災間の唄

災間の唄

2,200円 (税込)

11pt

4.1

発売前からTBSラジオ「ACTION」で話題沸騰!
東日本大震災からコロナ禍まで。災間ニッポンを稀代のコラムニスト10年分のツイートで読み解く。
これは平成の山田風太郎「戦中派不戦日記」である。

私はふだんあんまり自分をほめるタイプの人間ではないのだが、今回ばかりは言わせてもらう。本書は大傑作である。(小田嶋隆「あとがき」より)

災間、それは、2011年の東日本大震災(福島原発事故)311と、2020年コロナ禍との間を時期を指す。
それはまるで第一次世界大戦と第二次世界大戦の間(戦間期)と同じように世の中がどんどんと悪くなる時代であった。
いったいそこで何が起こっていたのか。
人々は日々、SNSのタイムラインでまるで世界の状況を掴んだ気になっているが、実は誰も大きく変わっていく世界に気がついていない。
本書は日々、誰から求められることもないのに、魂の叫びともいえる熱い言葉をツイッターにはき続けた日本最強のコラムニストの10年を、日本最強のフリーライターが選びに選び抜いた1冊。
誰も通読したことのないツイッターをタテ書きで小説のように一気読みすることで、現在の正体が見えてくる!

【目次】

序文(武田砂鉄)
2011年~2020年の小田嶋隆・ツイッター
2011年~2020年の武田砂鉄・解説
小田嶋隆 by 武田砂鉄
あとがき(小田嶋隆)

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災間の唄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私が、AIにクリティカルシンキングをさせる時のペルソナは、小田嶋隆だ。

    この本は、2011年の東日本大震災から、2020年の新型コロナウイルスまでの期間の小田嶋さんのツイート(そう、Twitter時代の当時はまだポストじゃなかったのだな)を、砂鉄さんが選んだリミックス。最古は今から14年も前のこと

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    あとがきで自身も書かれているように、本書は確かに、とてつもなく素晴らしい。もちろんTwitterもフォローして、その都度、ツイートの鋭さに感銘を受けているけど、こうして選りすぐりをまとめて味わうと、その切れ味はさらに凄みを増す。選者でもある武田氏による、章間のコラムもまた最高で、各章の絶妙なまとめで

    0
    2020年12月01日

    Posted by ブクログ

     「災間」とは、繰り返す災害と災害の間を生きていること、この本は2011年東日本大震災と2020年コロナ禍の間の10年です。
     この10年間に、コラムニストの小田嶋隆さんがツイートしたものを、武田砂鉄さんが選んで本にまとめられています。

    本の構成は、
    ・序文(武田砂鉄さん )
    ・その年の主な出来事

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    本の構成上何に言及しているのか前後関係がわからないものも多いので、具体のツイートをあえて抽象化して受け取ることになるのだが、著者自身が芥川の『侏儒の言葉』になぞらえるだけの味わいはある。

    0
    2023年02月11日

    Posted by ブクログ

    小田嶋さんのTwitterをフォローしたのは2015年ごろか。知人が勧めてくれた。今まで誰かのTwitterのフォローを勧めてくれたのは彼女しかいない。とても感謝している。
    いつも横書きで読んでいるので、最初わりと読みにくかった。横書きの本は嫌いだが、これこそは横書きにしてほしかったような。
    1ペー

    0
    2021年02月15日

    Posted by ブクログ

    敬愛してやまないコラムニスト、小田嶋隆さんの新刊です。
    小田嶋さんがライフワークにしているツイッターに投稿した短文をまとめ、新進気鋭のライター、武田砂鉄さんの解説を付けたのが本書。
    投稿した期間は、2011年~2020年。
    つまり、東日本大震災から現在のコロナ禍までという「災いの間」。
    これが本書の

    0
    2020年12月15日

    Posted by ブクログ

    この10年間にさまざまなことがあった。ツイートで振り返ると実に生き生きと思い出すことができるのに、改めて驚く。短い呟きの中にユーモアのエッセンスを入れて的確に、事象を捉えているのはいつもツイートを見かけていて、見事だ思っていた。こうしてまとまったものを見てみると、改めて面白いし、核心をついていたと納

    0
    2020年12月19日

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