためには国民の命を捨てなければならない。とすると、国民の命を守るために国民の命を捨てるという矛盾律に陥るわけだが、実際には命を守られる国民と命を捨てる国民はあらかじめ別々に決まっているので心配は要らない。
    【2017年】
    ・日本学術会議から学術を追放すると日本会議になることからも、学術の必要性は明らか。
    【2018年】
    ・もう少し詳しく言うと、「過剰な正義」という問題の立て方を通じて、大切な何かを訴えている人々の行動や考え方を相対化しにかかる態度と、「ちょうど良いブス」みたいなフレーズを通じて一部の人間への一方的な迫害を免罪してしまう態度は、いずれも強者の論理に裏打ちされているということです。
    ・ちょうどいい差別、ちょうどいい虐待、ちょうどいい自虐、ちょうどいい拷問、ちょうどいい冷笑、ちょうどいい屈従、ちょうどいい支配隷従関係、ちょうどいい人権弾圧、ちょうどいい蹂躙、ちょうどいい暴力、ちょうどいい殺人、ちょうどいい殲滅、ちょうどいい粉骨砕身、ちょうどいい制裁。
    【2019年】
    ・「人生再設計」「一億総活躍」「人づくり革命」「働き方改革」「みんなにチャンス!構想」「3年間抱っこし放題」と、あらためて並べてみると、これ、作者同じ人だよね。
    ・義理人情を踏みにじる決意さえかためれば、人生はわりとシンプルになる。どこまで踏みにじるのかが大切なポイントではあるのだが、個人的には全面的に踏みにじるのがわかりやすいプリンシプルだと思っている。
    【2020年】
    ・「類は友を呼ぶ」を、官邸用語に翻訳すると「適材適所」になる。これ豆知識な。
    ・オンラインサロン界隈の人間の「お互いの成長につながらない対話って意味ないじゃないですか」式の思い込みって、何なんだろうね。オレの側からすればあんたの成長なんて知ったことじゃないし、それ以前に、人間が対話なんかで成長してたまるものかと思ってる俺の立場を尊重してほしい。
    ・「〝ウィズコロナ〟における新しい旅のスタイル」って、アタマの悪い学生が書いてきた卒業論文の仮タイトルのようでもあるし、地方都市の広告代理店の若造が市の観光課に持ってくるキャンペーン広告のラフ案みたいでもあるな。

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    2020年12月15日