【感想・ネタバレ】超・反知性主義入門のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年05月19日

イマイチかな、と思いながら読んでたら、最後の森本あんり氏との対談でイメージがひっくり返された。まさかアル中の話が出てくるとは。しかも納得感高し。オススメします。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

面白い。文章が平易で上手。時として、前提を口説く述べ過ぎて読みにくいが。
「クジラの凱歌」が大変面白かった。

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Posted by ブクログ 2018年04月16日

ネットの普及のためか、世の中は建前と本音が分かれていたが、本音化が進み、露悪化している。よく考えてみると、ネットが隆盛をする前から本音をテレビで語る芸人が脚光を浴びてきたのだから、ネットだけの影響でないのかもしれない。ただ本音だけが語られると、人間の関係を保っていた建前が薄れてきて、世界の根本が揺れ...続きを読むてくる。著者の文章は非常にまどろかしいが、そういう文章でしか、この現状を変えていく表現にしかならないのが現状なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2016年06月25日

ネット上でおなじみのコラムニスト・小田嶋隆による社会風刺論集。この手の本にありがちだが、どんどんよどんでいく世相に対する皮肉は言えても、「では、どうしたらいいのか?」という建設的な視点が、この本にはほぼ皆無に等しい。筆者の立ち位置は「左派リベラル」といったところだが、個人が持っている不満を筆にぶつけ...続きを読むても世界は変わらない。世相はどんどん筆者のいうところである「露悪化」の道を辿っているのに、良心的な市民はどのように立ち向かえばいいのかという視点が見られないのは、筆者に限らず「リベラル派」の人たちに多いのはどうしてだろう。本書の一番の目玉は、ベストセラー「反知性主義 アメリカが生んだ『熱病』の正体」の著者である森本あんり(この人は「男性」なのでお間違えないよう)との対談。「日本では『憲法』が、宗教の代わりになっている」という、二人の視点は実に興味深い。そして本書の中で、筆者の意外な過去が明らかになる。

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Posted by ブクログ 2016年03月27日

おもしろかった。ギャグというか、まあ、ユーモアですな。(笑)かる〜く読める、ああこういうこともまじめに勉強しなきゃな、でもとりあえずは目の前のオダジマさんの文章を楽しんどこうかな、みたいな。内田樹も村上春樹もそうだけど、なぜこの年代のこういう少女趣味(失礼)のオッサンたちがかく文章はおもしろいのだろ...続きを読むう。読み始めた頃わたしは19才の子供だったけどいつのまにか30前のババアになってしまった。その間にこれ系の言論はもはやある種懐古的な、勢いの失われたものにはなったと思う。それでもおもしろいからかる〜く読んでしまうのだけど。もうちょっと軽くないものを読んでいるべきだけどこうして自分の居場所を振り返るのも重要かしらとも思う。

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Posted by ブクログ 2016年01月13日

『斜に構えた人間は嫌みでやな奴だ。が、自分が斜に構えていることを自覚して、それを幾分反省もしている人が、私は何故か好きだ。』と本書の中で著者はいっている。私は青春時代のある時期とそれにいたる少年時代の後期、まさに斜に構えた人間だったと思う。つまり、やな奴だったと思う。加えて、3人兄弟の真ん中、それも...続きを読む兄と妹に挟まれて育ったせいか、人の顔色を見るのがうまいガキだった。今風にいえば、空気の読めるガキだった(これはこれできっとかわいくないガキだったと思う)。そのくせ、人と同じことをするのは嫌いだった。(だから、大洋ホエールズのファンになった)。なんで、この著者のようなものの見方が何故か好きだ。本書は2013年~2015年「日経ビジネスオンライン」の連載コラムからピックアップされたものということだが、時々のトピック的なニュースを取り上げて、著者独特の視点からコメントを述べている。すべての意見に賛成するわけではないが、ちょっと斜に構えたコメントが面白い。世の中ってやっぱりこんな風に多面的に見たり、考えたりすることが大事なんだろうねぇ。ところで、反知性主義(anti intellectualism)というのは、知性をまるごと否定することだと思っていたけど、本書によると「既存の知性」に対する反逆、知性の否定というより、「今、主流となっている、権威となっている知性や理論を壊して次へ進みたい」という、別の知性のことだという。(もっとも、反知性主義という言葉はまだバズワードらいいけど)。それなら私も反知性主義者に入門しようかしら。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年01月11日

物事を判断する。あるいは、事件の裏に何があるのかを見極める。批評家の言っていることが的をえているのかという事を判断するといった能力を少し得た。

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Posted by ブクログ 2015年12月03日

日経BB連載中の「ア・ピース・オブ・警句」をテーマごとに編集したシリーズの最新作。
ネットでほとんど全部リアルタイムで既読。実際その内いくつかは問題意識とともにシェアをした。でも、改めて時系列を思い出しながら読むと、謝罪会見、人質、号泣議員、高倉健さん、突然の解散
NHK‥当時の報道の質量と政治の動...続きを読むきに不自然さ、怖さを感じる。
自分自身の忘れ易さ、影響の受け易さを思い知らされた。
2015年11月

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Posted by ブクログ 2015年11月19日

「日経ビジネスオンライン」の連載は時々読んでいておもしろいなあと思っていたが、本になったのを読むのは初めて。もうこれが5冊目らしい。
「日経ビジネスオンライン」にこのコラムって合ってるのかなあと、「日経ビジネスオンライン」のその他の記事を読んだこともないのに思っていた。
どのコラムも「着眼点がすごい...続きを読む」とか「よくぞ言ってくれた」というものばかりで、これからまた愛読していきたいと思わせる。
いろいろ目を開かされることが多かったが、特に一つを上げると「エリートは撤退しない」というのが印象に残っている。確かにそうだなと身近な例を考えても納得する。今もう1度読み返しても、そのコラムの指摘は鋭いと思うので、ぜひエリートの人に読んでもらいたい。
各コラムの最後に付けられている小田嶋さんの似顔絵の表情が、なんとも文章に合っていていい。どのコラムにもこの表情が当てはまっている。

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Posted by ブクログ 2015年11月04日

小田嶋さんは、文章を書くときの頭がいい。一つ一つの文章の締め方がいちいちオシャレ。さすが、コラムニストとして生きているだけある。とは言っても、けっこうついていけない部分があったりで、反知性主義章について理解が深まったかと言われると、口ごもる。半分くらい読んだところで、話題になってる『紋切型社会』に似...続きを読むてるなぁと思った。あれほど尖ってないけど、目の付け所とか掘り崩し方に、同じ匂いを感じた。あ、あと構成について何も説明されることなく始まったので、そこだけちょっと読みづらかった。

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Posted by ブクログ 2019年01月20日

小田嶋氏らしい内容の本。出所はピースオブ警句のようだ。森本あんり氏とは小中高いっしょだったとは。小石川高校か。アルコール依存症を克服した話は印象的。

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Posted by ブクログ 2018年10月29日

読み終わってから数ヶ月たってしまったのでフレッシュな気持ちが思い出しにくい。
ア・ピース・オブ・警句のまとめなので、毎回読んでいる自分としては恐らくひとつ以外既読だった。
連載ではされていない「ここポイント」を太字にするのがいただけなかった。

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Posted by ブクログ 2016年07月31日

日経ビジネスの連載が面白く読んでみた
小難しく理屈っぽいとこもあるが、納得感あり。
反知性主義というのが最後までよく分からなかったけど、まあいいか

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Posted by ブクログ 2016年05月05日

小中高の同級生である森本あんり氏との対談の中で、「政治や法律で保証できるのは、有限なこの世止まり」であるから、「恒久の話」「永久の話」をする日本国憲法は、宗教の話、日本人にとって聖なる文書(293頁)であると会話していた点になるほどと思いました。

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Posted by ブクログ 2016年01月14日

インターネットがなかった時代、思ったことをそのまましゃべってしまう口の軽い人間がいても、彼の軽佻な声は周囲数人の耳に届くだけで、その場で揮発していた。個人の発言が炎上する危険はほぼ皆無であった。ところが21世紀に入り、スマホに向かってつぶやいた些細な言葉が記録に残り永遠に蒸し返されることとなる。ネッ...続きを読むト上にはゲシュタポさながらの言語サークルができあがりる。マスメディアも失言をネタとした謝罪と制裁をワンセットにしたシリーズ物のレギュラープログラムに仕立て上げる流れを定着させてしまった。テレビは制裁機関へと変貌を遂げる。他人の恥辱は群衆にとって最もポピュラーなスポーツ。些細な失言で大臣が相次いで失職させられていく。群衆という残酷な架空人格により生贄を求める社会が形成されつつある。実に奇妙で嫌な空気が流れている。

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