逢坂剛のレビュー一覧

  • 幻の翼(百舌シリーズ)
    ドラマとは別物として。少しだけ展開が読めましたが(その展開だと面白いだろうなぁと期待も込めてましたので)スイスイと読むことができました。良作ですね。
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)
    ドラマから入り、原作を読みました。
    記憶喪失の登場人物がテレビの歌番組を見ていて僅かながら記憶が戻る描写が個人的にスゴイと思いました。
  • 百舌落とし 下(百舌シリーズ)
    長きにわたった百舌シリーズが完結しました。逢坂先生お疲れ様でしたm(__)m が、まさかこういう最後になるとは。百舌という亡霊に取り憑かれた主人公たち…百舌なんて殺人鬼も御免ですが、こんな陰謀論者渦巻く日本に彼らのような英雄がいたことが救いかな?
  • 百舌落とし 上(百舌シリーズ)
    最終巻は上下巻ということでまずは上巻(言うまでもない笑)…一連の百舌事件の裏に隠されてきた陰謀。政治家の都合による公安省の設立…諜報機関や警察を私物化しようなどと恐ろしいことを考える
  • 鏡影劇場(下)(新潮文庫)
    2024.01.22〜01.30
    今までにない構成の、本当に意表を突いた小説。
    途中で、ヨハネスは「この人だな」と気がついた。が、そんなオチでも、最後まで面白く読めた。
    E.T.Aホフマンの小説を読んだことがないけど、彼の癖、性格が現れている小説だと思った。所々、謎があるけど、謎のままというのが、E...続きを読む
  • 幻の翼(百舌シリーズ)
    『百舌』シリーズの2作目。一作目の『百舌の叫ぶ夜』での倉木のまるでターミネーターのようなキャラのインパクトが大きくて、倉木の活躍を期待して読み始めたのだけど、今作は大杉に好感度大。
    義理堅くて情に熱くてかっこいいなぁ、って。この世界の嘘と横暴にまみれた警察界は合わないだろうなぁ。ルパン三世のキャラで...続きを読む
  • 熱き血の誇り(下)
    違法な人工血液を追っていた麻矢は、真相を知る元婦長・鳥飼キヨ子と連絡を取れ、焼津の海岸に呼び出されるがそのまま行方不明となる。友人でフリーカメラマンののぶ代は必死に彼女の行方を捜索するが杳としてしれなかった。しかし調べるうちに輸血を人工血液に代替えする病院がある新興宗教と通じていることを知る。一方、...続きを読む
  • 熱き血の誇り(上)
    「白い人工血液」の謎から始まる、壮大な仕掛けの超エンターテインメント!

    製薬会社の秘書・麻矢は、「人殺しの会社」と受付に押しかけてきた男から、ある写真を預かる。それは病院で死亡した男の父親の解剖写真で、白濁した内臓が写っていた。麻矢の会社が開発した白い人工血液、フロロゾルが使われたことで父親は死ん...続きを読む
  • 逆襲の地平線
    今回新たにジャスティが加わり、パーティーも賑やかになりました。アメリカ大陸を北上し、先住民に攫われた白人の娘を追う。ジェニファが大きく成長して存在感が増してきたところで、次作は6年前に遡るんですね…元々はそっちが読みたかったので楽しみです。
  • アリゾナ無宿
    だいぶというか無茶苦茶面白いです。ストーン、サグワロ、ジェニファ…彼ら3人が主役の西部劇。それぞれのキャラの個性と絡みがアメリカンジョークも入って凄く楽しい笑 賞金稼ぎの話なので勿論腕も立ち、また生い立ちが謎めいていたりで… 次作も楽しみです。
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)
     読み応えのある作品でした。どっちの目線で読むかで感じ方も違ってくると思います。また、「百舌」とは誰のことかわかるのも途中からなので、これから読む方はそれも推理しながら読むと楽しい?かと思います。
     初版が1986年と古いのですが、古さを感じさせない作品でもあります。百舌シリーズの続編も読んでみたい...続きを読む
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)
    ぐいぐいと、最後まで一気読み。
    止まらなかった…
    倉木がいなくなってからで、これだけ面白いとは⁉︎
    むしろ、残されたこの2人がなんか微笑ましくて気に入りました!!
    早速、次作を読みます
  • のすりの巣(百舌シリーズ)
    鵟。
    のすりと読みます。
    百舌鳥シリーズなのにモズは出てこない。
    このシリーズはどこに行くのか。
    でも面白い。
  • ブラック・ムーン
    今回の逢坂作品は期待通りだった。内藤隼人と名を変えてまたハヤトとして1870年代のアメリカ大陸で大活躍する土方歳三の物語だ。実に西部劇の様な楽しさを感じる。一気読みだった。
  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳
    池波正太郎が生んだ誰もが知るヒーロー鬼平犯科帳。鬼平こと長谷川平蔵を現代の人気作家が描く作品集。
    本編を全巻貪り読んだのは、たしかまだ20代。
    池波正太郎の語りの上手さに感動し、平蔵の人心掌握術に憧れを抱いた記憶がある。
    そしてこの本にて、鮮やかにヒーローが復活した。
    正面から鬼平に取り組んだもの、...続きを読む
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)
    シリーズ最高。
    それぞれのキャラがめちゃくちゃ立ってて感情移入しやすかったし、その場面場面が迫力があって映画みたいに自分の脳内で再生されてた。
    公安って汚いことばかりなイメージあったけど、公安が正義、捜査1課が悪(ほどまではいかないけど)で書かれており、新しい視点だなって思った。新鮮だった。
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)
    倉木も美希も取っ替え引っ替えすぎないか?あと死にすぎないか?いくら刑事でもコナンくん並みに死んでるし倉木死んじゃったったじゃん..
  • 裏切りの日日
    MOZUとの直接的な繋がりは…一部の登場人物くらいなのかな?公安特務一課とか。でも警察や政治家の闇ってとこは引き継がれていますね。やはり権力者の“都合”ってのは恐ろしい。人命≪都合ですからね…小説の中だけでお願いします。面白かった✨
  • のすりの巣(百舌シリーズ)
    面白かったです。
    最後はまたハラハラでしたが、新キャラクターの洲走かりほが凄く良かったです。ホントはもう少し別のカタチで存続して欲しかったんですが…それが残念ですね。
  • 裏切りの日日
    百舌シリーズを読むにあたり、エピソード0的物語があると知り.「まずはそこからでしょ」と早速手にした一冊は、男臭く、久々にハードボイルドを読んだ満足感でいっぱいだ。

    それにしても、虚しく悲しいラスト。
    最初から最後まで裏切りの連鎖、まさに一寸先は闇。
    確かに桂田は悪いことに手を染めていたけれ...続きを読む