逢坂剛のレビュー一覧

  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズ。
    新宿の雑踏のなかで爆弾が爆発し、死者二人に負傷者21人の大惨事が起こる。
    爆破事件の鍵を握るテロリストの新谷和彦は、岬にて傷だらけで発見される、記憶喪失となっていた。
    爆破事件で妻を殺された倉木警部は、事件の真相をおう。警察庁警務局の津城特別監査官も登場し、警察内部の不祥事も暗躍する。
    面白い、テンポも良いし、一気読みしてしまいます。

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    2023年06月20日
  • 新装版 カディスの赤い星(下)

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    下巻から舞台はスペイン。
    もう主人公(漆田)がPRマンという事実を忘却させられる大活劇に唖然(何度死にかけるのw)。
    帰国してからはエピローグくらいかなと思っていたが、それにしては残りページの量が多い。そこからのミステリ解決編的怒涛の展開には「満腹でもう食べられないよう」と贅沢な悲鳴をあげた。
    後味は決して良くないし、漆田の皮肉屋キャラも鼻についたが、総じて高カロリーな大盛り焼肉定食のような満足感であった。

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    2023年04月30日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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     逢坂作品は「百舌の叫ぶ夜」に続き2冊目です。
     登場人物もそれぞの魅力があり、ストーリーもしっかりしていますが、今回はやりすぎ感がありました。ハードボイルド枠に収まらない気持ち悪さもありました。それでも次の展開が読みたくてあっという間に読んでしまいました。
     個人的に残念だったのが、「巨悪を倒すためにはどんな犠牲も厭わない」ところでした。主人公を見守っている(と思っていた)人物が、最後まで冷徹な考えだったのにはちょっと残念!
     TVドラマはまだ見てませんが、どうしようかな...

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    2023年04月26日
  • のすりの巣(百舌シリーズ)

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    ネタバレ

    毎度お馴染み、倉木と大杉が警察を私物化しようとする政治的陰謀と戦うシリーズ。
    今回はなかなか味のある美人悪徳警察がでてきて面白かったものの、また最後は撃ち合って相手型一味が死に、陰謀は世間に知らされることなく闇に葬られるという結果に。
    最後はこういった終わり方でないといけないと決まりでもあるのかな…

    でもストーリーが面白くてこのシリーズを読み続けてしまう。

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    2023年04月16日
  • 新装版 カディスの赤い星(上)

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    気障な男と目の覚めるような美女、酒と煙草とセックスなど、今から見ると設定や筋書きに古臭さを感じなくはないが、1986年刊行なのだから時代の空気を感じて当然ともいえる。
    リーダビリティが高くぐいぐい読ませる。
    Spotifyでフラメンコギターを聴きながら読んでた。
    いざ下巻へ。

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    2023年04月12日
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)

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    ネタバレ

    ハラハラする展開で犯人が読めず。
    また今回も最後撃ち合いになって悪役側とこちらの重要人物が死ぬという…
    毎回死にすぎだしこんな大騒動が揉み消されるという展開。またかという感じはするものの面白いからついつい読んでしまう。
    そして美希と大杉が結ばれる感じになっていて、切り替えが早いなーという印象。
    母親と子供と亡くしてたはずだけどあまり出てこずちょっと違和感…

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    2023年04月05日
  • 鏡影劇場(上)(新潮文庫)

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    ホフマンのことは全然知らなかったけど、なかなか面白い。ゲーテは好きでよく読んだから、作中の書かれ様にびっくりした。
    下巻はどう終わるんだろうか。

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    2023年04月04日
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

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    ずっと読みたかった本。
    記憶を失くした殺し屋らしい男と、妻を爆破テロに巻き込まれて亡くした公安の男。
    両者の物語が交差した時、絡まっていた事件の謎が明かされる。
    ノンストップのサスペンス映画を見ているかのような躍動感。
    面白かった。
    シリーズものと後で知った。
    この作品で一番魅力的だった、倉木さんがまた出てくるみたいなので他のも読んでみたい。

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    2022年12月03日
  • 燃える地の果てに(上)

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    ギターと軍隊と田舎のアンマッチ感が何とも言えず、どの目線で何を信じて読んでいるのだろう。風景も綺麗で冒険してるようです。下巻が楽しみです。

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    2022年12月01日
  • 地獄への近道(御茶ノ水警察シリーズ)

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    2021年のナツイチ対象本として購入。逢坂剛さんの本は初めて。シリーズものの途中からだったが、メイン3人の性格設定は分かりやすいので、すんなりストーリーに入ることができた。
    非常にシンプルな本で、分かりやすく(予想がつく、ともいえるが)、短編の中で綺麗に展開が動くので気持ちよく読める。
    設定がお茶の水~神保町まわりだというのも、自分に土地勘があって楽しめた。

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    2022年11月29日
  • 最果ての決闘者

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    逢坂剛『最果ての決闘者』中公文庫。

    アメリカ西部を舞台にした歴史冒険長編小説。シリーズ物であったとは全く知らなかった。本作はシリーズの第4作にあたるらしい。

    冒頭からの怒濤の展開が続き、納得する間もなく、新撰組の土方歳三がアメリカの西部に渡る。時折ストーリーがワープするかのように物語はあれよという間に新たな展開を迎える。端折り過ぎがたまに傷だが、まあまあ面白い。

    箱館で頭部に被弾し、意識を失った土方歳三は時枝新一郎の手により、新一郎の妹の時枝ゆらと共にアメリカに密航する。意識を取り戻した土方は過去の記憶を失い、内藤隼人の変名でゆらと船員のピンキーと共にアメリカの西部をさ迷う。

    悪徳保安

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    2022年09月01日
  • 墓標なき街(百舌シリーズ)

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    これは個人的にコメント難しいです…言いたいことそのままネタバレになってしもいます。 ふんわり言うと…新旧共にキャラクターの個性が立つ。大杉・美希の絡みが少しずつ?既に?○○のように感じられる。 そして…今回もとても面白い。ですね。

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    2022年07月28日
  • 百舌落とし 上(百舌シリーズ)

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    逢坂剛『百舌落とし 上』集英社文庫。

    百舌シリーズの完結編。

    タイトルの『百舌落とし』とは百舌の瞼をテグスで縫うなどして飛べないようにして囮にする残虐で卑怯な狩猟方法のことらしい。

    シリーズを通して読んでいないと解り難い部分が多々あるのが残念。肝心の百舌の正体がなかなか明らかにならぬままにストーリーは展開する。

    元大物議員の茂田井滋が自宅で何者かに殺害され、まるで『百舌落とし』になぞらえたかのように両目の瞼を縫い合わされた状態で発見される。

    元警視庁の捜査官で探偵となった大杉、彼の娘で現役警官のめぐみ、公共安全局に席を置く倉木美希はそれぞれ独自に捜査を始めるが、過去に百舌事件を知る新

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    2022年03月22日
  • 暗殺者の森(下)

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    イベリアシリーズ第6弾。北都が最も危機を迎えるのですが、その辺りが比較的あっさり書かれていて物足りなさを感じました。でもおもしろかったです。

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    2021年10月29日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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    病院嫌いになりそうです…

    稜徳会病院怖すぎて、ただでさえ病院嫌いなのに、病院での描写がもう恐ろしい!
    ドラマはシーズン1しか観ていませんが、配役の印象が強く、読んでいると西島さん、香川さん、真木さん、小日向さんが頭の中で自然と動き出します。
    MOZUシリーズは全部読む予定です!

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    2021年09月29日
  • 地獄への近道(御茶ノ水警察シリーズ)

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    御茶ノ水署シリーズ。バーから消えた女を追う話、ラーメン屋に広告掲載を迫るミニコミ誌の話、中年男性に迫る女子高生の話、古い洋画を紹介する小さな映画館の話、という短篇集。

    非常にヒネリの効いたオチがあり、「粋な」という言葉がピッタリだった。

    御茶ノ水、神保町界隈の実在のお店が多数登場するのも嬉しい。さぼうる、キッチン・カロリー、閉店したキッチン南海など。そういえば昔、三省堂書店の本店で逢坂剛氏を見かけたのを思い出した。

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    2021年07月29日
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

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    百舌の叫ぶ夜が面白かったので続編を読んでみた
    前作を超えるとは言えない&先の展開が若干読めるのがマイナスポイントだが、相変わらずのハードボイルドっぷりがたまらない
    それにしても主人公?倉木さんは毎度ボコボコにされ過ぎだろと突っ込んでしまう
    次作も読む

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    2021年04月02日
  • 砕かれた鍵(百舌シリーズ)

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    凄くよく出来た面白い話だと思います。刑事小説はこれだから辞められない♪
    でもこれは…賛否分かれるかなー?って感じです。MOZUファンではありますが…MOZUとして?

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    2020年12月28日
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)

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    長編と多忙が重なって1ヶ月かかりました。今回も真実は闇に葬り去れ、謎を残したかたちになりました。そして何より美希の肝の据わりように感服刺せられました。百舌シリーズ…ホント面白いです。

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    2020年12月28日
  • よみがえる百舌(百舌シリーズ)

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    百舌シリーズ4作品目☆死んだはずの百舌が、よみがえった?!百舌とバードウォッチャーの正体は?だんだんと関係者がいなくなる百舌シリーズ…どうなっていくのだろうか?という疑問が1番大きいが、美希と大杉の展開も、益々楽しみになってきた

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    2020年09月10日