逢坂剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まずあらすじを見て、設定が面白そうだな~と思ってました。
小学校の同級生で、いじめていた梢田といじめられていた斉木。
今は御茶ノ水署・生活安全課で斉木が警部補。
梢田は平刑事。
この立場の逆転がどうなっているのか。
読んでみて、その逆転の部分はそんなに効いてなかったかな?
斉木が昔いじめられていたと言う感じがしません(^_^;)
昔の復讐で、何かと梢田の邪魔をするのは面白いです(笑)
それが板についているせいか、いじめられていたという雰囲気が
あまり感じられませんでした。
でも、2人の掛け合いがとっても面白くてツボでした。
子供みたいにムキになって言い合ったり。
ただ斉木がかなりヒドい気が -
Posted by ブクログ
75年のフランコの死から81年のクーデター未遂余波までを背景とした連作活劇。私が本作を含む『幻のマドリード通信』『スペイン灼熱の午後』『カディスの赤い星』のスペイン四部作に魅せられて彼の地を旅したのが88年の夏。当時の私の頭の中には民主制移行に伴う混乱期のスペインの様子が刷り込まれており、やや腰の引けた旅立ちであったが、現実のスペインとの時差は7年近くもあり、幸い小説の様な場面には出会さなかった。第1話にジプシー街からアルハンブラ宮殿を見る場面が出てくるが、私も同じ場所から夕闇に浮かび上がる宮殿を眺めた。
コルドバの女豹 >> 旅本第四便。スペインを舞台にした冒険活劇。一般的に