小田嶋隆のレビュー一覧

  • 場末の文体論

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    ネタバレ

    オダジマはいかにしてオダジマになったのか? 激論を巻き起こした数々の名コラムを生み出した「文章の職人」の秘密に迫るエッセイ。津田大介との対談も収録。『日経ビジネスオンライン』連載を単行本化。

    まぁ,だらだらと読みました。

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    2016年11月27日
  • ポエムに万歳!

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    80年代に意識高い系パソコン雑誌Bug newsで著者の文章に魅了されてから、早くも30年経過。ちょっと面倒くさくてクセもあるけど、妙な説得力があり面白いオヤジ的文章・主張は相変わらず。オリンピックの話は慧眼でしたね。

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    2016年10月13日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    目もくらむようなスーパー秀才エリートだった人たちが、声をそろえてもはや反対することができない空気があったと言っている。ドイツ語で日記を書けるような、言葉を自由自在にあやつることができるエリートたちが、一億人の運命を左右するような決めごとを、最後には言葉でなく空気を読んで身を委ねたと語っている。

    福島の原発事故直後の危機を回避するための政府首脳の重大会議、40年以上も続いた政府の憲法解釈を内閣の形式的合議だけで大きく変えてしまった経緯、いずれも議事録が残っていない。それが僕たちの国の致命的な欠陥だ。これはもう病気と呼んでもさしつかえないと思う。かつて有名な政治学者はこれを壮大なる無責任体制と呼

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    2016年10月11日
  • 街場の五輪論

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    農民と武士の西南戦争の話。つい、150年前は日本人はそういう状態だったんですね。
    そう考えると織田信長の長篠の戦いはすごいですよね。本題とは関係ないですが…

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    2016年08月05日
  • 超・反知性主義入門

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    日経ビジネスの連載が面白く読んでみた
    小難しく理屈っぽいとこもあるが、納得感あり。
    反知性主義というのが最後までよく分からなかったけど、まあいいか

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    2016年07月31日
  • 超・反知性主義入門

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    小中高の同級生である森本あんり氏との対談の中で、「政治や法律で保証できるのは、有限なこの世止まり」であるから、「恒久の話」「永久の話」をする日本国憲法は、宗教の話、日本人にとって聖なる文書(293頁)であると会話していた点になるほどと思いました。

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    2016年05月05日
  • 超・反知性主義入門

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    インターネットがなかった時代、思ったことをそのまましゃべってしまう口の軽い人間がいても、彼の軽佻な声は周囲数人の耳に届くだけで、その場で揮発していた。個人の発言が炎上する危険はほぼ皆無であった。ところが21世紀に入り、スマホに向かってつぶやいた些細な言葉が記録に残り永遠に蒸し返されることとなる。ネット上にはゲシュタポさながらの言語サークルができあがりる。マスメディアも失言をネタとした謝罪と制裁をワンセットにしたシリーズ物のレギュラープログラムに仕立て上げる流れを定着させてしまった。テレビは制裁機関へと変貌を遂げる。他人の恥辱は群衆にとって最もポピュラーなスポーツ。些細な失言で大臣が相次いで失職

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    2016年01月14日
  • 場末の文体論

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    「体罰、是か非か」誰しも一度は議論したことがあるテーマ。氏曰く巷間交わされている議論はどれもこれも空疎、あるいは既視感漂うものばかり。論敵の反駁が凡庸だし、自分の意見も誰かの焼き直し。何より虚しさを際立たせているのが現職の教諭が議論に加わっていない。そもそも体罰は法律で禁じられている。言ってしまえばそれまでなのだが、議論はやまない。いろんな生徒がおり先生がおり、典型だけで全体を語ることができない難しさがあるからだ。法律と現実との間には大きな乖離がある。体罰は単なる物理的暴力ではない。本質的には威圧と罰則で人間をコントロールしようとする思想の顕現。学問とコミュニケーションの場である学校を支配と服

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    2014年08月26日
  • 場末の文体論

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    小田嶋さんとは意見が合わないけどつい読んじゃう。しかし、どんな理由つけても選挙は行かなきゃ。行かないことを公言しちゃいかんよ。行かない人に理由を与えることになると思うし。
    コラムより、おまけの同じく北区出身の津田大介との対談が面白い。

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    2014年05月30日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    グローバル人材が、根無し草的な地元がない生活がないどこへでも行ける取り替えがきく人材と理解すると、ゆくゆくは国が不要になるのだろうと私も思えてきました。日本語しか話せず、日本に暮らし家族がいて生活があるというほとんどの人のために、地元企業があって、雇用を創出し、利益を還元するというサイクルを世界と競争していないという評価でいいのか、常に疑問を持っていたいと思います。

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    2013年10月12日
  • その「正義」があぶない。

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    日経ビジネスオンラインで連載中のコラムの書籍化。全て会社のPCで就業時間中に既読なので書籍としては再読。視点、文体、スタンス、全てがお手本になる。評点は再読なので難しいよな。

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    2013年07月05日
  • いつだって僕たちは途上にいる

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    忠臣蔵の映画の話をしていて、武士と社畜が同義の会話に笑ってしまいました。上層部にやりきれなさを感じている無名のサラリーマンは、武士!

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    2012年11月23日
  • その「正義」があぶない。

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    伝統回帰を叫びながら透明化を謳う相撲界。二兎を追う者は虻と蜂の両方に刺されて悶絶するのが落ちであり、閉鎖的であるからこそ維持されている美質と外面もある。ある場面では文化、別の場面では神事、また別の場面ではスポーツであると主張する、いいとこ取りの大相撲。外国人は使い捨て。暴力団とは切っても切れない間柄。星の貸し借り当たり前。危ういバランスにある様々な正義の意味を問いかける。

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    2012年10月15日
  • いつだって僕たちは途上にいる

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    淀川長治さんが「太陽がいっぱい」でのアラン・ドロンのアキレス腱がきれいと誉めていたという話に笑ってしまう。よくそこまで見ていたものです。

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    2012年10月12日
  • その「正義」があぶない。

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    「日経ビジネス オンライン」の連載コラム「ア・ピース・オブ・警句」の連載で読んでいた。それが本になったもの。以前からかなり面白く読んでいたのだが、本になるとまた違った読み方ができる。「紳介シンドローム」や「相撲という束縛」「小沢一郎女子的考察」は圧巻である。

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    2012年05月20日
  • その「正義」があぶない。

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    ネットで見かけたコラムが面白かったので息抜きで読んでみた。

    面白いんだけど、やっぱり時事ネタが多いので、
    後から読むよりリアルタイムで読まないと面白みが減ってしまう。

    連載を読むのはいいけど、後からまとめて読むほどでは。
    という感想。

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    2012年02月29日
  • その「正義」があぶない。

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    小田嶋隆の日経ビジネスオンラインに連載する時事エッセイ「ア・ピース・オブ・警句」は11月の頭に「地雷を踏む勇気」として技術評論社から出版された(尚、奥付けの日付は12月1日となっている)ばかりなのに、何故か今度は本丸である日経BP社から同じエッセイが「その正義」があぶない。」として出版された。こうやって同時期に同じものが違う本として出るとやはり買わずには居られないが気にもなる。

    何故にして一つの連載エッセイが同時期に違う出版社から続けて出版されるのか良く判らないのだが、想像するに、この連載エッセイを見た技術評論社の編集者が「是非出版したい」と言い出し、日経BPは「どうせ書籍化する予定は無いし

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    2011年11月27日
  • パソコンは猿仕事(小学館文庫)

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    文章がね。面白いんですよこれがね。電車の中でのPHS使用に関する話なんかWEB雑文の味わい。でもどうにも論理の筋道といい文章といい毒が効いており、ハズレがない。面白い。あたしらのちょい上の世代だが、大学入った頃にマイコンチップが出たという世代なんで、パソコンへの意識という点では相当違う。パソコン黎明期への哀愁つか。あたしら大学入ったらもう研究室にはパソコンがあってみんな普通に使っていたもの。まあ、今どきの子は、物心ついたらゲーム機が家に普通にあったりするわけだけど。

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    2009年10月04日
  • イン・ヒズ・オウン・サイト

    Posted by 読むコレ

    扱っている話題は少し古いが、小田嶋氏の独特の視点と、ダジャレに膝を打つ。

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    2012年09月06日