小田嶋隆のレビュー一覧
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ー現政権の主要メンバーは、いつの頃からか「メディアと敵対すると支持者が喜ぶ」という思い込みを共有しているように見える。実際、政権支持コア層は閣僚が記者を侮辱する度に喝采している。個人的には、この「メディア嫌い」の気分が、より広範な「支持政党無し層」に波及しないことを願っている。ー
こんなふうに小田島隆は'18年12月に書いていて、まさに26年それが現実のことになったと震えている。
武田砂鉄氏が小田島隆氏の10年分のツイッターを読み込んで編集した本で、最近立て続けに自著を発表している武田氏の新刊か〜くらいの気持ちで読み始めたが、とっても鋭い観察と巧みな表現に満ちた、刺激的な本だっ -
Posted by ブクログ
私が、AIにクリティカルシンキングをさせる時のペルソナは、小田嶋隆だ。
この本は、2011年の東日本大震災から、2020年の新型コロナウイルスまでの期間の小田嶋さんのツイート(そう、Twitter時代の当時はまだポストじゃなかったのだな)を、砂鉄さんが選んだリミックス。最古は今から14年も前のことなので、今さら読み返す価値が果たしてあるのかと少し疑問にも思いつつ、小田嶋さんの書く文章はよく読んでいたので、今さらながらページをめくってみた。
確かに忘れかけて・忘れていた出来事も多いのだけれど、読み進めていくと、今の出来事まんまのことが想像以上に次々と出てくる。無責任な政治、憎悪とヘイトによる -
Posted by ブクログ
(2016/10/15)
中高生に、とあるが、我々大人が読んでも十分学べる内容。
物事の考え方を、平易なことばでみごとに説明してくれている。
小田嶋さんの成功者村上龍への食いつきは面白い。「会社員」という仕事がないと。
村上龍は成功しているから会社員をはずしていると。
確かに、13歳のハローワークに上がっている仕事で食っていける人はごくわずか。
みな「会社員」として何とか生きている。
白井さんの「意味」には際限はない、というのはなるほど。
本能的欲求は限度があるが、誰も持っていないものを持つ、という欲求には切りがない。
そこにはまったら最後だな。
戦争中における「国」とは、国民でなく国体 -
Posted by ブクログ
一言、面白かった。
小田嶋さんの書物は初めて。コラムニスト独特の出来事に対する切り口、感じかた、その変化球的な伝え方は、他のコラムニストでもありますが、ユニークさと自虐的なこと、相手をいじり、ここぞというときはこれでもかと言うくらい書きのめす。
「日本を取り戻す」は、安倍元首相が使ったフレーズ。主語や目的語等何もない。とは言え、戦後進駐軍に押し付けられた憲法は、彼にとっては(お祖父さん)出来損ないと考えていたのでしょう。で、憲法改正を高らかに唱えることを、少し逸らして言ったフレーズなのでしょう。
これに限らず、安倍元首相から発する言葉は、エモーションに訴えるものが多く、実はさっぱりわからな -
Posted by ブクログ
人気コラムニストの単行本ですが、2022年と
なっては若干古い気がする、安倍政権につい
で書かれた内容が大半です。
なのでタイトルの「日本語を取り戻す」とい
うのも、安倍政権のキャッチコピーであった
「日本を取り戻す」をもじっています。
しかし岸田政権の今であっても読むに値する
内容です。
それは著者の主眼は「日本語を取り戻す」こ
とを目的としているからです。
政治家を筆頭にマスコミも含めて、ここ10年
ばかり、言葉がぞんざいに扱われている、と
著者が感じているからです。
政治家は意味不明な答弁、マスコミは些細な
言葉の揚げ足取り、と言葉を大切にしていな
いと著者は嘆きます。
それ -
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Posted by ブクログ
ネタバレー私たちが暮らす世界では、なぜ〝ことば〟がここまで空疎なものになってしまったのか!?ー
この紹介文に惹かれて手に取った。おそらく、安倍政権の政策に対する批評本、と言う紹介文だったら手に取らなかったと思う。なぜなら、私は「日本語」に興味があるから。政治・経済よりも「言葉」。
正直、政治も経済もよく分からない。最低限、社会人なのだからと自分に言い聞かせて、いくつかのニュース番組を見たり、新聞を読んだりはするが、何が問題になっているのか、いまいち理解できなかったり、用語がわからなかったりすることもある。
だから、安倍さんの政策について、正しく賛同も批判もできないと自覚している。
それでも、適切に表現